9/7版
今日の真如堂?


梢が赤みを帯びてきた「花の木」

 9月に入ったとたん、まだまだ暑さが残っているとはいうものの、めっきり秋らしさが増してきたように感じます。

 今朝、更新ネタがないなぁと思いつつ、境内をブラブラしていると、マテバシイの大きな実がいっぱい落ちているのを見つけました。子供の頃はこの実を「大砲ドングリ」と言って、中をくり抜いて笛を作ったりしましたが、その頃の血が騒ぎ、ポケットがはち切れるぐらい一杯、実を拾って帰りました。

 「それにしても、ずいぶん早いなぁ」と思って、去年のこのコーナーを見ると、10/6にこのことを書いています。台風などが来ると、その後にはこの実を拾うのが楽しみだったのですが、今年はそういう訳でもないのに早い。どうしてなのでしょう?

大砲ドングリ(マテバシイ)の実。500円
玉と比べてみてください、大きいでしょう。
500円は拾ってきたものではありません。

 そう言えば、蝉が鳴き終えるのも早かったですし、木々の梢にも、もう紅葉の兆しが見えています。かといって、彼岸花は例年9/20頃に開花しますが、まだ軸さえ出て来ていません。植物の種類によって季節の受け止め方は違うのかも知れません。

 今、境内で咲いている花は、盛夏の名残の百日紅、芙蓉、6/27のこのコーナーでご紹介した「モクゲンジ」の丸葉の種類(オオモクゲンジ)、そして萩がボツボツ咲き出しました。

モクゲンジの実

 6月に咲いたモクゲンジ(栴檀葉の種)は、既に実が熟して落ちてきています。同じ属の植物でも、種によってこんなに違うのですねぇ。
 写真の一番真ん中にある、葉に種が付いたようなようなものが3枚集まって、左側の袋のような実ができています(実は各袋に1つです)。そして、これがブドウのように房になっていっぱい付いています。面白い実でしょう。

 しばらくはまた更新ネタに困る日が続きそうです。
 季節って、足早なときと、たたずんで動かないときと、いろいろですね。