今日の真如堂? |
お盆が近づいてきました。「儲かっていいですね」なんていう人がいますが、そういう発想しかできないのでしょうかねぇ? お盆は本当に辛いですね。ボクの寺(吉祥院)だけで250件のお宅を回ります。西は神戸、東は近江八幡辺りまでを、8月に入ったらすぐに回りだします。
最近、お盆というと休みになって遊びに行くための期間のように思っている人もいますが、そういうときこそ田舎に帰って、墓参りや、故郷の匂いをかぎながらいのちのつながりを体感するなんてことも大切ではないでしょうか。
「感謝」、食べ物への感謝、周りの人への感謝、自然や地球への感謝…そんなものを忘れて自分独りで生きている気になっている人が多いですね。お説教臭い?
境内には、総門の近辺を中心に、10数種、30本程の木槿(むくげ)の低木があります。それらのほとんどはここ15年ほどの間に植えられたものですが、それでも木槿の名所として真如堂が雑誌などにも載るようになり、この季節になるとカメラを持った人が増えます。
木槿は中国原産で、今では園芸用に品種改良されて、多くの種類があります。朝咲いた花は夕方にはしぼんでしまいますが、次々と花を咲かせ、秋口まで楽しませてくれます。
夏の暑い盛りに咲いているのは可哀想な気がしますが、一服の清涼剤の感もして、見ていると心が和みます。