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今日の真如堂?


 梅雨が終わりに近づく頃、境内に木槿(むくげ)の花が咲き始めます。
 境内には、総門の近辺を中心に、10数種、30本程の木槿の低木があります。それらのほとんどはここ15年ほどの間に植えられたものですが、それでも木槿の名所として真如堂が雑誌などにも載るようになり、この季節になるとカメラを持った人が増えます。
 木槿は中国原産で、今では園芸用に品種改良されて、多くの種類があります。朝咲いた花は夕方にはしぼんでしまいますが、次々と花を咲かせ、秋口まで楽しませてくれます。
 夏の暑い盛りに咲いているのは可哀想な気がしますが、一服の清涼剤の感もして、見ていると心が和みます。

 今月25日は寺宝の虫干しです。朝の9時から夕方4時まで、本堂に掛け軸など約200点を吊し、風を通します。冥加料として500円いただいています。雨天は中止になりますのでご用心。

 それでは美しい木槿の競演をどうぞ。