5/23版
今日の真如堂?


ご難続きの萩由利絵さんの「floating atmosphere ´97−12A」

 昨日の京都の気温は32.5度。今日は昨日よりちょっとはマシだということですが、うだるような暑さ。予想最高気温は35度。
 つい先日まで雨ばかりで、肌寒い日ももあったのに、これでは体がついていきませんねぇ。

 さて、前回お伝えした「公募『京を創る』」も明日まで。いろいろな人が見に来たり、知らずに来た人がビックリしたりという1週間でした。
 最初からずっと気の毒だったのは萩さん。初日前夜の徹夜の補修作業は、その後も続き、徹夜こそなかったものの、毎朝、空気を入れるコンプレッサーの音が境内に響いていました。

 一晩中、ガードマンが警備してくれていますので、かえって安心。夜に車で帰ってくると、赤や青のオブジェに、わかってはいるものの、ハッとしたこともありました。
 明日でなくなるのが、なんだか淋しいような…


かつては「幻の花」と言われた「七段花」

 さて、どの花も2週間ほど早く開花する今年ですが、紫陽花がだんだん咲いてきています。
 今咲いているのは主に和種のガクアジサイ系統。前々回お見せした「甘茶」「七段花」「濃紫」などが今盛りです。「盛り」といっても静かな花ですから、さほど目立ちませんが。
 もうしばらくすると、西洋種の紫陽花が咲き始めます。
 紫陽花はもともと日本の本州の海岸に自生するで咲くガクアジサイを改良していったもの。最近よく見かける豪華なアジサイ=ハイドランジアは、日本の紫陽花を欧米で改良したものを逆輸入したものです。
 こんな暑いお天気では紫陽花も可哀想。
 でも、今年の梅雨は早いそうですから、もうすぐ近畿も梅雨かな。紫陽花は喜ぶでしょうが…。

紫が美しい「濃紫」。そのまんまのネーミングですねぇ


 先日、うちの小さな池でモリアオガエルが産卵しました。泡のかたまりのような卵ですが、このお天気ですっかり干からびて来てしまいました。いつも最初の卵はうまく孵りません。まだ、これからでしょうから楽しみにしています。
 10日ほど前から、庭に直径2.5mほど、深さ50cmほどの穴を降り、小さな池をもう1つ作りました。セメントで固めて出来上がったのですが、屋根などの雨水を集めて、溝で引いてくる仕掛けなので、このお天気では水が溜まりません。待ちきれずに、井戸水を少し入れて、漏ったりしないか調子をみていたら、モリアオガエルが早速こちらの小池に引っ越して、石の影で鳴いています。水辺で、さぞかし涼しいでしょうねぇ、うらやましい。
 本格的に産卵したら、またお伝えしますね。