4/5版
今日の真如堂?


桜花とモミジの新芽

 「花冷え」とはよく言ったもので、ここ数日ちょっと冷え込む日が続いていましたが、昨日の土曜日、そして今日 日曜日は快晴のポカポカ陽気。今日はきっとすごい人出だと思います。

 夕べ、私の寺と塔頭のもう1ヵ寺がそれぞれ桜をライトアップして宴を催しました。私のところは社会福祉関係施設のスタッフが、もう1ヵ寺は檀家や近所の人たち。寒くもなく、とてもいいお花見でした。

 ライトアップを始めたのが3月末だったと思いますが、そのころはピンクだった桜の花弁もすっかり開ききって、白っぽくなって来ました。花自体は咲きそろうピンク色の頃の方が綺麗ですが、風に吹かれて散り染める光景もまた見事ですね。

 今朝8時頃、このページに使う写真を撮りに境内を散歩していると、さっそく花見の場所取りにゴザを引きに来ている人がいました。近所の人でしょうが、お休みの日の早くからご苦労なことです。日本人って桜には目がないですねぇ。いや、本当の目当ては食べ物とお酒にかな?
 写真を撮りに来ている人も、5、6人おられました。

桜花もあと数日のいのち


 4/2にこのページを更新したときにはまだ出ていなかったモミジの新芽が、いっせいに姿を見せ始め、散りゆく桜とどんどん新芽を延ばすモミジが入れ替わるような風情です。塔の下のモミジの新緑はちょっと澱んだような色に写っていますね。モミジの新芽は、出てすぐの開くまでは赤くて、またちょっと出たらすぐに赤い花を咲かせるのです。ですから緑と赤が混じって澱んだ色に見えているのです。

 桜もあと4,5日でしょうが、普通の桜が終わってしばらくすると、鐘楼横の八重桜が咲き出します。
 春は生物のいのちをまざまざと実感する季節ですね。