3/8版
 少しつぼみが膨らんだ桜(ソメイヨシノ) |
今日は快晴の春日和。この陽気に誘われて、数日前から草花が春に向かって動き始めました。
昨日、京都市内を車で走っていると、国道1号線の五条坂でソメイヨシノが1本だけ咲いていました。他の木はまだなので、その木はきっと勘違いしたのでしょうが、境内のソメイヨシノのつぼみも少し膨らんできました。
今年の開花予想は例年より少し早い目だそうですが、4月に入る前に咲き出しそうな感じです。
 青い花がオオイヌノフグリ。右下にタンポポ |
つい2・3日前に見たときには気がつかなかったのですが、小さいるり色の花、オオイヌノフグリの花が咲いていました。
この花はあまり目立たない花ですが、群生して、道ばたをるり色に染めていることもあります。
明治初期にヨーロッパより渡来した「舶来種」です。繁殖力が旺盛なのか、今ではどこでも咲いています。
写真の右下にタンポポのロゼットがあるのがわかりますか? 今日、近くの白川通でタンポポが咲いているのを見ましたが、境内ではまだまだ。ご存じのように、ロゼットの真ん中から総苞を付ける茎が伸びてきますが、それさえまだ見えず、葉も霜に当たったような色をしています。
でも、もうすぐですよ、きっと。
 スミレ 花を横から見ると「墨入れ」に似ている? |
このページの昨年12/21版でもお伝えしたように、スミレは12月から咲いています(きっと季節を間違ったのでしょう)。でも、やはり春近し。断然 元気が違います。
昨日開催した吉祥院の「メダカの学校」で、講師 久山さんが「“スミレ”という名前は、それを横から見た形状が“墨入れ”に似ていることに由来していると言われています」というお話をされました。
“墨入れ”“墨壷”とは大工さんが直線を引くときに使う、墨の付いた糸を摘んで離すと墨の跡が材木に付く仕掛けのものです。糸を巻く車と、糸をくぐらせて墨をつける平たい壷部分からできていますが、その“墨入れ”に似ているということです。
そう言われればそう見えないこともないですが、ちょっと無理があるかなぁ…。
春が来て花が咲くのは楽しみですが、だんだん草引きをしなければならなくなってきました。