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今日の真如堂?


 「1月は“いく”、2月は“にげる”、3月は“さる”」といいますが、あれよあれよという間に今日で1月も終わり。1年の1/12が終わってしまいました。何をしてたんだろう…

 境内はさみしい有り様です。
 草引きの心配をしなくてもいいのはこの季節だけですが、今、雑草の消えた地面からはえているのは彼岸花の葉。
 秋の彼岸の頃に咲くこの花自体はご存じの方も多いでしょうが、葉はずっと遅れた晩秋から顔を出します。一見雑草のようですから、そうと知らない人は苅ってしまったりすることがあるのですが、こんな寒くて日の短い時に養分を蓄えて、あの花を咲かせるのですね。

スイセンの上に白い梅の花が咲いているでしょう


 今、スイセンも見頃です。といっても、境内のある場所にわずかに咲いているだけですが、今年は12月から咲き出し、今しばらくが最盛期のようです。あの控えめで可愛い花弁、甘い香り、ボクの大好きな花の一つです。

 この写真、スイセンと梅が一緒に咲いているのがおわかりいただけますか?
 以前、このコーナーでお伝えしたように、今年は12月から梅の花が咲き出し、お正月には5分咲きほどにもなりました。
 学問の神様・北野神社の梅は有名ですが、ここでも例年よりずいぶん早く梅園を公開されたようです。いつもの年よりほぼ1カ月早い開花ではないでしょうか。
 梅や寒椿、そしてその下にスイセン。冬枯れの境内もよく見れば花がたくさん咲いています。

 もうすぐ節分。真如堂では特別な行事はありませんが、一山隣の吉田神社の神楽の音が風にのって賑やかに聞こえてくるでしょう。