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今日の真如堂?



寒肥を施す穴があちこちに
   暖冬の今年も昨日今日やっと冬らしく冷え込むようになりました。関東地方は大雪で大変でしたね。暖冬の方が雪が降るとか、天気予報で言っていましたが…。
 境内では、木々に寒肥を施す作業が行われています。
 いくら自然の立木だとはいっても、やはり手入れをしてやると、春の新緑や秋の紅葉も違ってきます。
 境内の土は痩せていて、その上堅く踏み固まってしまっていますので、こうして寒肥を入れてやったり、落ち葉を燃やした灰を撒いたりして、土壌を改良してやることが不可欠になってきます。
 おまけに、酸性雨の影響でしょうか、立ち枯れや枝の枯れ込みが増えているような気もします。ですから、枯れた枝を落としたり、肥料をやるという今の時期のメンテナンスが余計に大切な作業になってきます。

 昨年の晩秋から思っているのですが、今年は鳥の様子もちょっと変ですね。
 いつもなら柿が赤く実る頃、「美味しそうになってきたらか、明日取ろうかな」などと思っている矢先、ヒヨドリに先を越されることがよくありました。ところが、今年はヒヨドリがまったく来ないのです。
 ちょっと古くなったような果物でも庭木の枝などに刺しておいたら、今までは鳥たちが必ずきれいに食べていました。それも、今年は腐るだけ。どうしたんでしょうねぇ。他でもそういう話を聞きました、
 ヒヨドリは年中通している留鳥ですから、暖冬とはあまり関係ないとは思います。今年はピラカンサスや南天などの実がたわわに実っていますから、食べ物に不自由していないのかも知れませんねぇ。それとも残り物の餌ではダメ? どなたか鳥に詳しい方、教えて下さい。
 かわりに、カラスの群が高い木から墓所のお供えなどをねらって様子をうかがっています。カラスはゴミ箱をあさったり、何が面白いのかお墓の花を次々抜いて回ったりして、本当に困ってしまいます。

 今から節分過ぎ頃までが一番寒いですね。風邪などひかれませんように。