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 雨の「涅槃の庭」 |
祇園さんの山鉾巡行も、昨日、晴天のもとに行われました。
例年、宵々山や宵山が夕立にあったり、巡行も天気が危ぶまれることが多いように思いますが、今年はそういう心配もなく、照りつける日差しも真夏のそれよりも柔らかく、祇園祭には最高の日和だったように思います。
5月の連休が終わってしまえば祇園祭までは京都を訪れる観光の方は少ないようですが、祇園祭そして夏休みを契機に、また少し増えるようです。
でも、皆さんご存じのように、京都の夏の暑さはまた格別。盆地で風通しが悪いため、肌にまとわりつくような湿気の高い日々が例年は続きます。ハンカチなどで仰ぎながらお寺を訪れてくださる人を見ると、気の毒に思います。
ところが今年はちょっと例外。今月初旬の強い雨以来、雨らしい雨はなく、湿度もさほど高くないような日々でした。もうすぐ「梅雨が明けた模様です」というようなハッキリしない梅雨明け宣言が聞かれるのでしょうか。
今日はしとしと雨。久々の潤いのような気がします。庭の苔も生き返ったように元気になり、生き生きとした緑を楽しませてくれています。
いつもは涅槃の庭から見える大文字山も、今日は霞んで見えません。
あと、1カ月もすれば、五山の送り火。涅槃の庭から精霊送りの火を拝むのも風情のあるものですね。
 空を舞うトンボ(黒い点々がトンボ) |
雨を待ちこがれている我々真如堂の「下水管工事人」にとっては、こんなシトシト雨は物足りません。被害が出ない程度の強い雨が一度降ってから、ハッキリ梅雨明けして欲しいですね。
週明けから学校は夏休み。ラジオ体操の音楽や蝉取りの子供の歓声が聞かれるようになるでしょう。
上の所までで一旦更新したのですが、午後、2階から外を眺めていたら、トンボの群が空を旋回していたのを見つけましたので、追加します。
何トンボかわかりませんが、100匹以上はいるでしょう。写真で見るとゴミのようにしか見えませんが、10〜20メートルほどの高さの所をグルグル回っています。何か意味があるのでしょうか?