4/25版

今日の真如堂?


本堂南側の藤。去年より10日ほど遅れているかな

 ドンヨリした空から時雨がパラパラ降ったと思えば、一転して陽が射すこともある…ここ数日、不安定なお天気が続いていますね。東北は悪天候とか?

 1週間で境内はすっかり若葉色。本堂前の「花の木」が一番遅れて、今、葉を広げつつあります。
 花は咲き乱れ、若葉と「百花繚乱」の世界。ちょっと大げさかなぁ。ツツジが今週あたり満開。八重桜、ドウダンツツジ、なごりの馬酔木、山吹、白山吹、シャガ…。露地に目を落とすと、タンポポ、種がこぼれたのか 忘れな草、なんだっけ…名前を忘れてしまいましたが、とにかくいっぱい咲いています。
 たまたま去年の今日、このページを更新していますが、去年の方が10日ほど季節が早く進んでいるように思います。下のメニューから見てみて下さい。

鐘楼の回りを取り囲む八重桜。今が盛り

 5/9、真如堂の53世の貫主の晋山式(しんざんしき)が執り行われます。今、本坊は毎日大わらわ。畳替え、修繕工事など、埃だらけ。でも、何せ古い上に安普請の建物。キリがありません。畳の搬入を避けながら、拝観の方に庭を見ていただいていますが、廊下はかんなや鋸の屑が、掃除しても掃除しても出てきて、拝観の方の靴下に付いて回っています。
 「冬の旅」が終わってから、職員による案内・説明をさせていただくようにしていますが、それもどうにかサマになってきました。人によっては、庭でゆっくりしたいと言って、小一時間座っている人もあります。本坊説明役のおじいさんは、「『ゆっくりさせてください』と言って座ってはります」と、自分はもっと説明をしたいと不満顔。
 「下手でもいいから嘘は言わないように」と頼んでいるのですが、時々ちょっとおかしな事を説明する職員もいて…。まぁ、タクシーの運転手さんよりはマシかなぁ。


 昨日は20人ほど、今日も4〜5人の方が境内で写生をされています。緑陰でゆっくりと写生するのも気持ちがいいでしょうねぇ。

 草原をガサガサと歩いて帰ってきたら、服にアリがいっぱい付いていて、急いで着替えました。アリも春は忙しいのかな? 茶所前の石畳では、アリが巣作りのために掘り返した茶色い土が至る所に見られます。

 もうすぐ連休ですね。ご予定はいかが?