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今日の真如堂?



桜の花びらの花紋

 夕べは台風かと思うような雨、風の大荒れの天気。一転して、今日は穏やか。風で澱んだ空気が吹き飛ばされたのか、今朝は京都市内や西山がよく見えます。
 「明日ありと 思う桜の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」(親鸞聖人) まさにこの歌の通り。一日雨だった昨日ですが、ここ数日の冷え込みで、桜の花も何とか面目を保っていました。でも、今朝は…。写真のように多くの花びらが散って、雨に流されました。しだれ桜はすっかり葉桜に。
 でも、境内は花盛り。馬酔木、サンシュユはそろそろ終わり。ドウダンツツジ、山吹、スミレ、椿、そしてモミジやカエデのの新緑がそろそろ始まります。もうしばらくしたら、鐘楼の回りの八重桜は本堂脇の藤が咲き出すでしょう。
 先週は杉の花粉がいっぱい飛んでいました。廊下などがうっすら白くなるぐらい。屋根に落ちた杉の雄花の粕が、樋にぎっしり詰まっています。花粉症の人はこういう話を聞いただけでダメらしいですね。ゴメンナサイ。

もみじの花

 本格的な春の到来に誘われて、カエルが鳴き出しました。早いですねぇ。カエルというと梅雨とか夏とかいう印象ですが…。
 雑草が一気に芽を出しました。雑草との格闘の始まりです。いや、「格闘」ではありませんね、どうしても勝てる相手じゃないし、どちらかというとボクは雑草とはお友達。「草引き療法」発案者ですから。

 来月の貫主晋山式に向けて、本坊は畳替えや襖の張り替えなどがしばらく続きます。新年度・新学期ということもあって、気分的には毎日慌ただしいですが、気持のいい緊張の季節でもありますね。

 選挙、もう行かれましたか?