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今日の真如堂?
大涅槃図。左の人はパンフレットの写真と見比べている?
今日は小雪が舞う寒〜い日。出会う人との挨拶は、「また寒くなりましたねぇ」。春に向かいつつ、また逆戻りかぁ…。
京の街では、車椅子駅伝が行われ、その中継?のへりの音がけたたましい。ロードレースは、京都の寒期の風物詩です。
今日、明日からの正式公開にそなえて本堂に大涅槃図を展示し、早速、「冬の旅」の拝観者に見ていただくようにしました。
吊すのには最低4人はいる大きなもの。製作されてから300年近く経ち、傷みが目立ってきましたが、色彩はきっと衰えていないのでしょうね、きれいです。
先週頃から「冬の旅」の参加者も急に増え始めました。冬の底枯れ対策として始まった「冬の旅」ですが、やっぱり厳寒期は誰もわざわざお寺などに行きたくはないのかなぁ。ボクだって、足の底から凍えそうなお寺の廊下など歩きたくないですもの。
段々増えてくる「冬の旅」拝観者
しかし、ガイドさんも大変ですねぇ。丁寧に説明したつもりが、「急いでいるのに説明が長い」とお叱りを受けたり…。
本堂北側の大きな馬酔木の花が咲き出しました。小さいスズランに似たような花です。
先日、何かの雑誌に「アケビ」と紹介されていたので、訂正を求めて電話したところ、「スミマセン。電話取材で聞き間違えたみたいです」との答え。アケビの花は確か時計草のような花。馬酔木とはぜんぜん違います。
定期観光バスで拝観に来る人は、サッと来て、サッサと去って行くだけで、こういう小さな花が咲いたということは気にも留めません。惜しいなぁ…。カワイイ花なのに。
「1月は行く、2月は逃げる」とか言いますが、本当に時の経つのは早いですねぇ。
明日から3月か…。「冬の旅」もあと2週間ちょっと。その後は何を展示しようかなぁ…。
思い返せば、怒濤のように忙しい2カ月でした。