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2018年9月の日記

台風最接近
 午前中は雨も降らず、風も3〜4メートル程度。今朝の法事を昨日に繰り上げて勤めたのに、今朝の方がお天気がよかったです。トホホ。

 台風への備えは昨日しておいたので、今日は室内の片付けと、僧衣などを冬用に切り替える作業をしました。「 不要不急の外出は控えるように」とTVなどでも繰り返し言っているからでしょうか、訪れる人は誰もナシ。作業に集中できました。

 お昼になっても、ちょっと風が出てきた程度。一所懸命備えたのに、何だか拍子抜けです。

 3時頃から少し雨が降り始め、風も少し出てきました。9時頃に最接近したのでしょうか? でも、この前の台風の強烈さとは比べものにならない程だったので、「これなら大丈夫だなぁ」と感じました。古い記録を調べるのに没頭していたら、雨風の音はまったく気になりませんでした。

 結局、一番風が強かったのは、台風が通り過ぎた後の吹き戻しの風。10時16分、24.4メートルの北西の風でした。

 明日の朝は、植木鉢がひっくり返っている程度でしょう。無事でよかったぁ。

〜 静かに咲く木槿一輪 〜
2018年9月30日(日)  No.5566

秋雨前線通過
 夜明け前から本降りの雨が降り出しました。台風の雨ではなく、その前にまずは秋雨前線の通過による雨。

 明日の10時に法要を予定されているお家に、「明日は危ないかも知れないので、今日の午前中か2時以降にお参りになってはいかがですか?」と電話をしました。参列者はご夫婦だけ程度だとわかっていたので、可能ならば今日に変更されたほうが安全だと思ったからです。

 「今から伺います」とお返事をいただいたので、午後の法事のためにしてあった準備を、急遽、これからお越しになるお家向けに替えました。お勤めをした後、墓回向。結構濡れました。

 1時の法要の方が、12時にはお越しになりました。大阪からお越しになるのに、用心して9時半に家を出て、少し時間潰しをされていたそうです。お勤めをして、お墓で拝んで、またかなり濡れました。化繊の法衣に着替えておいてよかったです。

 「もう台風は来ていりませんね」と、会う人会う人と話しました。南海上で熱帯低気圧だったものが台風25号になりました。消えてくれますように・・・。


 秋雨前線が通り過ぎたので、夕方には雨も上がりました。風もまだ吹いていません。

 外回りの備えはそこそこ済ませてあるので、家の中で夏物から冬物へ模様替えをしました。夏用の座布団カバーを外したり、法衣を冬物に替えたり、ついでにいろいろと片付けをしました。

 明日は法事もなくなったので、ほぼ一日家の中の片付けでもします。

〜 境内はキノコがいっぱいです 〜
2018年9月29日(土)  No.5565

台風への備え
 金木犀の香る秋晴れの日。雨の多い今月では、貴重な晴れ間です。

 今日の夜中から台風の影響が出てきそうなので、排水路などを再点検し、ゴミなどを取り除きました。先の台風の後、樋などは掃除したので、一応大丈夫なはず。

 境内の倒木はまだ後処理が終わってなく、堂塔の瓦の修理も進んでいません。多くの方が、「下見にも来てくれません」と仰っている現状で、誰もが「台風はもう懲り懲り」と思っていた矢先の再来です。

 飛行機から台風の目に向けて何かを投下して、無力化か弱体化させるような技術を開発して欲しいものです。

 消防署にお勤めの方の法事が30日に予定されていたのですが、急遽出勤しなければいけなくなったそうで、延期となりました。予想通りです。


 前住職の御供にいただいた胡蝶蘭がいっぱいあります。夏の暑い時の管理不行き届きで、多くは根腐りしてしまいましたが、元気そうなものを植え替えました。

 胡蝶蘭は、ビニールポットに水苔で蒔いた株を入れ、それを3つほど合わせて植木鉢で仕立てて支柱が立ててあります。既にビニールポットの状態で10株ほど保管してあったのを、根を整理して水苔で巻き直し、素焼きの鉢に収めました。

 胡蝶蘭の世話をするのは初めてなので、上手く育つかどうかはわかりません。10鉢は多すぎるので、3鉢ほどでも育ってくれればちょうどいいです。

〜 見頃を迎えている萩 〜
2018年9月28日(金)  No.5564

ミシン掛け、終了
 朝まで雨が残りました。9月に入ってからは、3日に2日は雨が記録されています。次の台風で、また強い雨が降りそうです。

 お彼岸は昨日で開けましたが、今日も墓参の方が来られるので、ミシン掛けをしながら待機。ミシンにもだいぶ慣れてきましたが、慣れた頃には終わり。寸法が間違っているという大きなミスがありましたが、無事に縫製を終えました。

 現場に持っていって仮に吊してみましたが、遮光もバッチリ! あとは建物に傷を付けないようにしつつ、カーテンを簡単に付け外しする方策の検討です。しばらく頭の中でシミレーションすることにします。

 門の外に蒔いたレンゲの種が発芽しました。ムラがあるので、残しておいた種をあまり芽の出ていないところに追加で蒔きました。もう少し大きくなったら、きれいな緑の野原になりそうです。台風の被害を受けませんように・・・。

〜 レンゲの新芽いっぱい! 〜
2018年9月27日(木)  No.5563

カーテン縫製
 雨の日が多くて、あっという間に草が生えて伸びていくのが気になっていました。

 朝の天気予報を見て、除草剤を撒くことにしました。予報では夜6時頃から雨。除草剤は7時間ほど経てば効果があるはずなので、これなら大丈夫と判断したのですが・・・午後2時頃からいきなり本降りの雨。ぎりぎり7時間は経っていますが・・・残念。

 10時からの親籍のお寺の葬儀に参列。帰ってからは、墓参の方の対応。ぼちぼちお参りになりました。

 雨が本降りになってきてからは人足が途絶えたので、‘お裁縫’をしました。

 「メダカの学校」では、最近、約半数の講師がプロジェクターを使われます。真っ暗にしなくても画面は見えるのですが、少しくらい方がはっきり見えるので、これまでは屏風や外したふすまを立てて遮光をしていました。でも、なかなか大変ですし、バタバタしますし、建物などにうっかり傷を付ける危険もあるので、布で遮光することにしました。

 西日も当たる場所なので、遮光率99.99%以上という「1級遮光」の生地を購入。カーテンレールなどは付けられないので、バーに生地を付けて、使う時だけパッと引っ掛けることにしました。

 バーは、葬儀の帰りに、百均の園芸用の支柱を購入しました。生地も糸も準備済み。あとは裁断と縫製。まずは、1.5m幅×6m長の生地を3等分。生地を切るのって緊張しますねぇ。何度も計算して確かめて鋏を入れました。

 ミシンを使うのは久しぶり。使い方もすっかり忘れてしまいました。マニュアルを読みながら下糸を巻いてセットし、先ずは縁かがり。生地が少し分厚く、折り目が付きにくいので苦労しました。芯地も入れず、ヒダモ付けないので縫うだけなので、簡単なはずなのですが・・・。最初はまち針を打っていましたが面倒なので、行き当たりばったりでゆっくり縫いました。ミシン目が多生フラフラしていますが、服などではないのでノープロブレム。

 結構大変で、結局、1枚も完成しませんでした。次の「メダカ」は来月6日。それまでには何とかなるでしょう。

〜 ミシン作業中 〜
2018年9月26日(水)  No.5562

お天気ぐずつく
 早朝から雨が降り始め、10時頃までは降っていました。雨が上がってから落ち葉掃除を始めたら、墓参の方が次々と来られて、掃除は放ったらかし。昼前に何とか終わらせました。

 その後墓参の方はぼちぼちでしたが、本堂で行われるコンサートにお越しになった方が開演前や終演後に3組立ち寄ってくださり、久しぶりにお目に掛かる方もあって懐かしくお話しさせていただきました。

 夜は、親戚関係に当たるお寺のお通夜。91歳の尼僧さんでしたが、もう20年ほどお目に掛かっていませんでした。内々でということで、参列者もごくわずか。独りでお勤めをされるというので、急遽脇に付いて、一緒にお勤めさせていただきました。

 3連休の疲れが抜けなくて・・・今頃出てきて、ちょっとくたびれモードです。

〜 半枯れの大きな蓮の葉に大きな水滴 〜
2018年9月25日(火)  No.5561

一番忙しい?
 3連休の最終日。お天気が崩れると思っていましたが、ずいぶん晴れ間もあって、気温も29度近くまで上がりました。

 他の塔頭は、昨日、彼岸法要を営んでいるので、今日の境内はそれほどの人や車は見られませんでした。自坊では、この3日間、それぞれに御回向する形を取っているので、今日のほうがお参りが多かったようにも思います。

 お中日は車もいっぱいで、墓所の水を汲むにも行列ですが、今日は車も置けるし、ゆっくりとお墓参りも出来ます。弟子には葬儀に行って貰ったので、今日はボクひとり。10時過ぎから1時頃まで、ほぼ切れ目なく御回向をさせていただきました。檀家さんとお話も出来ましたし、よかったです。

 ただ、立ったり座ったりで、足も腰もガクガク。気持ちは満足、体はガタガタです。

 夜は過去帳を何冊もひっくり返して調べ物。2軒の家に婚姻関係などがあって、かつては親戚付き合いをされていたようなのですが、今は行き来も途絶えてお互いに面識もなくなっています。‘墓終い’の準備のために、‘どちらのお墓なのか’を調べておく必要が出てきたのです。

 昔は養子縁組をしたりして、関係が複雑です。過去帳には、「○○之倅」とだけで実名が書いてないこともあり、人の特定が難しいことも少なくありません。取りあえずは、過去帳から該当する記述を探し出して、判断材料集め。予想外のことも書いてあったりして、なかなか面白い作業です。しばらく続きそうです。

 中秋の名月は、まったく見えず。昨日も一昨日も綺麗に見えたので、それで十分です。

〜 花水木の実も色付く 〜
2018年9月24日(月)  No.5560

彼岸中日
 彼岸の中日。お天気もまずまず。

 お天気でよかったのは区民運動会。7時頃にテント建てだけにいきました。いつも配達してもらう果物屋さん、檀家さんの孫の郵便局長、以前通っていた整体院の院長さんなど、知った顔が多く、「今日は彼岸の中日なので・・・」と言い訳をしながら帰ってきました。

 自坊では秋には「彼岸法要」のようなまとまったお勤めはせずに、来られた方それぞれに仏前で回向しているので、人足は三々五々。それでも何軒も固まる時もあれば、しばらく人が途絶える時もありました。

 10時頃から1時頃までは、境内が満車状態になってしまうので、運転する人だけを車に残して墓参というお家も何軒かありました。毎年のことなので、案内状にもそういう状態になることを書き添え、他の都合のいい日の墓参もお勧めしていますが、中日でないと参った気がしないという方もおられます。

 2時頃からはお参りも少なくなり、3時で回向は終了。また明日です。

 6時から城陽市でお通夜。普通だったら1時間足らずで行けるのですが、相当道が混んでいるようなので、4時前に出かけました。
 予想通りの大渋滞。抜け道を通ろうとしたら、イベントで通行止めなどもあって、相当無駄な動きをしつつ、1時間半掛かって式場に着きました。やれやれです。帰りはスイスイ走れて、50分足らずで戻って来れました。

 さすがに忙しい1日でした。

〜 赤と黄色の‘彼岸花’ 〜
2018年9月23日(日)  No.5559

3連休
 今日から人によっては3連休。リタイアされた方は‘サンデー毎日’かな?

 秋のお彼岸(今年は今日から3日間)は、自坊では‘彼岸法要’のようなせずに、墓参になった方に仏間にお参りいただいて、各家ごとに回向をさせていただきます。
 「ちょっと急ぎますので」という方もおられるので、実際に回向させていただくのはお越しになった方の40%ぐらいでしょうか。

 その間はずっと待機し、お越しになったら御回向。ボーッと待っていてもしかたないので、待ち時間にはいろいろな‘内職’。でも、不思議と来られる時は一気に集中します。
 今日は午前中は忙しかったですが、午後からはパタッと人足が途絶えました。午後は一気に天気が回復したのですが・・・。なかなか人の動きは読み切れません。

 午後、誰も来られないのを見計らって、「今日の散歩道」の写真を撮りに境内に行きましたが、僧衣のままなので動きにくいし目立つしで、とてもやりにくかったです。

 予定は3時まで。終わって、区民運動会の会場へ行って、町内のブースにテントを建てました。場所のやり繰りの関係で、今年はよりによって彼岸の中日に運動会になりました。手伝えるのはテント立てぐらいです。

 さぁ、明日は忙しいぞぉ。

〜 あまり咲かない酔芙蓉 〜
2018年9月22日(土)  No.5558

花咲爺
 早朝、雨が小やみになるのを待って、門の外にレンゲの種を蒔きました。その場所は春になると小さなレンゲの原っぱになりますが、前の年のこの時期に種を蒔いて咲かせているのです。

 まだ薄暗い中、種を入れたボールを小脇に抱えて種を蒔く姿は、我ながら「花咲爺さんやなぁ」と思います。
 種が固まらないよう、ばらけるように蒔くのは、なかなか技が要ります。レンゲの種は結構粒立っているので蒔きやすく、地面に落ちる時にはサラサラと音を立てます。それがまた快感です。

 あっという間に2キロを蒔き終えました。数日すると緑の芽が一斉に吹いてくるでしょう。楽しみです。


 今日は、彼岸の墓参の方が多いのに加えて、某企業グループの社長さん方が参列しての慰霊法要や東山のお寺で恒例の大般若があったりと、結構忙しかったです。

 東山のお寺では、先日の台風で豊臣秀吉の御手植えといわれるヤマモモの、太さ70〜80センチの枝が折れて築地塀を壊したそうで、まだブルーシートが掛かったままでした。
 いろいろなお寺を訪れても、まだ復旧は半ばで、取りあえずの応急処置がしてある程度。完全復旧には、おそらく年内いっぱい掛かるでしょうねぇ。

 改めて被害の大きさを思い知らされています。

〜 レンゲの種を蒔いた原っぱ 〜
2018年9月21日(金)  No.5557

雨の彼岸の入り
 朝、次第に雨が強くなりました。

 今日は彼岸の入り。遠方でお参りできない方などのお墓に塔婆を上げて回りましたが、線香を供えるにも雨で消えてしまってダメ。一時は道が川のようになっていました。

 「こんな雨だから、お参りになる方はほとんどないだろう」と思っていましたが、さにあらず。天気など関係なく、彼岸の入りの日にお参りされる方もおられて、ポツリ…ポツリ…とお越しになりました。

 雨は夜まで止む間もなく降り続きました。最高気温は21.9度。1か月前と10度以上も違いました。

〜 雨の墓地。東山が霞んで見えません 〜
2018年9月20日(木)  No.5556

毛虫にやられる
 カラッとした秋晴のいい天気になりました。最高気温は30度を越えましたが、湿度が低いので過ごしやすかったです。

 今日も墓参の方が多目。彼岸の入りはいつも墓参が多いのですが、明日が雨なので、今日に前倒しという方も増えるでしょう。

 たくさんの人がお越しになる前に、最近、開きにくくなった玄関の引き戸の調整をしました。台風など雨が多くなた頃から開きにくくなったので、湿気で木が膨らんでいるのだろう、天気が回復したら直るだろうと様子を見ていましたがダメなので、調整することにしました。

 戸は幅が135センチほどあるガラス入りの木製。かなり重たくて、外して横向けにするのがまず一苦労。鑿で擦れている部分を削って、はめて様子を見て、また外して調整。何とかよく滑るようになりました。もう60年ほど開け閉めていているので、戸車も交換しなければいけません。またこの次に。

 来客対応をしながら、やっと塔婆を書き上げました。彼岸の入りに間に合いました。

 夕方、生ゴミを堆肥化するコンポストから堆肥を取り出すことにしました。自坊には160L、100Lと、ゴミペールの底の抜いた自作の3つのコンポストがあり、生ゴミなどはできるだけここに入れるようにしています。

 160Lの一番大きなものには昨秋以降ゴミを入れていないので、完熟堆肥になっているはず。開けて見ると、生ゴミなどは原形を留めないほど腐って水分も抜け、虫などもほとんどいません。臭いもあまりしません。

 とりあえず畑に運んで、積み上げました。粉砕機でチップにした枝葉も積み上げて腐葉土化しているのと合わせて、畑の土もだんだんよくなっていきそうです。

 作業のどこかで、毛虫にやられました。昨日、薬散して毛虫を退治しておいたつもりでしたが、どこかに潜んでいたのでしょうね。それほどひどくはなくて助かりました。

〜 畑に積んだ堆肥と100Lコンポスト 〜
2018年9月19日(水)  No.5555

思う存分
 お天気が回復し、今日・明日は雨も降らないようなので、朝7時頃からから植木屋三昧。薬散、刈り込み、草刈りなど、5種類のエンジン・電動機器を使って、夕方近くまで植木屋をしました。

 門の外の草地には、そろそろレンゲの種蒔きをしなければなりません。でも、台風で折れた細かい枝葉がたくさん散らばっていたので、まずはその整理。草刈りもした上で、枝葉と共に燃やしました。

 草刈りをする時は、彼岸花に気を遣います。彼岸花の花茎はとても弱く、草刈りの時に小石が跳ねて当たっただけで折れてしまいます。よほど注意してやりましたが、今日も2本折ってしまいました。

 彼岸前ですが、墓参も結構来られました。草刈りをしている時に急に塔婆を書くことになりましたが、エンジンの振動が手に残っていて震えたような字になってしまいました。スミマセン。

 爽やかな天気の中、思う存分に作業が出来たので、今日は大満足でした!

〜 蝶のとまった彼岸花 〜
2018年9月18日(火)  No.5554

夜間頻尿
 最近、愛猫さくらの夜間頻尿が目に付くようになりました。飲む水の量も、暑い盛りを越した後になってから増えています。腎臓の病気や膀胱炎かも知れないと案じていますが、別に具合が悪そうでもなく、食欲もいつも通りなので、しばらく様子見です。

 さくらは夜中にオシッコをすると、トイレの砂が汚れたので掃除をして欲しいと訴えに来ます。掃除をするまで泣き続けます。夜中に3回トイレに行くとすると、必ず3回は起こされます。

 それにプラスして、夜中に寂しくなると、ゴロゴロ言いながら枕元にやってきて、撫でてくれと求めます。満足いくまで撫でてやらないと、前足で顔などをチョンと突いてきて、「もっとやって!」と請求します。寝る前に充分遊んでやっても同じ。以前からずっとこういう感じです。

 ですから、トイレで起こされ、撫でて欲しいと求められて、一晩に何度も目が覚めるのです。もともとボクは眠りが浅く、小さな物音がしてもすぐに目を覚ますので、ぐっすり寝たという実感が久しくありません。さくらは昼寝ばかりしていますからいいですが、こっちは実に堪えます。

 生まれて間もない仔猫を拾ってきて13年5か月。さくらも歳を取りましたが、ボクも歳を取りました。

 朝まで1度も目が覚めることなく、ぐっすり眠りたい・・・。

 3連休の最終日。今日も‘お彼岸’のお参りが多かったです。

〜 美味しそうに色付いた山法師の実 〜
2018年9月17日(月)  No.5553

‘一件落着’
 天気予報が雨から曇りに変わって、実際は曇り時々晴れとなりました。蒸し暑いですが、雨続きだったので、少しでも晴れ間があったのは有り難かったです。

 法事が2座。うち1座では、墓終いをして、その‘ご遺骨’を合祀墓に納めました。

 隣同士で2基あったお墓の片方を整理されたのですが、建ててまだ50年ほどなのに、いろいろ複雑な事情があって、何が納められているかがよくわからないとのこと。前もって墓石を解体した時に出てきたのは、広告がプリントされたビニール袋に入った粒の粗い砂とむき出しの総入れ歯でした。

 ご遺骨がなかったことに、参列されたご家族3人とも唖然。家族の話の中でも、本当のご遺骨がどこへ行ったのか、誰がこの砂と入れ歯を納めたのかは解明できませんでした。

 「この砂をご遺骨だと考えて合祀をし、気持ち的にもこれで終わりにしましょう」と提案して同意を得ましたが、問題は入れ歯。樹脂製の入れ歯は土に還らないので合祀墓には入れられないと10日以上前に電話で伝えてありましたが、ここに来てまたそれをどうするという話になりました。

 持ち帰って自分が火葬される時に棺に入れて欲しいというご主人、誰の入れ歯かわからないと仰る奥さん、持ち帰るのには反対のご子息。電話の時に寺で処分できますと伝えてあったのですが、もう一度説明。二転三転した末、結局、寺で他の位牌などと共に拝んで焚き上げるということで納得していただきました。

 話だけで1時間掛かりました。このお墓は、先の世代の不幸な家族・親族間の象徴のようなもので、ずいぶん長い間、家族間の懸案でした。今までに何度もお話を聞かせていただき、お墓の整理の話も浮かんでは消えを繰り返してきましたが、やっとこれで‘一件落着’。物理的にもお気持ち的にもスッキリされたと思います。

 ボクも長い間関わり、今回はお骨(砂)を入れる布袋を手縫いしたり、入れ歯を掃除したりしましたので、合祀墓への納骨を終えて、とても達成感がありました。よかった、よかった。

〜 白い彼岸花とガードの棒 〜
2018年9月16日(日)  No.5552

法事に遅れる
 朝、泉涌寺近くまで月参りに伺いました。9時過ぎに自坊を出て東大路を真っ直ぐ南へ向かいましたが、途中から大渋滞。反対車線の北向きは、もっと渋滞していました。「こんな時間に、両方向とも詰まっているなんて、どこかで事故かな?」 東大路から五条へ東行する道をパトカーが遮断していました。

 読経を終えての帰路、東大路を北向したら大渋滞にはまってしまうと思い、細い裏道を左右折を繰り返しながら進みました。多少は混雑していましたが、タクシーや地元の人しか知らない道なので、比較的スムーズに動きました。

 ただ、往路に時間が掛かっていたので、自坊に帰り着いたのは法事が始まる11時を10分ほど過ぎてしまいました。「少し遅れます」と連絡しておいたので、事なきを得ましたが・・・。

 しばらくして地元紙のネットニュースを見たら、山科の国道1号(五条通)で、午前7時15分頃にトラックと乗用車など計4台が絡む事故があり、午前10時まで全面通行止めとなって、渋滞が発生していると出ていました。
 やっぱり、そうだったのかぁ。五条を通れなくなった車が三条に迂回したため、東大路が南北とも渋滞したのかぁ。

 午後からは「今日の散歩道」の更新と塔婆書き。雨が多くて、境内にはきのこがいっぱい生えていました。

〜 本堂前のきのこ 〜
2018年9月15日(土)  No.5551

専念
 今日は降ったり止んだり。

 伏見まで月参りに行った他は、ずっと彼岸の塔婆書き。墓参に来られる方が日に日に増えて来たので、早く書き上げなければなりません。

 ここ数日は塔婆書きにほぼ専念しているので、肩凝りと目がショボショボ気味です。時折ブレイクをして、子メダカを探しみたり、剪定鋏を持ってパッチンしてみたりしました。

 明日も雨の予報。雨の方が塔婆書きに集中できていいです。

〜 蓮の実の代わりに雨水 〜
2018年9月14日(金)  No.5550

メダカの‘ブリーダー’
 彼岸の塔婆書きの合間に、ちょこっと植木屋をしたり、メダカの‘ブリーダー’をしたりの1日でした。

 蓮を育てている鉢には、ボウフラ除けにメダカが飼ってあります。メダカは動くものは何でも口に入れるというほど貪食で、ボウフラはまったく湧きません。ところが、動き回るメダカの稚魚までも、食べてしまうのです。

 お盆の棚経に回っていた時、趣味でメダカの世話をされている方から、鉢に入っている水草を採って別の容器に移して1週間ほどもすると、藻に付いていた卵が孵って子メダカがたくさん増えるということを教えていただきました。

 今までは、親と一緒の鉢では大きくなるまでに食べられてしまったり、網で採ろうとしてもなかなかうまくいきませんでした。でも、この方法だと別の容器は子メダカばかりで食べられる心配もありませんし、餌も細かいものを与えられるので、育つ確率が格段に上がりました。

 今日は藻だらけの容器にいる子メダカを別の鉢に移し、子メダカ専用の‘居住空間’を作りました。

 子メダカといっても、大きさはいろいろ。針の先ほどの子もいれば、少し大きく育った子もいます。杓で子メダカを水ごと掬って、子メダカに気をつけて水を捨てながら、別の容器に移していきました。目を見開いてじっと水を凝視し、針のような子メダカを探すのは、地味ですがなかなか面白い作業です。見つけた時はうれしいですねぇ〜

 そうして何十匹もの子メダカを別容器に移しました。こういう鉢をいくつも作っていくと、どんどんメダカが増えるのですね。

 4月に生まれた金魚は、最終的には10匹ほどになってしまいましたが、成長して色も付いて来たので、親金魚のいる水溜に戻しました。この水溜は、屋根の樋の水を一時的にためて水撒きに使っているもので、もともとは鋳物製の長州風呂。200リットル以上の水の中で、金魚たちが悠々と泳いでいます。

 メダカの繁殖期もそろそろ終わり。来年はもっと増やそう! でも、増やしてどうする?

〜 ゴミかメダカか? 〜
2018年9月13日(木)  No.5549

塔婆書き
 曇り空から、時折小雨が降ったりやんだり。最高気温も25度を下回る、涼しい日でした。

 彼岸にはまだ日があるのですが、墓参の方がもう来られるようになってきました。でも、彼岸の塔婆はまだ書き上がっていません。連休には法事もあるので、その大塔婆も書かなければいけません。台風の後片付けなどをしているうちに、お尻に火が点いてきました。

 今日はお天気もよくないので、塔婆書きに専念。ちょっとだけ進みました。これからは猛ダッシュしないといけません。

 彼岸花も一気に伸びてきました。毎年、この時期にきちっと咲く‘律儀な’花です。

〜 伸びてきた彼岸花の花茎 〜
2018年9月12日(水)  No.5548

結局、1日中 作務
 近くのご町内からお預かりする地蔵尊の祠を7日に搬入しましたが、その後天気が悪かったり所用が重なったりで、ちゃんと安置出来ていませんでした。今日、やっと安置作業。

 サイズの関係で門外に置かざるを得なくなったので、あまり目立たない場所を探して、地面からの湿気対策などを施して安置しました。1年ほどお預かりすることになりそうですが、これで安心。後日、防水塗料などを塗っておこうと考えています。

 台風で折れた枝などが、歩くたびに目に付きます。枝拾いをして、粉砕機に掛けてチップにし、堆肥場に積んだりしました。

 これ以上やると、また足に負担が掛かるので、午後は法事の準備をしようとお墓に下調べに行くと、墓地管理人さんが困った顔で、「あのー、月桂樹の木がお墓の方へ倒れてきているのです。ちょっと一枝拝借しましたが・・・」と話し掛けてきました。

 「えっ、月桂樹? 倒れているんですか!?」と、月桂樹の生えている自坊とお墓の境界の生垣を見に行くと、ひときわ背が高かったはずの月桂樹が、根っこから45度ほどの角度でお墓側へ倒れていました。台風後、何度もお墓を見に行きましたが、その付近には檀家のお墓がないので気が付きませんでした。管理人さんとも何度も会いましたが、そんな話は今日が初めてでした。

 それから急いで伐採作業。月桂樹は、直径20センチほど、樹高は5〜6メートルと結構大きいもの。ボクが20年ほど前に植えたのですが、陽樹で成長が早く、伸び過ぎて今までに何度か頭を飛ばしたりしました。

 取りあえず半分くらいの高さで切って、倒れているのを何とか起こそうとしましたが、ほとんど動きません。仕方がないので、1メートルほどの高さまで切り戻しました。上手くいけば、そこから新しい枝を出してくれるでしょう。

 剪定鋸の替え刃を新しくしたばかりだったのと、木が柔らかいのとで、切るのは楽でした。ササッと切って、弟子に手伝わせて自坊に運び、2人がかりで細かくしました。折角の月桂樹の葉っぱなので、少しは採って乾かして使いますが、ほとんどは粉砕機に掛けて堆肥にし、太いところは植木屋さんに持って帰って貰います。

 切っている時もそうでしたが、粉砕する時もいい香が漂ってきました。気分爽快! よく嗅ぐ匂いだなぁと思っていましたが、月桂樹とクスノキと同じ仲間。先日の台風で墓地に大量に散らばって香を放っていたのもクスノキの枝葉。それでなのですねぇ。

 約2時間ほどで何とか片付きました。ずいぶん迷った挙げ句に4月に買った粉砕機は大活躍で、ずいぶん助かりました。

 予定外の作業で足に負担を掛けてしまいました。もういい加減に治って欲しいなぁ〜

〜 ちょっとわかりにくいですが、右へ45度倒れているのが月桂樹 〜
2018年9月11日(火)  No.5547

雨のち晴れ
 今日の午後は、親しいお寺の葬儀に出仕。‘ソロパート’が回ってきたので、午前中は練習をしました。

 そういう役割が当たるかは座次などによって変わってくるのですが、今日唱えるのはそう頻繁には使わない曲で、他のいろいろな絡みでボクに‘ソロパート’が回ってきました。

 何年かぶりの『九条錫杖』の‘ソロパート’。煩悩を除去し智慧を得る錫杖の功徳を説いた経ですが、棒読みと声明の2パターンがあり、もちろん今日は声明。難しい音律ではなく、ソロも短いのですが、やってみると「これでよかったっけ?」と思うところもあって、カセットテープなどを引っ張りだして確認しつつ練習しました。

 強く降っていた雨も、午後には上がってくれて助かりました。葬儀も無事に閉式。ソロも大きなミスなく唱えることができました。


 朝、食卓のある部屋の電気を点けようと思いましたが、保安球しか点きません。いろいろやってもダメなので諦め、クリップライトを2つ引っ張り出してきて、薄暗い中で朝食を食べました。停電をしている方の不自由のほんの一端を思い知りました。

 蛍光灯電球の電極近くが黒くなっていたので取り替えようと思いましたが、特殊な形のものなので買い置きはなし。ホームセンターに行っても在庫があるかどうか・・・。ネットで調べると、2時間半以内に注文したら今日中に届くというので、そのほうが確実なため注文しました。

 夜7時頃に配達されたので、早速取り替えてみましたが、やはり保安球しか点きません。あれ〜。リモコンも効きません。
 器具の型番でネット検索して出てきた取説には、壁のスイッチで全灯、保安球などの切り替えが出来ると書いてあったのでやってみると、ちゃんと点きました。ということはリモコンの故障? リモコンの電池を替えてもダメなので諦めて、壁スイッチで使うことにしました。

 しばらくして、「そういえば、ちょうど1年前に型番を間違って買った照明汎用リモコンがあったなぁ」と思い出してやってみると、見事に反応! ON・OFFはもちろん、明暗の調整などもすべて出来ました。やったぁ!

 あらためて、電気の有り難さ、停電中の皆さんの大変さに思いを馳せました。

 今日は、いろいろ上手く運ぶ日でした。

〜 法要に使う錫杖。唱えながら振ります 〜
2018年9月10日(月)  No.5546

 今日は日曜日なのに、法事はナシ。納骨の予定だったのですが、「雨なので延期します」と昨日電話が掛かってきました。いろいろ準備していたのになぁ・・・。

 今日は曇ったり雨が降ったりのお天気。朝一番は少し晴れましたが、かなり時折強く降りました。

 ということで、お彼岸の塔婆書き。雨の合間に樋の点検。この前の台風の影響で、樋に葉っぱが詰まっているところが何か所かありましたが、これで安心。

 夕方から、親しいお寺の通夜。結構強く降ったりして、参列いただいた方には大変でした。明日もかなり降る予報なのが気がかりです。

〜 白い彼岸花という名目で買ったのに・・・ 〜
2018年9月9日(日)  No.5545

台風の傷跡
 月参りの続きに、友人の寺にパソコンのメンテナンスに伺いました。

 鷹峯の山際にある日蓮宗の寺ですが、台風の被害も大きいだろうと思っていた通り、倒木があちこちに見られました。台風が過ぎた後は、倒木で参道が徒歩でも通行できないほどだったらしいですが、今日は参道脇に短く切って置いてありました。

 倒れた木は50本以上とか。まだほとんどが手付かず。紅葉の名所でもありますが、もみじも相当折れたらしいです。屋根も被害を受けていました。復旧には、まだ相当な時間がかかりそうです。

 行き帰りの道でも、台風の傷跡があちこちに見られました。「あそこがひどい状態だった」という話も、人に会う度ほどに聞きます。今朝伺った檀家さん宅でも、13時間ほど停電したらしいです。

 また台風が発生していますが、海上で消えてなくなってくれることを祈ります。


 近しい寺の前住職の訃報が入ったので、午後、弔問に伺いました。自坊の先代と同い年ですが、6月の先代の葬儀にはご自分でお参りくださいました。ですから、訃報を聞いて驚きました。

 若い頃は中学校の先生をされていて、ちょうどボクが中学生の頃はその学校に赴任されていました。習ったことはありません。

 病院で点滴をして帰った後、2時間ほどで亡くなったそうで、まだ生きておられるようなお顔でした。ご冥福をお祈りします。

〜 参道に置かれた倒木 〜
2018年9月8日(土)  No.5544

仮遷座
 午前中、昨日お性根抜きをしたお地蔵さんがトラックの荷台に載って遷ってこられました。

 ところが、置く準備をしていたところへの進入路にある小門が、幅が足りなくて通れません。昨日、寸法を測っておきましたが、仮設の台座を据えるための寸法で、まさか小門を通り抜けられないなどとは考えてもいませんでした。

 ありゃぁ〜 仕方がないので、取りあえず祠を仮置きし、お地蔵さんも別の処にお祀りしました。善後策を考えないといけません。

 もう一つ、「巳さん」の祠もやってきました。これは小さいものなのですが、中には怪しい形のものが祀られていて、布が掛けてありました。「まさか・・・」と思って布を取ってみると、色違いの巳さんがとぐろを巻いているお姿が! あー、ダメ・・・。

 信仰の対象ですし、像自体は作り物に過ぎないのですが、もうダメ。見ることが出来ません。目をつぶって何とか設置しましたが、近寄りがたいです。

 雨も降るので、今日はここまで。天気が回復したら、掃除などもしようと思います。ただし、巳さんを除いて。


 倒れた大木の片付けに、植木屋さんが来てくれていましたが、普段よりもごく少人数。あちこちで大変なことになっているので、職人さんも分散しているのでしょう。

 片付けた枝葉なども、いまは処理場に長蛇の列が出来ているそうなので、少し空いてきてから搬入するとのことで、境内は積み上げた枝葉や細かいものを入れたフレコンバッグがいっぱい。

 片付けが終わるまでには、まだ当分掛かりそうです。

〜 小さく切られた倒木 〜
2018年9月7日(金)  No.5543

お性根抜き
 朝起きてニュースを見たら、北海道で震度6の地震。大規模な崖崩れが起きて、全道が停電しているとのことでした。

 台風の被害に続いての大地震。想像だにしなかった、大災害の連続です。

 札幌の友人とメールのやり取りをして無事を確認しましたが、スマホの電池が心配なので止めました。とりあえず、今は何もできません。

 それにしても、山があんなに崩れるとは・・・。


 午後、近くのお地蔵さんのお性根抜きに伺いました。建物の建て替えに伴うものですが、当初はそのままで工事をする予定が、土壌改良が必要になったため、一時的に移転せざるを得なくなったそうです。

 白川通の辺りは、花崗岩の石や砂が堆積している場所があり、かつては「浄土寺」と呼ばれる茶庭などで使われる石を排出したと聞きます。おそらく、そんな場所に当たるのでしょう。そのお宅で読経していると、大型トラックなどが通った時などには、地面ごと揺れるのを頻繁に感じました。

 お宅の方、ご近所の方、工事関係者などが参列してお地蔵さんのお性根抜き。続いて、庭にある「巳さん」の小さな祠のお性根抜きもしました。
 明日、両方とも祠ごと自坊に運んで、1年以上にわたってお預かりすることになっています。

 1年間、しっかり拝ませていただかねば・・・。

〜 ほぼ解体の終わった敷地とガードに守られたお地蔵さん 〜
2018年9月6日(木)  No.5542

後片付け
 今日はお天気。台風の後始末をするには、有り難いです。

 「明日は大変だ」と、昨日から気構えていたので、早朝から淡々と作業に掛かりました。

 塔頭の周りはそれぞれ掃除区域が決まっているのですが、自坊は一番広く、また木々もずば抜けて多いので、その分、掃除もかなり大変です。

 大きな枝はノコギリで挽いて、3センチ以下の枝は粉砕機に掛け、それ以下の小枝や葉っぱは直接ビニール袋に入れていきました。

 次第に人が増えて、あちこちで片付け作業が行われていましたが、倒木はもちろん、大きな枝は植木屋さん待ちで、かろうじて引きずって移動し集めるだけ。本坊の職員さんは高齢者が多いので大変です。

 隣寺との境界に生えている木の枝葉が、100メートル近くも飛来し、自坊の内外に落ちていました。墓地はその木の太い枝がいっぱい折れて飛ばされて来ていました。管理人は相当大変だと思います。今日中には終わらないでしょう。

 4時間ほど掛かって、ようやく粗方の片付けが終わりました。急遽はめた雨戸も片付けました。効果があったかどうかはわかりませんが、‘安心感’はまるで違いました。

 午後からは、屋根に乗った枝葉や樋に詰まった葉っぱなどを掃除。剥がれたトタンの波板の修理もしました。トタン屋根の熱いこと! この作業だけは曇天のほうがよかったです。

 途中で、資材が足りなくなってホームセンターに行きましたが、ホームセンターはいつもよりも人が多く、特に業者さんの姿が目立ちました。道すがら、たくさんの木が倒れていたり、看板が割れていたり、塀や門が倒壊しているのを見ました。近くの神社でも、かなりの被害が出ている感じでした。

 5時前になって、ようやく一段落。一日動き回っていたので、足が痛みます。ずいぶん長引きます。

〜 何とか持ち堪えた? 〜
2018年9月5日(水)  No.5541

凄まじい風
 25年ぶりに「非常に強い勢力」ではやってくる台風。朝のうちは晴れ間もあって、風も強くなく、「これだったら、月参りに行けたなぁ」という感じでした。

 正午前から少し風が出てきて、雨も少し降り始めました。

 ニュースで、「急に風雨が強まります」と言っていた通り、それからどんどん風が強くなり、建物がきしむような感じもして、恐ろしさを感じました。

 一番ひどかったのは、2時〜3時。2時34分、中京区で観測史上2番目の風速39・4mを記録したようですが、まさにその頃が一番激しかったです。

 もちろん、外には出られませんし、ガラス越しに見るにしても、風が当たっているガラス戸は割れる恐れがあって近づけません(実際、2軒の塔頭で、風圧によってガラスが割れたそうです)。

 普通の台風なら、風に揺れる木々を見て、「わぁー すごいなぁ」などと言っていられますが、今回は雨が風によって霧のようになって白く霞む中、ものすごい音と共に木が揺れるという感じで、恐ろしく感じました。

 風が強かった時間は短く、3時過ぎには少し弱まったので外に出て見ると、自坊の前は折れたもみじの枝が散乱していました。それからしばらくして、かなり風が弱くなってきたので、散乱している枝を片付けて道を開ける作業に掛かりました。ついでに、本堂脇あたりまで見に行くと、杉の木が根こそぎ倒れて、お墓をなぎ倒していました。えらいこっちゃ・・・。

 作業をしていると、他の塔頭の和尚が、奥のほうがすごいことなっているらしいと言うので、一緒に見に行きました。さっきも境内を一周しようと思ったのですが、時折、「ゴォー」という音を立てて風が吹くので、恐くて断念していました。

 本堂の裏、土蔵の斜め前に生えていた大きな杉の木2本が根こそぎ倒れて、万霊堂の屋根にもたれ掛かっていました。ゆっくり倒れたようで、お堂は倒壊したりしていませんが、何かダメージは受けているでしょう。えらいこっちゃ・・・。

 ぐるっと境内を回ると、いくつもの塔頭やお堂の瓦がめくれたり、壁が落ちたりしていました。かなりのダメージです。

 3本の杉の巨木は、いずれも南風によって倒されていました。吹き戻しの風による被害でしょう。子供の頃、台風で何本もの木が倒れるのを見ましたが、それ以来の倒木です。
 9時過ぎから、今度はどしゃ降り。風に飛ばされた葉っぱで樋が詰まったのか、滝のような水が屋根から落ちてきました。でも、今はどうしようもありません。

 さぁ、明日は片付けが大変だぁ。

〜 雨が白くなるほどの風 / お堂に倒れかかった杉 〜
2018年9月4日(火)  No.5540

雨戸
 明日、台風がやってくるとは思えないような青空。少し湿度は高いですが、風も爽やかでした。

 今度の台風は四半世紀ぶり非常に強い勢力で上陸するというので、交通機関なども早々と運休などを決定し始めました。

 4日の月参りも、午前中なら大丈夫だろうと思っていましたが、万が一のことを考えて日延べや中止にしていただきました。夕方に入れていた医者の予約も、急遽、今日に変えて貰いました。
 外回りの飛ばされやすい物などを整理して、備えを固めました。

 「やるだけやった」と思っていましたが、夕食を食べながらふと、「そういえば、別棟には雨戸があったはず・・・」と気が付きました。

 別棟の雨戸は、もう15年ぐらいは閉めたことがないでしょう。雨戸を収納するための戸袋を付けると、そのスペースから外が見えなくなってしまうので、普段は少し離れた屋外ストッカーに収納してあります。‘いざという時’しか使わないので。

 25年ぶりの強い台風襲来は、まさに‘いざという時’です。慌てて夕飯を食べて、作業服に着替えて、別棟のスチール雨戸を運搬・設置しました。

 外回りの電気を点けてもかなり暗くて狭く、飛び石になっているので足元もよくありません。約20メートルほどを7回往復し、四苦八苦しながらはめました。1時間掛かりました。

 こうして備えた時に限って、特にどうということなしに済んでいくのですよねぇ。まぁ、それでよかったわけですが・・・。外すのがまた大変だなぁ。

 さぁ、これで「やるだけやった」かな。そうそう、転けそうな植木鉢も中に入れないと・・・。

〜 見頃の玉紫陽花 〜
2018年9月3日(月)  No.5539

土砂降り
 法事を終えた午後、だんだん空が曇りがちになってきました。遠くから雷鳴が聞こえ、冷たい風が吹き始めました。「これは来るぞ!」と、窓を閉めたり大慌て。
 やがて、バラバラバラバラと大粒の雨が降り始めました。雨雲レーダーで見ると、最も強い雨域が近付いて来ます。やがて、ものすごい勢いで雨が降り、あっという間に上がりました。
 どれくらい降ったのだろうと、後から気象台のデーターを見ましたが「ゼロ」。局地的な雨だったようです。


 7〜8月の京都市内は35度以上の猛暑日が歴代2番目の計32日、最低気温25度以上の熱帯夜は計47日と歴代最多。熱中症救急搬送者は前年の1.8倍近くに増えたと、新聞に載っていました。
 この暑さと西日本豪雨の影響で、京都市内の主要ホテルの宿泊者数は、日本人が14・6%も減ったものの、外国人は7・1ポイント増だったそうです。

 お盆の棚経も、今年は驚くほど‘キャンセル’多く、その理由の大半は体調不良や入院。棚経に伺った翌日に救急搬送された方もおられました。

 そんな異常な暑さも、そろそろ終わり。次は台風対応です。かなり強烈な台風のようです。万全に備えないといけませんね。

〜 降り出す前の空/雨雲レーダー 〜
2018年9月2日(日)  No.5538

雷サージ
 この前から、雷がよく鳴ります。鳴り出すと、電力会社の「落雷位置情報」のサイトを見ながら、近付いて来そうか確認しています。

 雷が鳴って冷や冷やするのは、近くに落雷した時の過電圧で電化製品が壊れないかということです。

 今まで、何回も境内の建物や立ち木に落雷して、立ち木が裂けたり、煙が出ているのを見ています。

 本堂と三重塔には避雷針が付いていますが、そこに落ちた時も必ずしも無事ではありませんでした。火災報知器の基盤が焦げたり、火災の誤発報で消防車が来たこともありました。

 自坊では、モデムや洗濯機などが壊れましたし、電話のメイン基板が故障したり、インターホンの基板が焦げたこともありました。10年に1、2度は、何かが壊れます。恐ろしいです。

 ですから、雷が近付いてくる時は、パソコンの電源やLANケーブルを抜いたりして備えます。でも、必ずしもすぐに対応出来ない時もありますし、かなり離れたところで鳴っていても油断は出来ません。

 ここ数日は冷や冷やしっ放しなので、過剰反応かも知れませんが、雷ガード付きの電源タップをたくさん買って、パソコン、通信機器、洗濯機、ウォッシュレット、テレビなどの電源にかませました。パソコンなどには、少しいいものを用意しました。

 高性能な製品でない限り、雷ガードが機能するよりも、雷の電流が通過するほうが早いと、防災業者が言っていたことを思い出しますが、それでも付けないよりもマシ。少しは安心です。

 雷が多いのは7〜9月にかけて。年によっても、落雷件数や地域はかなり違います。雷も今年は先日まで大人しくしていたのですが、これから大暴れかもしません。どうか、何事も起きませんように・・・。

〜 少しは雷サージをブロックできるかも知れない電源タップ 〜
2018年9月1日(土)  No.5537

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