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2018年7月の日記

7月晦日
 お盆前最後の庭掃除。つつじの落ち葉以外は大したゴミはないので、案外早く終わりました。

 それにしても、雨のちからは大きいですねぇ。まだ、水撒きをしないでも大丈夫です。ホースでは、たっぷり撒いたつもりでも、それほど‘効き目’がないように思いますが、ちょっとした雨で数日間はしのげています。

 天気予報を見ると、傘マークはなし。せめて夕立だけでも降って欲しいです。


 苦手な銀行に、仕方なしに行きました。1年以上ぶりかも知れません。

 大きめの入金だったので窓口に行くと、「お使いになるご予定はありますか?」とか「少しお時間をいただいて、金融商品のご紹介を・・・」とか、しつこく言われました。「すぐに使いますから」「いりません」と言ってるのになぁ・・・ノルマや成績があるのでしょうねぇ。あー、面倒。

 さぁ、7月も今日で終わり。明日からは‘特別な月’が始まります。

〜 自坊の蓮 〜
2018年7月31日(火)  No.5505

久しぶりのウォーキング
 朝、久しぶりにウォーキングに行きました。

 前住職が亡くなってからしばらくは葬儀などで忙しく、その後は紫陽花の剪定や水やりに追われていたので、結局1か月余の間、歩いていませんでした。

 ほんの短時間なのに、結構バテました。蒸し暑くて、少しも爽快、快適ではありません。体もすごく重たかったです。

 久しぶりに見る散歩道の景色は、蓮が咲いていたりと少し変わっていました。少雨の痕があちこちに見られ、「もう一雨欲しい!」と言っているようでした。


 お盆に都合が悪いので7月でもかまわないので来て欲しいと言われる伏見の檀家宅へ、今年初の‘棚経’へ。ゆっくり拝ませていただきました。

 今日は明治天皇の御命日。東山の門跡寺での法要に出仕しました。

 気温は34.5度止まりでしたが、湿気が多くて、汗が滲み出てくるような1日でした。

〜 黒谷の蓮 〜
2018年7月30日(月)  No.5504

袈裟をボツにする
 朝起きて、真っ先に外の様子を見に行きました。

 夜中に大きな音を立てていたのは、プラスチックの植木鉢だったようで、転がっていました。蓮が折れないかと心配でしたが、無事。門のところにはモクゲンジの袋果が足の踏み場もないほど落ちていました。もみじの葉や小枝、枯れ枝も落ちていましたが、それほどひどくはありませんでした。

 いちばん影響の少ない夜中に来襲して、特段の被害もナシ。欲をいえば、もう少し雨を降らせて欲しかったですが、これで当面の水切れ状態は解消されます。

 2時間ほど掛けて掃除をし、1立方の袋がいっぱいになるほどのゴミが集まりました。

 空はどんよりしていましたが、雨が降るほどでもなさそう。ところが、10時半の法事をして、続けて墓前回向に行ったら、急に雨が降ってきて土砂降りに。20数人の参列者もボクも傘は持ってきていません。車椅子のおばあさんも両側から持ち上げられて、急いで避難。全員、服から雨水が滴るほどのずぶ濡れになりました。

 さぁ、えらいこっちゃ。衣や袴は化繊ですが、袈裟は絹。縮んで引き連れてしまって、もう元には戻りません。これはほんまにえらいこっちゃ。

 代わりがないのでタオルでとにかく水気を取り、12時から次の法事。法事が終わった時にはまた強い雨が降っていたので、「お墓はもう少し待たれますか?」と聞きましたが今行ってしまうとのこと。濡れてもいい袈裟に着替えて墓地に行きました。

 初めのうちはまだ雨が降っていたのですが、すぐにあがり、傘もささずに読経できました。東と西の空は真っ青な夏空。頭の上だけどんよりした雲に覆われていました。何だか、不気味な空でした。

 今日の最高気温は32.1度。何日ぶりだろうというぐらいの‘低さ’でしたが、湿気があって、快適ではありませんでした。

 あー、袈裟は買わないとダメです。でも、オーダー生産なので、数ヶ月かかります。待っている間に夏衣も季節が終わってしまいます。

〜 たくさん落ちたモクゲンジの袋果 〜
2018年7月29日(日)  No.5503

納骨
 午前中、2軒のお宅にゆっくり月参り。午後から、檀家さんの忌明納骨を勤め、終わってから設えの大模様替え。

 今日3時半からは、前住職の五七日忌明納骨。四十九日がお盆に掛かって皆さんにお参りいただくような形で法要が出来ないので、繰り上げて行いました。

 襖を外したり、座卓や応接セットを移動したりと、大騒動。出来上がった頃には、参列の方もお越しになるほどギリギリでした。

 変な台風の影響が心配でしたが、9時頃にパラッと降っただけで、一時は晴れ間も出ました。納骨の頃は、薄曇りで風もなく、ちょうどいいお天気。最悪の場合は雨風も覚悟していましたが、納骨には最高のお天気でした。

 新しく建てた自坊の歴代墓には、檀家総代の方々にも参列していただき納骨。続いて、親族だけで家のお墓に納骨しました。

 もう一度自坊に戻って、浄斎。昔のエピソードや前住職が地域の会議で時々歌っていたという『琵琶湖周航の歌』を総代が歌ってくださったりと、故人を偲ぶにふさわしい席となりました。

 終わる頃にはさすがに雨だろうと思っていましたが、これまた雨風ナシ。7時頃に終わって、雨が降り出したのは9時頃でした。

 2か所に納骨した前住職の遺骨ですが、久々の雨に大地も潤い、さぞかし喜んでいることと思います。

 夜中には相当の風が吹き、雨も20ミリ程度降りました。風音に何度も目が覚めましたが、カラカラに乾いて水やりが大変だったのが、これでしばらくは安心です。一番‘いい形’で台風が取り過ぎてくれました。

 これで前住職の法要なども一先ずは区切りです。さぁ、いよいよお盆がやって来ます。

〜 新しく建てた歴代墓に納骨 〜
2018年7月28日(土)  No.5502

本職の手入れ
 朝5時過ぎに門を開けに行ったら、蓮が2輪開きかけていました。今年初です! しばらくしてもう一度見に行ったら、さっきよりも少し開き気味になったので、もう少ししてから写真を撮ろうと思って8時頃にカメラを持って行くと、何と! 閉じかけていました。1日目はそんなものですねぇ。
 次々と蕾が上がって来ているので、これからが楽しみです。

 今日は植木屋さんが手入れに来てくれました。

 今年から、植木屋さんを替えました。今までは、作庭してもらった業者に依頼していたのですが、去年の手入れの時に、「もうすぐ咲くなぁ」と楽しみにしていた花の蕾まで剪定してしまったり、いろいろと不具合があったので、理由を言って断りました。代替わりしたのがよくありませんでした。

 今年からは、今まで真如堂の庭などを剪定している社寺専門の業者に依頼しました。数日前に、どのようにやって欲しいかを打ち合わせし、今日はベテラン2人と若い人2人で来てくれました。

 ツツジの刈り込みなどはボクが素人なりに剪定しているので、今日は松や槙などを中心に手入れをして貰いました。やはり、鍛えられ方が違うので、挨拶の仕方から作業の手際よさまで、まるで違いました。去年まで5人ほどで2日掛かっていたものが、今日は3時過ぎにはすべて終わりました。混み合っていた葉も空いて、夏らしくなりました。

 今日は、明日の忌明法要の準備に専念。ガラス拭き、トイレ掃除、掃除機、家具の移動など、汗だくで夕方まで頑張りました。

 心配なのは台風の接近。法要は明日の夕方からなので、余計に心配です。簾なども外さないとダメかなぁ・・・。今までピーカンの連続だったのに、よりによって台風接近なんて・・・。

〜 閉じつつある開花初日の蓮 〜
2018年7月27日(金)  No.5501

暑さに負けそ
 今日は最高気温37度で、ここ数日の中では低い方なのに、朝からちょっとグロッキー気味。暑さの疲れが蓄積しているのでしょうか?

 それでも、やらなければいけない日課はあるもので・・・紫陽花の最後の剪定、あちこちの水やり・・・なんだ、植木関連ばかりですね。

 土曜日に、前住職の早い目の忌明をするのに備えて、祭壇を少しコンパクトにしました。当日は、いま祭壇のある部屋を控え室にするために、ごく短時間で模様替えをしなければなりません。そのための準備です。

 部屋の中はかなりムッと暑くて、堪えます。他の部屋にも掃除機を掛けようかと思いましたが、断念。夕方を待って、少しだけ行いました。

 ほんまに、「どんだけ〜」という連日の暑さ。くたびれます。

〜  夕方の光の中の祭壇 〜
2018年7月26日(木)  No.5500

虫干し
 今日は恒例の寶物虫干し。本堂に真如堂が所蔵する掛け軸などを吊るし、土用の風にあてて虫を払おうという行事です。近くの安楽寺ではかぼちゃ供養も行われ、両方を掛け持ちでお参りする人も多いです。

 例年は雨の心配をするのですが、今年はまったくその必要ナシ。朝から暑〜い日となり、最高気温は38.5度でした。

 それでも本堂の中は外とは大違いで涼しく、午前中はカラッとして過ごしやすかったです。午後からは蒸しっとしてきて、汗がダラダラ。出した掛け軸をまたもう一度仕舞うときには、もう汗だくでした。

 滅多にお目にかかれない方が来てくださったり、いろいろな方とお話をしたりするのも、この行事の楽しみです。ただ、難しいことを聞いてくる人もいるので、できるだけ薄暗いところの椅子に腰掛けて、辺りを見回していました。

 虫干しが終わって、また一つお盆に近付きました。

〜  掛け軸などを見て回る方 〜
2018年7月25日(水)  No.5499

分骨
 今日も朝イチ作業。1日のうちで、この時間が一番作業効率がよく、いろいろなことが行えます。

 まずは水やり。新しく植えた紫陽花を中心に、小一時間かけて、たっぷり水やりをしました。それでも一雨降るのに比べたら・・・とにかく雨が欲しいです。

 庭の薬散。先日、ちょっとだけやりましたが、昨日あちこちを見てみると、桜や金木犀、モッコクなどの葉が食害に遭っていました。この炎暑の時期、薬散は早朝に限ります。というわけで、4メートルほど薬剤を飛ばせる電動の噴霧器で、40リットルほど撒きました。

 次いで、墓石の掃除。28日、前住職の遺骨を自坊の歴代墓の他に、家の墓所にも納骨します。その墓石の掃除を、いろいろなブラシなどを使って、徹底的にやりました。石も日焼けするそうですし、建ててから100年近く経っているので、ピカピカというわけにはいきませんが、苔やカビは綺麗になりました。OK!

 これだけやってもまだ9時過ぎ。でも、いくら朝早くて涼しいといっても、7時過ぎには30度を超えていますので、全身汗だく。弔問に来てくださる予定もあったので、ひとまず止めて、昨日の風呂のお湯をかぶって汗を落とし、僧衣に着替えて屋内の用事をしました。

 午後、納骨に備えて、遺骨を3つに分け、それぞれを晒しの袋に入れました。28日には自坊の歴代墓と家の墓、10月にはこれから造る真如堂の歴代墓に納骨します。

 関東では「総骨」といって、すべてのご遺骨を骨壺に収めるのが普通ですが、関西では一部の遺骨を収骨するのが一般的です。ですから、骨壺の大きさも関東は大きく、関西は1〜2周り小さいです。
 今回は、葬儀社に尋ねられることもなく「総骨」でした。葬儀社の経験からそうしてくださったのだと思います。

 骨壺には、底の方から、足、腰、脊椎、頸椎、顔、頭の順で遺骨が収められています。布袋にもその順番で入れたいので、まず骨壺のお骨をひっくり返して、足から順番に収めていきました。といっても、齢90。御骨は形を留めないものが大半でした。
 総骨のお陰で、遺骨を3つに分けても、それぞれが通常の部分収骨分ぐらいの量ぐらいはありました。
 袋の一つの一番上に、綿で包まれた「喉仏(第2頸椎」を置いて、分骨作業を終え、袋ごとまた骨壺に収めて祭壇にまつりました。

 分骨を終えてしばらくしたら、また弔問の方が来てくださいました。もうお越しになる方はないだろうと思って分骨をしたのですが、ヒヤヒヤものでした。

 これで、納骨の準備が一つ進みました。

〜  墓所の茶碗蓮 〜
2018年7月24日(火)  No.5498

お盆準備完了
 朝、バイクで月参りに行きましたが、暑いのなんのって・・・。走っていても暑い、止まっていても暑い、どうしようもなく暑かったです。

 このままお盆の棚経に入ったら、とても保ちそうにありません。何とか涼しくなって欲しい、何とか一雨欲しいです。

 今日はお盆の水塔婆書き。あと一歩というところで忙しくなったため、ストップしたままでした。

 夜にはすべて書き上がり、これでお盆準備も一段落。いろいろあった中にも、順調に進みました。

 後は、1時間でも早く雨が降り、早く酷暑が過ぎますように・・・。

〜 開花まであと何日? 〜
2018年7月23日(月)  No.5497

雨が欲しい・・・
 朝一番は作業が捗ります。

 今朝も7時から紫陽花の剪定。残っている花を全部剪定してしまおうかと思いましたが、まだ綺麗で切るには忍びないものがあったので、少し残しました。でも、キリがないので、次の剪定ですべて切ってしまわないと・・・。

 雨が降らないので、水やりが大変です。幸い、井戸水が使えるので助かります。山の上なのに涸れたことがありません。それでも、人の手の水やりはたかが知れています。夕立でいいですから、ザァーッと一雨欲しいです。

 今日も日が高い時は事務仕事。御香奠返しの依頼を、やっとデーターで出しました。ちょっと一段落です。

〜 烏瓜の蕾とて萎んだ後の花。開花は夜 〜
2018年7月22日(日)  No.5496

朝イチ薬散
 朝一番に殺虫剤を散布しました。

 昨日、タニウツギの葉っぱがボロボロになっているのを発見。なんと、カナブンがウジャウジャ100匹以上群がって、葉っぱを食べていました。

 子供の頃ならカナブンがたくさんいたら嬉しいのですが、今は憎っくきカナブン。紫陽花の葉っぱもボロボロにされてしまいます。

 とにかく急いでスプレー式の殺虫剤で退治しましたが、他にも桜の木にイラガが付いていたり、ドイツ菩提樹にも食害が見られたので、今朝、30リットルほど薬剤を撒きました。陽が高くなってから撒くと、葉っぱが灼けたりするので、朝イチ勝負です。


 今日は午後陽射しが陰るときがあったためか、最高気温は38度に達しませんでした。それだけでも、かなり楽だった気がしました。

 法事も大変。ご高齢の方は墓前回向に行くのを控えられました。そのほうがいいです。

 空いている時間は、御香典返しの整理。何をお返しすればいいのか、何をお贈りしても喜んではもらえないでしょうし・・・作業をしながら、弔慰を下さった方々に、改めて感謝しきりでした。

〜 相変わらずいい天気 〜
2018年7月21日(土)  No.5495

痩せました
 今日も38度超えの暑さ。これで1週間連続となり、京都では1880年以降観測史上初を1日更新しました。

 たまりません・・・。今日も基本は屋内作業にしました。


 最近、痩せたとよく言われます。拝んでいる時の後ろ姿がほっそりしたとか、顔が小さくなったとか、一回り小さくなったとか。

 確かに、体重が5%ほど減りました。腹囲も3センチぐらいは小さくなったでしょう。

 皆さん、前住の葬儀などと絡めて、「さぞ、大変なんだろう」と思って下さっているようですが、それとこれとは別。2月半ばから計画的に痩せたのです。

 晩酌をほぼ止めたこと。アルコールは週に1回程度になりました。夕食に‘お米’を食べなくなったこと。これは以前からもうそういう傾向だったのですが、自然とそれが進みました。肉系はあまり食べません。これは宗教上の理由ではなく、食べるとお腹が痛くなるのです。

 こういうことをして、5ヶ月かけてゆっくり痩せたのと、前住職の葬儀などのタイミングが重なって、「さぞ、大変なんだろう」と思って下さる事態となったわけです。ちょっと夏バテ気味ですが、健康です!

〜 夏空広がる境内 〜
2018年7月20日(金)  No.5494

歴代墓
 6日連続の38度超え、今日の最高気温は39.8度で、1880年の統計開始以来1位タイの気温となりました。陽の当たる濡れ縁を裸足で歩いたら、ヒリヒリ感が収まりません。とんでもない暑さです。
 その焦げるような暑さの中、石屋さんが自坊の歴代墓を組み上げてくれました。

 先々代は真如堂貫主の墓、それより前はそれぞれのお墓に埋葬されてきました。明治頃までは、塔頭に順列があって、僧侶の座次に合わせて住職が移動していたとかで、吉祥院の住職として亡くなった人以外は、吉祥院にお墓はありません。

 今後は住職ごとにお墓を建てるのは場所的にも無理ですし、費用的も大変。一つのお墓に歴代住職を合祀していくのがいいのか、さてどうしたものかと、以前から考えていました。

 先代が倒れてしばらくした頃から、どのような形にするか、具体的にいろいろ考え始めました。先代は、真如堂貫主としての歴代墓に埋葬されますが、分骨して、自坊の歴代としても埋葬したいと思っていました。

 いろいろ考えた末、真ん中に「無縫塔」という頭の丸い石碑を建てて「供養塔」とし、その回りに「一石五輪」というシンプルな石碑を住職ごとに建てて、その下にそれぞれ納骨をすることにしました。合計8代分が建てられるので、150〜200年は使えるでしょう。

 今年の1月には石屋さんに相談して、サイズなどを確定し、境内の墓地を見て回って「無縫塔」の‘頭の形’などを決めました。

 2月初めに発注。普通の形のお墓ではないので、石を確保して加工、据え付けするのに約3ヶ月掛かります。細かい加工は、最高級の石材が採れる香川県の庵治で行いました(庵治石はかなり高価なので、他の産地の石を使用し、加工だけ庵治で。石材加工技術が優れているのは、関西では庵治なのだそうです)。4月末頃には大体の形が出来て、後は字を彫るだけになっていました。

 6月末に先代が亡くなった数日後、石屋さんに字彫りをお願いし、格狭間などの加工も加えて、昨日から石を据え始め、今日の炎天下の作業でだいたいの形が組み上がりました。明日にはほぼ完成するでしょう。

 明日は四七日、来週には納骨です。お盆には、檀家の方々にもお参りしていただけます。何だかホッとします。

〜 丸い頭の「無縫塔」。左手前が先代の墓、その奥にはいずれボクの墓が 〜
2018年7月19日(木)  No.5493

作業は朝
 朝イチ、紫陽花の剪定。

 ほとんどの紫陽花は剪定が終わっていますが、遅咲きの品種だけは切らずにおいてあります。「ワァーッと圧倒的な紫陽花もいいですが、今みたいにポツンポツンとあるほうが風情がありますねぇ」と、これがまた人気。ボクも今の景色が好きです。

 とはいうものの、早く切って、次の芽を育てたい・・・ということで、花の終わり加減を見極めつつ、あるものはもう少しそのままで、あるものは剪定するようにしています。
 今朝は約1時間半やりましたが、紫陽花園を訪れる人はほとんどなくなりました。歩いている人自体が少なくなりました。

 門のところ石をノンスリップ加工して欲しいとかなり前に石屋さんに頼んでおいたのですが、今朝、作業してくれることになりました。「11時から法事なので、10時半までに終わらせてください」と頼んだので、8時頃には作業開始。

 面を荒らすための「ビシャン」という工具を付けて、エアーコンプレッサーで大きな音を立てての作業。細かいところは鉄槌で手作業。1時間半ほどで終わりました。

 最近は足の悪い方も多いので、門の敷居は取り外したままにしてあります。その下の部分の石が、雨の日などにはよく滑って危ないのです。水研ぎ加工の石の表面をビシャンで叩いて荒し、滑らないようにしてもらったわけです。

 これで安心。一番滑っていたのはボクかも知れませんが・・・。

 今日の最高気温は39.1度。午後は室内で塔婆書きをしていました。

〜 加工して貰った石 〜
2018年7月18日(水)  No.5492

祇園祭巡行
 4日連続の38度超え。水分がたっぷり欲しい植物への水やりに腐心します。ホースで水を掛けたぐらいでは表面が濡れる程度なので、ノズルを拡散にして1時間ぐらい出しっぱなし。それでも、わずかに降った雨にも及びません。

 朝イチから3時間ほど、伸びすぎたシャガの除去作業をしました。シャガは繁殖力が旺盛なので、数年放っておくと、群落になってしまいます。作業をした後は見た目もスッキリして、‘夏向き’になりました。

 お昼前には気温が35度を超えました。外の作業は止めて、位牌の発注に仏具屋さんに行ったり、ちょっとした買い物に回りました。そういえば、今日は祇園祭先祭りの山鉾巡行。でも、該当コース付近以外は何の影響もありませんでした。

 午後はひたすら塔婆書き。これから月末にかけてはお盆前の駆け込みで、法事が集中します。
 前住職の三十五日もあります。前住職の四十九日はお盆の棚経の最中になるので、三十五日のお勤めをして納骨をし、四十九日は自坊だけで拝むことにしました。そういえば、お盆の水塔婆も中断したまま。これも何とかしなきゃ。

 しばらくは、外作業は早朝。陽が高くなってきたら屋内の仕事となりそうです。

〜 いただいた祇園祭の粽。食べられます 〜
2018年7月17日(火)  No.5491

朝イチの作務
 猛暑はしばらく続くとか。今日も覚悟の1日です。

 外の作業は早朝のほうが体にはいいので、7時頃から草引きやつつじなどに絡まった蔓の除去作業。ちょっとしたことで、スッキリ見えるものですね。

 続いて、仏間で修繕作業。礼盤という壇の前の畳が、礼拝をするたびにギィーギィーと音を立てるのです。参列者の方が静まりかえっている中での音なので、目立ってしまいます。

 「床板をめくっての修理になるかなぁ。大ごとだなぁ」と思いつつ、先ずは仏具を撤去。続いて、畳2枚をめくりました。

 床板の上に直接のって力を掛けてみましたが、異音は出ませんでした。「あっ、助かった。床板をめくらずに済むなぁ」
 次に、どこが音を立てているのかを調べなければいけません。畳をはめたり外したりしながら試してみると、敷居と畳が擦れて音を立てていることがわかりました。

 ベニヤ板を切って畳の下に入れたり、敷居と畳の間にパッドのようなものを入れて、作業は完了! 異音は消えました。これぐらいの作業で解決出来て助かりました。

 後は日がな一日、法事の塔婆などを書きながら、弔問に来てくださる方の対応。大阪や兵庫からお越しいただいたり、退院して直ぐに駆けつけてくださった方もおられました。
 前住を慕ってくださっていた方が多かったことを、亡くなってから改めて知る思いです。「面白いことをいつも仰っていた」「頭の低い方だった」など、皆さん仰ってくださいます。
 そうでもあるけど、そうでもないですし、若い時と齢を重ねてからとではずいぶん違うという印象です。

 今日の最高気温は38.5度。3日連続の38.5度超えです。

〜 祇園祭に付きものの檜扇の花 〜
2018年7月16日(月)  No.5490

明珍を吊す
 今日も、昨日にも増して朝から暑い! 夜になっても、クールダウンせずに、蓄積している感じがします。

 午前中、バイクで2軒にお参りに行きました。僧衣を着ているだけでも暑く、近くのお家だったので助かりました。

 午後1時から法事。その時点で、気温はすでに37度。5人中3人は、お年寄りや脳梗塞の後遺症がある方。
 寺でのお勤めが終わってお墓に行く段になって、「この暑さでは倒れてしまいますから、ここから掌を合わせておかれてはどうですか?」とお勧めしました。最初は大丈夫だと仰っていましたが、「やっぱりあきません。フラつきます」と断念。若い方お二人だけで墓前回向をしました。

 今日の最高気温は、16時21分の38.7度。部屋の外の、芝生をうえた広い平地で、地面よりの高さ1.5メートルくらいのところで、百葉箱などの日射をさえぎった風通しのよいところで測ります。道路の照り返しのあるところなどとは大きく違うでしょうね。

 夕方、「明珍」を吊しました。明珍は、火箸型の鉄の風鈴で、その澄んだ涼やかな音が何ともいえません。昨日、簾を吊って、今日は明珍。これが自坊の夏の‘お決まり’です。でも、ほとんど無風状態だったので、チリンとも鳴りませんでした。

 明日もまた同じような暑さとか。夜の間に一雨欲しいです。

〜 軒先に吊した明珍 〜
2018年7月15日(日)  No.5489

「命に関わる暑さ」
 朝8時ですでに30度。今日は「命に関わる暑さ」だとテレビで注意喚起をしているので、外作業は中止。法事以外はデスクワークをして過ごしました。

 正午には35度になり、墓前回向は頭皮が焼けそうでした。結局、今日の最高気温は38.5度。全国で2番目に高い気温でした。

 前住職の祭壇が置いてある部屋は、午後から強烈な西日が差してきます。エアコンもなかなか効かず、弔問の方も暑そう・・・そういえば、簾を吊すのを忘れていました! 慌てて、汗だくになりながら、簾を吊しました。

 障子に映る簾の影を見ながら、前住職の三七日を勤めました。

〜 障子に映る簾の影 〜
2018年7月14日(土)  No.5488

名簿作り
 朝一番に鐘楼周りの紫陽花の剪定作業をしました。

 この場所は、去年ほとんど手を掛けてないため、紫陽花の枝がかなり伸びていました。また、小まめに草刈りをする者がいなくなったため、笹が伸び放題。紫陽花は、今日剪定しましたが、笹はお盆が明けてから、除草剤で根から枯らそうと思います。

 まだ綺麗に咲いているものを除いて、紫陽花の剪定はほぼ一段落。さぁ、御香典返しの手配を急ピッチで進めないといけません。兎にも角にも、完全な名簿を作らないといけませんが、弔問に来ていただく方や御香奠を送っていただく方が絶えません。

 いろいろな方から弔慰をいただき、本当に有り難いことだとしみじみ感じながら、作業をしました。

 パソコンが使えてよかったなぁと、しみじみ思います。名簿作りにはデータベースソフトが大活躍。細かい芸当はExcelでは無理です。間違いのないように、失礼のないように、漏れのないように、細心の注意を払っての作業が続きます。

 夜は、町内会の地蔵盆の準備会でした。もう地蔵盆かぁ〜 それまでに、暑く長いお盆です。

〜 緑陰でも暑し 〜
2018年7月13日(金)  No.5487

暑く長い日
 昨晩は、愛猫さくらに起こされることもなく、ぐっすり眠れました。習慣で5時頃に目が覚めてもお勤めも掃除もできず、まったく手持ち無沙汰。仕方ないので、ベッドの中からボーッとテレビを見ていたら、また寝てしまい、気が付いたら7時。超久々の寝坊は、すこぶる気持ちが良かったです。

 葬儀の流れはほぼ同じ。供花が色とりどりで、小さな向日葵やピンクのバラもありました。そんな花を棺の中いっぱい納めたので、故人の周りは色とりどりになりました。最期は食べられなかったお菓子や果物などもいっぱい納めました。

 葬儀社の人に和尚さんは火葬場へ行かれるのかと聞くと、火葬場での儀式は葬儀の中で済まされているので行かれないとのこと。こちらでは、そういう風習なのでしょう。天台宗でも、葬儀の中で火葬の点火を儀式化したことを行います。でも、京都では火葬場へ僧侶が先導し、炉の前で最後の読経するのが一般的で、もし行けない場合のために、火葬場には僧侶が常駐しています。

 火葬場には大きな打ち鳴らしがあるというので、折角なのでボクが読経させていただきました。普段は「南無阿弥陀仏」ですが、禅宗の檀家なので、「南無釈迦牟尼仏」と唱えました。天台宗は「南無大師遍昭金剛」以外はたいてい唱えることができます。

 荼毘に付すのに2時間。収骨の仕方も、先日の前住職の時とは少し違いました。その後、ご遺骨を持ってお寺へ行き、そこで初七日を兼ねた灰葬回向。それから料理屋さんへ行って精進落としでした。

 すべて終わって自坊へ。11年前に事故に遭った道を避けて、グルッと大廻りして琵琶湖の北へ回り、湖西道路を通って8時頃に帰りました。

 とにかく暑い1日でした。体が水分を欲しているのか、お茶などをガボガボ飲みました。

〜 火葬場待合室の掲示 〜
2018年7月12日(木)  No.5486

敦賀へ
 今朝は次から次へと切れ目なしに弔問の方が来てくださいました。「今日は何の日?」と考えてみましたが、特別な理由は見当たりませんでした。

 「いろいろ教えていただき、本当にお世話になりました」と泣きながら読経してくださった和尚さんは、真如堂に近くの檀家にお参りに来て初めて亡くなったことを知ったとか。宗派が違うので、ご存じなかったようです。前住職の話をいろいろしてくださいました。

 兵庫県と京都府北部のご兄弟に当たる檀家の方が、それぞれ別々に弔問に来てくださって、数年ぶりにバッタリお墓で会われたとか。何という偶然でしょう。

 他にも、ご主人が前住職と同い年で、最近は物忘れが激しいのだと仰る今年米寿の奥さんや痛い足を引きずってお参りしてくださった檀家さんなど、それぞれの方とゆっくりお話をさせていただきました。

 本当に有り難いと感じました。


 午後からもたくさん来られたらどうしようと思いつつ、近しい親族の通夜葬儀のために、福井・敦賀に向かいました。

 宗派が違うので、読経の細かい点はわかりませんが、何をされているかは想像がつきました。ただ、閉式になっても焼香の案内がありません。後から聞いてみると、式場に来た時、開式前に焼香をするのだとか。間に合わなかったら、閉式後にするのだそうです。敦賀での通夜葬儀は3回目ですが、そうだったのかなぁ・・・。

 40才ぐらいの和尚さんですが、お見送りする時に、「細かいことはわかりませんので、リラックスしてなさってください」と申し上げておきました。

 泊まったビジネスホテルは、作業着姿の工事関係者ばかり。原発関連や北陸新幹線などの建設関係者なのでしょうか? 長期のホテル住まいというのも大変でしょう。

 ホテルには大浴場があり、遅い時間に行ったので独り占め。久しぶりに、ゆ〜っくり
できました。

〜 ホテルの窓から見た敦賀湾 〜
2018年7月11日(水)  No.5485

35.9度
 朝、月参りに伺った檀家のご主人が、「この前の葬儀には感動した!」と仰いました。日頃、いろいろなことをお話しする職人気質の方で、葬儀にも参列してくださいました。

 「『感動した!』って何のことだろう?」と聞いてみると、ボクと弟子の出で立ちのことでした。「遺弟」といって、故人の弟子は特別な格好をします。引声阿弥陀経会の時に着る「律衣」という衣をつけ、素足にわら草履。その姿が他の時には見られないもので、スクッと際立っていたと熱く話してくださいました。

 へぇ〜 そうだったのかぁ・・・。

 帰って、紫陽花の剪定。今日から鐘楼の周辺に取り掛かりました。この場所はほとんどメンテナンスが出来ていないため、思った以上に荒れていました。お盆が終わったら、整備し直します。

 午後からは弔問の方が来てくださいました。四国から今日来られると聞いている方があったので、そのまま僧衣姿で待機していましたが、一向に来られません。その時、その方から現金封筒が届き、御父様が緊急入院したので行かれなくなったと書いてありました。あー、そうだったのかぁ・・・大変だ。

 作業着に着替えて、畑にカラス除けのネットとテグスを張りました。トマトや胡瓜、ピーマンなど、散々やられました。これでOK!

 今日の最高気温は35.9度。かなり堪えました。

〜 真っ赤な芙蓉 〜
2018年7月10日(火)  No.5484

とにもかくにも剪定
 今日もとにかく紫陽花の剪定。朝7時から始め、途中でお仏壇の開眼法要に檀家宅にお参りして、帰って昼食。午後からもまた剪定。

 職員さん2人が今日も切った枝の処分を手伝ってくださって大助かり。晩熟の紫陽花を除いて、本堂裏はほぼ終わりました。

 夕方からは御香奠のリスト化。やっと・・・。香奠袋を見て、住所のわからなかった人も大方は解消し、ようやく次の段階に進めそうです。

 期限のあることばかりで、1日の時間が倍あったらいいなぁと思います。

〜 清々しい木槿の花 〜
2018年7月9日(月)  No.5483

紫陽花の剪定作業
 やっと、紫陽花の剪定に取り掛かることができました。一昨日、雨の中を見に行ったら、予想以上に花が終わっていて、「えらいこっちゃ!」状態でした。

 前住職の葬儀と雨続きで、花後の剪定が1週間以上遅れてしまいました。剪定が遅れると、来年の花付きが悪くなるので、一大事。やっと晴れた今日は、時間のある限り剪定作業をしました。

 朝一番に少しやって、その後月参りに行き、戻ってまたやろうと紫陽花園に行くと、職員さん2人が切った枝の片付けをしてくれていました。大助かりです。これで、剪定に集中できます。

 とにかく、切って切って切って・・・どんどん切っていると、訪れた人から「適当に切っているのですか?」と尋ねられました。んなわけないでしょう! 花がちゃんと付くように、どういう形に伸ばしていくか、伸び過ぎて倒れないようになどと瞬時に考えながら、とにかく数をこなさなければいけないので、どんどん切っているのです。

 作業をしていると、切り落とした花が欲しいという方もおられます。まだ見頃の花以外は切り落とすので、「欲しいのがあったらお切りしますよ」などと対応したり、剪定方法の質問に応えたりしながら、どんどん、どんどん切りました。

 朝7時過ぎから、お参りと昼食を除いて、ひたすら作業して、ちょっと疲れました。明日も明後日も作業が出来そうなので、今日は3時過ぎでアガリ!

 それから、遅れていた「今日の散歩道」の更新をしました。夜はお盆の案内の発送作業。

 はぁー、今日もよく働きましたぁ。

〜 濡れたヒノキに日が当たって、水蒸気が・・・ 〜
2018年7月8日(日)  No.5482

ブロアの修理
 また今日も雨。でも、一昨日、昨日よりはまだマシです。

 今日は納骨法要と「メダカの学校」があるので、雨が降っていても参道を掃除しなければなりません。長く激しい雨の影響で、枯れ枝が落ちていたり、雨水に流されたゴミが散らかったりしています。

 掃除に使うブロアが、5〜6日前に使った最後にボン!という音を立てて止まってしまい、毎日試みているもののエンジンが掛かりません。以来、プラグや燃料パイプを交換しましたがダメ。キャブレタークリーナーを買ってきましたが、他のことが忙しくて修理できませんでした。

 朝イチもエンジンは始動しません。とうとう、キャブレターを分解清掃することにしました。見た目は驚くほど簡単なキャブレターです。どこに詰まりがあるのかさっぱり判りませんが、取りあえずクリーナーで清掃して、もう一度組み立て、エンジンを掛けてみると・・・大成功! やっぱり、キャブだったのかな?

 月参りに行って、百箇日法要をして近くの神社の霊園に仏式で納骨。午後は「メダカの学校」と、かなり忙しかったですが、雨がひどくなくてよかったです。メダカは、[今日はありますか?」と何件か問い合わせがあり、参加者はいつもの半分でした。よくお越しくださいました。

 明日は雨が上がって欲しいなぁ〜

〜 小さなキャブレターまわり 〜
2018年7月7日(土)  No.5481

大雨続く
 今日も雨。激しく降ることはあまりなく、雨量も昨日の65%ほどでした。夜遅くにはしばらく雨が止んでしたました。

 今日もエリアメールが頻繁に来ました。でも、同じ建物の中にあって、着信する端末としないものがあります。昨日はすべて鳴っていたのに・・・。

 真如堂裏山の断層の崖下付近は、避難勧告から避難指示に変わりました。お住まいの方は恐いと思います。

 明日の法事の御供を買いにスーパーに行くと、「この学区に避難指示が出ているけど、どこのことなんでしょう?」とご婦人同士が話をされていました。
 エリアメールで避難指示の学区と表示されるだけではわからないでしょう。ボクも、京都府のサイトを見て、初めて真如堂の裏山や銀閣寺近辺、吉田山の麓あたりが「土砂災害警戒区域等指定箇所」だということを知りました。
 近所の檀家で、民生委員をされている方と電話で話しましたが、やはり学区のどこがそうなのかはご存知ありませんでした。独居高齢者などが該当場所おられたら、何らかの手当てが必要になってくるのではないのでしょうか?
 周知徹底がなされていないということを、つくづく思いました。

 雨の‘お陰’で、お盆の案内状の発送作業がかなり進みました。棚経に回るお家宛のものは、明日、集荷に来てもらいます。配達にも大雨の影響が出ているので、届くまでには普段より時間が掛かるでしょうね。

 夕方、前住職の二七日を勤めました。

〜 真如堂・金戒光明寺東側の土砂災害警戒区域 〜

2018年7月6日(金)  No.5480

大雨
 朝からずっと雨。こんな雨は数年に1回というぐらいの降り方で、今日の京都市の総雨量は171ミリ。北部の山間部や京都府下では、もっと降ったところもあったでしょう。
 朝から引っ切りなしに「緊急速報エリアメール」が入り、今日1日でその数は17回でした。

 真如堂のある学区にも避難勧告が出ました。学区内にある土砂災害警戒区域等指定箇所付近に住んでいる人向けですが、実は真如堂の東参道の崖もそれに該当しています。断層によって出来た切り立った崖で、高いところでは10メートルほどあるでしょうか。下には家やガレージがあります。銀閣寺辺りも別の土砂災害警戒区域に入ります。

 外の作業など、しようとも思えない雨で、今日は1日事務作業。兎にも角にも、お盆の案内状の発送です。寺報を完成させ、紙折り機は壊れて廃棄したので手折り。他にも何種類か印刷して、ここ2〜3日は発送作業に追われます。

 紫陽花の剪定がすごく気になっているのですが、この雨ではどうしようもありません。晴れていれば、剪定か発送かと二択に迫られたと思いますが、今日は選択の余地なく、事務作業に専念できました。

 そんな雨の中でも、弔問に来てくださいました。木曜日が休診の檀家の歯医者さん、高校の友人。
 高校の友人は、ボクが初めて高校の寮に入った時に同室になった1年先輩で、以来、ずっとお付き合いがあります。普段は奈良県の吉野にいるのですが、京都で会議があったのを抜け出してお参りしてくれました。
 共に、有り難いことです。

 弔問も少し一段落し、土曜日には法事もあるので、祭壇を別の部屋に移しました。

 供花の管理が大変です。頻繁に水の補給をしなければなりませんし、かなり悪くなってきているので、それを抜いたり形を整えたりと、かなり手間がかかります。でも、花が少なくなると寂しくなってしまうでしょうから、できるだけ維持に努めます。

〜 ガラケーの画面 〜
2018年7月5日(木)  No.5479

礼状発送
 会葬など弔慰の礼状と専用の封筒がお昼過ぎに出来て、葬儀社が持ってきてくれました。1週間ほど掛かると聞いていたのですが、早いに越したことはありません。

 約500通あって手書きでは時間がかかるため、失礼ながら宛名はプリンタを使って印刷します。封筒の形は決まっていたので、「そろそろ宛名印刷の設定をしておかなければ」と思っていた矢先に届いたので、それから慌てて設定作業。封筒のベロ(ふた)の部分のどうするかで設定が違うので、ちょっと慌てましたが、無事に完了。

 プリンタの給紙トレイには封筒が10枚ほどしか置けないので、側を離れずに封筒を補給。やっと宛名印刷が完了したのが8時頃。それから挨拶状の封入、封緘をして、切手貼り。切手も購入してありましたが、弔事用の82円切手はなく、シールタイプの普通の模様。ようやく10時頃に終わりました。

 はぁ〜 くたびれチャンチャコ。準備をしていてもこんなに掛かりました。何だか思考がストップしています。時間が時間ですが、コンビニのワッフルと紅茶で一服。

 明日は大雨とか。ポストに投函するのでは濡れてしまうので、郵便局内で出さなきゃ。

〜 朝、黒谷・西雲院の蓮 〜
2018年7月4日(水)  No.5478

特定健康検査
 予約していた京都市の検診に、かかりつけ医に行きました。500円で、問診・身体計測(身長,体重,腹囲,BMI)・診察・血圧測定・血液検査・尿検査・心電図検査が受けられます。

 「料金は別ですが、前立腺検査や大腸癌検診も受けたらどうですか?」と勧められたので、ついでにお願いしました。

 身長を測って「○○センチです」と告げられ、思わず、「えぇー!」と声が出てしまいました。「もう一度測りましょうか?」と言われて測っても同じ。自分の思っていた身長よりも3センチ近く縮んでいました。「老化で縮んだのか・・・」と、ちょっとショックでした。3センチも・・・。

 採決の時には、「血が濃いです。もっと水分を摂ってください」と言われました。

 法要の時などは、途中でトイレに行きたくなっては困るので、できるだけ制限していますが、その他の時は普通に水分を摂っているつもりなのですが・・・。
 それはエライことです。血栓ができたり、熱中症になったら大変。気が付かなかったなぁ。小まめに水分補給しないと。植木屋をするときはペットボトルを持参しようかな。

 血圧も普段は120台なのに、1回目は140越え、2回目も130を越えて表示されました。深呼吸したんだけどなぁ・・・。高血圧で引っ掛かってしまいます。

 簡単な検診でしたが、自分の体を振り返るのには良い機会でした。気をつけようっと。

〜 ゴールデン レイン ツリー(モクゲンジ)の落花 〜
2018年7月3日(火)  No.5477

お盆の案内
 今日は葬儀関係の整理はひとまず置いて、お盆の準備。早目にお盆の棚経に伺うお家の日程まで1ヶ月を切ったので、とにかく日程だけでもお知らせしなければいけません。

 忌明・納骨法要のご案内も作成。四十九日がお盆に掛かり、塔頭の僧侶の都合がつかなくなるので、早目に行います。檀家の方には、「四十九日を終えてから忌明にしてください」といつも言っているのですが、大僧正の前住職なら、四十九日を待たずとも亡くなって直ぐに往生されているだろうと言い訳もしつつ、ご案内します。

 さて、まずはプリンタの復旧。いま、プリンタが3台、軽印刷機1台を使いわけているのですが、うち1台が原因不明の動作不良。プリンタのIPアドレスを変えたり、LANケーブルを交換したりして動作するようになりました。
 印刷機は印刷の途中で不気味に再起動を繰り返す始末。原因は不明ですが、騙し騙し使いました。

 寺報の作成も開始。今号は先代住職特集です。これは時間が掛かりそうです。

 弔問も、日曜日よりもたくさん来てくださいました。有り難いことです。ご高齢の方が、大阪や兵庫から来てくださり、帰りが心配な方もおられました。
 「ボクが死んだ時は、こんなには来てもらえないなぁ〜 どんな最期になるかなぁ」などと思いますねぇ。

 あれもこれもと、気持ちばかりが急きますねぇ。ちょっと植木屋でもしようかな。

〜 いただいた紫陽花。挿し木します。 〜
2018年7月2日(月)  No.5476

入力、おおかた終了
 今日は朝から調子がイマイチ。何となくフラつきます。眼精疲労と腱鞘炎になりかけ。

 「気力だ」と、気になっている紫陽花の剪定を、約1時間半しました。ちょっと安心。「やらなければいけないこと」がほんの少し減っただけでもよかったです。

 修学院にある霊園で、17回忌を墓前回向でして欲しいと頼まれていたので、出かけました。
 暑い。朝10時ですでに32度。墓地には日陰がなく、容赦ない陽射しがまともに照りつけました。読経を終えたら、ペットボトルのお茶をくださいました。

 帰ってからは、弔問の方の合間に葬儀の参列者名簿作り。日曜日ですが、弔問者は思ったよりも少なくて、作業は捗りました。

 ただ、下さった弔電の差出人の住所が約半数わかりません。電報会社によるのでしょうか、電文と名前だけで、住所が書いてないのです。会社からいただいているものはなどはネット検索をしてわかったものの、個人はどうにもわからないものがありました。

 電報の値段もさまざま。中には1万5千円もするものもあるのですねぇ。それも調べなきゃ。

 気分転換に「今日の散歩道」の写真を撮りに境内に行き、ブラブラ。定例より2日遅れでなんとか更新しました。

 またリスト作り。10時頃に、ようやく一段落しました。体調は午後から戻ってきました。一安心です。いま、倒れている場合じゃないですから。

〜 咲き始めたむくげ 〜
2018年7月1日(日)  No.5475

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