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2018年2月の日記

プチ土木作業
 今日はポカポカ陽気。

 ふと地面を見たら、草がたくさん生えてきていました。いつのまに大きくなったのでしょう? 他にもどんどん生えてきそうな勢いです。雑草とはいえ、春の息吹を感じさせてくれるものなので、周りがもう少し春めいてくるまで、このままにしておきましょう。

 侘び助の葉っぱも、昨日から落ち始めていました。どうしてだろうと思っていましたが、今日はさらに数枚落ちていました。梢を見ると、余寒に震えながら開いたような小さい花が2輪見つかりました。新葉と古葉が入れ替わるために落葉したのでしょうか? まだ少し早いようにも思えますが・・・。

 折角の春日和なので、今日は土木作業をしました。

 自坊の参道のコンクリート製の‘敷石’が、歪んで凸凹になってきていました。樹勢が強い近くにある桜の根っこが、下から敷石を持ち上げているのでしょう。2メートル程の間ですが、敷石を剥がして、下にあった根っこを切って、また据え直しました。根っこは太いところは5センチほどありました。

 敷石を据えるのは難しいですねぇ。1枚だけならまだしも、連続して数枚据えるとなると、なかなかピシッとは揃いません。糸を張ってまでするような規模でもありませんし・・・。そのうち、雨が降ったりして落ち着いていくでしょう。

 久々のプチ土木作業は、気分爽快でした!

〜 砂利の間から生えてきた草 〜
2018年2月28日(水)  No.5352

塩パン
 天気予報を見て、ものすごく温かくなるのかと思っていましたが、風もあって、体感温度はそれほどでもありませんでした。

 お天気もいいのに、室内でお彼岸の案内の発送準備。寺報を二つ折りにして丁合をしたり、タックシールを貼ったりという作業です。

 紙折り機が壊れたので、寺報を折るのは手作業。これをやると何故か必ず首が不調になるので、できればやりたくないのですが・・・。紙折り機を買おうかと調べてみましたが、結構高いですし、この先いつまで使うかわからないので、買おうという踏ん切りが付きませんでした。

 タックシールがない時は手書きでしたから、ずいぶん助かります。最初は「お寺なのに、機械的だ」と抵抗感を持つ方もありましたが・・・。

 こういう作業は、ブレイクを入れないと続けられません。なんだか今日は塩パンが食べたくなっていたので、気分転換も兼ねて、少し離れたスーパーへ。京都は至るところにパン屋さんがありますが、塩パンはそのスーパーが自店のベーカリーで作っているのが一番のお気に入りです。
 かなりバターを使っているので、コレステロールが気になるところですが・・。うん、美味しい!

 また、発送作業を再開。明日も同じような作業が続きそうです。

 さて、何で気分転換しようかなぁ。

〜 早咲きの躑躅 〜
2018年2月27日(火)  No.5351

仏壇の整理
 今日は気温が15度近くまで上がりましたが、風が結構あって、体感的にはもう少し低い感じでした。

 江戸時代から続く檀家の方が、仏壇を東京へ移されるというので、拝みに行きました。
 今ある仏壇を廃棄して新しいものを求められるのか、仏像や位牌はどうされるのか、まだ未定。伺って拝見してから決めることになっていました。

 伺って拝見したところ、仏壇は昔のお灯明の油煙で金箔も茶色くなり、漆もところどころ剥げていました。‘それほどのもの’ではありませんし、洗いに掛けて補修すると、買う以上に高くつくでしょう。サイズの問題もあり、結局、買い換えるという結論に達しました。

 仏像も特別なものではありませんが、「長い間守っていただいた仏さんなので、東京でも祀られたらいかがですか?」と申し上げ、新しく買われる仏壇の御本尊となることに決まりました。4つある位牌のうち、100年ほど前の1つは寺に納めることになりました。

 仏像も位牌も、油煙や煤で茶色くなっているので、「持って帰って洗って差し上げます」と持ち帰ることになりました。自坊の大量の位牌を洗った経験があるので、お手の物です。洗った後、移転先の仏壇が準備できるまでは、寺でお祀りすることにしました。

 その他、仏壇の引き出しや棚の中身をボクが引っ張り出し、「これはお寺で焚き上げます」「これはゴミに出してください」「これは東京へ持っていって使ってください」と振り分けました。埃だらけになりました。

 自坊に帰って、早速、仏さんや位牌を洗いました。褐色になってこびり付いている油煙は取れないだろうと思っていましたが、見違えるほど綺麗になりました。はぁ、よかったよかった。

 よし、一件落着!

〜 黒谷の極楽池の鴨 〜
2018年2月26日(月)  No.5350

お地蔵さんの遷座
 今日は昨年の10月1日にお預かりしたお地蔵さんを、もとのご町内にお返しして開眼法要を行いました。

 20キロほどあるお地蔵さんを段ボール箱にお収めして紐を掛け、車に積み込みんで、法然院の下の町内へ。

 新しく安置するのは、元の場所から20メートルほどのところ。もともとあった場所が一部民家に食い込んで、その家が売却されることになったため、移転を余儀なくされました。
 町内の方が敷地を一部提供して下さり、町内で寄付を集めてブロック塀を積み、台座をこしらえるなどして、今日を迎えました。今までの場所は車の往来が頻繁で危なかったのですが、今度は少し路地を入った落ち着いた場所です。

 段ボール箱を開けると、お化粧をしたお地蔵さんが姿を現されました。「わぁー」という声が上がりましたが、ご高齢の女性が躊躇なくよだれかけを掛けてしまわれたので、僧衣や袈裟の部分はほとんど見えなくなってしまいました。見えなくなるのは予想どおりですが、もう少し皆さんに見て欲しかったなぁ・・・。よだれかけの真ん中には「泰納」と書かれていました。「奉納」の間違いです。

 結構冷え込む中、町内の方々20人ほどが集まって、開眼法要。皆さんにもお焼香をしていただきました。ほとんどが高齢の女性。子供にも来て欲しかったなぁ。

 これからは新しい場所で、この町内の皆さんを見守ってくださいますでしょう。

〜 開眼供養のお勤め / 安置されたお地蔵さん 〜
2018年2月25日(日)  No.5349

入れ違い
 朝は冷えたものの、昼間は陽光の差すあたたかいお天気となりました。今日は11時と2時に法事。

 2時は忌明の法要をと納骨でしたが、参列される方が道に迷ってしまい、法事を始めるのが遅れました。おまけに、納骨は大津にある霊園。車3台を連ねて向かいましたが、いろいろと段取りが悪く、納骨の係の人に4時に霊園が閉まると言われ、大慌てでした。

 この法要は、最初は12時過ぎスタートの予定でした。ところが、法要の後の食事の店が5時からしか開かないということで、逆算して2時に変更となりました。最近、食事のスケジュールを先に決めて、逆算して法要の時間を打診してこられることが少し増えました。ちょっと本末転倒かなぁ。


 帰ったら、東京の法衣屋さんから袈裟が届いていました。カタログを見て送ってもらったのですが、開けてみてみると、どうも頼んだ袈裟と違うような・・・。カタログと見比べてみると、やはり同型の別のもの。納品書には、受け取ったものより5万円高い、頼んだ袈裟の値段が付いていました。

 電話をして品物が違っている旨を伝え、「土曜日の閉店際ですから、来週で結構ですから調べてみてください」と言っておきました。

 1時間半ほど経った6時半頃、法衣屋さんから電話。残業をして調べておられたのでしょうねぇ。「2領の袈裟を入れ違いで送ってしまいました。先方は受け取ったもので構わないと仰ってますが・・・」とのこと。ボクも、「こっちもこれでいいですよ」と、双方共に間違って送られてきたほうで了解しました。

 現品限りのカタログで、間違って送られてきた袈裟のほうが欲しかったものの「売約済」になっていたため、別のものを送ってもらったのですが、結果として気に入っていたものが求められました。5万円もの値段の違いは、使われている金糸の量などでしょう。こういうものの値段は正直よくわかりません。

 それにしても、僧衣や袈裟は高いですねぇ。そう頻繁に買い換えるものではありませんし、縫製も人材難で手間賃も高いでしょうから、仕方ありません。こちらは、「馬子にも衣装」ですし・・・。

〜 御所の梅(知人が撮ってこられた写真) 〜
2018年2月24日(土)  No.5348

ロシアンケーキ
 月参りに伺ったお宅で、ロシアケーキをお土産にいただきました。「村上開新堂」という明治40年に寺町二条で西洋菓子舗として開業したお店のものですが、「ケーキ」と呼ぶものの、「二度焼きしたクッキーにジャムやクリーム、チョコレートを塗ったり、ナッツなどを載せたりした菓子」です。

 子供の頃から食べていますが、昔はクッキーといえばこのお店の缶入りの、硬めの手焼きクッキーでした。ロシアンケーキは、このクッキーよりも柔らかい生地で、10種類ほどある中でも、クッキーの凹みにジャムを‘溜めた’ものが一番好き。

 帰ってすぐに、コーヒーをいれて頂戴しました。ジャムのねっとり感とクッキーの食感が絶妙です。

 さぁ、お地蔵さんのお化粧の仕上げに取り掛かろう!

 白塗りしたお顔に、薄く目鼻を下書きするのですが、どうも上手くいきません。そのうち、衣の部分の不自然さも気になって修正。乾かしてはまた描くという作業を何度となく繰り返しましたが、仕舞いにどうしたらいいかわからなくなってしまい、最後は「ちょっと頼みます」と他の人に委ねました。

 「品があって可愛く、思わず掌を合わせたくなるようなお顔で出来上がったお顔」などといろいろ注文を付けましたが、出来上がりは・・・。見えるように置いておくと手を入れたくなるので、段ボール箱に入れて紐を掛けておきました。明後日、お遷座しします。
 お化粧が一段落したので、お彼岸の案内状や寺報の印刷に掛かりました。自室が広がって印刷機を広い場所に置いたので、ずいぶん作業が楽になりました。引き続き、明日も印刷作業です。

 休憩はロシアンケーキとアールグレイ!

〜 お化粧済みのお地蔵さん 〜
2018年2月23日(金)  No.5347

先々代の命日
 今日は春らしい陽射しがあって、いよいよ季節が変わるなぁという実感が湧くお天気でした。陽射しに誘われて外へ出てみると、案外気温は高くなく、10度ほどでした。

 朝は消防訓練。1月には近くのお寺の庫裏が全焼して1人が亡くなっているので、切迫感がありました。折角の設備を使いこなせるようになるには、年に2回ほどは訓練をして、自然と体が動くようにしておかないといけないでしょうね。

 今日は先々代「純孝」師の祥月命日。

 ずいぶん可愛がってもらったそうですが、ボクが6歳の時に亡くなっていて、棺に花を入れた記憶しかありません。

 朝のお勤めで回向をした後、墓前回向に行きました。最近、よく墓参りをしているので、先々代のお墓はいつも花があがっています。でも、ちょうどお墓の上に八重桜の木があって、ヒヨドリらしい鳥が枝に止まって糞をするので、あたり一面が汚れています。ちょっと掃除をしたぐらいでは追いつかないので、墓石の上だけ綺麗にしました。

 綺麗なお墓は気持ちいいなぁ〜 

 いま、自坊の歴代墓を建てていますが、ボクもそこに入るんだなぁ〜

〜 春の陽射しの中の水仙 〜
2018年2月22日(木)  No.5346

お地蔵さんのお化粧
 毎年地蔵盆にお参りに伺う近くの町内のお地蔵さんが祠の移転に迫られたので、昨秋、取りあえずお預かりして、自坊の前で他のお地蔵さんと一緒に安置していました。新しい安置場所を提供してくださる方が見つかり、祠の土台工事なども済んだというので、この日曜日に安置することになりました。

 先方の町内会長さんに、「準備もあるでしょうから前もってお持ちしましょうか」とお尋ねしたのですが、その日の朝まで無理だとのこと。「お地蔵さんのお化粧とかはどうされますか?」と聞いたのですが、「やったことがないので、どうしたらいいのか・・・」と。

 折角新しい場所に遷られるのに、お化粧の剥げた状態ではお気の毒。地蔵盆の時にお地蔵さんをお化粧するのは子供の役で、ボクもやった覚えはありません。でも、この際、やらないわけにはいきません。

 百均に行く予定があったので、文房具の売り場を見てみると、な、なんと! 12色の水彩絵の具が売っていました。画材屋さんで買っても、この後、使う予定はなし。これでやってみようと買い求めました。

 帰って早速作業に取り掛かろうと絵の具を出しましたが、ずいぶん小っちゃい! 取りあえず塗りに掛かりましたが、最初出てくるのは「白」の交ざった透明な液。お地蔵さんに塗ってみても、半透明な色しか付きませんでした。ほぼ全部を使って、お顔の部分だけを塗りましたが、真っ白にはなりませんでした。他の場所も白く塗るので、これでは足りません。

 もう一度外出したついでに、子供の頃通っていた小学校の通学路にあった文房具屋さんに寄って、バラの絵の具をたくさん使いそうな色だけ買いました。2色で238円。絵の具1本で百均の12色セットが買えますねぇ。なんとも懐かしい文房具屋さんは、ご主人が代替わりしていました。

 取りあえず、お顔だけは白塗りしましたが、後の部分をどういう色づかいにするか、お顔をどう描くか、これからが腕の見せどころです。

〜 お顔の白塗り途中のお地蔵さん 〜

2018年2月21日(水)  No.5345

胃カメラ
 今日は2時半から胃カメラ。昨日の夕食を食べてからは絶食で、検査3時間前以降は水もダメ。台所に行くと、つい食べてしまいそう、つい飲んでしまいそうなので、いろいろな用事を作っては時間をつぶしました。

 今日の胃カメラは鼻から。耳鼻咽喉科で気管支鏡を何度もやっていましたが、同じ太さ。ただ、長さが丸で違います。苦〜い麻酔剤を鼻から入れられて、その後ファイバーを挿入。胃の中をグルグル動かれる不快さは堪りませんねぇ。結局、喉から入れるのと、同じようなものでした。胃潰瘍の痕跡があるので、生検をするらしいです。

 1時間ほどして麻酔が切れたのを確かめてから、うどんを作って食べました。でも、苦い麻酔剤の味がどこか残っているし、胃の中もなんだか不快で、ちっとも美味しくありません。ボクが作るうどんは、いつももっと美味しいのだけどなぁ・・・。


 心理療法の恩師の訃報が入りました。

 この方々から「ゲシュタルト療法」というセラーピーの研修を数年に掛けて受け、その後、「グリーフワーク」を趣旨としたグループを立ち上げて数回のワークショップを開きました。「グリーフワーク」という視点がまだ時期尚早という頃でしたが、100人近い方に参加していただきました。

 その恩師はまだ73歳。自分で救急車を呼んで搬送されたまま、帰らぬ人となったそうです。

 大学教授などを歴任されましたが、評価には恵まれなかった気がします。長い時間一緒にいて、生い立ちなどいろいろ聞いたので、とても近く感じていましたが、最近は年賀状のやりとりだけになっていました。牧師資格もある方なので、一早く天国に行っておられるでしょう。

 歌がうまかったなぁ〜 目の玉の大きい人でした。

〜 夕方の墓地。左から、三重塔、鐘楼、大文字山 〜
2018年2月20日(火)  No.5344

体が鈍る・・・
 今日も、お彼岸の準備に専念しました。

 寺の護持会の会費台帳に入力、確認して、お彼岸の案内と一緒に会費納入をお願いする準備もできました。ずーっと昔は手作業でしたが、パソコン様々です。

 ところが、よく考えたら、いつも同封する天台宗の冊子がまだ送られてきません。問い合わせたら、3月初めになるとか。それまで発送できないということ・・・。仕方ありません。

 お天気もまずまずで、外の作業にはもってこいなのですが、植木も土木作業も今はすることがありません。体が鈍ってしまうなぁ〜。穴掘って、また埋めようかな。

〜 巻かなかった白菜 〜
2018年2月19日(月)  No.5343

京都マラソンの日
 今日は京都市内の名所などを繋いで市民ランナーが走る京都マラソン。そこら中で交通規制があるので、「法事をお願いしたい」という方には「その日はお止めになった方がいいですよ」と言って他の日をお勧めしていました。

 朝一番にバイクで月参りに行くために、前日からどの道を通れば規制に引っ掛からないかを調べておきました。幸い、規制前に行って帰れそうなのでよかったですが、道路にはいつでも通行止めが出来るようにコーンなどが配置され、裏道まで係員が立っていました。

 月参りから帰ってきたら、墓参の方が東京からお越しになっていました。「こんな日によくお越しになりましたねぇ」と申し上げましたが、「今日は何かあるのですか? バスのコースも変わっていましたが・・・」とマラソンがあることはご存知ありませんでした。京都駅からのバスのコースに当たる平安神宮付近は、朝から全面通行止め。どこを回ってくるのでしょう?

 そんな日なので、今日はどこへも出かけず、彼岸の準備に集中しようと決めていました。その甲斐あって、寺報は8割方完成しました。折れたままの障子の桟の修理も出来ました。自室の整理も少し。

 夜は、スピードスケート女子500メートルに集中。小平さんが人生訓としているというマハトマ・ガンジーの言葉「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」、いいですねぇ。

〜 自坊前の水仙 〜
2018年2月18日(日)  No.5342

彼岸準備
 天気は悪くない予報だったのに、朝はザァーッと雨が降るし、昼からも横殴りの雪が時折降りました。

 お天気も悪いので、寺報の作成や護持会費のお願いなど、お彼岸の準備に本格的にかかることにしました。単純な事務作業は落語を聞きながら。でも、文章を作るのはそういうわけにはいきません。数日間、四苦八苦しそうです。

 夕方に小用で出かけた時、ひょんな拍子から友人と至近距離にいることがわかり、「お茶でもしようか」ということになりました。喫茶店に行くのは去年の秋以来です。

 窓の外の雪を見ながら、しばし‘積もる話’。お互い、体のことや老後のことに話が及びました。なんだかお年寄りの会話みたいでした。

 行ったお店は紅茶専門店でしたが、高い割にはそれほど美味しくなく、ちょっとがっかり。

 帰って夕食を食べて、彼岸の準備に復帰。今日は大した進展はありませんでした。数日は‘下準備’です。

〜 ちょっとオシャレな紅茶専門店 〜
2018年2月17日(土)  No.5341

工事ラッシュ
 今日は、自坊に関係する工事が3つ行われました。

 一つは、水道管に使われている鉛製給水管の取り替え工事。
 自坊の水道管には、引き込みの分岐からメーターまでの間に鉛管が使われていました。鉛管を使っていても、旅行などで長期間水道を使用しなかった場合などを除いては、安全性に問題はないそうですが、京都市は今年度末までにメーターまでの鉛管をすべて解消することを目標にしていて、その期限が迫ってきていました。

 15年ほど前に鉛管を交換したい旨の連絡がありましたが、配管が石垣の中を通っていて大規模な工事になってしまうので断りました。今回は代替工法で施工することで合意。メーターより外の工事なので、市の費用でやってもらえることになりました。

 朝9時から工事が始まり、すべてが終わったのは夜7時前でした。石畳を剥がしてまた復旧するなど大がかりな工事になったため、ずいぶん時間が掛かりました。4時間ほど断水しましたが、自坊には井戸水が引き込んであり、また貯水槽には1トンの水道水があるので、断水しても多少不便なだけでした。

 長時間の工事、有り難うございました。

 もう一つは、自坊の歴代住職の墓の建立工事。先ずは、地面に小さな杭を打ち、その間にロープを張って、どの場所を墓地に使うかという地取り作業。もちろん、作業は石屋さんがするのですが、一度建て始めたら修正が効かない大事な工程なので立ち会い、「あと1寸、こっちへ」などと、細かい位置確認を行いました。

 構想を立ててラフな図面を引き、墓の形や石の種類選びまで自分でやったので、かなり思い入れがある工事です。今日は、墓地の外枠の葛石を設置する作業だけですが、その間何度も現場確認に出向きました。石屋さんはやりにくかったでしょうねぇ。

 三つ目は、墓地の境界の石垣積み。真如堂の僧侶の輪番の担当者がいるので、直接は関わらないのですが、檀家の方が工事をしてくれているので、毎日見に行っています。やっと4分の1ぐらい進みました。

 今日は、この3か所を行ったり来たり。他に何したかなぁ〜

〜 参道での水道工事 〜
2018年2月16日(金)  No.5340

細々と
 一気に気温が上がり、今日の最高気温は13.4度でした。お昼頃に晴れ間もありましたが、ほぼ曇り空で、少し時雨れることもありました。

 朝は月参りに行きましたが、午後は細々としたことをとりとめもなくしました。ドカッとまとまったことをする日もあれば、その合間に細々としたことに終始する日もあります。どっちにしろ、じっとはしていられる質ではありませんが・・・。

 お彼岸の準備も次第に本気モードになってきました。水塔婆なども本格的に書き始め、しばらくやってはお墓へ散歩。そんな繰り返しでした。

〜 今年はハクビシンに盗られる前に採ろうっと 〜
2018年2月15日(木)  No.5339

プレゼン
 大津・坂本で会議。今日は来年の夏に行うイベントのためのコンペ。3社がエントリーして、それぞれが企画した内容をプレゼンしました。

 比叡山を使って多額の費用を掛けて行う行事で、各社とも趣向を凝らした内容を説明してくれましたが、その中で皆が驚いたのは「Wi-fi beacon」という技術でした。

 正確には説明できませんが、今はこのbeaconの端末が駅や店などいろいろなところに設置してあって、その近くを通るとスマホと通信をして、スマホ内の情報を抜き取り、どこを通ってどこへ行ったかという位置情報や行動パターン、趣味趣向、個人情報が合法的にビッグデータに蓄積されていくというのです。それを使って、店は客の性別、年齢や趣向、行動パターンなどを解析し、客に対して‘提案’や‘宣伝’をするということが、もう日常的に行われているのだそうです。

 個人情報の保護などという話が空々しく聞こえてくるレベルの話で、スマホを持っている限り、それを拒絶する術はないのだとか。まぁ、ボクはまだガラケーなので問題はありませんが。

 そのbeaconの端末を比叡山に数十個設置して、来山者やイベントに参加する人の動きや傾向を把握して、イベントの内容に繋げていこうという提案でした。

 他の企画も、僧侶ばかりが集まって話していても考えも付かないような話ばかりで、「ここまでやっていいの?」というものもありました。

 最後は無記名投票で1社を選び、これからは話を詰めていくことになりました。

 だんだんついて行けなくなります・・・。

〜 アイスキャンディ型のチョコ 〜
2018年2月14日(水)  No.5338

脂肪肝
 耳鼻咽喉科の紹介で胃腸科のある開業医を受診しました。喉の不調の原因の一つが胃酸過多、逆流性食道炎だというのです。
 去年も別の胃腸科で胃酸過多の薬を処方して貰ったことがあります。その時、ずっと飲み続ける必要があるかも知れないとも言われていました。そういう胃なのかな?

 胃酸過多はともかく、喉の不調を早く何とかしたいので、素直に受診しました。

 初対面のドクターは愛想がイマイチでしたが、問診をした後の腹部エコーで、脂肪肝の傾向があると言われてしまいました。

 肝臓の数値に異常はなかったと1ヶ月前に別の医院でした血液検査の結果を見せると、「この血液検査の報告書では正常値になっていますが、肝臓の専門医の間ではこの数値は高いと見なされます」と言われました。

 えー、ダブルスタンダードなの? ずっと「正常範囲内」だったので、それを信じて肝臓のことは気にしていませんでしたが、長年の積み重ねで脂肪肝になっていたとは・・・。

 すぐに治療を要するような脂肪肝ではないので、お酒は週1、2回にして休肝日を増やし、饅頭や果物も控え、ちゃんと朝のウオーキングをするなど、生活習慣を改善していこうと思います。

 来週は胃カメラ。ちょっと木で鼻をくくったようなドクターですが、今までの愛想のいいかかりつけ医よりよほどよく診てくれます。待ち時間がない、診察しなくても薬を処方してくれる今までのかかりつけ医ですが、これは乗り換えた方がいいかも・・・。

〜 自坊の門前の紅梅 〜
2018年2月13日(火)  No.5337

‘宝探し’
 ほとんど毎日、1度や2度はお墓に行きます。墓前回向をしたり、供花を備えたり、何かを確認するためだったりと、何かしら用事があるのですが、基本的にはお墓に行くのが好きだからです。

 8ヵ寺ある真如堂の塔頭の中でも、墓地に隣接しているのはうちだけ。2面が完全にお墓と密着しています。木戸を開けたらすぐお墓。地の利は最高です。その分、夏は蚊がすごいのですが・・・。

 墓地管理人の次にお墓の‘常連’なのはボクに違いありません。

 今日は5回ぐらい行きました。朝7時頃にお墓のお性根向きのお勤め、お昼前に百箇日の回向、午後からは水塔婆を供えるために1回、あと2回ぐらい、調べ物をするために行きました。

 「お墓参りをすると落ち着くのです」という方が結構いらっしゃいます。これだけしょっちゅう行っていると‘日常’になってしまっていますが、そう仰るのもわかる気がします。上手く言えませんが、身内で有る無しは関係なく、‘祖先’‘歴史’のまっただ中に抱かれている気がします。

 今日も用事を済ませた後は、しばらくお墓ウオッチング。興味が湧くのは、長い間誰もお参りしていないお墓です。古いお墓は砂岩で出来ていて色目も違うので、遠くからでもすぐにわかります。

 今日もそんなお墓を見ていて、「あれっ? これはひょっとして・・・」と、檀家のお墓の一つではないだろうかと確かめて見ました。位置関係や並びで、‘疑わしきお墓’があるとひらめくのです。

 掌で苔などを取って、彫ってある字をよく見ると、130年ほど前に建てられたもので、檀家の姓が見えました。いったん寺に帰って過去帳を調べて見たら、間違いなくその家のお墓で、女性一人のために建てられたものでした。

 その家の‘現役’のお墓が10メートルほど離れたところにありますが、家の人はこのお墓の存在に気が付いてなく、ずっと誰もお参りしていませんでした。早速、水塔婆を書いて花に供えて回向をしました。今度、その家の方がお参りになったら、そのお墓にもお参りしていただくように言わなければなりませんねぇ。‘お墓マップ’にも所在を記録しました。

 一通りお墓の調査を終えたつもりでも、こんな‘発見’が時々あります。不謹慎ですが、‘宝探し’のような気分です。今まで長い間放ったらかしになっていたお墓に、またお参りするようになるのですから、故人も喜んでおられるに違いありません。

 あ〜、よかった、よかった。

〜 墓地際に咲いていた蝋梅 〜
2018年2月12日(月)  No.5336

今日だけ、水ぬるむ
 今朝の気温は4度台と、1月半ば以来の‘高さ’でした。

 昼間の最高気温は7度止まりでしたが、ずーっと張っていた蓮鉢の氷がすべて溶けました。水面に景色が映るのも久しぶりです。

 今日は法事2座。大阪と滋賀の方でした。

 今日から、春のお彼岸の準備を始めました。

 まずは、去年の秋のお彼岸と今年のお正月にお参りになった方の記録をデータベースに入力。春のお彼岸には直接は使いませんが、お参りになりそうな方で、何枚も水塔婆を書くお家を抽出して、事前に準備をしておきます。

 遠くて墓参ができない方のお墓に供える水塔婆から書き始め。皆さん、長らくお目に掛かっていませんが、「どうされているかなぁ」と思いながら書きました。中には、一度もお会いしたことがない方もおられますが・・・。

 ついこの前、お正月だと思っていたのに、もうお彼岸の準備。言ってる間に、お盆かぁ・・・。

 最近、ちょっとたるんでいるので、気合いを入れ直さないといけません。

〜 氷が溶けた蓮鉢 〜
2018年2月11日(日)  No.5335

最後の決断
 予想より早く、朝から雨。だんだん本降りになりました。

 今日は滋賀県草津市で葬儀。斎場での読経を終えて、火葬場へ自分の車で向かいました。草津の火葬場は初めてです。

 今まで、10か所ぐらいの火葬場に行きましたが、だいたいの流れはどこでもほぼ同じです。ただ、草津の場合は最後がちょっと違っていました。棺が炉に入って扉が閉まり、最後は喪主が点火ボタンを押すのです。

 30年近く前、親戚の葬儀が北陸であった時、炉の後ろに回って、喪主が実際に火を点けるというのに立ち会ったことがありますが、それ以後は見たことがありません。扉が閉まった時に自動的に点火されるか、係の方がキーやボタンを操作していました。

 読経しながら見ていて、ハッとしました。

 逆縁の場合は、火葬場には行かないのが慣わしですが、たとえ老親であっても点火ボタンを押すのには大きな決心がいるのではないでしょうか。

 調べてみると、関西には稀にそういうやり方のところがあるようです。葬儀は、同じ仏教でも宗派によって変わるというより地域性がとても大きく、自分の馴染んだ方法と違う時などは違和感を覚える場合も少なくありません。喪主が点火ボタンを押すというのも、ずっとその地域に伝わってきた方法です。でも、ちょっと驚きました。

 帰りは、国道が事故渋滞。帰り道でよかったです。

〜 いただいた数量限定のバスクリン 〜
2018年2月10日(土)  No.5334

一太郎の更新
 日本語ワープロソフトには、30年来、一太郎を使っています。WORDは送られてきたファイルを見る時に使うだけで、細かい操作はまったくできません。ボクがパソコンを使い始めた時にはWORDはまだなく、登場した時も日本語のワープロとしての出来はよくありませんでした。いま、ワープロといえばWORDですが、今さら替える気はありません。

 ほとんどの方にはまったく興味のない話ですが、今日は一太郎の新しいバージョンの発売日でした。今までは2〜3回のバージョンアップが重なった後、ようやく更新していました。毎回更新しても、大した変化はありませんので。

 今回のバージョンアップでは、中綴じ・平綴じ、小冊子などの作成がしやすくなったといいます。「これは、寺報を作る時に役に立つに違いない」と思って、今日10時の発売を待って、すぐにダウンロード購入しました・・・たまたまその時間は空いていたので。

 ちょっとだけ使ってみました。使い方や辞書登録や日本語変換などはすべて引き継がれているのでまったくストレスはありませんが、何が変わったのかはさっぱりわかりません。さぁ、寺報作りに役立つのでしょうか?


 夜は、滋賀県草津市でお通夜。今年は、京都市内よりも他府県でのご葬儀が圧倒的に多いです。

 経済的な理由から、霊安室での通夜・葬儀となりました。普通の式場を使わないとなると、どこまで葬儀社も手間を省くのでしょう、係員はいるのにお茶さえ出てきません。司会もないので、ボクが「お焼香をどうぞ」と言わなければなりません。さすがに、利潤追求で名だたる葬儀社だと思いました。

 そんなことと拝むのとは関係がありませんので、精一杯拝ませていただきましたが、やはり声にはキツイ。よくなってくると葬儀があります。かすれた声で、誠に申し訳ありません。

〜 盛り上がった水鉢の氷 〜
2018年2月9日(金)  No.5333

 午後から大津坂本で会議。

 今日は雪の心配はないと思って安心していましたが、「ひょっとしたら・・・」という懸念も少しはありました。

 会議が始まってしばらくしたら、窓の外は雪。次第に強くなって、吹雪いてきました。しばらくしていったん収まりましたが、またひどく降り出して、次第に屋根や地面が白くなり始めました。

 皆さん全国各地から会議に参加しているので、窓の外が気になって、「帰れるかなぁ・・・」と気が気じゃありません。ボクも、「これでは山越えは無理だなぁ」と落ち着きません。そんな思いが通じたのか、会議は早く終わりました。

 「早く帰ろう!」と会議が終わったら即、車を走らせました。山越えは避けて、平地の通行量の多い道を選びましたが、場所によってはジャーベット状のものが路上に積もっていて、ちょっとヒヤッとしました。

 ところが、トンネルを出て京都に入ったら、陽が差していて、雪などまったくありません。「こ、こんなに違うの!?」と、驚きました。後は雪の心配などまったくなく、順調に帰着しました。

 改めて、福井の大雪は本当に大変ですねぇ。

〜 会議室から見た琵琶湖 〜
2018年2月8日(木)  No.5332

バイクは寒い
 今朝の最低気温も−3度。寒さにもちょっと慣れたような気もしますが・・・。

 冷え込んでいるので今日の月参りは車で行こうと思っていましたが、外を見ると青空で陽が差していました。「よし、バイクにしよう」と予定変更。今朝は3軒のお家に伺う予定なのですが、どの家もコインパーキングに駐めて少し歩かなければなりません。それが結構面倒なので、バイクのほうがいいのです。

 着物を着てバイクで走ると、袂から風が入って背中に回って寒いです。服を着て走るのとはまた違います。バイクに乗る前にひらめいて、コートの両袂を安全ピンで止め、風が入り難いようしました。マスクは顔面の防寒にはかなり効果があります。

 出かける時の気温は−1度。しばらく走ってみると、足袋の足先が寒さで痛い! ビニールカバー付きの雨用草履を履いてくるべきでした。

 風を切って走るので、体感温度は気温よりもずっと下がります。でも、気の保ちようで耐えられない寒さではなくなり、そのうち慣れて、無事に月参りを終えました。

 午後は打ち合わせや自室で調べ物。室内のあたたかさに慣れてしまうと、ちょっと廊下に出ただけでも、肩をすくめるほど寒い! 早くあたたかくなって欲しいですねぇ。

〜 溶ける暇がない蓮鉢の氷 〜
2018年2月7日(水)  No.5331

暖房の有り難さ
 今朝の最低気温は、−3度。明るくなって真っ先に水道工事をした場所を見に行きました。水漏れナシ!

 午後、急な来客がありましたが、どの部屋も凍り付くような寒さ。暖房を入れても1時間以上経たないと温まってきません。仕方がないので、上着を着たままでいてもらって応対しました。

 うちの暖房のメインは灯油ストーブ。エアコンもありますが、温かさが実感できるという点では灯油のほうが勝っています。

 ストーブの灯油が切れてしまって、寒い屋外まで入れに行くのは、本当に面倒です。でも、昔と比べたら、ポンプは自動的に止まってくれるので楽チン。定期的に灯油屋さんが来て、空になったポリタンクに補充していってくれるので、その点も楽です。

 このポリタンク、うちでは青色ですし、ホームセンターなどで売っているのも青が主体です。北海道や中部から西のエリアでは青で、関東・甲信越や東北は赤、四国や九州では赤と青が半々なのだそうです。
 関東では、危険という意味で赤のタンク、関西では、赤よりも顔料が安価だった青が普及したのだそうです。

 福井の大雪のニュースなどもあり、今日はストーブの有り難さをしみじみ感じた1日でした。

〜 結構、晴れていました 〜
2018年2月6日(火)  No.5330

予定通りの1日
 今朝も結構冷え込んでいました。

 今日はここ数日まとまった時間が取れなくて途中になっていた水道管の補修作業をやろうと決めていましたが、あまりに冷たいので躊躇してしまいました。

 少し気温が上がるまで室内で他の用事をして、意を決して9時過ぎから取り掛かりました。気温はまだ0度で、大して上がったわけではありませんが・・・。
 作業をしていると寒さは気になりません。でも、どうしても素手でしなければいけない工程は指先の感覚がなくなるほど辛かったです。

 2時間ほど掛かって配管を仕上げ、土を埋め戻して、やっとすべて完了! 長く掛かりました。


 午後は作業所のパソコンの修復作業をしようと思っていたのですが、部品が届きません。待っている間に、アップルパイを作ることにしました。

 冷凍のパイ生地は購入済み。お供えのお下がりの林檎を、砂糖、レモン汁、シナモンパウダーと一緒に煮て、生地に挟んでオーブンで焼きました。

 焼くこと30分余、うちのオーブンは焼きムラが出来てしまい、どうもいけません。真ん中が少し焦げました。次からは、途中でシャッフルしようかな。

 お味は・・・砂糖はかなり入れた方がいいかなぁ。林檎は厚めのほうが食感がいいかも・・・。いろいろな反省点を踏まえて、また今度リベンジです。


 そうこうしているうちに、パソコンの部品が届きました。

 極端に動きが遅いと預かったのですが、「そりゃぁそうでしょう」という状態でした。お金を掛けずに直そうと思いましたが限度がありますし、動きの遅いパソコンは時間の無駄で、使う者にもストレスです。「どうせならお金を掛けてでも、快適にしよう」と部品を購入し、メインドライブをハードディスクから半導体ドライブに換えることにしました。

 手順は数日前からシミレーション済み。作業は順調に進み、2時間弱ほどで、新しいドライブから起動するようになりました。もちろん、サクサク動きます。設定なども修正して、夜には仕上がりました。

 パソコンは使っている人の癖がよく現れているもので、作業所は何でもデスクトップに置く習慣があるようです。使いやすいでしょうが、メモリを消費するなど、パソコンを重くしてしまう要因の一つとなります。でも、これは自分で置き場所を変えてもらうのがいいかなぁ。


 よーし! 今日の予定、すべて終了!

〜 焦げたアップルパイ 〜
2018年2月5日(月)  No.5329

餃子で活力
 今日は立春。風は強かったですが、その名にふさわしい陽光が降り注いで、何となく‘春’を感じることが出来ました。

 今日は11時と2時に法事。その合間に「今日の散歩道」の更新作業をしました。春らしいの光も差しているので、「ひょっとして・・・」と馬酔木の開花具合を見に行くと、わずかに咲き始めていました。期待通りです。

 明日は、月参りや法事などの予定がないので、夕食に冷凍餃子を買ってきました。

 ここ数日忙しく、喉の調子もよくありません。そんな時は餃子を食べると元気になるような気が、何となくします。でも、ニンニク臭が気になるので、翌日に何も予定がない日でないと食べません。今夜はOK!

 最近の餃子は、指示通り焼けばちゃんと‘羽根付き’状態で、外はパリッと中はジューシーに焼き上がります。臭いは昔と比べるとマシになった気がします。ニンニクの量が減ったのでしょうか? あの臭いが‘元気付け’には大事なのですが・・・。

 ピーラーでキャベツの千切りを作って、どっさり食べました。ちょっと硬いキャベツだったなぁ〜

 よし! これで明日も頑張ろう!

〜 咲き始めた馬酔木 〜
2018年2月4日(日)  No.5328

‘虫やしない’
 今日はご葬儀。節分行事は休ませていただき、「メダカの学校」は弟子に託して、宝塚に向かいました。

 念には念を入れて、普段なら1時間余で行けるのを2時間以上前に車で出かけました。道は空いていて渋滞もなく、開式の1時間以上前に式場近くに着きました。

 12時からの開式ですが、昼食は2時過ぎ頃になる予定。いつも、朝のお勤めをした後、6時前には朝食を食べ終わっていますから、2時ではきっとお腹が空きます。お腹が空いては、ただでさえ出にくい声が余計に出ませんので、時間もあるコンビニに行き、パンと缶コーヒーを買いました。

 こってりしたパンは喉にもよくなさそうですし、少し甘いものが欲しかったので、あんパンを選び、ついでにチョコレートも求めました。知らない土地に行っても、必ずコンビニがあるので助かります。式場に着いて、喪主が挨拶に来られるのを見計らいながら、パンとコーヒーをいただきました。

 今日のご葬儀は、3代前の住職のご親戚で、ボクが子供の頃から親しくさせていただいていた96歳のおじいさん。ちょうど、先に逝かれた奥さんとの結婚記念日だそうで、「おばあちゃんに渡してねぇ」と、おばあさんの好物だったお菓子などを棺の中に入れてもらっておられました。

 葬儀が終わってからも1時間以上待ち時間がありましたが、あらかじめ本などを持参していたので、長くは感じませんでした・・・というよりは、椅子に座って本を読んでいたのが、いつの間にか居眠りして、床の上に本を落としていました。

 帰路もストレスなく、6時過ぎに帰着。朝出てから、8時間半ほど掛かりました。

〜 今日の‘虫やしない’ 〜
2018年2月3日(土)  No.5327

歴代墓
 今日・明日は、節分会の行事として、般若心経を365回読誦して除災招福を祈願します。真如堂の僧侶11人が当番表を作って、30分交代で読経。30分で、だいたい12〜13回程度読誦できます。

 普段、一緒に読経することはあっても、ひとり一人という機会はないので、こういう時にはそれぞれの癖がよくわかります。聞いていると、なかなか面白いものです。

 ボクは相変わらず喉の調子が悪く、夜にはお通夜が控えているので、少し小さい声で読経をしました。それでも、咳き込んでばかり。あまり有り難くないでしょうねぇ。


 今度、自坊の歴代墓を作ることになり、先日来、簡単な設計をして石屋さんに見せて図面を起こしてもらったりしています。

 図面もいよいよ最終段階。中央に「無縫塔」という、上部が卵形をしているお墓を作るのに、どういうカーブにするか、朝イチからお墓を回って意中の形を探しました。

 もう何回も巡っているのですが、いよいよ決めなければいけないとなると、真剣度が違ってきます。「あっちがいいかな・・・やっぱりこっちかなぁ」と目移りもします。大体の目星はついていたので、その写真を撮って、台座はこうして、ここに彫りを入れてという簡単な指示書を作って、朝8時過ぎに石屋さんにFAXしました。

 石屋さんの対応もずいぶん早く、10時半頃にはその内容を反映させた簡単な設計図を持ってきてくれました。ほぼOK! 石の発注から加工まで、だいたい3ヶ月掛かるというので、その場で発注しました。

 石屋さんの話を聞いていると、「この寸法はここの約2倍」とか、‘黄金比’のようなものがお墓にもあるそうです。なるほど〜でした。f


 夜は宝塚でお通夜。帰路、赤くて大きな月にビックリ! 高速の行く先の高いマンションや万博公園の観覧車の間にずっと大きな月が見えていて、何だかSFの世界に迷い込んだかのようでした。

〜 いろいろな形の無縫塔 〜
2018年2月2日(金)  No.5326

お墓の崩壊
 今日は東山の尼寺で恒例の大般若転読法要。大きな声を出す法要なので、声の調子が悪い時には厳しかったです。

 法要が終わって、お手製の御斎をいただいている時に自坊からメール。用件の一つは兵庫県宝塚市の檀家さんの訃報。長い間介護施設におられた方で、94歳でした。

 もう1件が大変。3日ほど前から始まった墓地境界の石垣を積む工事で、お墓が丸ごと崩落したとのこと。幸い、怪我人などはなかったようですが、お墓が地盤ごと崩れるとは・・・。

 墓地管理人に電話をして、どの塔頭の、どの家の墓地かわかりました。その塔頭の住職もちょうど同席していたので仔細を聞くと、お墓は既にお性根抜きをして、ご遺骨は家の方が持ち帰ったとのこと。しかし、その後、墓石を整理せずに放ったらかして、連絡が付かなくなっていたのだそうです。
 工事の打ち合わせの中では、そのお墓自体の撤去も考えていたので、まったく実害はなくて済みました。

 自坊に戻ってすぐに現場を見に行き、工事関係者にそのことを伝えると、安堵されていました。保険で修復しなければいけないかと思っておられたそうです。
 その付近は2〜3メートル厚の盛り土になっていて、今後の工事には細心の注意が必要です。改めてその警告をもらったと思えば、今日の事故はむしろ有り難かったのかも知れません。

 工事が無事に終わりますように。

〜 安堵する工事関係者 〜
2018年2月1日(木)  No.5325

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