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2016年12月の日記

除夜
 今朝は冷え込んで結氷し、霜で木々の葉っぱが白くなりました。

 お墓に花を供えに行きましたが、花筒は凍っていて、花を入れることができません。持っていった花鋏で氷を割って、ようやく花を供えることができました。

 明日からは御年始にたくさんの檀家の方が来られるので、その受け入れ準備をしたり、最終の掃除をしたりと、細々とした用事は尽きません。

 3時から本堂で除夜のお勤め、11時45分から除夜の鐘です。

 寒さも風もそれほどでもなく、お天気もよくて、いい除夜になりそうです。

 さぁ、新しい年の幕開けです!

〜 椿の花びらにも霜が付いていました 〜
2016年12月31日(土)  No.4926

歳末のスーパー
 細々としたことをしているうちに、あっという間に1日が過ぎてしまいました。

 昼下がりに、お飾りがひとつ足りなくなったので、近くのスーパーに行きました。

 近所にはいくつものスーパーがありますが、今日行ったところは昔は「○○市場」と呼ばれていた古いお店で、かつて市場だった頃の魚屋さん、肉屋さん、八百屋さん、果物屋さん、乾物屋さんなどがスーパー形式にリニュアルして営業しているお店。それぞれの売り場にはかつての店主の‘専門家’がいるので、地元の信頼も篤いお店です。

 年末だから混んでいるのは覚悟していたのですが、異様な混雑ぶり。普段買い物に来られているような方でも、「えっ!」という顔をされていました。改装のために明日でいったん閉店するらしく、売り場によっては3割引などになっていました。

 滅多に行かないので、何がどのあたりに置いてあるのかわからず、右往左往。レジも10数メートル並んで、やっと精算できました。年末の光景を見た気になりました。

 御供の果物はこの中の果物屋さんに配達してもらっているので、しばらく不自由になります。

 今年最後の「今日の散歩道」も更新。このページも20年以上続けているのですねぇ。我ながらビックリぽんです。

 夕方、門松やお飾りを付け、鏡餅も供えて、迎春準備もほぼ完了しました。明日で今年が終わるなんて、とても信じられませんが・・・。

〜 わずかに残った紅い葉 〜
2016年12月30日(金)  No.4925

もうこれぐらいでいいかなぁ
 今日は朝からお墓の花作り。遠方でお参りに来られない方のお墓にあげる、お正月らしい松竹梅の供花作りです。

 ただ、今夏、交差して乱れていた梅の剪定を植木屋さんにお願いしたところ、ほとんど枝がなくなってしまい、新しい枝も伸びていないので、採ることができません。今年は、松・竹(笹)・南天の葉と実の供花となりました。31日に供えます。

 注文しておいた和風ペンダントライト(天井から吊り下げる照明器具)が届いたので、交換しました。

 今までのは30年程前のもので、かなり老朽化していました。和風の照明器具はビックリするほど高いのですが、天井が高くてそんなに目立たないので、木製風のプラスチック製のLEDにしました。

 ただ、天井側の引っかけシーリング器具では交換しないと取り付けられず、予想外の電気工事をする羽目になってしまいました。器具自体は以前取り置きしておいたのが使えたのですが、梯子に登っての作業はコワイ・・・。「落ちたら・・・」ということが頭をよぎります。何とか無事終了!

 よく見ると安っぽいですが、裸電球のようなみすぼらしさがなくなり、部屋が明るくなりました。

 今年は、もうこれぐらいにしておこうかなぁ〜 

〜 綺麗になった藤棚の竹 〜
2016年12月29日(木)  No.4924

お餅つき
 今日はお餅つき。

 準備や片付けも面倒ですし、搗くのも結構な重労働なので、ボクはあまり好きではないのですが、父は大の‘餅つきフェチ’。きっと、貧乏で物のなかった時代に、すごい‘ハレ’のイベントだったのでしょうね。

 昔はおくどさん、去年までは本坊からコンロを借りて、蒸籠でお米をふかしていましたが、今年は重たい鋳物のコンロを餅つきのためだけに買い求めました。屋外にブロックで仮のかまどを作り、お釜で湯を沸かして、蒸籠でふかします。

 木製の石臼の台は朽ちてしまったのですが、造るとその置き場所が要ります。年1回しかつ買わないのに・・・。そこで、ここ数年は瓶ビールのケースを逆さにして、その上に石臼をのせて搗いています。ビールケースは、丈夫で、高さもちょうどよく、いい塩梅です。

 搗き手は、今年から若い弟子が大半を担ってくれました。ただ、搗くのも、返しをするのも初めて。餅つきならではのリズムが身についていないので、ちょっと疲れていました。でも、大いに助かりました。

 餅つきフェチの父も孫弟子の指導を兼ねて少しだけ搗きましたが、すぐにくたびれて、ストーブの番をしていました。

 搗く餅の量もだんだん減って、今年は7升5合だけ。七草を過ぎてもまだたくさん残っていたり、水餅にして保存し、独特な臭いのするのをいつまでも食べていても、あまり美味しくありません。これぐらいで十分です。

 蒸し始めてから3時間弱ですべて終了。年末の大イベントが終わりました。

〜 今朝は初冠雪しました 〜
2016年12月28日(水)  No.4923

掃除ハイ
 今日は朝から掃除&掃除のフル回転。

 これまでにもずいぶんやって来たつもりでしたが、「あっ、あそこをしていない」「あっ、蛍光灯の掃除もしなきゃ」と、次から次へと、やっていないところが見つかります。

 たいして掃除をしていなければ、逆にしていないところが気になったりしないのですが、今年は結構掃除に力を入れているので、気になってしまいます。

 誰にでも当てはまる喩えではないですが、学生の頃のテストの時、ほとんど勉強せずに解答が書けた時は、ずいぶん出来たような気になりました。逆に、きっちり勉強してテストを受けたときには、どこが出来なかったかがはっきりわかり、「あー、ダメだ」と落ち込みました。そんな感じ?・・・違うかな?

 照明器具の掃除をして、ついでに補修をしたり、電球も替えました。柱も長押も敷居も拭きましたし、雑巾が手洗いでは追いつかないので、洗濯機で2回洗いました。今年中で、一番掃除をしたなぁ〜

 今日は何だか‘掃除ハイ(ハイテンション)’です。でも、自分の部屋はほぼ手付かず。まぁ、ええかな。
2016年12月27日(火)  No.4922

月参り
 今年最後の月参り。最近は、弟子と交代で月参りに行くことが多いのですが、今日のお家は行事の関係で、伺うのはお盆以来。

 1軒目は宇治のお宅。50分ほどかけて行って、読経は20分余。その後、30分ほどよもやま話をして、また帰って来ます。

 月参りに伺っていると、その家のいろいろな事情・状況がわかるので、「あれからどうなりましたか?」などと、こちらから突っ込んでお尋ねすることもあります。

 ご家族やお友達などに話せないことも、普段は何の‘関係’もない坊さんになら話せることもあるでしょう。話したから解決出来るわけではありませんが、気持ちの中に‘流れ’ができることもあります。そんなつもりで、お話を伺います。

 2軒目は90才を超えた独居のご婦人。体調が定まらず、月参りが前日キャンセルになることも多いのですが、今日は今年最後だからか、断りの電話がありませんでした。

 読経をして、お話。何度も伺った内容ですが、気になっておられることだろうと思って、長い時間聞いていました。

 月参りも今後は定例化せず、ご依頼があった時だけ伺うことにしました。このお宅に伺うのも、ボクは7月頃以来。久しぶりにお目に掛かったら、ずいぶん弱られた感じを受けました。これからが心配です。

 2軒伺っただけでしたが、自坊に戻ったら、もうお昼近くなっていました。ゆっくり余裕をもって月参りに伺うのは、こちらも充足感があります。

 高齢化、独居、経済的な問題など様々な原因で、月参りは次第に減っています。やがてなくなる日もやってくるのでしょうか?

〜 いただいた苺。かわいい! 〜
2016年12月26日(月)  No.4921

外掃除、ほぼ完了
 今日は快晴! 高校駅伝が行われますが、お天気でよかったです。

 さぁ、今日は外回りの掃除。空気を吹き付けてゴミを飛ばすブロアと、掃除機のように空気と一緒にゴミを吸うバキュームを使い分けて、落ち葉の掃除をしました。

 植木屋さんが取りきれなかった苔の間の落ち葉なども綺麗に吸い取って、とても綺麗になりました。

 年末の外回りの掃除は、毎日する小規模な掃除を除いて、これで終わりにします。

 今年は本当にいろいろなことが着々と捗ります。

〜 椿と水仙 〜
2016年12月25日(日)  No.4920

本職の剪定
 植木屋さんが藤棚の竹の交換に来てくれました。「年末でも年始でも、都合のいい時にお願いします」と依頼しておいたのですが、鎌倉での仕事が1日早く終わったので来てくれたそうです。

 現場での打ち合わせの時に、他の木が「伸びすぎて困っているんですよ」と話すと、「じゃぁ、続きにやりましょうか」ということになって依頼。植木屋さんも藤棚の竹の交換だけでは、時間的にも中途半端だったのでしょう。杉の伐採、モクゲンジ、桜、櫨の剪定を依頼しました。

 藤棚はあらかじめ竹を寸法に合わせて準備してあったたので早かったのですが、紐で縛るのに時間が掛かっていました。伐採や剪定は手際よく進みましたが、モクゲンジの種があちこちに飛んで、掃除が大変そうでした。

 ボクはこの時とばかりに、少し離れたところにある錦木の剪定。植木屋さんが来ているときは、普段はそんなことはしないのですが、切った枝を持って帰って欲しかったので、思いつきで始めました。

 錦木は四方八方に枝が伸びて行儀がよくありません。思わぬ方向から延びる枝で目を突いてはいけないと思い、防護眼鏡を掛けての作業。柔らかい木なので、剪定は楽でした。

 作業を終えて枝をまとめていたら、番頭さんが「和尚さん、これ、処分ですか?」と来て搬出し、トラックに積んでくれました。大助かり!

 植木屋さんはちゃんと片付けをしてくれたのですが、最後に雨が降り出したため、苔の上のところどころにモクゲンジの種が残ってしまいました。明日も法事がないので、最終仕上げをしようっと!

〜 モクゲンジの剪定をする植木屋さん 〜
2016年12月24日(土)  No.4919

障子貼り、換気扇掃除
 3連休は法事が1座もなく、普段の月参りだけ。皆さん、年末で忙しいのでしょうか?

 今日は、昨日の続きの障子貼りと、換気扇周りの掃除、他は細かい事務作業など。今日もあたたかくて、掃除するには有り難い日でした。

 今までは忙しくて、年末にちゃんと掃除をすることが出来ませんでした。今年は、護符作りも塔婆書きも早くに終わって、すす払いや仏器磨き、その他にもいろいろなことがたくさん出来ました。

 朝5時過ぎに起きてお勤めをし、朝食を食べても、まだ6時過ぎ。それからがちょっと手持ちぶさたです。‘内職’はすべて終わっていますし、外掃除は音が出るので7時過ぎまでは取りかかれないし・・・いろいろ探してやっていますが、それも尽きてきました。
 振り返って見ると、今年は位牌の整理、お墓MAPの作成などなど、今まで「やらなければ」と思っていたことがいろいろ出来た年でした。過去帳のデータを日ごとに出力したので、その日がどなたの命日かわかるようになり、毎朝の勤行で回向することもできるようになりました。他にもいっぱい改善したなぁ〜 満足です。

 今年もあと1週間。さぁ、次は何やろうかなぁ。

〜 わずかに残るもみじ葉 〜
2016年12月23日(金)  No.4918

あっという間
 東山の門跡寺で、大正天皇の御聖忌法要。本当は25日ですが、連休になるので、繰り上げられました。

 今日は車が使えないので、バイクで行こうかと思いましたが、天気予報は昼から雨。仕方なしにタクシーで行きました。結局、雨は夕方まで降り出しませんでした。なぁーんだ。天気予報、ハズレ。

 帰って、障子の張り替え作業。剥がしたところで薄暗くなってきたので、今日はオシマイです。

 あっという間に1日が終わりました。1年もあっという間に・・・。
2016年12月22日(木)  No.4917

あたたかい冬至
 あたたかい冬至の日。庭のゆずを採って柚子湯の準備をし、南瓜も食べました。こんな季節の‘通過儀礼’も生活のアクセントですね。


 今日は仏間の仏器磨きをしました。

 「ピカール」という金属磨きでするのが‘本式’なのですが、時間も手間も掛かって大変。そこで、数年前から「テガール」というものを使っています。30秒ほど液体に浸けた後、水洗いして、専用のクロスで拭くというもの。「ピカール」では1日仕事なのが、2時間ほどで終わります。なるほど、「てがーる」。その分、仕上がり具合は落ちますが・・・。

 手順通り作業をして、仏器も輝きを取り戻しました。

 クロスが汚くなったので、「これ、ただのクロスじゃないけど、洗ってもいいのかなぁ」と思いつつ、洗ってしまいました・・・先に、説明書を見ればよかった。洗い終わってから説明書を見ると、「本品は水洗いできません。布が黒くなっても効力はほとんど変わりません」と書いてありました。

 クロスには化学薬品と#8000の研磨剤がしみ込ませてあったようです。どうりできれいになると思いました。大失敗です。いつもこんな感じ。学習しないですねぇ。


 最近、夕焼けがきれいです。夕陽に飛行機雲が照らされて、ほうき星のようでした。

〜 夕焼けと光る飛行機雲 〜
2016年12月21日(水)  No.4916

白菜のぬか漬
 この時期恒例の、白菜のぬか漬を始めました。

 去年は減塩をし過ぎて大失敗して、結局、一口も食べられなかったので、今年は何とか成功させないといけません。

 例年だと、白菜が安く出で回る頃なのですが、今年は特売をしているお店がありません。でも、お正月過ぎに食べるには、いま漬けるしかありません。

 取りあえず2玉だけ買って、ネットで調べた方法で漬けてみました。また、すぐき漬から見つかったラブレ菌がぬか床をよくしてくれるというので、ラブレ菌の試供品を取り寄せてもみました。

 さぁ、今年こそ美味しい白菜漬が食べられますように!


 新しいコーヒーのドリップ器具を買いました。

 毎日3杯ほどコーヒーを飲むのですが、その度に味が違って安定しません。ペーパードリップも、カリタ、メリタ、ハリオといろいろやってみましたが、急いでいると当然上手く淹れられなかったり、その時その時、味が違います。

 今日買ったのは、浸漬式のドリッパーで、コーヒーの粉を一定時間お湯に浸しておいて、時間が経つと粉と液体を分離する方法の器具です。

 普通のドリッパーは、コーヒーの粉にお湯を注いでろ過する方法。少しずつお湯を注ぐことでクリアな味を再現しやすいのですが、注ぎ方によっては味がブレやすいのです。一方、浸透式は「誰がいれても安定して豆のポテンシャルを引き出せるいれ方」だとか。コーヒーを淹れている短時間さえちゃんと集中出来ないボクにはピッタリ?

 早速試してみました。

 見かけは普通のペーパードリップとよく似ているのですが、ドリッパーの底に弁がついているため、お湯を注いでも下から流れ出ません。飲みたい量のお湯を注いで3分程待って粉をお湯に浸し、カップにセットすると自動的にコーヒーが流れ出る構造です。

 さて、お味は? なかなかしっかりした味のコーヒーです。これはいいかも知れません。粉の量や浸す時間を工夫すれば、自分好みの味に近付けることが出来るでしょう。

 明日からの楽しみが増えました。

〜 新しいドリッパー 〜
2016年12月20日(火)  No.4915

大阪・吹田で葬儀
 今日は大阪・吹田でお葬式。最近、大阪に行くことが多いです。

 先日、茨木でタクシーに難民になったので、今日は車。‘万が一’を考えて、ずいぶん余裕をもって、10時前に出発しました。

 高速を降りてあとは一本道のはずでしたが、ナビが違う道を指示したので、「近道でもあるのかなぁ}と任せてみました。ところが、ただ大回りして元の道に戻っただけ。渋滞しているわけでも、事故があったわけでもなく、何の意味があったのかさっぱりわかりません。

 15分ほどロスをして、到着したら、そんなに早過ぎない、まぁまぁいい時間。かなり早目に出かけて正解でした。

 参列者は親族のみ10人ほど。入院されている故人の奥さんも、車椅子で参列されました。

 葬儀が済んで火葬場に行きましたが、住宅街のまっただ中の細い道を進んだところ。まだ新しそうな斎場でしたが、荼毘に付すのに2時間半ほど掛かるとか。京都市が1時間のことを考えると、ずいぶん時間が掛かります。その間に、浄斎などをいただきましたが、それでもまだ時間が空きました。

 火葬が終わって、還骨回向と繰り上げの初七日のお勤めをして、今日の予定を終了。自坊に帰ったら6時前でした。

 時間も長かったですが、葬儀は同じお経を読んでいても疲れ方が違います。今日もかなり疲れ、早々とお風呂に入って、早く寝ました。寝るのが一番です。
2016年12月19日(月)  No.4914

今日も落ち葉掃除
 陽射しのあたたかい日でした。

 お参りに行っても、法事をしても、「よいお年を」という挨拶をするような時期になってきました。年が変わるという実感は、まだしないのですが・・・。

 2時頃から、自坊の庭の落ち葉掃除。1本だけ、枯れた葉が付いたままのもみじがあって、落ち葉掃除の‘仕上げ’の邪魔をしています。落ちきるまでまだ時間が掛かりそうなのですが、待ってはいられません。

 循環式になっている蹲踞のタンクの水をいったん全部捨てて、新しい水を入れました。蹲踞の水穴には落ち葉がいっぱい入っていましたが、それも掃除しました。

 ブロアでは吹き飛ばしにくい落ち葉を、電動のバキューム付きブロアを使って、吸い込みました。大量の落ち葉には不向きですが、苔の上や物陰の落ち葉を吸い取るのにはとても有効です。

 落ちきっていない葉がまだ落ちるでしょうが、庭はかなりサッパリと綺麗になりました。気持ちがいいなぁ〜

 境内の落ち葉も、職員さんたちが頑張って回収しているので、残すところはわずかとなりました。さぁ、もうひと息。

〜 つつじの返り花 〜
2016年12月18日(日)  No.4913

初氷張る
 気象台発表の朝の気温は1.2度。でも、自坊の蓮鉢には初氷が張っていましたし、散歩に来られた南禅寺の和尚さんも、「うちも張ってました」と仰っていましたので、山際ではもっと冷え込んでいたのでしょう。

 今日は法事もないので、7時過ぎから、落ち葉を掻き集めて袋詰めする作業をしました。

 落ち葉は夜露で濡れていて少し重たかったのですが、乾くまで待っていたら、いつ片付けられるかわからないので、強行しました。

 落ち葉をギュウギュウ詰めした90リットル入りのポリ袋が4つ、もっと大きなトン袋が2つ。落ち葉とはいえ、相当な重さでした。

 今日作業をした区域は、自坊の担当する掃除区域でも一番落ち葉が多いところでしたが、そこを片付け終えたので、一安心。後はダラダラ落ちる落ち葉の片付けです。

 昼前には作業を終えて、あとは年賀状書きをしましたが、こういう作業は一番の苦手。目はしょぼしょぼするし、字は思い出せないし、少し書いてはウロウロしていました。

 子供の頃から「落ち着きのない子」と言われていましたが、少しも変わっていませんねぇ〜

〜 蓮鉢の薄氷 〜
2016年12月17日(土)  No.4912

Facebook再開
 落ち葉掃除をしたり、庫裏のすす払いをしたり、自室の片付けをしたりと、ちょっとずつかじっては他のことをした、集中力に欠けた日でした。

 自室の片付けをしている時、古い未整理の写真を入れた紙袋が出てきて、懐かしい写真がたくさん見つかりました。

 そんな古い写真を見ると、自分がこの20〜30年間、何をやって来たのかなぁと、ちょっと恥ずかしい思いがしてきます。もちろん、その時その時なりに一所懸命やって来た軌跡の一部なのですが、何となく雑然としている気がします。

 テーマ毎に分類して、段ボール箱に入れて、お蔵入りです。捨てるところまでは踏ん切りが付かないので・・・。


 ボクが6月末で執事を辞めるまでは、Facebookのページを毎日更新していていましたが、7月1日以降はずっと止まったままなので、今日から個人ページに看板を付け替えて更新することにしました。

 紅葉も終わり、境内も落ち着いてきたので、のんびりと更新するにはいい時期です。以前は「業務」でしたが、今度は「趣味」なので、少々更新が滞っても気楽にかまえていられます。気が向いたら更新します。

〜 本堂裏の敷き紅葉もそろそろ掃除 〜
2016年12月16日(金)  No.4911

父の遺したもの
 朝、比叡山が白くなっていました。そんなに冷え込んだのかなぁ?

 朝からご自宅での年回などでバタバタして、午後、お墓での回向から戻ったら、東京からお客さんがいらっしゃっているとのこと。

 待っていただいている部屋に行ってお顔を拝見すると、先日、ご葬儀にお参りさせていただいた‘東京のチベット’のお寺の次男さんでした。お目に掛かるのは、葬儀に続いてこれが2度目。春に比叡山で修行をされた時の同期会に参加するために京都に来て、そのついでにお越しいただいたとのことでした。

 驚きました。本当に、よく訪ねていただきました。

 先方の奥さんも、ご子息たちも、故人とボクがどういう関係だったのか、よくわからなかったそうです。それを確かめるたいという思いもあって、来ていただいたようです。

 先ず、99年に故人が寄贈してくれた羽団扇楓と小さな石碑を見てもらおうと、本堂へ案内しました。それから自坊に戻って、いろいろとお話をしました。

 「故人とボクがどういう知り合いなのか?」 これは、ボクの記憶も定かではありません。20年ほど前に彼からメールが来て、メールのやりとりで意気投合し、しばらくしてから初めて会った。亡くなるまでにあったのは、わずか5〜6回だったでしょう。

 お互い、寺や僧侶のあり方について大きな疑問を持っていたこと。パソコンやホームページ作りが好きだったこと。いろいろな共通点がありました。彼のお父さんが、京都大学に行っておられた時に、真如堂に下宿されていたこと。真如堂が発祥である「お十夜」を、天台宗では珍しく継承されていたこと。そんないろいろな繋がりで、お互いに共感を感じていたのだろうとお話ししました。

 辛かったのは、今日訪ねてきた20歳に満たないであろう彼から、「子供の頃から、怒っているか泣いているか、そんな父の姿ばかり見てきました」と聞いたことでした。それでも、一所懸命やっている父親の姿を見て、彼は僧侶になり、お兄さんと一緒に寺を守っていこうと決意したのでしょう。父としても、僧侶としても、この青年僧が故人を尊敬し愛していたことが、よくわかりました。

 「また、家族で来ます!」と、青年僧は帰っていきました。

 「父としても、坊主としても、ほんまにようやったなぁ。とても真似できひんわ」 生きていれば、そう言えるに・・・。

 今年行われた、彼のお寺のイベントの動画です。

〜 種の入った袋だけ残った栴檀葉の菩提樹 〜
2016年12月15日(木)  No.4910

十二月十四日
 今日は赤穂浪士の討ち入りの日。かつては、この日の前後に、必ずといっていいほど、テレビで映画が放送されたりしました。片岡千恵蔵、萬屋錦之介、市川右太衛門、長谷川一夫、松方弘樹と、思い出しただけでも、たくさんの名優たちの大石内蔵助が彷彿としてきます。

 子供の頃から、忠臣蔵が好きでした。判官贔屓と主君への忠義、そこに浪士たちのさまざまな物語が絡み合ってくるストーリーは、圧巻でしたねぇ〜

 「時は元禄十五年、十二月十四日、江戸の夜風をふるわせて 響くは山鹿流儀の陣太鼓」、毎年12月14日は、真如堂の重要会議「年行事」の日です。塔頭で持ち合っている会計の決算、若い僧を「一山公衆」という研修生として認めるか、副住職にするか、その他様々な懸案を協議する日で、時には論議が紛糾して何時間にも及ぶことがあります。

 今日はどんな展開になるかと思っていましたが、何事もなく議事は進み、またボクの弟子も一山公衆として認めていただき、真如堂の僧侶の仲間としてスタートすることが決まりました。一安心です。

 あまりに早く会議が終わったので、その後の‘忘年会’の仕出し料理が来るまで、結構待ちました。宴席も和やかに進み、「年行事」も無事に終わりました。

 これでまた年末の気分が高まります。
2016年12月14日(水)  No.4909

枕経から四十九日まで
 大阪・茨木市でご葬儀。ご家族の体調の都合で、お通夜は無しで、葬儀だけにして欲しい。御骨上げの後、初七日だけでなく、四十九日のお勤めまでやって欲しいというご希望でした。

 面倒だから省略して欲しいという理由なら固辞するところですが、体調の関係でということなので、ご遺族の希望通りにさせていただくことにしました。

 そもそも、葬儀の形は、地域や宗派によってもいろいろ異なります。例えば、先に火葬して、御遺骨をまつって葬儀するのが当たり前のところもあれば、葬儀の日に四十九日まで勤めるところもあります。ですから、「これが‘正しい’」ということは、なかなか言えません。

 夕べは、通夜のお勤めはないものの、体調が悪くない方々が集まって、故人との時間を共有されたそうです。
 葬儀は、枕経(剃度式)をして故人を仏弟子してから、通常の葬儀の形をとりました。内容的には、すっ飛ばしていないわけです。
 火葬後の読経は、還骨回向(火葬後のご遺骨を拝む法要)〜初七日〜二七日〜三七日〜四七日〜五七日〜六七日〜尽七日を連続してお勤めをしました。葬儀の日に四十九日までやるというのはボクも初体験なので、昨日からいろいろ考えた末の方法です。最後に、四十九日の意味などを説明し、皆さんでお念仏を唱えて、一連のお勤めを終えました。自坊では、ご遺族に代わって、四十九日まで通常通りのお勤めをするつもりです。

 ここのところ茨木へ行くことが多く、いつもは車なのですが、今日は通勤時間帯に当たるので、もしも事故渋滞などに遭ったら大変と思い、電車で行きました。

 ところが、駅についてもタクシーはナシ。雨が禍しているのでしょうか、15分ほど待って、ようやく乗れました。帰りは、3つのタクシー会社に電話しましたが、電話に出ないか、機械で「混んでいます」と流れるか、「タクシーが出払っている」という応対。諦めて歩くことにしました。これだったら、ご遺族の申し出を断らずに、車で送ってもらえばよかったぁ・・・遠慮深いもので。

 冬の衣は重い。葬儀の時はなおさら重い・・・帰って量ったら9キロありました。その重い鞄を持って、1キロ余ほどの駅までテクテク。途中でバス停の時刻表を見ると、1時間に2本しか走っていません。鞄の取っ手がギシギシ鳴って、壊れそう・・・。

 半分以上歩いたでしょうか、ふと振り返ったら、空車のタクシーが来たので、すがるように手を上げて乗りました。でも、乗ってすぐに駅に着いてしまいました。あらら。。。
 ただでさえ、葬儀は疲れるのに、今日はなお一層くたびれました。

〜 雨の中の苔の上の落ち葉 〜
2016年12月13日(火)  No.4908

お墓を建てる
 午後は、また大津・坂本で会議。3週間連続で坂本に来ています。議題がいっぱいあって、3時間ぶっ通しの会議でした。

 帰ってからは、お墓の件で大忙し。一昨日に「来年早々にお墓を建てたい」とご親戚を通じて連絡のあった方ご本人とは、電話もFacebookのメールも通じませんでしたが、ようやく昨日夜になって電話がかかってきました。

 とにかく早く決めてもらわないとお墓は建ちません。決めて欲しいことを箇条書きにして、お聞きした番号へFAXしておいたのですが、今日、会議に出かけるまでは連絡ナシ。「このままでは期日までには建てられないなぁ」と思っていたら、留守中にFAXが届いていました。

 こちらの提案した通りに進めて欲しいということなので、再度、確認事項をFAX送信。Facebookのメールで返事が返ってきました。

 一つ未決事項がありましたが、後からでも対処出来るので、夜になってから石屋さんに発注の連絡を入れ、併せて細かい決定事項をFAXしました。これでなんとか年内に石が入荷し、年明け早々に加工して工事に掛かることが可能になりました。こんなことは、普通は当家と石屋さんが直接打ち合わせをするべきことなのですが、そんなことをしていたら間に合いません。

 それに、いったん石に彫ってしまうと、紙に書いたものを消しゴムで消すようなわけにはいかないので、何度も何度も確認を重ねて、気疲れしました。だいたい、ケアレスミスが多い性格。特にこんなにバタバタした時には、思わぬミスが潜んでいることがありますので・・・。

 はぁ〜、やれやれです。

〜 坂本に咲いていた皇帝ダリア 〜
2016年12月12日(月)  No.4907

ダークダックスのように
 午前・午後、1座ずつ法事がありました。

 喉の調子は、昨日よりは少しマシになりましたが、しっかり声が出ているという実感がありません。このまま維持〜回復してくれればいいのですが・・・。

 午前中の法事は、たくさんの水塔婆を書いたので、お墓に供える時にあげられた方の名前が重なって見えません。

 そこで、娘さんに「ダークダックスのように並べてください」と言うと、「ダークダックス!?」と驚いた顔をされました。「えっ、ダークダックス、知りませんか?」「知りませんよ!」と笑いながら怒られてしまいました。

 肩幅では並べないので、肩を入れて斜めに並ぶのを「ダークダックスのように」という表現をボクの周りではよく使うのですが・・・。

 娘さんは40歳前半ぐらい。年齢的に「知らない」とおっしゃったのか、そういう表現を知らないとおっしゃったのか・・・。

 最近、表現が年寄り臭くなったと思うことが時々ありますぅ。

〜 ダークダックスの並び方 〜
2016年12月11日(日)  No.4906

あっという間に夕暮れ
 少し冷え込んだ朝でした。明け方、霧雨のような細かい雨が降っているので空を見上げると、たくさんの星が輝いていました。ちょっと不思議な感じでした。

 月参りに行き、読経が済んでから、奥さんと長話。布を頭に巻いておられたので、「大掃除ですか? 気張っておられますねぇ」というと、奥さんは大笑い。よく見ると、短い目の髪をカーラーで巻いておられて、それが落ちてこないように布を被っておられるだけでした。

 機械のたくさん置いてある土間に出て、今度は木工芸の伝統工芸士のご主人とまた長話。伺う度に、いろいろと工夫を凝らした作品を作っておられるので、それを拝見するのがとても楽しみです。

 1軒の月参りの割りにはかなり遅くなって帰宅。11時、1時と法事を済ませ、訃報の報せがあった御宅と、葬儀の打ち合わせ。いろいろお尋ねして、それから四苦八苦して、戒名をお作りしました。故人の性格、お仕事や専門性を組み込んだ、なかなかいい戒名になり、ご家族にも喜んでいただけました。

 そうこうしているうちに、来年早々にお墓を建てて納骨したいという連絡が入りました。ところが連絡は親戚からで、ご本人とは連絡が付かず、親戚もお困りの様子。建てるお墓は「一般的なもの」というだけで、お任せとか。場所はだいたい決まっているものの、境界が未確定と、不確定要素だらけ。現場で、墓地管理人と石屋さんと協議して、‘妥当な'内容を検討して、とりあえずお墓を建てる費用の見積書をご本人に送ることにしました。

 順調に運ばないと、期日までにお墓は建てられません。さて、間に合うのかなぁ・・・。

 気が付けば、夕焼け時分。あっという間に、時間が過ぎていきました。

〜 夕陽の当たる三重塔 〜
2016年12月10日(土)  No.4905

すす払い
 今日はお天気もまずまず。お寺の用事はなーんもなかったので、思いついて、仏間のすす払いをしました。

 一気にすべての部屋に手を付けてしまうと大変なので、今日は仏間と客間の2/3程度が対象。ブロアの強い風を天井や欄間などに吹きかけて、蜘蛛の巣や埃を取り払い、舞い上がった埃が静まった頃に掃除機。仏間の中や仏具は、「佛」専用の雑巾で拭き掃除をしました。

 いろいろやっているうちにお昼になってしまい、午後は「今日の散歩道」を作るために写真を撮ったり文章を書いたりしているうちに、大掃除に戻れなくなってしまいました。柱や長押を拭いたりしたかったのですが・・・また今度。

 今年の年末は、嘘のように時間的余裕があります。弟子ができたお陰で、塔婆も護符もすでに完了。大掃除も、ゆったりできそうです。


 夕方、知人の奥さんから電話がかかってきました。ご主人が今月1日に自殺したという知らせでした。自分が死んだら、お経のテープを掛けて欲しいと遺言されたそうですが、辛くて堪えられないと・・・。

 15年ほど前、統合失調症の彼を、職親として極く短期間引き受けて以来のお付き合いでした。
 来る時は、だいたい早朝7時頃。奥さんが制止をしても「執事さんのとこ行く」と言って聞かずにやってくるパターンが大半。同じ病気を抱える奥さんが、本当によく面倒を見てこられました。最後にあったのは、9月の「メダカの学校」。突然、写経をしに来てビックリしました。

 それから入退院を繰り返し、最期は14階から飛び降りたそうです。本人はそれでよかったのかも知れませんが、遺された者は堪りません。遺された者の人生まで引き裂いてしまうのが自殺だと思います。

 今年は、知人、友人の自殺が重なりました。

〜 本堂裏の敷き紅葉 〜
2016年12月9日(金)  No.4904

蜘蛛の巣掃除
 11時のお墓の開眼法要まで時間があったので、いつものように7時過ぎから落ち葉掃除。引き続いて、樋にたまった落ち葉の除去、軒下の蜘蛛の巣取り、外灯のカバーの掃除などをしました。

 梯子をかけての作業なので、ちょっと緊張しました。若い頃のように機敏には動けませんが、その分は慎重さでカバーです。

 3時間ほどやっただけですが、どことなく綺麗になったような気がします。特に、外灯のカバーは虫の死骸などがなくなって、スッキリしました。

 後は、室内の大掃除。そして、最後まで切りがないのが落ち葉掃除です。

〜 残りすくなくなってきた紅葉 〜
2016年12月8日(木)  No.4903

中途半端な時間
 境内から、すっかり人影が消えました。静かな境内で、残り紅葉を楽しめる時間がやってきました。

 盛りを過ぎているとはいえ、ところどころにまだ色鮮やかなもみじが残っていて、青空に映えてとても綺麗です。しかも、独り占め。心落ち着く季節です。

 年末年始に向けて、外回りの掃除をしたいのですが、落ち葉はまだしばらくは毎日‘生産'されるので、きっちり掃除をしても意味がありません。掃除のためには早く落ちきって欲しいのですが・・・。室内も一つ一つ片付けていっているのですが、何だかまだ時期的に中途半端。

 今日は、あっちに手を付けたり、こっちを気まぐれに片付けたりというように、とりとめの無い時間を過ごしてしまいました。

〜 青空に映える残り紅葉 〜
2016年12月7日(水)  No.4902

通販を愛用
 今日は、本堂のすす払い。一山の僧侶、本坊の職員総出で、大きな本堂のすす払い〜雑巾掛けをしました。

 30年ほど前から始めたのですが、最初は積もりに積もった埃がものすごく、人数も少なくて、手順もよくなかったので、夕方まで掛かりました。

 でも、近年は毎年の成果で埃も少なく、人数も多く、手際も良くなったので、2時間足らずで本堂は完了。書院までやっても、お昼には終わるようになりました。

 今日も順調に進んで、お昼を食べて終了となりました。


 最近、気に入って使っている作業用の手袋があります。薄手で伸縮性があり、掌の部分が柔らかいゴムの滑り止めになっていて、軍手や分厚いゴムの付いている手袋などより、ずっと高い作業性があります。しかも、かなり丈夫。

 そんな丈夫な手袋ですが、数ヶ月使って少しほころびて来たので、すす払いに行く前にヨドバシの通販で注文しておきました。落ち葉掃除にも毎日使う必需品ですから。

 最近、通販はヨドバシを多用しています。品数は豊富ですし、全品送料無料。ポイントが1割分付くので、それを考えると、かなり安価になります。今日の手袋も、AMAZONや楽天などよりも価格が安く、何よりも送料が掛からないので最安値でした。

 その手袋が、夜には届きました。早い! 京都駅前のヨドバシに在庫がある物は、即日配達できるのでしょうか?

 100円のものを買っても、送料が無料。とても採算が取れているとは思えないものもあります。今日の手袋も200円そこそこのものなので、何だか気の毒で、まとめ買いをしました。普段でも、急ぎでない限りは、買いたい物がある程度まとまった段階で注文するようにしています。

 通販って、エコに反しているようにも思えますが、店に行くにも時間も掛かるし、乗り物も使わなければなりません。そうして店に行っても、欲しい物がないことが結構あります。特殊なものは、通販でを使わないと、入手困難な場合も多いです。それを考えると、欲しい物をあちこち探し回らずに入手できるのは、結局はエコかなぁとも思います。

〜 愛用の作業グローブ 〜
2016年12月6日(火)  No.4901

ハードディスクの載せ替え
 夜来の雨も上がって、朝一番の濡れ落ち葉掃除はちょっと苦労しましたが、その後の紅葉の綺麗だったこと! いいなぁー いいなぁー きれいだなぁー 堪能しました。

 午後は、また大津・坂本で会議。5人だけの会議で、相対して座っているので、居眠りをするどころではありませんでした。

 4時半頃に自坊に戻って、パソコンのハードディスクの交換作業。データーのバックアップ用に使っている1Tのハードディスクの使用量が90%を超えたので、3Tのハードディスクに載せ替えました。

 古いHDのデーターを新しいHDにコピーしたいのですが、パソコンのドライブベイが満杯。そこで、HDをUSB接続できるケーブルを買って、コピーしました。

 ただ、USB2.0なので、コピーが遅い・・・。900MBをコピーしようとすると、相当掛かりそうです。作業継続のまま、寝ちゃおうっと。

 パソコンに詳しくない人は、何の話か、さっぱりわからないでしょうねぇ。

〜 今日もすっばらしい自坊前の紅葉 〜
2016年12月5日(月)  No.4900

落ち葉掃除
 雨の予報が変わって、雨は夕方以降の見込となりました。

 今日は日曜日なのに法事もなし。境内の人出も、午前中はあまりなかったので、落ち葉掃除に勤しみました。

 まだ紅葉が綺麗な木もあり、葉が落ちきったわけではないので、掃除も‘そこそこ'程度で大丈夫。それよりも、集めて溜まった落ち葉の処分のほうが大変になってきました。
 落ち葉は、今年も‘トン袋'に入れて、総合支援学校の畑に持って行ってもらいます。もうそんな季節がやってきました。

 紅葉の人出も、今日で終わり。明日からは静かな境内が戻ってくるでしょう。

 さぁ、ゆっくり残り紅葉を楽しもうっと!

〜 自坊前の紅葉 〜
2016年12月4日(日)  No.4899

紅葉の渋滞
 寺で法事をする予定が、ご家族の体調の関係でご自宅へと変更。ご自宅は大阪だったので、帰路の道路の混雑を考えて、予定を1時間繰り上げてもらいました。

 余裕を持って自坊を出たので、ご自宅に着いたのはお約束時間の30分前の9時半。もう皆さん揃っておられたので、すぐに着替えて法事を行い、やがて帰路に就きました。

 高速道路は混んでいなかったのですが、出口は本線上まで車が並んでいました。それを避けて、第2出口へ。スッと出られました。

 ところが、一般道があちこち渋滞。一般車も多かったですが、それよりも大型バスが何台も連なっているのが渋滞の要因でした。

 あちこち迂回をしながら、往路よりも30分余計に掛かって自坊に帰り着きました。紅葉の渋滞も、今日明日が最後でしょう。

 午後は「メダカの学校」。参加者が来始めた頃、20年ぶりぐらいの方が墓参に来られて話し込んだり、久しぶりの方がいらっしゃってパソコンの買い換えを頼まれたり。気が急きましたが、お目にかかれてよかったです。

 今日の「メダカ」は、おもちゃの病院のお話。シルバー世代の方が、おもちゃの病院を定期的に開設されて、ボランタリーに修理をされている活動の紹介でした。

 ボクも今までにいろいろなボランティアをしてきましたが、こんな肩の張らない、わくわくする活動はいいなぁ〜 電気回路とか以外の、アナログ構造のものなら、だいたいは直せる自信がありますし。もうちょっと歳を取ったら、入れてもらおうかなぁ〜

 さぁ、身心ともに充実! また、明日から頑張ろう!

〜 水琴窟の庭から見た最後の紅葉 〜
2016年12月3日(土)  No.4898

今日はのんびり
 今日はちょっとのんびり。

 金曜日で、「今日の散歩道」を更新する日ですが、東京行きがひょっとしたら泊まりになるかも知れない、土曜日も忙しくて無理というので、水曜日にやってしまったので、今日はナシ。

 逼迫した予定がないというのは、いいですねぇ。気まぐれに大工仕事をしたり、ちょっとだけ庭いじりをしたり。でも、そこは生来の貧乏性。法事の塔婆書きなどもしました。

 体調も回復。昨日、お腹がピリピリしていたのは、何度も乗り換えて‘東京チベット'まで行くので、緊張していたのでしょうか? 遠足の前の日の子供と一緒です。

 今日になって、‘東京チベット'の住職の訃報が宗派からメール配信されてきました。密葬までは近親者で行いたいというご家族の思いで、通知を押さえてもらっていたのでしょう。そんな密葬を知らせてくださり、お参りさせてもらえて、本当によかったです。

 今日は、天気がよかったので、自坊の前の紅葉がきれいでした。明日は土曜日で快晴。日曜が雨になりそうなので、きっと最後の紅葉狩日和になるでしょう。

 さぁ、身心ともに充実! また、明日から頑張ろう!

〜 今日の自坊前の紅葉 〜
2016年12月2日(金)  No.4897

東京のチベットへ
 朝一番の新幹線に乗って東京へ。京都駅の新幹線口って、始発の30分前にならないと開かないことを、初めて知りました。

 夜中からお腹がチクチクしていたので、朝食は抜き。用心をして、水分もほとんど摂らずという体調での遠距離移動はちょっと辛いなぁ・・・。

 新横浜までは早かったのですが、その後は在来線を3回乗り換えなければいけません。ラッシュ時とも重なって、遅延が出てたりする中を、新横、八王子、拝島で乗り換えて、まだもう数駅。京都駅を出てから3時間半かかって、ようやく下車へ。そこから10分ほど歩いたところが、今日、葬儀が行われるお寺でした。

 亡くなった彼が、ことある度に、「東京のチベットだ」と言っていましたが、八王子から先の電車は、スイッチを押さないとドアが開かない仕掛けで、最初はどうやって乗ったらいいのかと戸惑いました。屋根にはみな雪止めがしてあるなど、確かに‘東京'とはかけ離れた印象でした。

 彼のお寺に伺うのは、これが2回目。初めて伺ったのは18年前ですが、薄暗くなってから行ったのか、あまり境内の様子などは印象に残っていませんでした。

 開式の1時間ほど前にお寺に着いたので、少し境内を散策してみました。そこで気が付いたのは、どれだけ彼がお寺の発展に尽力してきたかということでした。

 言ってみれば、東京の片田舎のお寺。そこに立派な会館を建てたり、お墓を整備したり、お参りに方を引きつける工夫をいろいろとしたりと、彼が誠心誠意、尽力してきたことが手に取るようにわかりました。

 すごい信念だ・・・ただの変わり者ではなく、自分の信心や理想のお寺を具現するために、こんなに頑張ったんだと、ただただ敬服しました。

 年齢はボクと同じ。でも、僧侶の‘階級'は、ボクよりもずっと下。きっと、彼は‘昇進'を頑なに拒否したのでしょう。いかにも彼らしい。

 控え室で、近隣の他宗の僧からも、いろいろ様子を伺いました。山やスキー、自転車、車、とにかく好き放題やったと。「あまりにも腹が立つメールを寄こしたから、削除した」とか、結構、憎まれ口も叩いたようです。それでも今日お参りに来てくださったのは、彼の生きざま故でしょう。

 「京都から来ました」というと、「えっ! 苦沙彌さんですか!?」と言ってくれる僧が、その中におられました。彼から、ボクのことを聞いていたそうです。離れていても、お互いに惹かれ合うところをずっと感じていたのです。そんな‘仲間'はなかなかいません。

 「常念坊美岳榮亮法眼和尚」という戒名は、彼が自ら考えていたものを、天台式に近付くよう修正したものだそうですが、まだちょっと・・・。
 彼は信州大学へ行くために松本に下宿していた時、そこから見えた常念岳が素晴らしかったと、口癖のように言ってたそうです。「常念」も「美岳」はそんな思いからなのでしょうか?

 「理想のお寺に近づけるために、とことんやったんだなぁ。有言実行やったなぁ。まだまだやりたいことがあっただろうに・・・やってほしかったなぁ。本当にお疲れさま」 そんな気持ちでお参りさせていただきました。

 最後のお別れの時には、ビートルズが流れていました。とても寺の住職の葬儀とは思えませんでしたが、そこには彼と彼の家族との絆を感じました。

 「こぢんまり収まらずに、やることやれよ!」と、彼にはっぱを掛けられたような思いをひしひしと感じながら、また4時間掛けて帰りました。

〜 「山門不幸」の札が立つ山門 〜
2016年12月1日(木)  No.4896

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