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2016年9月の日記

掛け軸調査・整理、完成!
 雨が多くて、なかなか外の掃除が出来なかったですが、今日はようやく晴れて少し青空も出たので、少し念入りに掃除をしました。でも、まだ落ち葉などが湿っていて、ブロアで吹いてもあまり飛んでくれません。

 溝にはまだ水がチョロチョロと流れています。湧き水が溝に流れ込んでいるのでしょう。それだけ、たっぷりと土中に水分があるということです。境内には茸がいっぱい。

 今夜からまた雨のようなので、また葉が散ります。掃除もそこそこにしておきました。

 室内作業に切り替え! 掛け軸箱に張るラベルシールが届いたので、番号を書いて貼っていく作業をしました。

 番号の間違いがないかを確認するために、まずラベルに150番までの番号を振り、それを箱に付けた付箋の番号に合わせて貼っていきました。案の定、同じ番号が2つあったり、番号がずれていたりという間違いが出てきましたが、最終的にはすべて割り振ることができました。

 それを自室の押し入れに収納。箱に大小があるので、番号順というわけにはいかず、サイズの大きい物を下に、小さい物をその上に載せていきました。並びがかなりバラバラになってしまいましたが、安定感があって見た目も安心です。

 やったぁ! これで掛け軸調査のすべての作業を終えました! データベースを見れば、必要に応じて、サッと掛け軸を見つけ出すことが出来ます。150幅の掛け軸すべてをTPOに応じて掛けることは無理ですが、少しでも眠ったままを防ぐこともできます。やりたかったことが、一つできました!

 さて、次はお墓のマップ作り。どこにどの檀家のお墓があるか、実地調査して、マップを作ります。以前、途中までやったのですが、忙しくて頓挫していました。

 さぁ、やるぞ!

〜 本堂前の萩 〜
2016年9月30日(金)  No.4834

束の間の陽射し
 朝9時前まで夜来の雨が残っていましたが、上がると同時にサッと陽が差しました。その変わり様の早いこと。でも、その後はずっと曇天でした。

 曇天でも、降らないのは大助かり。畑のトマトやキュウリを保護していた鳥除けネットを片付けたり、樋の水漏れを補修したりすることが出来ました。

 継続中の掛け軸調査も再収納の段階ですが、また新しい掛け軸が出てきたりして、辟易としています。

 また、台風が発生しましたねぇ。秋晴れの空が待ち遠しいです。

〜 藤袴の蜜を吸うツマグロヒョウモン 〜
2016年9月29日(木)  No.4833

土砂降り
 朝から、降ったり止んだり。雨雲レーダーを見ながら、「外の掃除をしよう」とか「今ならバイクでも大丈夫かな」と判断しました。

 雨はだんだんひどくなり、雨雲レーダーにも赤ややや暗い赤の部分が見られるようになってきました。それが、自坊の近くをかすめた行ったり、黄色い部分にかかったりで、時折、ものすごい降り方でした。伏見のほうでは、避難指示も出ました。

 室内の作業しか出来ないので、整理が出来た掛け軸を元の押し入れに戻す作業を始めました。

 掛け軸には大小があるので、番号通りに戻して積み上げられません。‘書'と‘画'を区分して、大きい軸から積んでいきました。

 途中で番号の間違いを見つけて、もう一度箱を開けてみたり、調査が抜けていた軸が出てきたりで、収納作業はしばしストップ。今日のような多湿な日に掛け軸を掛けて追加調査する気にはなれないので、また後日。まだ当分は掛かりそうです。

 夜も土砂降り。雷も鳴りました。時おり、建物の周りを見回りましたが、トラブルはナシ。

 夜中も強い雨になりそうです。

〜 潤う自坊の庭 〜
2016年9月28日(水)  No.4832

葬儀が重なる
 久々に青空が出ました!

 彼岸の中日に使った門幕や五色幕が湿っていて片付けられず、座敷に吊して干していました。青空を見て、朝から外に吊して天日干。曇ってきた午後に取り入れて、ようやく仕舞うことができました。


 今日は葬儀が重なりました。自坊の3人の僧を‘総動員'して、月参り、葬儀、初七日と対応させていただきました。

 ボクが伺ったのとは違う葬儀では、出棺の際、米寿を迎える同窓生たちが旧制三校の歌を合唱されたとか。参列された同級生の方々は、「やるべきことをやった」という顔で帰って行かれたようです。

 以前経験した葬儀では、宝塚歌劇の歌が大きな音で流されたこともありました。故人は、長年の‘ヅカ'の追っかけだったようです。

 故人らしい、そしてご遺族も納得できる‘演出'もしみじみと心に染みますね。

 葬儀は、法事よりもずっと疲れます。

 僧侶が3人いてよかった・・・一人だったらクタクタになっているところでした。
2016年9月27日(火)  No.4831

季節の移ろい
 今日も30度近くまで気温が上がりました。気温が高く、スッキリしない多湿な日々が続いているため、今年の春に表替えをした畳に、あちらこちらでカビが生えてきます。昨日はあっち、今日はこっちと。

 窓を開けて換気をしていますが、外気自体が湿気を帯びているので、あまり効果がありません。今日は少し青空も見えましたが、丸1日、スカッと晴れてくれないと、湿気は抜けそうにありません。

 一方、仏花が長持ちするようになりました。盛夏の頃は、あっという間に悪くなって、華nの水を替える度に臭いを我慢していました。水に浸かっている花の茎はヌルヌルでした。

 ところが、ここ10日ほどの間に、花はずいぶん長持ちするようになり、ヌルヌルや臭いもほとんどなくなりました。季節が進んだことを、こんなところにも感じます。花代も助かるなぁ〜。

 とにかく、カラッと晴れ上がって欲しい!

〜 落ち始めたぎんなん 〜
2016年9月26日(月)  No.4830

彼岸の明けの日
 お彼岸最後の日曜日。お昼過ぎまでは少し晴れ間も出て、久しぶりに青空を見ました。
 お天気の回復を待っていた方も含め、朝からたくさんの方が墓参に来られました。法事もあって結構忙しかったですが、午後は急に人足が途絶えました。日曜の午後はゆっくりされる方が多いのでしょう。

 訃報が2件入りました。通夜も葬儀も同じ日取り。いま、自坊には前住職を含めて3人の僧侶がいるので、誰がどの通夜に行って葬儀に伺うかを整理をして、予定表を作りました。戒名を考えるのにも一苦労でした。

 スッキリしないお天気が続くので、お彼岸の中日に使った門幕などが湿ったまま。部屋の中に吊していますが、カラッとは乾きません。来週も雨が多いようなので、いつになったら仕舞えるか・・・。
2016年9月25日(日)  No.4829

曇天の土曜日
 彼岸中の土曜日。やっとお天気が回復するはずだったのですが、曇天で、時おり雨が降り出すのかなと思うほど薄暗くなりました。

 お天気の回復を待って今日お参りになった方も、「降るのでしょうか?」と心配顔。杖を突いておられる方などは、雨が降ったら反対の手で傘を差さなければならず、荷物や供花なども持たなければいけないので大変です。

 午前中は引っ切りなしに墓参の方がいらっしゃいましたが、午後はそんなお天気のせいもあって、人足が遠のきました。その合間に、境内に写真を撮りに行って、「今日の散歩道」の更新作業をしました。

 夜になって、パラッと通り雨が降りました。虫の音が急に大きくなって、秋が深まってきたなぁと、しみじみと思いました。

〜 彼岸花もそろそろ終わり 〜
2016年9月24日(土)  No.4828

ガラホからガラケーへ逆戻り
 先日、機種変更をしたばかりのガラホ携帯ですが、二つ折りに畳んでもすぐにまた開いたりします。オンラインショップから届いた時からそんな状態だったので、今日、ドコモショップに持ち込みました。

 店員さんも初期不良だと認めたので、新しいのと交換かなと期待したのですが、同じ機種がないのと、本店のようなところに電話して修理対応だと言われたようで、しばらく預かりたいと言われました。

 まぁ、ここまでなら仕方ないで済むのですが、なぁんと! 有料修理かも知れないと言うのです。初期不良は店員さんも認めるところで、買ってからまだ1週間も経っていないことを承知の上で、有料かもって何?

 「初期不良ですよ。常識的に考えて、有料修理ってあり得ないでしょう?」と言うのですが、店員さんの説明によると、初期不良かどうか、有料か無料かは、メーカーが決めるので、ドコモではどうしようもないのとのこと。今回は‘中身'の問題ではないので、初期不良扱いにはならないような説明もありました。そんなわけないやろう・・・。

 何だか、世間一般の常識とは違う判断基準があるようで、これ以上話をしていても無駄だと思い、取りあえず修理に預けることにしました。補償サービスには入っていますが、初期不良なのに、それを使って有料修理をするのには承服できませんので、ひょっとしたら戻ってくるかも・・・。店員さんは、「店からは、強く、無償修理だと申し送ります」と言っていましたが。

 「こんなことがあるのだったら、オンラインショップじゃなくて、来店して買えばよかった。来るの、面倒だったのでねぇ」と言ったら、「そうなのですよ。オンラインショップの落とし穴みたいなものです」と言われました。ドコモのオンラインショップって、そんなエエ加減なものを売っているのかいな?

 修理の間、別の機械を借りても操作がわからないので、前の携帯を使えるように新しいSIMカードをもらって帰り、自宅の古い機械に差し込みました。これで1週間前の状態に戻っただけになりました。

 それにしても合点のいかない対応でした。それがドコモのルールだというのですから・・・。

〜 元に戻っただけ 〜
2016年9月23日(金)  No.4827

お彼岸のお中日
 お彼岸のお中日。

 自坊では、秋のお彼岸には大きな法要をせずに、お中日にお越しになった方それぞれを、その都度ご回向することにしています。ですから、朝から夕方まで、ずっと待機状態です。

 天気予報の降水確率は午前中40%、午後は70%。お天気がよくありません。

 他の塔頭では、彼岸会の法要をしているところも多いので、午前中は車が集中します。10時過ぎから12時過ぎ頃までは、「主人は車を駐めるのに並んでいます」という方が多く、果たしてちゃんとお墓参りができたのかどうか・・・彼岸の中日のその時間帯が大混雑するのは毎年のことなのですが・・・。

 午後になって、雨が降り始めました。それを予想している方が多いのか、午後にはお参りの方が急に減りました。その分の方が、お天気の回復する土日に来られることになるのでしょう。

 夕方や夜にはかなり強く降りました。今年のお彼岸は雨に祟られます。
2016年9月22日(木)  No.4826

目が疲れてきました
 朝、参道の掃除をしましたが、いつもより少し葉っぱが多いくらいで、台風の後にしては簡単に掃除が終わりました。よかったぁ。

 お彼岸の墓参の方を待ちながら、例によって掛け軸整理。

 毎日やっているので、目が少し疲れてきました。疲れ目に効くという目薬を買ってきましたが、差しても効いている実感がありませんねぇ。それにしても、目薬の値段って、どうしてあんなにピンからキリなのでしょうねぇ。

 午後は、東山のお寺で恒例の大般若転読会。今日はあまり暑くなかったので、汗が少し滲んだ程度で済みました。

 さぁ、明日はお彼岸のお中日。残念ながら、雨になるみたいです。
2016年9月21日(水)  No.4825

渋滞にはまる
 台風が近付く中、大津・南郷の檀家宅に、四十九日のお勤めに伺いました。南郷には、「洗堰」という堰があって、瀬田川に流れる琵琶湖の水量の調整などを行っています。

 11時の約束でしたが、台風の影響を考えて、前日に10時に変更となり、余裕を持って9時前には自坊を出発しました。風共に、それほどひどくはありませんでした。

 国道を行くか、高速を使うか迷いましたが、少しでも早く着いた方がいいと思って、高速で行くことにしましたが、入り口のところに事故渋滞の表示。自坊を出る前に調べた時には何もなかったのに・・・。どうしようかと思いましたが、降りる予定の1つ先のICが渋滞の先頭だったので、何とか行けるだろうと思って、ゲートをくぐりました。

 甘かった・・・。

 ゲートを入った途端に、大渋滞。本線に乗るのにも相当かかり、本線ももちろんノロノロ運転。ラジオの交通情報によると、ボクが降りる予定の「瀬田西IC]付近でトラックの横転事故があったようです。横転事故では時間が掛かりそう・・・。

 ノロノロ、ストップを繰り返し、ようやく大津ICへ。ここで高速を降りて、国道を走りましたが、国道も渋滞。抜け道を行きましたが、抜け道も動きません。ナビで別の道を調べて、一か八か行ってみると、スイスイと目的地に近付きました。この時点で、10時15分でした。

 初めて行く家なので、後はナビが頼り。近くまで行ってナビに「この辺りです」と放り出されてしまったので、檀家宅に電話。聞いた通りに行ってみてもわからず、また電話。家の人にわかりやすいところまで出てきてもらって、ようやく辿り着けました。あんな入り組んだ場所では、絶対にわかりません・・・。

 結局、読経を始めたのは10時30分を回っていました。

 「四十九日までにはお仏壇を用意しておいてください」と言っておいたのですが、位牌しか用意されてなく、仏壇は年明けにならないと準備できないとのこと。また、年明け頃にでも伺わねばなりません。今度は雪で遅れるかも・・・。

 帰りは何のストレスもありませんでしたが、風雨が少し強まって来ました。

 昼からは自坊で待機していましたが、墓参に来られたのは、早朝の1軒だけの‘開店休業'状態でした。
 夕方には雨雲の塊が通り過ぎ、風も収まって、台風の影響下を抜けたことがわかりました。

〜 南郷洗堰 〜
2016年9月20日(火)  No.4824

彼岸の入り
 今日は彼岸の入り。空模様が安定しない、蒸し暑い日となりました。

 ‘入りの日'は、例年からお参りされる人が少し多目です。必ずこの日に来られるという方もおられます。

 今日は出控えた人もおられる反面、敬老の日の祝日と重なったので来ることができたという方もおられて、朝から夕方まで、お参りが途絶えることはありませんでした。

 といっても、ずっと張り付いて待機しているというほどでもないので、参拝者の途絶えた時は、例によって掛け軸整理。もちろん、Youtubeの落語を聞きながら。

 掛け軸整理もかなり進んで、先が見えてきました。すべての掛け軸の調査が終わったら、データベースの点検などをして、ジャンヌや掛けられる時季などにあわせて番号を振り直し、それに添った収納をする予定です。ですから、すべて終わるには、まだ当分掛かります。

〜 積み上げられた調査済みの掛け軸 〜
2016年9月19日(月)  No.4823

土砂降り
 朝から断続的に雨が降り、夕方からは土砂降りになりました。

 樋の様子を見に行ったら、3箇所ほどで雨水があふれ出ていました。溢れた水で壁が傷みそうだったので、脚立に登ったりして点検しました。

 1つは無事に開通。何と、陶器の欠片が詰まっていました。きっと、カラスの仕業でしょう。カラスがお墓などで拾ってきた物を、食べ物ではないと屋根の上で放り出し、それが樋に入ってしまったのでしょう。餅が詰まっている時もあります。

 もう1箇所は、樋の下の排水管が詰まっていました。薄暗い中で、懐中電灯を付けても状態がよくわからず、回復作業を断念しました。

 もう1箇所は2階の樋。これは見るだけで断念。業者さんに頼まないといけません。

 雨は土砂降り。雷鳴轟く中の作業で、ちょっと恐かったです。でも、台風が近付いてくるので、明日明るくなったら、もう一度作業再開です。

 今日は90ミリほどの雨が降りました。一番強かった時には1時間に35ミリほど降り、避難指示が出たところもありました。

 台風が何事もなく過ぎ去ってくれますように・・・。
2016年9月18日(日)  No.4822

‘ガラホ'へ機種変
 携帯の筐体の一部が割れたので、コーキングをしてカバーをしていましたが、筐体が割れている場合は中の基板もダメージを受けている可能性もあって、突然動かなくことがあると、以前、携帯ショップで聞いたことがありました。

 ボクの電話はいまだに‘ガラケー'。電話と簡単なメールしかしないので、スマホは要らないと思っていました。また、僧衣を着ている時は、お腹の帯のところに挟んでいるので、スマホでは大きすぎるのです。

 突然、携帯が使えなくなったら困るので、買い換えを検討しましたが、その選択肢にスマホはなし。ガラケーとタブレットを軸に考えました。ただ、タブレットを持っていても使うことはあまり想定できません。出先で何かを調べたい時だけ、必要なだけ。

 「今さら、高いお金を払ってガラケーを買い換えるのもなぁ・・・」と思ってネットを見ていたら、形はそのままで、WEB閲覧やLINEなどもできるアンドロイド版のガラケー、‘ガラホ'を見つけました。2年使用の縛りはあるものの、機種変代は無料。

 「あっ、これでいいや」と、オンラインショップで注文(携帯電話店に行って待つのが嫌なので)。今日、届きました。

 形はガラケーのまま。出来ることも、大して変わりません。機種変代は要りませんが、その分、月額料金がちょっと高くなるのかも知れません。電話帳は引き継げましたが、メールのデータはダメでした。まぁ、いいかな。

 機種変をした後の設定の面倒くささは仕方がありません。まぁ、何とか使えるようになりました。

 中途半端なガラホですが、当分はこれでいいや。

〜 ガラケーとガラホ(下) 〜
2016年9月17日(土)  No.4821

うたた寝
 早目のお彼岸の墓参に来られる方の応対をしながら、やはり今日も掛け軸整理。100本まで来ましたが、まだあと40本ほどありそうです。

 夕食に日本酒の冷酒をいただきました。

 もう少しで瓶が空になるので、いつもより多目にいただいたら、その後眠たくって・・・。マッサージ椅子で居眠り。気を取り直して仕事をしようとデスクに座って居眠り。さくらが鳴くのをなだめに行って、自室で居眠り。結局、夕食後、10時頃まで居眠りを繰り返してしまいました。

 その後、お風呂に入って、今度は布団で就寝。こんな時間の使い方をしていてはいけません・・・気持ちよかったけど。

〜 赤門前の時ならぬ桜 〜
2016年9月17日(土)  No.4820

雲間の名月
 来る日も来る日も掛け軸整理。飽きてきたら、オークションで仕入れた軸箱の箱書き部分をカンナで削ったり、気まぐれに草引きをしてみたり。それだけ時間の余裕が出来たということですね。気分も体も楽チンです。

 天台宗が複製を作って全国の末寺に配付したと思われる桓武天皇の肖像も出てきました。時代ですねぇ。

 70年ほど前に亡くなった伯父が、昭和10年代に得度を受けた時にいただいた漢詩の掛け軸も出てきました。寺を継ぐべきこの伯父が病気で急死したために、大学に入るために京都に来た父が母と結婚して、現在に至っています。伯父が亡くなっていなかったら、ボクはこの世には生まれてこなかったわけです。

 面白い俳画も出てきて、退屈な中にも意外な発見などもある掛け軸整理です。


 夜、今日は見られないだろうと思っていた名月が、雲間に現れてきました。スッキリと見えるよりも、ずっと情趣のあるお月さんでした。

〜 お墓まで見に行った名月 〜
2016年9月15日(木)  No.4819

中古の軸箱
 今日も掛け軸整理。

 掛け軸の中には箱がないものもあるので、オークションで掛け軸用の空箱を調達しました。

 そんなにいいものは必要はないので、中古の、さらに安価な表面に掛け軸のタイトルが書いてあるものを購入しました。箱書きはカンナで削ればいいことは、これまでにも経験済み。

 みかん箱3つ分ぐらいの段ボール箱に長短15本の箱が入っていました。整理・記録済みの箱のない掛け軸の長さに合う箱を選び、タイトル部分にカンナをかけて、さらにペーパーで仕上げをして使用。削ったりするのには、1本に5分とかかりません。

 箱がない状態よりも、ちゃんと桐箱に入った掛け軸はかなり見栄えがします。15本分では足りないかも知れませんが、様子を見ながら買い足します。

 整理作業は面倒ですが、パズルのような面白さもあります。

 いろいろ調べて、判読できない字が読めた時の快感。どうしても読めない時は、落款も大きな手がかりですが、篆書体もまた難解。

 他のことをしていても、「ひょっとして、あの字は・・・」と気になっています。

 お天気もよくないので、ちょうどよい‘内職'です。

〜 中古の軸箱 〜
2016年9月14日(水)  No.4818

プロバイダの切り替え
 最近、ネットがとても重たい。特に、夜になるとかなり重たくなってきました。使う人がどんどん増えているのでしょうね。

 うちのネットの回線は光で、最大速度は1Gbps。まぁ、そんなに出なくても、30Mbpsぐらいは出て欲しいもの。調べてみると、今まで使っているプロバイダが遅いという評判なので、今日からNTT系のプロバイダに切り替えました。結果は、少し早くなった程度。期待したほどではありませんでした。

 プロバイダの次に考えられるのは、屋内配線。光ケーブルを受けるもともとの機械から、ボクのパソコンにLANケーブルを繋げるのに、ネットワーク・ハブが2つも介在しています。LANケーブル自体も50メートルほどあります。ハブ自体の性能は問題ないはずですが、2つも噛ましていることが問題かも? 試しに1つだけ噛まして、スピードを計測してみました・・・大して変わりませんでした。

 となると、後はケーブル。最近のLANケーブルは、100Mbpsを超える通信速度に対応しているものですが、最初に建物内に配線したケーブルが、最悪の場合、最大通信速度10Mbpsのものかも知れません。もしかそうだとしたら、大がかりな工事が必要になってきます。そこまでは今はできません。

 まぁ、夜にYoutubeの落語が見にくかっても仕方ないかなぁ。

〜 雨の中の玉紫陽花 〜
2016年9月13日(火)  No.4817

小銭がない
 所用を済ませて車を駐めたコインパーキングに戻り、いざ料金を支払おうと思ったら、細かいお金が足りません。小銭をかき集めても、あと10円足りない・・・駐車場内にある自販機は、1万円札が使えない・・・。

 千円札を買い物で使い切ったことに気が付きませんでした。前の車には小銭のホルダーがあったのですが、そういえば今度の車にはありませんでした。

 辺りを見回してもコンビにはなし。少し歩いたら、酒屋さんがあったので、店頭にあったサービス品を買ってお釣りをもらい、ようやく出庫することが出来ました。

 店の閉まっている時間だったら、もっと困っていたでしょう。車のどこかに‘へそくり'を隠しておかなければ・・・。


 今日もまた落語を聞きながら掛け軸整理。藤原定家、豊臣秀次などというのも出てきてビックリしましたが、贋作に違いありません。

 50本までいきましたが、まだ半分に到達していません。あ〜、面倒。
2016年9月12日(月)  No.4816

Youtube で落語
 今日も、掛け軸データベース作り。

 だんだん嫌になって来ているのですが、まだまだ先は長い・・・。少しでも楽しくなるようにするにはどうしたらいいかなぁ?

 「そうだ! Youtube で落語を聞こう!」

 早速、ノートパソコンを持ってきて Youtube にアクセスし、落語を流してみましたが、動き回りながら聞くには音が小さい感じ。「そうそう、あそこにしまってあったっけ」とパソコン用のスピーカーを持ってきて接続すると、いい感じ聞こえるようになりました。

 米朝、枝雀、先代円楽、志の輔、小さんなどを次々と聞きながら、掛け軸調べ。やること自体は変わりませんが、黙々とやっているよりもグッと楽しくなりました。

 整理が出来たのはやっと30本。でも、一番最初に取りかかった掛け軸は、まだ文字が判読できません。俳画も1本は判読できていません、というかさっぱり判りません。古文書などを読む方は、「見ているうちに判ってくる」と仰いますが、何度見てもまるでわかりません。後回しです。

 当分は、落語を聞きながら、時には E-girls ?でも挟んで、しばらくこの作業が続きます。
2016年9月11日(日)  No.4815

余裕、余裕
 朝一番に掃除をした以外は、今日も塔婆書きと掛け軸データベース作り。ちょっと肩が凝ってきました。

 塔婆書きはほぼ終了し、後は細かい修正や追加だけとなりました。

 データベース作りは、正直、かなり面倒くさい・・・。「お宝発見!」とまでいかなくても、「へぇ〜」ということが度々ありますが、寸法測って、写真撮って、文字を判読して、解説を作って、それらを一々入力するという作業。5本ほどやっては嫌になって、他のことを挟んでまた再開という繰り返しです。

 でも、彼岸前にこんな暢気なことをやっているなんて、これまででは考えられなかったこと。ずいぶん余裕ができました。
2016年9月10日(土)  No.4814

秋晴れの日の内職
 爽やかな秋晴れのお天気。彼岸花も咲き始めて、グッと秋が進みました。

 こんなお天気の日は、外作業をして汗を流したいところですが、しなければいけない作業が今はありません。急ぎは、お彼岸の塔婆書き。既に、何人かの方が「お彼岸のお参りに来ました」といってお越しになっています。その反面、「お盆に来られなかったので」とお盆のお塔婆を持って行かれる方もおられます。

 塔婆書きの合間に、「今日の散歩道」の更新をしたり、仏間の掃除をしたりと、適当に気分転換をしながら夕方まで。夕食後は眠たくなるので、動きのある掛け軸の整理作業。しばらくはこんなペースになりそうです。

 掛け軸は、何と書いてあるのは判読できないものもあります。 奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所がWEBで提供している「木簡・くずし字解読システム」という素晴らしいシステムがあるのですが、まったく判読できませんでした。僧侶の字は、独自の崩し方をしているものが多いのかも知れません。

 先々代の字と円山応祥の絵の雀の掛け軸や著名な画家の作品など、今までに見たことのない掛け軸も次々と出てきて、びっくりポン! 大変ですが、掛け軸を有効活用するためにも、ぜひともしなければいけない作業です。

 夜はめっきり過ごしやすくなって作業も捗りましたが、先は長〜い・・・。

〜 先々代の字と円山応祥の絵の雀の掛け軸 〜
2016年9月10日(土)  No.4813

突然の雨
 朝、お参りに出かける時は、「バイクで大丈夫かなぁ・・・やっぱり、車にしておこう」というお天気でした。

 車を運転している時も少し晴れ間が見えていましたが、目的地の方には灰色の雲も見えていました。

 自坊から20分余の檀家宅に着いた時は、一気に土砂降り。家の前に車を駐めて中に入るだけでも、かなり濡れました。

 1時間ほどは強い雨が降りましたが、それだけでした。お天気が本当に不安定です。

 帰って、自坊の排水路などの点検とメンテナンスをしました。

 午後から夜に掛けては、お彼岸の塔婆書きと掛け軸データベース作りをしました。

〜 金柑の木になったツイン冬瓜 〜
2016年9月8日(木)  No.4812

芙蓉、再開
 今日も、お彼岸の塔婆書き。しばらくやって、肩や目が凝ってきたら、外に出てブラブラ。雨になるかと思っていましたが、時折晴れ間も出て、とても蒸し暑い日でした。

 真っ赤な芙蓉がまた咲き始めました。

 お盆の頃にすべて咲き終わったので、植木鉢をいったんバックヤードに戻したのですが、また蕾がいっぱい付いて咲きそうになってきたので、昨日また表に出しました。

 今朝、門を開けに行った時、薄暗い中にパッと全開になっているのを見て、とても嬉しくなりました。季節、季節に、花が咲いてくれるのはとても嬉しいですねぇ。そういえば、彼岸花の花軸も上がって来ました。ちょっと早過ぎるのでは・・・。

 夜7時頃から土砂降りと雷鳴。2時間で55ミリほど降ったようです。夜の雨は有り難いです。

〜 今朝咲いた芙蓉 〜
2016年9月7日(水)  No.4811

眠たい・・・。
 午前中、向日市近辺をゆっくり月参り。お経を上げているよりも、おしゃべりをしている時間のほうがずっと長いようにも思えます。

 帰ってからは、お彼岸の塔婆書き。塔婆を書いていると、昼までも眠たくなってきてしまいます。

 気分転換に、植木を触ったり、水やりをしたり。そして、また塔婆書きに復帰。

 本坊に行かなくてもいい分、体にも気持ちにもゆとりが出来て、のんびりです。

 しかし、どうしてこんなに眠たいのでしょう? 夕べは、さくらが嘔吐いて、ちょっと寝不足なのですが、ここしばらくずっと眠たいです。時には、椅子に座ったまま居眠りをしています。

 今夜も早く寝ようっと。でも、4時頃には目が覚めてしまいますし・・・。
2016年9月6日(火)  No.4810

坂本のパン屋さん
 午後から坂本で会議。

 8月はお盆の月なので会議はありませんが、こうしてまた始まると、‘特別な月'が終わったという実感が湧いてきます。9月になっちゃったぁ・・・。

 大津・坂本に行った時の楽しみは、パン屋さんで買い物をすること。高校の寮の時に、食パンのヘタをもらいに行った、とても美しい奥さんのおられる、大正12年創業のパン屋さんです。

 袋に菓子パンが6〜7個入って300円のお徳用袋を2つ、それだけでは悪い気がして食パンを1斤買い求めました。

 会議を終えて、5時過ぎに自坊に戻り、袋に入ったパンを一つ。あ〜、ホッとするなぁ〜 京都のパン屋では味わえない、坂本のパン屋さんのみで味わえる安堵感です。

 何が違うのでしょうねぇ〜 ノスタルジーでしょうか・・・。
2016年9月5日(月)  No.4809

掛け軸データベース
 午前中、法事2座。台風の影響を心配していましたが、カァ〜っと日が照りつけるお天気で、納骨のお勤めをしたお墓は、かなり暑かったです。

 午後は、今回修正した過去帳をもとに、お彼岸の塔婆書き。まだお尻に火が点いていないので、なかなか集中できません。

 掛け軸のデータベース作りを始めました。

 自坊には、昔から伝わっているもの、ボクがオークションで買い求めたものなど、100本近い掛け軸があります。オークションで買い求めたものはだいたい覚えていますが、古いものは掛けてみたこともないものもあります。

 床の間の掛け軸を掛け替える時は、その季節や慶事・仏事などのシチュエーションに応じて選ばなければ、いったいどんな掛け軸があるのかわかりません。小さくメモ書き程度してある内容を頼りに箱から出してみても、見当外れのことも少なくありません。実に無駄な手間を毎回掛けています。

 「ちゃんと整理しなきゃなぁ」と以前から思っていたのですが、今回、歴代の真如堂貫主で、後に天台座主になった方の掛け軸を入手したのを契機に、『掛け軸データベース』を作ることにしました。

 作者、内容、表具の寸法、形式などに加えて、掛けるのに相応しい時季やシチュエーション、作者や書かれている言葉の意味、表具の全景写真などを記録できるようにして、とりあえず今回入手した掛け軸を入力してみました。

 ところが、何と書いてあるのかわかりません。オークションの説明にもありませんでしたし・・・肝心のところが空欄のまま。これからも、こういうことが多々あるでしょうねぇ。

 まぁ、取りあえずスタートです。
2016年9月4日(日)  No.4808

柿渋の話
 午前中、過去帳の修正を完成させました。これで、誰が見てもわかりやすい過去帳に、より近付いたと思います。

 午後は「メダカの学校」。今日は「柿と柿渋の歴史−中世から現代へ−」というお話。とても印象的だったのは、最後にお話になった柿渋染めと被差別民のことでした。

 絵巻物などの中で、柿渋の着物を着て、白い布で顔を覆っている人が、ハンセン病患者の人である。あるいは、被差別民の人が柿渋染の着衣を強制されていたことがあるなどというお話に、ハッとさせられました。

 仏教は、業思想によって、たとえば病気や貧困などを前世の因縁であると片付けてきたことがあります。「だから善いことをしましょう」ということに繋がるわけですが、片や、「今、病気や不幸なのは、前世の因縁である」などと言われても、その人にはどうしようもありません。そうやって、多くの人を差別、絶望させてきたわけです。

 柿渋からそういう問題に繋がっていくなどとは、想像もしていませんでした。とても有意義なお話でした。

〜 今日の講師の米澤洋子さん 〜
2016年9月3日(土)  No.4807

メガネのレンズ交換
 メガネを買い換えに行こうと昨日から考えていたら、月参りを1軒失念してしまっていました。最近になって行く日が変わったお家だったので、うっかりしていました。自坊からの電話で慌てて戻り、僧衣に着替えて飛んでいきました。

 お昼を食べて出直し。

 店員さんに、いま使っているメガネのレンズの様子がおかしいと見てもらうと、コーティングが剥がれているとのこと。フレームは気に入っているので、レンズだけ替えてもらうことにしました。

 視力検査をすると、老眼が進んでいて、2.5。眼鏡を作った7年前は2.0でしたけれど、時間が経っていますから仕方ありませんねぇ。

 他のメガネも締め直してもらいました。

 今日は蒸し暑い日になりました。明日は台風の影響はなさそうですが、来週はずっとお天気がよくありません。季節の変わり目なのですね。
2016年9月2日(金)  No.4806

マウスの買い換え
 今日から9月。

 月参りを終えて、お昼前から、自坊のつつじや生垣の剪定作業。つつじは、いま切ると花が咲かなくなってしまうので徒長枝だけ、生垣も整える程度です。それでもかなり大量のゴミが出ました。

 剪定を終えて、きれいさっぱり! ちょっと気が早いですが、これでお彼岸を迎えられます。


 しばらく前から、パソコンのキーボードのコードの接触が悪く、時々、無反応になってしまっていました。手で触るとすぐに直るのですが、通販サイトで調べてみると500円台でメーカー品があります。消耗品なのですねぇ。買い換えることにしました。

 ついでに、滑りが悪く、反応もイマイチになっているマウスも見てみました。

 光学マウスの読み取り方法にも、従来の赤い光の光学式、光らないレーザー方式、そして青い光のブルーLED方式というのがあるのですね。この、ブルーLED方式というのは知りませんでした。

 「ガラス、布の上、真っ白な紙、デスクの上でも動作可能です。とにかくどこでも使いたい方にオススメです」とのこと。マウスパッドなしの、机の表面でも使えそうです。

 これも、メーカー品が500円台であります。うたい文句ほどでなくても、この額ならいいでしょう。早速、併せて購入。

 今日、届きましたが。キーボードは多少使いやすくなった程度ですが、マウスはいい! キャッチフレーズ通りで、マウスを動かしてもカーソルが動きにくいなどというストレスは、今のところありません。いい買い物でした。
2016年9月1日(木)  No.4805

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