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2015年7月の日記

「明珍」を吊す
 時間はあるのですが、お盆に備えて、あまり体力を使うようなことはしたくない日。天気予報では、今日は37度になるかも知れないとか・・・。

 朝一番に、シキビの枝を採り、お盆に遠方でお参り出来ない方向けのお墓の供花作り。実際にお墓に上げるまでにはまだ日があるのですが、他に作業ができる日がないので、少々傷むことは覚悟の上です。

 3時間ほどで、60ほど出来たので、これでヨシ!

 後は、境内をグルグル回って、細かい剪定など。

 藤の花が咲いていてビックリ! 木槿は、すっかり花数が減ってしまいました。もうしばらくしたら、酔芙蓉が咲き始めるでしょう。


 夕方、自坊に「明珍」の火箸の風鈴を吊しました。

 風鈴といえば、ボクの中ではこれしかありません。その澄み切った涼やかな音!

 これで気分だけでも涼しくなりました。

〜 「明珍」の風鈴 〜
2015年7月31日(金)  No.4408

夏の剪定
 東山の門跡寺で、明治天皇の御命日の法要に出仕。夕べからお腹が痛かったので、「法要中に痛くなったらどうしよう・・・」と思っていましたが、何とか無事に終わりました。

 今日は朝から植木屋さんが、恒例の夏の剪定に来てくれていました。合計9人。「日当は、一人○○だから、9人で・・・」と思わず計算してしまいます。

 でも、混んでいた枝も適当に空かしてもらって、きれいさっぱり! 涼しげにもなりました。散髪したての頭そのものです。

 これで8月が迎えられます。

〜 手入れをする植木屋さん 〜
2015年7月30日(木)  No.4407

田舎の香水
 油粕の入ったバケツに雨水が入り、その水が次第に腐って悪臭を放つようになっていました。

 でも、植物には遅効性の完熟肥料。木々に施そうとあちこちに撒いたら、臭い臭い。あたり一面、「田舎の香水」の臭いが漂いました。

 寺務所からは離れているのに臭ってくるので、窓は閉められるし、職員さんのお弁当を届けに来た人には、「くっさぁー!」と言われるし、あちこちで大ひんしゅく。

 スミマセンでした。

 でも、夕方の土砂降りで、きっと明日は臭いも薄まっているでしょう。 

 お盆前、最後の耳鼻咽喉科。症状が改善しないまま、お盆に突入ということになりそうです。

〜 最後の紫陽花と大文字山 〜
2015年7月29日(水)  No.4406

甲子園へ
 母校の比叡山高校が甲子園に行くことになりました。ずいぶん久しぶりのことです。

 高校の時、ボクは応援団に入っていました。応援団といっても、練習の合間に校庭の草引きをするとか、結構地味な感じ、「草引きクラブ」みたいにも評されていました。

 2年生の春、選抜に出ることが決まったのですが、野球部員の不祥事で出場辞退。ボクも拍子抜けしてしまって、その後、3年生で受験ということもあって応援団を辞めてしまいました。

 比叡山高校の野球部の歴史は古く、1915年に始まった全国選手権の代表を懸けて争った京津大会の第1回から出場。今年は、16年ぶり8度目の夏の甲子園を勝ち取りました。

 1978年には、決して評価の高くなかった前橋高校に、史上初の完全試合で敗北し、以後、何かある度にそのことが持ち出されてきました。

 今年は、せめて1勝だけでもして欲しいなぁ〜

 すぐに、お寺の名簿でと、卒業生名簿の2ルートから、寄付依頼が来るでしょう。1回の寄付依頼で、だいたい2回戦ぐらいまではまかなえると聞いたことがあります。勝ち進んで、2回目の寄付依頼が来た時に送金しようかな?

 いやいや、仮にも応援団OBですから、ド〜ンとカンパしようかなぁ。

〜 久々の白蓮 〜
2015年7月28日(火)  No.4405

中途半端やなぁ〜
 昨日の疲れがまだ抜けない感じ。蒸し暑さも手伝って、威勢よくは動けません。

 ジリッ、ジリッと、お盆が近付いてくる感じで、「これをして疲れが残ったら困るなぁ・・・」などと、何をするにつけても、そのことを先ず考えてしまいます。

 そんな自己規制気味の中、午後は植木屋。

 紫陽花の剪定も最終段階。まだ、きれいな花が残っているので、すべてを終えることができません。気になっているところをやり始めては、「やっぱり、これはお盆が終わってからにしようかなぁ」などと躊躇してしまいます。

 我ながら中途半端な時期です。

〜 菩提樹の実zと蝉の抜け殻 〜
2015年7月27日(月)  No.4404

キツかった・・・
 7月最後の日曜日。お盆棚経前の最後の日曜日。

 8月16日頃までに年回が回ってくる方は、繰り上げて7月にされることが多いですが、今日はそのラストチャンス!?

 忙しい1日でした。

 まず、10時に宇治のご自宅での法要と近くの霊園への納骨。千葉県のお寺から頼まれて葬儀を行わせていただいた方の1周忌です。納骨は、頭が灼けるかと思いました。

 お墓から、次のご自宅法要が行われる城陽市に移動。12時のお約束ギリギリ。施設に入っておられる独居のおばあちゃんが参列できるようにということで、お寺ではなくご自宅で行いましょうと提案したのです。

 久しぶりにご自宅に帰って来られたおばあちゃんは、ちょっと興奮気味。娘さんたちは施設に入ってもらって安心なようなので、おばあちゃんに「ご自宅のほうがいいでしょうけれど、施設のほうが安全ですね」と申し上げると、「自宅がいいのと安全とは別です」とピシャッと言われました。おっしゃる通りですねぇ。

 ご主人の13回忌とお盆のお勤めを終えて、寺へまっしぐら! 城陽〜宇治の間が渋滞していて、どうなることかと思いましたが、寺での2時からの法要の5分前に到着しました。承る時から、「少し遅れるかも知れません」と申し上げてあったのですが、何とか滑り込みました。

 忌明けのお勤めと納骨。お墓はやっぱり暑かったぁ〜 読経の途中から日傘を差し掛けてくださって、本当に助かりました。

 ちょっと寺務所に寄って、小さな塩パンを1欠片もらって食べました。朝食以降口に入れたのは、のど飴とお茶2杯だけ。お腹が空いたという感覚さえなくなっていました。

 最後に、4時にご自宅へお参りに伺い、今日の予定が終わりました。

 昨日の疲れが残っている上に、走り回って法事3座というのは、かなりキツイです。それは端からわかってはいましたが、今日しかないので、お引き受けをしました。喉が不調の中、何とか無事に終わってよかったです。

 5時半頃、昼夜兼用のレトルトカレーを食べ、雑用をして、8時半頃寝ました。夜中は何だかうなされたような・・・。

 お盆になれば、こんな程度ではありません。しかも、毎日・・・。気力だ!

〜 夕方の木槿 〜
2015年7月26日(日)  No.4403

宝物虫払会
 今日は、真夏の年中行事「宝物虫払会」。梅雨明け後の、太平洋高気圧に覆われて夏型の安定した天気になる時期に、掛け軸や巻物など約200点を土用干しします。

 朝7時前、一山の僧衆が集まって、土蔵から長持に入った宝物を搬出。本堂の長押(なげし)などに、順不同に吊していきます。

 今日は、カラッとした暑さで、風もあって、吊している掛け軸がお互いに当たって、カタァ〜 カタァ〜を音を立てていました。

 例年は、『真如堂縁起(写本)』のところで何度も説明をするのですが、今日は大事をとって、若い僧に任せました。お陰で、喉が枯れることもなく、少しよくなったような・・・。

 土曜日とあって、拝観者もそこそこ。ミストを楽しんでいる方も多くて、設置した甲斐がありました。

 虫払会が終わると、お盆まで一気です。

〜 『真如堂縁起(写本)』の説明をする僧 〜
2015年7月25日(土)  No.4402

テレビ禍
 朝6時半過ぎ、玄関のチャイムが鳴りました。「えっ、まさかお葬式?」 喉の調子が悪い最近は、お葬式恐怖症。

 出てみると、75才くらいの檀家の奥さん。何事かと思ったら、「昨日、テレビに出ていた木槿って、どこですか?」ですって。あー、ビックリした。写真が趣味のその方は、テレビを見て、写真に撮ろうと早朝から出かけて来られたのでした。こんなことでよかったぁ。

 今日は、同じように、テレビを見て木槿を撮りに来た人が何人もおられました。でも、今日は花の数が極端に少ない。それに、駐車場の中に咲いているので、雰囲気がイマイチ。

 NHKは、決まり切ったように、毎年同じ時期に同じ花を撮りに来るのです。しかも、同じ花は1度しか取り扱わないので、花を探すのが大変。テレビで見て行ってみたら、ぜんぜん大したことがなかったなどということもよくあります。うちもそうかも・・・。


 今日は、明日の「宝物虫払会」の準備で、テントを張ったり、境内一円を掃除したり。植木屋さんの危険木の枝打ち作業のエンジン音も賑やかでした。

〜 大文字山と植木屋さん 〜
2015年7月24日(金)  No.4401

機械トラブル
 お昼頃に雨が上がったので、午後からは少し植木屋。紫陽花にお礼肥を施したり、草刈りをしたり。

 ところが、刈払機が不調。職員さんに聞いてみると、ちょっと前から様子がおかしかったとのこと。職員さんの中には間違った使い方をする人もいて、機械類は結構故障します。

 分解して調べてみると、ギアが摩耗していました。今までに何台も刈払機を使っていますが、こんな故障は初めて。

 交換部品を検索してみると、何と! 1万2千円もします。小さな部品なのに、機械を買う1/4ほどの値段! マイッタなぁ〜 でも、直さないわけにはいきません。トホホ・・・。

 気を取り直して、他の刈払機で作業。まだ地面が濡れているので、結構泥だらけになりました。

 夕方、シャワーをして歯医者へ。8月に入るとしばらく通えないので、それでも大丈夫なように治療方針を立ててもらいました。

 歯は我慢すればいいですが、喉は‘実害’があります。早く治らないかなぁ〜

〜 石畳に散った蓮の花びら 〜

2015年7月23日(木)  No.4400

台風禍
 午後、大津・坂本で会議。

 京都から大津に向かう「山中越え」は、台風11号の後、一時通行止めになっていたと聞いていますが・・・。

 特に規制もなく走っていると、崖崩れの土砂が1車線を塞いでいて、片側交互通行になっている場所や砂が道路に散らばっている場所、小川に木々が詰まって溢れたのを除去した跡など、何カ所もその痕跡を見ました。

 この近くでは、土石流が発生して、近隣の方が小学校に避難された場所もあります。

 市街地に住んでいてはわからないような被害が、住宅地のすぐ近くで起きていたことがわかりました。

 今日も時おり強い雨。走っているのも、ちょっと恐かったです。

 次の台風12号が、何事もなく通り過ぎていってくれますように。

〜 急に来て取材をする某テレビ 〜
2015年7月22日(水)  No.4399

『寒山拾得図』の修復
 現在、京都国立博物館の敷地内の工房で進められている狩野山雪筆『寒山拾得図』の修復作業の進捗状況の確認と今後の方向性の検討のため、現場へ伺いました。

 人を惹きつける迫力満点のこの絵は、表具を取られて、板に貼り付けられている状態でした。まじまじと見てみると、この絵が辿ってきた歴史を想像させる傷や今までの修理後などがよくわかりました。きっと数多くの人が関わって来たのでしょう。

 再び掛け軸に仕立てていく作業にあたって、表具の上・下、中廻し、一文字、風帯に使う裂を選ぶ作業を、文化庁と京都府文化財保護課の技官・表具師と共に行いました。数多い取り合わせの中からあらかじめ用意されたのは6パターン。現場でもう1パターンを作って、みんなで「ん〜」。絵のインパクトの強さも相まって、なかなか決まりませんでした。表具によって、作品の印象が大きく変わるものだということを再認識しました。

 完成は来年3月頃です。


 境内では、危険木の剪定作業などが、昨日に続いて行われ、チェーンソーの音が終日響き渡っていました。

 剪定のお陰で、紫陽花園から大文字山などがよく見えるようになり、来月の五山の送り火の時には、人が集まってきそうです。ただし、蚊がいっぱいかも・・・。

〜 表具に使う裂を合わる作業 〜
2015年7月21日(火)  No.4398

梅雨明け
 月参りの予定が、行く先のおばあさんの具合が悪くなって中止。今日の予定はこれだけだったので、フリーになりました。

 さぁ、植木屋だ!

 刈り込み、草刈り、紫陽花の摘花、簾吊るし・・・もう、あれやこれやいっぱいやったので、覚えていません。

 今日は、ずいぶんいろいろと捗った気がします。


 植木屋さんの倒木処理は一段落。今日から境内の剪定作業。

 紫陽花園の日当たりをよくするための剪定を進めているうちに、危険木が数本あることがわかりました。倒れたら、隣接する民家を壊してしまいます。

 一々ボクに判断を仰ぎに来てくれるので、それでは作業が捗らないと、「危険と判断した木は、番頭さんの判断で切ってください」と委ねました。

 20年以上も手を付けていない場所で、幹の元がかなり腐り、そこから太い椿が生えている、樹高10メートルほどのムクノキを見た時には、ゾッとしました。1日でも早く切って欲しい・・・。

 先日の倒木処理と合わせて、かなりの費用がかかります。あーーー

〜 梅雨明けの今日から運用。ミストシャワー 〜
2015年7月20日(月)  No.4397

電車は面白い
 午前中、法要2座を勤めて、5分ほどでご飯を食べて、奈良に向かいました。

 京阪電車〜近鉄と乗り継いだのですが、「近鉄って、古ぼけてボロいなぁ」という印象を受けました。車両も内装もですが、車内アナウンスも聞こえないほど騒音が大きい。何だか、一昔前の鈍行列車に乗ったような感じでした。駅舎も古かったぁ〜

 久々に電車に乗ると、何だか緊張します。

 向かいに座っていた若い女性が、「爆睡しながら目を開けてこっちを見ている・・・何だかコワイ」と思ったら、目の周りを黒く塗ったのが、目を開けているように見えたのでした。

 帰り着いた駅で、次回のためにICカード乗車券にチャージをしておこうと自動発券機の前で操作をし、20メートルほど早足で歩いたところで、いただいた御供養の紙袋を忘れてしまいました。

 「あっ」と気が付いて戻ったら、ボクの次に並んでいた綺麗なお姉さんが笑顔で持ってきてくださいました。

 やっぱり、緊張していたのかな? でも、電車って面白い!

〜 今年のヘブンはどうして早い? 〜
2015年7月19日(日)  No.4396

根こそぎ倒れる
 「台風も大したことがなくてよかったなぁ」と思っていたら、今朝6時半頃、玄関前から人の声。出てみると巡査2人。

 「東側の崖の斜面が崩れて、車が被害を受けています」とのこと。来週、木の枝打ち作業を予定していた場所に違いありません。

 合羽を着て、巡査2人とバイクを連ねて現場へ。直径1メートルほどと50センチほどの椎の木2本が根こそぎ倒れ、車がその下に入り込んでいました。太い藤蔓が緩衝材の役割を果たしてくれたようで、車の被害は幸い軽微。木の枝先は、横を流れる白川の濁流に突っ込んでいました。

 昨日から今朝7時半までの24時間の降水量は、260ミリ。京都市内の7月の平均総雨量約220ミリを1日で上回り、7月の観測史上最高でした。雨で地盤が緩んだところへの強風で、根こそぎ倒れたのです。

 すぐに植木屋の番頭さんの携帯に電話をして、車の‘救出’と木の伐採を依頼。植木屋さんは7時半頃にトラック5台で来てくれて、作業開始。作業は今日1日では終わりそうにはありませんが、‘小難’で済みました。

 他にも、崩れた箇所の報告がありました。滅多にないような災害をもたらした台風でした。

〜 車の救出作業をする植木屋さん 〜
2015年7月18日(土)  No.4395

台風接近!
 台風接近! 風は大したことがありませんでしたが、午後から強い雨が断続的に降り続きました。

 昨日点検をしておいた排水路ですが、一気に葉っぱなどが流れたりしたので、所々で詰まってしまいました。晴れている時にはわからず、いざ雨が降って初めて詰まっていることが露見したりします。雨樋も同じ。

 合羽を着て詰まっている物を取ったり、梯子を掛けて樋の掃除をしたり。

 詰まっていた物を取った時に、ザァーと一気に水が流れる様の気持ちよさといったらないですねぇ。スカッ!とします。

 喉の調子もこんなふうならいいですが・・・。夕方、強い雨を押して耳鼻咽喉科に行ったら、受付の人が驚いた顔で迎えてくれました。他の患者の姿はなし。ドクターに、「根性ですねぇ」と言われました。

 「とにかく、お盆までに何とか治さないといけませんから」と意気込みを伝えておきました。

〜 飛沫をあげる天水桶 〜
2015年7月17日(金)  No.4394

ミストシャワーの取り付け
 「台風一過、梅雨明け宣言に違いない!」と思って、時おり小雨が降る中、茶所にミストシャワーを取り付ける作業をしました。

 ミストは今年で3回目。実質的な冷却効果はほとんどありませんが、「見た目」は涼しそうなので、暑い中をお越しになる方へのせめてもの「御接待」です。

 動作テストをしたら、3つのノズルが詰まっていてミストが出ません。荷札に付いている針金で突こうとしても、ノズルの穴のほうがずっと小さい。縫い針もほとんど入りません。でも、何とか出るようになりました。

 運用は18日からかなぁー


 紫陽花の切り戻しも、かなり進みました。今日からは、「お礼肥」を施す作業も始めました。来年の開花に向けて頑張ってもらわないといけませんもの。

〜 茶所前のミスト 〜
2015年7月16日(木)  No.4393

痩せました
 午前中は、バイク、車、バイクと乗り換えて、お参り。バイクでしか行けないお家へ伺う時に雨だったら、とても困ります。暑いほうがよほどマシです。

 ‘省エネモード’で読経していたので、喉は楽でしたが、午後は研修で1時間以上喋りっぱなし。これがよくありません。また少しぶり返しました。

 先日来、「お痩せになりましたねぇ」と3人の人に言われました。そう思っていても口に出していない人のほうが多いでしょうから、本当に痩せたのかも知れません。

 夜、入浴の時に体重計に乗ってみました。体重を量るのはいつ以来? 1年以上は量っていません。

 思っていた体重よりも2.5キロ少ない。本当に痩せていたのですねぇ。歯も治療中、喉も不調で、食事の量も減っているかも知れません。

 お盆でまたかなり痩せてしまうので、それまでに太っておこうっと!

〜 今日も猛暑日 〜
2015年7月15日(水)  No.4392

建仁寺へ
 午後、9月の「メダカの学校」の講師を依頼するために、建仁寺の塔頭へ伺いました。

 祇園の花見小路をバイクで下がって行ったのですが、道いっぱいに人が広がり、急に立ち止まって写真を撮ったりで、コワイコワイ。ほとんどが中国人か台湾人。中には日本人もいたかも知れません。

 夜になると、アジア系が減って、西洋人が増えるのだとか。こんなところを歩く芸舞妓さんたちは可哀相。日本人のカメラオヤジたちに取り囲まれる時も、お気の毒ですが・・・。

 伺った塔頭は、半夏生で有名なお寺。もう特別拝観期間は終わっていましたが、半夏生はまだ綺麗でした。街の真ん中に、いとも静寂な空間があるのが不思議でした。

 他の宗派のお寺を訪ねるのは、とても新鮮です。建物や庭の造りも違いますし、立ち振る舞いの作法も違います。そういうところにも、各宗の教義や特色が出ています。短かったですが、楽しい時間でした。

 帰りは混雑を避けて別ルートで戻りました。

〜 青空に蓮 〜
2015年7月14日(火)  No.4391

クチパク
 耳鼻咽喉科医に行きました。今日は3人待ちのみ。月曜日で混んでいるかと思っていたのですが、助かりました。

 声がかすれるとか、症状を訴えると、「ちょっと猫背の姿勢をしてください」と言われるので、何をされるのかと思っていたら、鼻から内視鏡を突っ込まれました。「あっ、上手ですねぇ」と褒められましたが、違和感があってしゃべれません。

 「喉の使い過ぎですねぇ。お葬式が多かったのですか? 今日は喋らないでください。薬を替えましょう」などと言われた後、土葬の話。女医さんのおばあさんの時は土葬だった、土をかけるのはかなり抵抗があった、土葬はなかなか墓石が建てられないなどという話を長々と・・・。待ち時間が長くなる原因はこれかと思いました。

 「朝のお勤めは無言でしてください」「大きい声を出そうと思わずに、ちょっと手を抜いてやったらどうですか」「クチパクで済む時はそうしてください」などといろいろアドバイスをいただきました。そして、「出来るだけ寡黙で」と念を押され、新しい薬をもらって帰って来ました。


 午後、パソコンのパーツや小型の家電を段ボール5つ分積んで、清掃局の支所にある資源ゴミの回収ステーションへ。係の人に見てもらって、すべて無料で回収してもらいました。

 あー、よかったぁ。これでスッキリ! これからは、この手を使うことにしようっと!

 夜、お経の勉強会。

 アドバイス通り、時間中、すべて‘クチパク’。

 お陰で、何だか少しよくなったみたい。よくなって欲しいなぁ〜。

〜 青空に木槿 〜
2015年7月13日(月)  No.4390

ハスキー
 声が出にくくて、かすれてハスキー。時々裏返ります。読経の時だけではなく、話していてもハスキーです。

 うがいをしたり、吸入をしたり、喉に直接働きかける薬を飲んだりと、いろいろしながら、法事2座を何とか勤め、ご自宅での三十五日忌のお勤めにも伺いました。

 医者を替えてこれで治るかなぁと期待していましたが、全然変わりません。困ったなぁ〜


 夜、お盆の塔婆書きが完成! 2ヶ月半かかりました。これでずいぶん気が楽になりそうです。

 あ〜、やれやれ。

〜 不調ながら花を咲かせたヘブン 〜
2015年7月12日(日)  No.4389

長髪の夢
 夕べ、思いも寄らない夢を見ました。

 シャンプーをしているのですが、いくらすすいでも泡が消えません。気が付くと、髪の毛が長い! 手櫛をして髪を洗っているのです。

 夢の中でも「あれっ?」と思って、その夢は終わりました。

 髪の毛を伸ばしたいなどという気持ちはこれっぽっちもないのですが・・・。


 やっぱり声がかすれるので、耳鼻咽喉科に行ったら、何と! 16人待ち。「今日はやめまておきます」と、診察券を返してもらって帰って来ました。

 待つのが面倒だというのもありますが、「長時間待って診てもらっても、大して変わらないだろう」という気持ちが強いです。来週にします。


 いま、断捨離の真っ最中。晴れたら植木屋、降ったら整理屋。今日は植木屋の作業も一段落し、暑いので、整理屋。

 パソコンの古いパーツやコードなどを段ボール箱にまとめました。「よくもこれだけ買ったなぁ」というほどありますが、規格が変わったりして、すべて使えません。パソコンを使い始めて25年ほど。それだけ変化が大きかったということでしょう。

 古いVHSテープも、デッキが壊れた今となっては要りません。それでも、中国の漢詩と登山のビデオだけは捨てきれず、もうしばらくは持っておきます。

〜 古いPCパーツなど。こんな箱が4つ 〜
2015年7月11日(土)  No.4388

今日も剪定
 9時から、不動産会社の護摩祈祷法要。会社の幹部などが参列されました。

 「今どき・・・」と思われるかも知れませんが、近年ずっと続いている法要です。


 午後から、紫陽花の剪定作業。

 今まで切った枝が通路などに山積みになっていたのですが、職員さんが切った枝を整理して捨ててくれたので、スッキリしました。

 職員さんは、「これまだきれいですから、どこかに挿しましょう」と言って、2度ほど寺務所に花を持って行っていました。

 また、「どんどん切っていけばいいのですね? 面白そうなので、やらせてください」と言われましたが、無秩序に切っているわけではなく、来年の枝振りなどを考えながらの‘高度な’技なので、「ダメぇ〜」と断りました。でも、そのうち誰かに教えておかないといけませんねぇ。


 声が出ません。出てもかすれたり、裏返ったり。「3日でよくなる」というのは何だったのでしょう?

 困りましたねぇ。

〜 切った紫陽花の花 〜
2015年7月10日(金)  No.4387

猫の快復
 今日、お参りに行った家の猫は、家の人以外にはなつかないそうなのに、ボクにはなついています。経本入れを横に置いて読経をしていると、それを枕にして寝てみたり、抱え込んだりします。お香の香りがマタタビと同じような成分を含んでいるのでしょう。

 我が家のさくらは、ご飯をあげる時しか寄ってこず、後は遠巻きに見ているだけ。以前はボクの部屋にいたのが、ボクが違う建物に自室を移したのを怨んでいるのかな?

 その檀家宅の猫が体調を壊して半年以上。最近は、カリカリのキャットフードも食べられず、2日に1回の点滴をして、何とか乗り越えて来ていました。

 今日伺うと、ガリガリに痩せていた猫が、少しふっくらして、顔の表情にもゆとりが感じられました。何でも、薬が変わったのが功を奏してよくなってきたとのこと。薬は1回4千円もかかるそうで、かれこれ30万以上も掛かっているのだそうです。大変・・・。

 一時はボクのお経入れで遊べなくなっていましたが、今日は読経するボクの横で、しばらくはしゃいでいました。

 元気になって、本当によかったなぁ。うちの猫のことのように、嬉しかったです。


 昼前から3時間ほど、紫陽花の剪定。

 顔にチクッと痛みを感じたら、蜂でした。小さい蜂がワァーッと出てきたので、思わず逃げました。巣があったのでしょう。小さい蜂でよかったです。

 剪定は当分続きます。

〜 散った蓮弁 〜
2015年7月9日(木)  No.4386

移動の多い日
 9時半から、京都市の隣の向日市でご葬儀。50分は掛かるかなぁと思って、余裕を持って8時前に出発しました。

 ご遺族はマイクロバスで火葬場に移動されるというので、わざわざボク一人のためにハイヤーを準備してもらう必要はないと、自分の車で火葬場へ。終わって、自坊へ戻りました。

 午後からは、銀行の中途採用の人たち40人の研修。7月1日に採用されて、2週間の研修期間中だそうです。25歳〜35歳の人たちで、普段の新入社員研修とは、ちょっと雰囲気が違いました。

 終わってすぐに、また向日市へ。初七日のお勤めを待っていただいていたのです。道は、案外空いていました

 考えてみれば、朝夕の往復に3時間以上かかりました。でも、それなりに気分転換出来て、移動もいいかな?

〜 蓮の葉でキャッチ! 〜
2015年7月8日(水)  No.4385

雨中の剪定
 9時前から雨。

 午後は少し時間があるので、紫陽花の剪定をしたいと思っていたのですが・・・合羽を着て、やっちゃえ!

 雨は本降り。やさしい降り方ではありませんでしたが、気温が高くないので、合羽を着ていても暑くありません。濡れた紫陽花の間に分け入るのも、合羽があれば好都合です。

 花の終わりかけているもの、花が咲かなかった茎などを、来年の枝振りを考えてどんどん切っていきます。中には、「あっ! しまった!」ということもありましたが・・・。

 かなりの量があるので、切っても切っても進んだ感じがしません。先は長い・・・。

 3時間ほどやりましたが、これ以上やっていて風邪を引いたら大変と思って、止めました。

 今年はよく咲いてくれました。

〜 切った紫陽花の花 〜
2015年7月7日(火)  No.4384

古いPCパーツ
 押し入れの中を整理していたら、パソコンの古いパーツやケーブルなどの入った段ボールがいくつも出てきました。中には、こんなに買ったかなぁというほどたくさんのボードやメモリ、壊れたハードディスク、モデムなどがぎっしり詰まっていました。

 もう何年も開けていないので、不要であることは確実。ケーブルも、今は使わない形状のものばかりなので、もう使うことはありません。ACアダプタもいっぱいありましたが、もう使わない機器のばかり。

 どうして処分したらいいのでしょう? レアメタルのようなものが回収できるかも知れないし、何か役に立つようであれば、そこに送りたいのですが・・・。ネットで調べてみても、そういうものを回収してくれるところが見つかりません。不燃ゴミとして処分するしかないようです。

 勿体ないですねぇ。でも、どうしようもありません。


 蓮が、紅白合わせて6輪咲きました。今日が開花のピーク。今年は本当に早いです。

〜 紅と白の蓮 〜
2015年7月6日(月)  No.4383

メール便
 来月の初めからお盆の棚経を始めるに当たって、「○日◇時△分頃に棚経に伺います」というお知らせを早く出さなければなりません。

 転居される方や日程の変更の希望などを斟酌して、日時を組み直し。同封する寺報も、何とか作成。

 さて、封入して発送。

 これまでは宅配便のメール便を使っていたのですが、春から廃止。理由は、「『親書』の定義がお客さまにとって分かりにくいにも関わらず、 法違反の認識がなく『親書』をメール便で送ったお客さまが罪に問われるリスクをふせぐため、 本年3月31日の受付分をもって『クロネコメール便』を廃止」するというもの。この説明を読んだだけでも、郵政による民業への圧力だとわかります。

 廃止されることになって間もない日、待ってましたとばかりに、郵便局がDMなどに適したサービスがあるとセールスに来ました。「絶対に使わない」と、決めました。

  「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」は、すべて「親書」。お盆の棚経の案内や護持会の会費のお願いなどもすべてこれに当たります。今回の案内も、親書を送ることが法的にできる郵便で送るしかありません。

 今回は、個人を特定した棚経の案内は郵便で、寺報などだけを送るのはメール便と、使い分けることにしました。実際の作業としては、切手を貼るか、メール便のシールを貼るかの違いだけです。

 ここ1、2日は、それにかかりっきりになりそうです。

〜 蓮の実の涙? 〜
2015年7月5日(日)  No.4382

写真研修の‘その後’
 薬が替わって3日目。「劇的な変化なんてあるはずないなぁ〜 あったらコワイなぁ」と思いつつ、ちょっと期待。

 でも、結局は大して変わりませんでした。まぁ、気長にやりましょう。


 大手商社の新入社員研修を担当していた人が、急にお越しになりました。

 新入社員が自ら命を絶ったのを契機に、研修を企画し実現されたのが5年ほど前。研修はその後も継続され、他社にも波及しました。

 それから、食品の輸入会社に出向。また大きな転機がやってくるので、気持ちを整理したいと、同期入社のもう一人と出張後に京都で合流して、お越しになりました。

 約束の時間よりも30分ほど早く到着し、本堂で自主的に座禅。その後、創業者のお墓などの前で回向させていただき、ボクが「メダカの学校」へ行った後も、しばらく座ったり庭を見たりして、滞在3時間ほどで、「リフレッシュできました」と言ってお帰りになったそうです。

 その方にとって、ここは「帰って来られる場所」だそうで、気持ちを整理して、明日からのことに何らかの‘決断’を出していかれるのでしょう。自分では決しきれないようなことに直面した時、そっと背中を押したり制したりしてくれるような力を、その方はこの寺に求めてお越しになったのでしょう。

 そう思って来てくださることは、お寺冥利に尽きると言ってもいいでしょう。社員研修の‘効果’を自ら実証されたような今日の来訪、きっと大きな力を得てくださったに違いありません。

〜 紫陽花もそろそろ終わりです 〜
2015年7月4日(土)  No.4381

W研修
 今日はバタバタ。

 朝8時40分から、40名の社員研修。ところが予定を10分過ぎても到着しません。結局、20分遅れで研修開始。間に入った大手旅行代理店のミスでした。

 10時から月例の護摩。そのために早目に研修をセッティングしたのに・・・結局、護摩に遅れました。

 終わってすぐに檀家宅へ。祥月命日のお勤めです。

 昼食を摂って、1時から研修。人数は11人で、8人は外国人、3人が日本人スタッフ。スタッフが通訳係なのですが、うまく通訳できず、黙り込んでしまったり、他の人が手助けしたり。

 でも、時間がたっぷりあったので、鐘を撞いて聞かせてあげたり、庭でぼーっとしたりとオプションを入れて、「日本」を感じてもらえるように努めました。喜んで帰ってもらえたように思います。

 でも、さすがに疲れたぁ〜 声は出にくいし、枯れるし・・・2日目ではまで新しい薬の効果が出て来ないのかなぁ?

〜 姫檜扇水仙開花 〜
2015年7月3日(金)  No.4380

納骨
 先日まで、自坊の祭壇には3霊の御遺骨が安置されていました。

 独居のご遺族が入院されていて自宅でおまつりしても誰も拝めないなど、様々な理由でお預かりしていました。

 今日、その最後の御遺骨を納骨しました。

 葬儀と時を同じくして、借金のために家を売却。狭いアパートに引っ越されたため、仏壇は廃棄。御本尊と位牌、そして御遺骨がこちらに来ておられました。

 葬儀のお布施なども受け取っていませんし、位牌を作ることも先延ばし。納骨をしてもらう人の手間賃が要ることに念を押し、百箇日も過ぎた今日、ようやく納骨されました。

 お盆を前に、すべての御遺骨の納骨ができて、ホッとしました。


 午後は自坊の刈り込み。夏の刈り込み作業もほぼ終わりました。毛虫にやられて痒い・・・。

〜 今日も蓮 〜
2015年7月2日(木)  No.4379

耳鼻咽喉科を替える
 初めての耳鼻咽喉科に行きました。3月から通っていた医院は、説明もないし、症状もよく聞かないし、長く行っていても効果を実感出来ないので、止めにしました。

 今度のドクターは、50代くらいの女医さん。待合室まで、はっきりした物言いが聞こえて来ていました。

 いざ、診察。初診受付の時に書いた症状だけを見て、だいたい見当が付いた感じで、名前と住所を見て職業を想像していたが、頭を見て確信を持ったとのこと。「声を出す仕事だから、大変ですねぇ」と言われました。

 今までもらっていた薬の処方箋を見せると、「これでは効かなかったでしょう? ○○先生もよくご覧にはなるのですが・・・」と言われました。

 「お線香の煙で咳が出るでしょう?」「空気が変わると咳が出るでしょう?」などと、言われることがすべて的中。「いい薬がありますので、今日お渡しします。3日ほどで改善すると思いますが、2週間経ったらまた診せてください」とのことでした。

 診断は「咳喘息」。祖父〜母からの遺伝で、このまま放っておくと喘息に移行すると言われました。本当は呼吸器内科にかかる症状だそうですが、まだ今の段階なら診てもらえそうです。治療を途中で止めないように釘を刺され、「お盆までに治しましょう」と心強い言葉をもらいました。

 医院を替えてよかったです。

 さて、3日ほどで改善するでしょうか? 何分、今までが長かったので、疑心暗鬼です。

〜 蓮はいつでも美しい! 〜
2015年7月1日(水)  No.4378

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