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2015年2月の日記

2月は逃げる
 今月は28日で終わってしまうので、29・30日の月参りも、今日行かなければなりません(31日は、30日に繰り上げていますので)。

 土曜日で、観光地近くが混んでいないか心配でしたが、案外ガラガラ。中国の春節の頃は混んでいたそうです。

 昼過ぎに戻って、明日、特別公開を始める涅槃図を吊す作業をしました。

 職員さん5人とボク。ボクはカメラを持って、もっぱらかけ声だけ。指も足も痛いので、力が入りません。

 小一時間かかって、やっと終了。やっぱり立派ですねぇ〜。早速、公開を始めました。
 拝観料が通常よりも100円アップするのですが、「花供曽」あられ付きなので、うんとお得です。でも、まだ説明が慣れていないので、たどたどしいかも知れません。

 涅槃図を吊すと、春が来たなぁと思います。

〜 一番乗りの拝観者 〜
2015年2月28日(土)  No.4255

寒さ戻る
 4月に行われる銀行の新入社員研修の打ち合わせをしました。

 東京からお越しになったのは4人の若い社員の方々。数年前に研修で来られた方もおられ、新入社員と同じ目線で考えられるからいいなぁと感じました。

 もう、新年度の打ち合わせ。デスクワークしているのは、今年度の事業報告の準備や決算予測。年度末という感じいっぱいです。


 夜、友人の祝賀会。更生保護や社会福祉で大臣表彰をW受賞した祝いです。

 冒頭、アングラ劇が行われたり、傍らで花を挿していくアトラクションが並行して行われていたり、普通の祝賀会とはまるで違う雰囲気。

 立食だったのですが、人数が多いわりに食べるものが少なく、まったく座ることもできないため、途中退席して、友人たち6人と近くのホテルでお茶。やっと座れた・・・。

 長い時間、わいわい喋って帰ってくる頃には、白いものがチラチラ。寒〜い日でした。

〜 満開の水仙 〜
2015年2月27日(金)  No.4254

ちょうど雨
 朝、明るくなり始めた頃から雨が降り出しました。思っていたよりも早い降り始めでした。

 宇治までお参りに行きましたが、雨のためか、道路は混んでいました。2時間かけて往復して、読経は30分程度。もう少し、‘うまく’回れるといいのですが・・・。

 午後は、大津・坂本で会議。ボクは30分余りで行けますが、遠い人は5時間ほどかかって参加しています。自分のお寺のこともあるでしょうに、大変です。

 雨で外作業もできない日に、遠くでのお参りや会議で、ちょうどよかったです。

〜 お昼頃の本堂前 〜
2015年2月26日(木)  No.4253

さっぱり!
 今日は‘坊さん’としての用事はナシ。昨日は、用心をしておとなしく過ごしていたので、「今日はいざ!」と、‘植木屋’復帰。

 先日来、中途半端になっていた桧の段下げ剪定作業をしました。

 桧は全部で6本あり、そのうちの2本は22日に剪定済み。2本はそのままで置いておく予定。あと2本の段下げが残っていました。数人で、どこまで樹高を下げるかを協議して、安全対策を万全にした上で、朝から作業をしました。

 お天気もいいし、あたたかいし、作業をしていても気持ちがいい! 剪定をしている桧の香りも爽やか。お昼に作業は終了し、一連の作業が終わりました。

 あー、スカーッとしたぁ!

 馬酔木の枯れ枝処理も終わっているので、辺り一帯がサッパリ、スッキリした感じになりました。

 どこへ行っても、手が入っている庭というのは、気持ちがスゥーっとするものです。いい感じになりました。

 午後も他のところをと思っていたのですが、畳屋さんとの打ち合わせがずいぶん長引いて、時間も中途半端になってしまいました。残念・・・丸1日、心ゆくまで植木屋がしたいものです。 

〜 作業終わり!(左側を剪定) / 作業前 〜
2015年2月25日(水)  No.4252

おとなしく過ごす
 朝起きてみたら、西の山がうっすら霞んでいました。靄? 霧? 花粉? 後からテレビを見て、黄砂かも知れないと思いました。霾る(つちふる)季節がやってきたのですねぇ。

 あちこち創痍の身につき、今日は時間はあったのですが、本格的な植木屋はお休み。お彼岸の案内作成などをして、おとなしく過ごしました。お天気だったので、もったいないなぁ・・・でも、ここは我慢のしどころです。

 先日、剪定や寒肥作業をしてもらった植木屋さんから請求書が来て、「うわぁー」とビックリ! 今回はプロじゃないと出来ない作業でしたが、普段は職員だけでメンテナンスをしないと、とてもやっていけません。

 職員さんは今日も馬酔木の枯れ枝取り。今日でほぼ終了です。甲斐あって、スッキリ、サッパリしました。これで、いつテレビが来ても大丈夫。もう一度来るでしょうか?

 2月もあと数日。月日が車窓の景色のように飛んでいきます。

〜 山茱萸のつぼみが開いてきました 〜
2015年2月24日(火)  No.4251

痛いところ、いっぱい
 あちこち痛い・・・。

 まず、節分の準備の時に床机を落とした足の甲。骨にヒビが入っているに違いないとは思うのですが、病院に行って固定されると嫌なので、自宅で消炎鎮痛剤を塗ってきました。腫れはかなり引きましたが、やっぱり痛い・・・。

 2週間ほど前に治療が終わったはずの大臼歯。かぶせ物をしてもらってからも痛く、先週、少し削ってもらいましたが、まだ痛い。堅いものは噛めず、食パンの耳も噛めない状態。今日行って、また少し削ってもらいました。舌で感触を確かめると、かぶせたものは真っ平らになって、型を取ったはずの歯の凸凹が何もなくなっていました。これではなぁ・・・。痛みが収まらなかったら、歯科の責任でやり直しだそうです。それも面倒・・・。

 昨日、梯子から落ちそうになった時にひねった左手の中指が、朝起きたらかなり腫れていました。痛くて、曲がりません。数珠を摺ろうとしても、痛くて指に掛けられません。手に力が入らないので、今日は剪定中止。手軽な園芸作業にしておきました。

 昨日涙が止まらなかった目は、朝起きたら、ほぼ治っていました。「目が開かなかったらどうしよう・・・」といささか不安で、知人の眼科医に診てもらっている夢まで見ましたが、大丈夫でした。何事も寝るに限ります。

 あちこちの痛さに、加齢をしみじみ感じ、自分の不注意に落ち込む1日でした。トホホ。

〜 赤が印象的な椿 〜
2015年2月23日(月)  No.4250

調子の上がらない日
 昼前から、久々の植木屋、職員さんが馬酔木の枯れ枝取りをしている横で、桧の剪定作業をしました。

 桧は背が伸びすぎて、他の木々の日当たりを悪くしていますし、景観も善くないので、まずは1メートルほど切り詰める作業。鋸の切れ味が悪く、5〜6メートルでの高所作業で足場も不安定なので、ちょっと苦労しました。

 久しぶりだからか、今日は何だか調子があがりません。鋸で手の甲を突いたり、梯子を踏み外しそうになって指を負傷。挙げ句の果ては、葉っぱで目を突いていまいました。

 痛くはないのですが、涙が出て仕方がありません。作業を中止しました。

 夕食を食べていても涙がポトリ・・・。何も悲しいことはないのですが、何となく歳を取った気がしました。

 片目をつぶっても見にくいですし、ティシューを眼帯のように当てて眼鏡で押さえてみたりもしましたが、反対の目でもよく見えません。

 「これはあかんわ」と、9時過ぎには寝ちゃいました。

〜 側で馬酔木の剪定をする職員さん 〜
2015年2月22日(日)  No.4249

一気に春?
 今日も法事が重なって、‘植木屋’は休業。僧侶らしい1日でした。

 午前中の法事は、1週間前に行われた霊位のお兄さんの1周忌。参列された方の約半数は、同じ方々。お墓も斜め向かい。

 千葉、東京、名古屋、大阪、神戸などから参列された方ばかりで、おそらく京都の方はおられなかったのではないでしょうか。

 午後の法事の参列者も、福井、兵庫、京都府下から来られた方でした。皆ご家族なのですが、それぞれ別に暮らしておられるので、お寺の法事で会ったという感じです。


 今日は、朝は氷が張るほど冷え込んでいましたが、お天気もよく、気温はグングン上がって15.1度。3月下旬並みでした。

〜 陽の当たる水仙 〜
2015年2月21日(土)  No.4248

望遠ズーム
 天気予報ほどは晴れず、肌寒い日でした。

 まとまった時間が取れなかったので、‘植木屋’作業はお休み。自坊も、寺務所も、デスクワークが溜まっているので、こういう日も必要です。

 今日は「今日の散歩道」の更新日。境内にあまり‘動き’はないので、撮れる写真も限られてきます。

 カメラを買う時に、一緒に買った望遠ズームをほとんど使っていないので、今日はこれを使ってみることにしました。

 いろいろ試してみましたが、ちょっと望遠すぎました。使う場面があまりありません。ワイドズームを買った方がよかったかも知れません。持ち歩いて交換するのも面倒です。

 せっかく撮ったので、3枚を更新に使いました。まぁまぁかな・・・。

 これから花の数も増えてきます。ネタが増えて、更新が少しやりやすくなりそうです。

〜 望遠で、‘紅一点’の椿 〜
2015年2月20日(金)  No.4247

雪、ほどける頃
 今日は「雨水」。寒さは少し戻りましたが、晴れと雨を繰り返す不安定なお天気の中、その陽射しには春色が少し増したように思えました。

 朝一番に、「縦皮桜」の後継木のところに、ステンレス製のプレートを設置しました。
 木は一昨年の秋に寄贈していただき、昨年に定植してあったのですが、確実に活着してからにプレートを掲示しようと、今まで待っていたのです。

 プレートは、自分で版下を作って、金属加工業者に発注したもの。まずまずの出来具合かな?

 馬酔木の枯れ枝取りは職員さんに任せて、ボクは近々、雨樋の工事にかかる真如山荘の回りの片付け。山荘の通路を、植木育成のバックヤードに使っているので、足場を組むためにはそれを移動させなければなりません。

 それを見越して、紫陽花の苗ポットは既に移動。多くは、その機会に定植しました。桜やもみじの苗も植えたので、その場所にはもうあまり残っていません。

 でも、何年もその場所で作業をしているので、ゴミのような物がいっぱい。その片付けをしました。

 夕方には、業者さんが来て、雨樋工事の打ち合わせ。かなり大がかりな工事になりますが、火災保険で大方の費用がまかなえそうなので、一安心です。

 何だか、次々と用事が出来ますねぇ。

〜 縦皮桜のプレート / 馬酔木の枯れ枝取りをする職員さんたち 〜
2015年2月19日(木)  No.4246

撮影延期
 朝7時半頃から、昨日続きの馬酔木の枯れ枝取り。やらないのとやるのとでは、見栄えがかなり違うので、テレビに映るならやらないわけにはいきません。

 時折雨が降り、また先日撒いた石化硫黄合剤の硫黄の臭いが漂う中、ひたすら枯れ枝取り。花の咲いている辺りを重点的にやって、撮影前に出来るのはここまでかなと思っていた時にテレビ局が来ました。

 記者は花の少なさに唖然・・・。

 「機能説明した通り、まだ咲き始めでしょう?」と言ったら、「謙遜して言っておられるのかと思いました」と。何を謙遜するの?

 「他に何かありませんか?」というので、「歳時記ネタでしょう? 今は花が少ないですから、毎日、大変でしょう?」と言うと、「そうなんです、胃が痛いんです」とのこと。

 水仙をお見せして、記者的にはイケルと思ったようですが、局に電話をしたら、他のところの水仙を取り上げたばかりなのでダメだとか。結局、撮影は延期。‘他’を求めて足早に帰って行かれました。

 だから、「まだ、がっかりしますよ」とまで説明したのに・・・。

 早朝作業は要らなかったことにはなりましたが、馬酔木の盛りまでに、枯れ枝を取ってしまいたいもの。雨が上がってきた午後から、また職員さんと2人で作業をしました。

 作業済みのところは、スッキリサッパリ。これはやるっきゃないです。

〜 夕方の馬酔木 〜
2015年2月18日(水)  No.4245

馬酔木の枯れ枝除去
 昨日の採用面接の結果を、先ずは電話で連絡しました。不採用の方は、がっかりされる方、平然とされている方、様々。履歴書の返送、ハローワークへの連絡など、事務手続きも完了。これにて、一件落着!


 先日、馬酔木の咲具合について問い合わせてきたテレビ局から、明朝、撮影がしたいという電話がありました。

 「まだ1分咲で、まったく見応えしませんよ」と言っておいたのですが、他にちょうどいい歳時記ネタがないのでしょう。

 馬酔木の花は、目を凝らして探さないとわかりません。花よりも枯れ枝のほうが目立っている感じです。

 枯れ込みがひどいので、数年前から植木屋さんに頼んで馬酔木の上の桧の枝打ちや土壌改良などをしたり、自前で根切りや施肥をしたりているのですが、改善しません。枯れた場合のことを考えて、10本ほどの苗木も植えました。

 枯れ枝があっては見栄えがよくないので、夕方から、職員さんにも加勢してもらって、枯れ枝の除去作業を始めました。

 枯れ枝は、大小合わせてきりがないほどたくさんあります。枯れていると思って切ると、葉っぱが付いていたりして、なかなか進みません。高い枝はまだ手付かず。

 明朝9時に撮影に来るというので、朝一番から作業しなくちゃ! はぁー 大変だぁ。梯子から落ちないようにしないと・・・。

〜 こんな枯れ枝がい〜っぱい! 〜
2015年2月17日(火)  No.4244

採用面接
 文句なしの快晴! 午前中は、酔芙蓉の挿し木や排水路工事の最終仕上げ。

 午後からは、職員採用の面接。こんな快晴の日に、ちょっと勿体なぁなぁ〜 いくらでも、外作業ができるのに・・・。

 寺始まって以来、ハローワークで求人をしました。60歳以上、無制限です。

 申し込んで来られたのは6人。うち2人は、実際の面接の前に辞退。結局4人がお越しになりました。

 年齢は60〜70歳。前職もいろいろ、応募をされた理由も様々でした。

 条件さえ選ばなければ高齢者でもそこそこ求人はあるそうですが、夜間とかも多いようです。ハローワークの担当者にも、「この条件なら、応募される方が結構おられるので、仕事内容の紹介文で、幅を絞ったほうがいいですよ」とも言われました。

 うちの条件が、決して良いわけではありません。トイレ掃除も、ドカタ仕事も、植木仕事もあって、座っているだけではありません。

 でも、大半の皆さんが働きたいとおっしゃる理由は、「家でじっとしていると、生活の張りもなくなってしまいそう」ということでした。みな真面目な方でした。

 明日、採用の電話とお断りの電話をしなければなりません。断りの電話は嫌だなぁ・・・。

〜 馬酔木の花 〜
2015年2月16日(月)  No.4243

夜、坂本へ
 いつも会議で行く大津・坂本の建物と隣り合わせの滋賀院門跡の御門主の通夜へお参りさせていただきました。数えで90歳でいらっしゃいました。

 13日の会議に行った時、葬儀社の車が駐まっていたので、「どうしてかな?」とは思っていたのですが、御門主が亡くなったとは考えてもいませんでした。

 御門主には大変お世話になりました。先に亡くなった奥様は、ボクが通っていた高校の先生でもあり、奥様にも可愛がっていただきました。また、同級生が御門主の自坊に下宿していたこともあって、大変親しく感じていました。

 少し体調がお悪いと聞いていたので、12月に、真如堂の近所の有名な豆腐屋さんの豆腐を御門主に差し上げたばかり。御門主は豆腐がお好きだと聞いていたので・・・。

 若い頃にお世話になった方が、一人、また一人と亡くなっていかれます・・・。

〜 朝、本堂で行われた京都の天台宗寺院合同の涅槃会 〜
2015年2月15日(日)  No.4242

淡雪積もる
 夕べからチラチラ降っていた雪が、今朝、うっすら積もっていました。

 明るくなってから、カメラを持って境内へ。雪としてはちょっと中途半端で、写真になりにくく、日が差し始めると、あっという間に解けていきました。

 「あー、春だなぁ」と思いました。

 冬の園芸作業はそろそろ終わり、春を迎える準備も出来てきました・・・と書きつつ、いろいろ考えると、やり残しが少しあります。もう一頑張りです。

 今日は、法事や年度末に関係した書類作り。土建屋&植木屋は、休業でした。

〜 淡雪の上の足跡 〜
2015年2月14日(土)  No.4241

南へ北へ
 朝、檀家宅にお参りに行ったら、大学の受験票が仏壇にまつってあり、後ろには‘受験生’がきちんと座っていたの、頼まれはしなかったのですが、おばあさんの供養の続きに合格祈願の文言を唱えました。

 こういう時は神仏頼みの気持ちも強いでしょうから、少しでも落ち着いて試験に臨んでくれればと思います。

 その後、ひとっ走りして宇治へ行き、自宅での法事。おばあさんが動けないので、‘出張’法事です。墓参も出来ないので、ボクが代参します。

 取って返して、10分で昼食を食べて、次は大津・坂本へ。4時半頃まで天台宗の‘IT活用研究班’の会議でした。

 帰りの峠道。「ノーマルタイヤ通行禁止」の表示が出ていましたが、積雪はないので大丈夫。路側の温度計はマイナス1度。「ほんまかいな?」と疑いながら、路面凍結もなく、無事に帰着しました。この道は、天気が急変するので、要注意です。

 2月も半ば。そろそろお彼岸の準備を始めなければ・・・。

〜 曇り、晴れ、雪の1日でした 〜
2015年2月13日(金)  No.4240

女院忌
 今日は、真如堂創建の発願主 東三條女院(藤原詮子。962-1002)の1015回忌。真如堂から東へ降りたところの、女院の供養塔がある換骨堂(元真如堂)に一山の僧衆が伺って、「女院忌」がいとなまれました。

 東三條女院は、摂政関白・太政大臣藤原兼家の次女。一条天皇の御母で、藤原道長の同母の姉。女院のご覧になった夢のお告げで、比叡山常行堂にまつられていた慈覚大師作の阿弥陀如来を、女院の離宮に堂荘厳を施して遷座したのが、真如堂の開創です。その場所が、今日、法要が行われた換骨堂(元真如堂)付近でした。

 この日にはお天気が崩れることが多く、大雪で、僧衣に長靴という出で立ちでお参りしたこともありましたが、今日は珍しく穏やかな天気でした。

 境内の寒肥作業や「たきび・たばこ禁止」の制札のプチ移動など、細々とした作業も進みました。

〜 女院の供養塔で回向 〜
2015年2月12日(木)  No.4239

たまにはこんな日も
 今日は知人に誘われて、落語の独演会に行きました。会場は南座。南座に行ったのは、50年ぶりぐらいかも知れません。

 座席にじっと座っているのがきわめて苦手で、我ながら「注意欠陥・多動性障害」の傾向があると思うほどなので、「耐えられるかなぁ・・・」と心配でした。また、昨日の不調の余波で、お腹がチクチク。トイレに行きたくはなりませんが、何となく不安。

 2時開演で、5席の落語と落語家が演じる狂言が1幕の、中入りを挟んだ3時間ちょっと。結構、長時間でした。

 でも、日頃はYoutubeで落語を聞きながら仕事をするほどの落語好き。演目もすべて知っていて、「この人はどうしゃべるのかなぁ」という関心もあり、1度も眠たくならずに楽しめました。

 南座も、狭くて、座席は窮屈でしたが、伝統を感じました。以前は誰に連れて行ってもらったのでしょう・・・鬼籍に入っている人であることに違いはありません。

 終わってから、近くの喫茶店「フランソワ」へ。1934年開店の老舗です。喫茶店に入るのも、ずいぶん久しぶり。腹痛の身には、コーヒーはちょっときつかったですが、ここもまたよかったです。

 「たまにはこんな日も必要だなぁ」と、しみじみ思いました。

〜 南座 / フランソワの古びたステンドグラス 〜
2015年2月11日(水)  No.4238

急病?
 先日かぶせてもらった歯が少し高いようで、当たって痛むので、削ってもらいました。
 寺務所に戻ってから、すごい寒気がして、灯油ストーブの前から離れなれません、気分も少し悪くなってきました。何とか定時まで我慢して自坊に戻り、「改源」を服用してこたつの中に潜り混み、ガタガタ震えながら、気が付くと少し寝ていました。

 熱を測ると7度6分。「これはいけない・・・」と自ら進んで医者へ。かかりつけ医は少し離れているので、すぐ近くの医院にバイクで行きました。

 「熱のある方はインターホンを押してください」と書いてあるので押すと、しばらくしてドクターが出てきて、「熱のある人は前もって電話をしてもらわないと診られないのです。いまは部屋がいっぱいなので、こちらから連絡したら来てください」とのこと。「そんなこと言ったって・・・」と思いましたが、仕方がないので一度戻って、電話を待ちました。

 帰って熱を測ると7度3分。1時間以上して、医院から電話があったので、またバイクでひとっ走り。またインターホンを押すとドクターが出てきて、別の入り口から診察室ではない部屋に案内されました。問診票に記入しながら熱を測ると、なんと36度6分。平熱じゃないですか! 8度以上になったら服用する薬を貰い、明日は休日だけど昼間は診察できると教えて貰って、自坊に戻りました。

 結局、何だったのでしょう? 歯の治療のショック? 発熱はこたつに潜り混んでいたからでしょうか?

 でも、調子は良くないので、早々と床に就きました。このまま何事もなく終わってくれますように・・・。

〜 満開近い八重紅梅 〜
2015年2月10日(火)  No.4237

紫陽花の定植、完了
 今朝はかなり寒い! 夕べのうちから氷が張り始め、朝も普通の寒さではないと感じました。最低気温はマイナス2度ほどだったでしょうか。

  今日は何も予定がない貴重な日だったので、かなり寒かろうが、雨でない限りは外作業! 強力なヒートテックの下着を着た上に、背中にカイロを貼って、さぁ、やるぞ! 紫陽花の挿し木苗の定植です。

 今日は天気も不安定。晴れたかと思ったら、時々吹雪いて、風も強く、顔に雪が当たります。気象台発表の最高気温は3.5度。境内では3度を切っていたかも知れません。

 でも、作業をしていると、ぜんぜん寒くはありません。歩く時は、まだ足を引きずっているのに、作業をしている時は足を踏ん張れます。でも、これって、本当はよくないのでしょうねぇ〜

 結局、60本ほどを植えました。まだ挿し木苗がかなり残っていますが、もう植える場所がないので、ビニールポットで育てて、予備にとっておきます。紫陽花は、これで一段落です。

 あとは、もみじや桜の苗木を地に降ろす作業などが残っています。これも、根が動き出す前にやらなければなりません。急がなくては・・・。

 今日は大満足でした!

〜 筧の水も凍る / このエリアに100本以上 〜
2015年2月9日(月)  No.4236

勘違い
 今日は月参りと、法事と、檀家宅での法事で、作業着を着ることはありませんでした。
 月参りでは、毎月、何日はどのお宅へお参りに伺うか決まっているのですが、行ってみると、いつもは開けてもらっている少し離れたガレージの鉄扉が施錠されたままでした。

 「あれぇー おばあさん、忘れているのかなぁ・・・家に行って鍵をもらって来なくちゃ」と思って、念のためにスケジュールを見たら、そのお家は今日伺う予定ではありませんでした。

 数年前までは8日伺っていたのですが、おじいさんが亡くなってからはおじいさんの命日に変更になっていました。それからもう10年ほど、その日に伺っていたのに、どうして今日だと勘違いしてしまったのでしょう・・・。家に伺わなくてヨカッタ・・・。

 それから慌てて、本来お伺いする家に向かいましたが、いつもより30分遅れてしまいました。そのお家では、いつもベッドにおられるおばあさんが、椅子に座って待っておられました。誠に申し訳ないですぅ・・・。

 足はまだかなり痛いですが、正座は何とかできます。昨日は、立ち上がりにくそうにしていたら、おばあさんに「オッサン(坊さん)、私と一緒ですねぇ」と言われました。トホホ。

〜 紅梅がよく咲いて来ました 〜

2015年2月8日(日)  No.4235

「ミツバチと蜜源植物」
 今日の「メダカの学校」は、蜜蜂の話。

 いま、京都市の中京区では、東京・銀座に倣って、ニホンミツバチが都会で生息できるような自然環境を整えようと、「京都みつばちガーデン推進プロジェクト」を実施して、区役所などの屋上に巣箱を置いたりしています。

 その指導をされている京都学園大学バイオ環境学部の坂本先生に、「ミツバチと蜜源植物」というタイトルでお話いただきました。

 実は坂本先生は、今回の講演とは関係なく、以前に電話をいただいたことがありました。自坊の門の前に植わっている「モクゲンジ」のことについてでした。先生はモクゲンジを「蜜源植物」の一つとして増やすことを考えておられて、そのことについてでした。

 今回は、いろいおなご縁が重なって、講演していただくことになりました。

 蜜蜂の生態のことやどのような植物が蜜源として向いているかなどのお話があった後、すぐ近くに開店された蜂蜜専門店の方のご提供で、いろいろな蜂蜜の試食もさせていただきました。

 試食の蜂蜜は、アカシア・レンゲ・シナ(菩提樹)・トチ・ハゼ・サクラ・蕎麦・珈琲、そして日本ミツバチの百果蜜と高知県仁淀川産の10種類。蕎麦は濃い味でした。お茶の香りがする高知県仁淀川産も美味しかったです。

 講演が終わった後、境内の椎の木の虚にある日本ミツバチの巣を見に行ったりもして、とても興味深い時間でした。

 いつの時期でも花が咲いている境内。また蜜源としても有力な櫨やモクゲンジ、蓮華なども、自坊にあります。ぜひ、巣箱を置いてみようと考えています。

 美味しい蜂蜜が取れたら、さぁ、何を作りましょう?

〜 講演風景 〜
2015年2月7日(土)  No.4234

水栓の交換
 自坊には水道とポンプアップした井戸水を引いているのですが、井戸の蛇口の水が、いくら閉めてもポタポタ落ちてくる状態になってきました。

 水栓の中のゴムパッキンを交換してもダメ。力一杯止めても、まだポタッ・・・ポタッ・・・。おそらく、金具内部に傷などができているのでしょう。これは水栓の器具ごと替えるしかないと思って、壁面から出ている水栓は交換しました。

 もう一つは、シンクから立ち上がっている形の水栓で、これを交換するにはシンクの下に潜り混んで、かなり苦しい格好で作業をしなければいけないので、躊躇していました。
 でも、それももう限界。ポタポタはひどくなるばかり。水栓を交換することにしました。

 「立形自在水栓」という形のもので、ホームセンターにはありません。こういう時、ネットは便利ですね。メーカーのホームページで型番を調べ、検索を掛けて、一番安価なところで注文。5日ほどかかって、届きました。

 今朝は朝イチから、シンクの下に潜り混んでの作業。中に入っていた道具類を出し、軽量米びつを取り外し、懐中電灯で照らして、シンクの出っ張りに邪魔されながらも、何とか締め付けナットを緩めて器具を外し、逆の手順で新しい器具を取り付けました。

 今までの水栓のように力一杯閉めなくても、簡単に水が止まります。ずいぶん長い間、不自由な思いをしてきたのが、これで解消です。あ〜、よかったぁ。案ずるよりも産むが易しでした。


 今日から植木屋さんが数日間来て、境内の木々に寒肥を施す作業をしてくれます。効き目があるのかどうかハッキリとはわかりませんが、冬の恒例の作業。春を迎える‘儀式’のような気もします。

〜 植木屋さんの施肥作業 〜
2015年2月6日(金)  No.4233

勘違い
 今日は葬儀で出たり入ったり。

 近所のクリーニング屋さんのおばあさんで、ご主人が早く亡くなった後、お店を切り盛りされていました。ガラス窓越しのアイロンを掛けておられた姿、バイクで配達をされている姿が思い出されます。

 葬儀の前後、火葬場から帰って来られるのを待つ間にデスクワーク。年度末が近付いて来たので、それに関わる事務が一気に増えてきました。

 「今日は金曜日。更新の日だ」と、すっかり思い込んでいて、写真を撮って、文章を書いて、ほぼ更新が出来上がりという時になって、今日が木曜日だということにハタと気付きました。

 節分行事で、曜日感覚がおかしくなっちゃったかな? 今さら止めるのも勿体ないので、そのまま更新しました。

 晴れたり降ったり曇ったりの、安定しない空模様の1日でした。

〜 水仙が綺麗です! 〜
2015年2月5日(木)  No.4232

畳の採寸
 今年度の本堂修復工事の締めくくりは、畳替え。限界をとうに超えている畳を替えることが出来るのは、本当にうれしいことです。

 畳床の準備が整ったとのことで、今日は細かな採寸作業。畳替えは1社だけでは出来ず、実際の作業は3社で分担されるようで、今日もそれぞれが採寸に来られました。

 今は機器も進化して、レーザーでいろいろと計測出来るみたい。逆に考えると、昔の人は機器に代わるだけの技術があったということでしょうか? 便利になった反面、失われていくものも大きいように思います。

 畳が入れ替わるのは3月。3月! 涅槃図の特別公開があるので、日程をどうやりくりするか・・・。困りました。

〜 レーザー使って直線を出しているのかな? 〜
2015年2月4日(水)  No.4231

節分
 今日も節分の行事。

 今日は、昨日に引き続いての「日数心経」と、毎月3日定例の「元三大師護摩供」、そして「大般若転読会」と、3つの法要があるので大忙し。

 その合間に、文化庁に出す急ぎの書類を作成。コピー機と格闘しました。

 最後は「大般若転読会」ですが、一昨年?から始めて、少しずつ参列者も増えてきました。見た目にも‘面白い’法要ですから。

 動画はこちらから。


 寒い中、1時間15分ほどかかりました。もう少し、短縮したほうがいいかも知れません。

 さぁ、明日は立春。「立春」というその響きだけで、うれしいですね!

〜 大般若転読会 〜

2015年2月3日(火)  No.4230

節分会初日
 今日・明日の2日間は節分の行事。般若心経を365回読誦して、この先1年間の除災招福、転禍為福などを祈願する「日数心経」と、明日3時からは「大般若転読会」法要を執り行います。般若心経は、一山の僧侶が交代で唱えます。

 今日の出番は、法要のスタートの開闢法要と、割り当ての時間。その他は、現場をすっかり離れることはできませんが、「空き時間」。職員さんに頼んで、排水路工事をしてもらいました。

 足は、昨日よりも腫れは引いている感じですが、力仕事は無理。スコップなんてとんでもない。今日は、「現場監督」。4メートルのパイプの敷設と会所作りを監督。でも、ついつい手を出してしまいました。

 工事は順調に進み、あとはまとまった雨が楽しみです。仕入れた資財も、これですべて使いましたので、しばらくは細かい作業です。

 診察時間がうまく合わなかったので、整形外科には行かず。回復の兆しがあるので、大丈夫でしょう。行っても、レントゲン撮って、「あっ、ちょっとヒビが入っています」とか言われ、簡易ギブスでもされるだけでしょうから。

 今週は、本格的な作業は無理でしょうねぇ。仕方がないですねぇ〜

〜 排水路工事を監督 〜
2015年2月2日(月)  No.4229

また雪
 朝、門を開けに行った時には地面に積もっていなかった雪が、しばらくしたら参道を白く覆っていました。

 足が痛くて長靴を履くことができないので、雪かきはやめ。滑っても大変ですし。

 東山の聖天さんで恒例の大般若ですが、湿布をしていたら足袋がはけないので、塗り薬で対応。何故か、湿布薬も経皮鎮痛消炎薬も、ちゃんと自坊にはありました。準備がいい!

 痛い足では正座が出来ません。幸い、参拝の方にほとんど見えない場所でお勤めをするので、転読をする時は正座をして、痛い方の足を少し横に出し、転読が終わった後は足を崩させてもらいました。

 お昼過ぎに帰る頃には、地面の雪はすべて解けて、もう安全。何とか、無事に、今日を過ごせました。

 「こんなことで怪我をしてしまうなんて、歳を取ったのかなぁ・・・なさけなや・・・」と、今日は沈み気味でした。

〜 朝、降りしきる雪 〜
2015年2月1日(日)  No.4228

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