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2013年11月の日記

竣工遠し
 朝、出かけようとしたら、車のフロントガラスに霜が付いていました。今季初と思っていたら、昨日の朝のほうが気温が低かったようですから、昨日も霜が付いていたのかも知れません。

 視界が開けるまで、しばらくかかりました。


 京都駅近くの葬儀式場での葬儀。昼に向かった時は順調に動いていたのですが、夕方、初七日に伺った時は至るところで大渋滞。混んでいないようなところを探して走ったつもりが、縦の道も横の道も混んでいてあちこちで渋滞にはまり、結局1時間15分ほどかかりました。紅葉シーズンの最後の土日なので混んでいることは予想して早目に出たのですが・・・。

 ところが帰りは20分ちょっと。普段よりも空いているようにさえ感じました。


 自坊の改修はまだ道半ば。屋根の葺き替えは終わりましたが、壁を修理するついでに、老朽化でガタガタになったアルミサッシも交換してもらうように頼んだので、目下その真っ最中。

 昨日から食事をする部屋の勝手口とサッシの交換作業が始まり、勝手口は鍵が閉まらずビニール紐で縛っている状態。今日はサッシを取り払った開口部がビニールで覆われた状態で食事。風が吹いたらビニールがサァーッと動くし、切り裂く音は響くわで、食事どころではない感じ。

 ようやく今日で予定していたサッシの交換はすべて終わりましたが、とりあえず取り付けが済んだという状態で、仕上げはまだまだ。来週から室内工事。年内には終わらないと聞いているので、荷物や家具を元に戻せるのは来年。

 こっちはこっちで、不要な家具を‘破壊’したり、古い本を紐でくくったり。とにかく、‘身軽’になる作業をしています。

 落ち着かない日々ですが、大工さんたちが来なくなるときっと寂しくなるでしょう。工事の音がしているのは、嫌ではありません。

〜 電気のメーターや配線は宙ぶらりん。入りたてのサッシと壁は剥落止め作業中 〜
2013年11月30日(土)  No.3800

眠気と戦いつつ
 今日は檀家宅へ伺っての読経予定もなかったので、朝はたっぷり落ち葉掃除。

 今日は、「今日の散歩道」の更新日。掃除をしている間にも素晴らしい景色に出会うことがあるので、カメラを斜めがけしつつ、ブロアで落ち葉掃除をしました。

 掃除をしている間に人が増えてきて、だんだん掃除不能になっていきました。拝観客の中には勝手な人がいて、「自分が来ていない時に掃除をしろ」などという人もいるようです。


 お昼頃、檀家から訃報が入り、いきなり今夜お通夜。京都の火葬場は友引が休みになり、その兼ね合いで急がれたいようです。

 通夜へ行く道は渋滞。それを読んで出かけたので、ちょうどいい時間に着きましたが、帰って食事をしたら8時半過ぎ。眠気と戦いつつの更新作業でした。

 落ち葉も日増しに多くなってきました。さぁ、明日も落ち葉掃除です。

〜 黄色い紅葉と本堂の屋根 〜
2013年11月29日(金)  No.3799

忘年会
 師走も近付いて、そろそろ忘年会シーズン。

 真如堂の職員の忘年会も、日取りは決まったものの、お店はまだ。この、店を決める作業がなかなか面倒なのです。

 約50才から85才まで、総勢で13人。気兼ねしなくてもいいように、個室が希望。鍋や大皿で出てくるのはダメ。そんなには呑まないし、女性もいるので、安くても美味しくない店はダメ。フレンチやイタリアンはダメ。

 最近は個室を売りにしている店も多いのですが、数年前に使ったら、狭くて、料理もイマイチで、安いだけという感じでした。タッチパネルで注文するのが斬新でしたが・・・。

 結局、オーソドックスな会席っぽい料理に落ち着くのですが、飲み放題にするかどうかでまた迷います。飲み放題で元が取れるのは3〜4人。全額寺が支払うので、安くてそこそこ美味しい場所・・・なかなか決まりません。もうこれで3日ほど調べています。

 今日も選定作業をしましたが、もう面倒になって、女性職員さんに丸投げすることにしました。女性職員さんも、喜んで考えてくれています。これで気が楽になりました。

 さぁて、2次会はボーリング? カラオケ?

〜 美しい落ち葉に彩られたボクの車 〜
2013年11月28日(木)  No.3798

紅葉、終息へ
 今年の紅葉は一気に終息に向かっています。

 醍醐寺からのテレビの生中継を見ましたが、赤というよりは茶色っぽい黄色。ライトの関係かも知れませんが、あまりにも悲惨。他の名所もあまりよくないようです。

 本坊の横にあるどうだんつつじも、例年はハッとさせられるような色になりますが、今年はそれほどでもありません。紅葉のよくないのも、‘自然の妙’の一つでしょう。

 今日も、喉の不調をこじらせないため、団体が少なかったこともあって、本堂での説明は休止。

 仮設トイレの不具合を修理したり、エアコンの故障の修理を試みたり。でも、説明の要請コールがかかれば応じるつもりだったので、僧衣のまま。トイレでは水が噴き出して、びしょ濡れになりました。

 今夜の雨で、また明朝の落ち葉掃除は大変かも知れません。落ち葉で焼き芋したいなぁ〜

〜 本坊横のどうだんつつじ 〜
2013年11月27日(水)  No.3797

喉の不安
 今朝は丸々2時間、落ち葉掃除。ブロアのガソリンを、今季初めて、途中で補給しました。 

 今年の紅葉の出だしは去年よりも遅かったのですが、急に紅葉が進んで、一気に落ち葉も増えました。綺麗にならずに散り始めたものもあります。色も冴えないように思います。

 これからは、毎朝の落ち葉掃除が長引きそうです。


 お参りに出かけたついでに、喉の薬と喉用のドロップを買ってきました。一晩寝ても、声が戻りません。今までの経験上、薬効はあまり期待できないのですが、少しでも改善してくれないと、今日は葬儀。本堂での説明は一切せずに、喉を温存し、薬を飲んで、ドロップを舐めて葬儀に臨みました。

 声の出始めが、「うまく出るだろうか…」と不安なのです。いったん出れば、後はかすれ気味ながらも続きます。咳も出ません。

 午後、何とか無事に葬儀を勤めさせていただきました。ホッとしました。

〜 自坊前のもみじ 〜
2013年11月26日(火)  No.3796

喉を使う
 朝、まだ雨は降り出していなかったものの風も強く、「これは掃除してもダメだなぁ」と思って、日課となっている落ち葉掃除を休みました。お陰でゆっくり〜

 でも、本堂前に行ってみると落ち葉だらけ。参道も雨で落ち葉が濡れたら危ない状態。結局、ずいぶん遅れて落ち葉掃除をすることになりました。

 雨は次第に本降り。濡れたもみじの葉もきれいです。

 こんな天気だから人も少ないだろうと思っていましたが、個人客は極端に少なくなったものの、団体は昨日よりも多く、掃除着のまま説明する羽目になってしまいました。

 連続して説明して、ちょっと喉がヒリヒリ。今夜はお通夜もあるので、昼過ぎ以降は説明を休んで、喉を温存させました。

 でも、通夜は参拝者が多く、丸1時間読経。通夜はマイクを使わないので声を張りがちになり、終わる頃は声がかすれてしまいました。明日は説明を休んで、葬儀に備えるつもりです。

 夜には星空。明日の朝の濡れ落ち葉掃除は、きっとすご〜く大変です。

〜 濡れたもみじ葉 〜
2013年11月25日(月)  No.3795

案外、ヒマ
 午後は本堂で説明。

 ところが、今日は昨日と打って変わって、訪れる人が少ないのです。連休の最後の日はだいたい少ないものですが・・・。

 待機していても手持ちぶさた。本堂から外を眺めたり。

 みんな楽しそう。ウキウキされている姿を見ていると、こちらもうれしくなってきます。

 昨年頃から、境内の苔の部分などに杭を打ってロープで囲みましたが、今日見ていてもそこに入る人はありません。期待以上の驚くほどのマナーの良さです。

 たくさんのツアーが来ますが、添乗員さんの‘質’には大きな差があります。今日も添乗員さんのミスで、拝観できなかったり、無駄足を食ってしまう参加者がおられました。‘質’のよくない、気が利かない添乗員さんに当たってしまったら、同じ行程でも旅行がつまらなくなりそうです。

 明日は雨。少し休養できるでしょうか?

〜 夕方近い本堂裏 〜
2013年11月24日(日)  No.3794

今季最高
 午前中は、月参りと法事。

 紅葉期の連休の法事は道も混雑して大変なので勧めないのですが、逆にこの時期にしたいという方もあります。法事の後、食事に行く予定みたいですが、やはり混んでいて大変そうでした。

 午後はひたすら本堂で説明。説明し終わったかと思ったら、すぐに次の団体。途中から別の団体が加わったり、「ゆっくりやってください」というグループと「急いでいるので短く」というグループがあるので、大変です。

 何回も喋っていると頭が混乱し、話詰めなので過呼吸にもなりそうです。

 今日は今季最高の人出。どこへ行っても渋滞渋滞で大変な様子でした。明日は、今日よりも少ないでしょうね。

〜 人いっぱいの本堂前 〜
2013年11月23日(土)  No.3793

紅葉渋滞
 朝一番、中国語の「有料区域」「写真グループ立入禁止」の掲示を作って、本堂や境内に張り出しました。効果は期待していませんが、何もしないわけにはいきません。

 「有料区域」の掲示を見て立ち止まった中国人がいたので、少しは効果がありそうです。「写真グループ立入禁止」は効果ナシ。夕方は、和服を着た中国人だらけでした。


 京都市内の道路も、紅葉の渋滞が始まりました。出かけるにもコースや時間、手段を選ばないと大変な目に遭いそうです。

 11時に来客の予定。少し遅れるのを承知の上の約束でしたが、渋滞もあって帰るのが少し遅れました。

 ひょっとしたら、真如堂所蔵のものが文化財指定を受けるかも知れない、その審議にかけるための下調べということでした。とてもうれしいお話です。どうか実現しますように・・・。決定は来春です。


 夕方は医者に行きました。ボクにしては、異例に早い対処です。欠けた歯が舌に当たって痛むのです。

 診てもらいましたが、虫歯はないとのこと。寝ている時に歯を食いしばっているのでしょうか? ストレス? 年取ったなぁ〜

〜 総門の外の帰り花 〜
2013年11月22日(金)  No.3792

混乱増す
 朝一、テレビのロケ。

 今日、収録しても、放送されるのは12月4日とか。今日の景色とはあまりにも違うので断っていたのですが、気が付いたら承諾してしまいました。なぜ承諾したのかなぁ・・・他のはみな断ったのに。タレントが好みだったわけでもないですし・・・。

 タレントさんはそんなに人気があるわけでもなさそうで、紅葉を見に来た人の人垣ができるでもなし。ボクも遠目に眺めただけ。


 ロケ隊が帰ったと思ったら、置き引き騒ぎ。8時半頃から写真を撮っていた人が、ベンチに置いておいたリュックを持ち去られたようです。写真に夢中になっていて、狙われてしまったのでしょう。

 警察を呼んで、事情聴取。リュックには、パソコン、iPad、交換レンズ、スマホ、3日間の宿泊券などが入っていたそうです。

 われわれも境内のどこかに、金目のものが抜き取られたリュックが捨てられていないか探しましたが、ありませんでした。男性は、予定を切り上げて東京に帰られました。


 今年は中国人が多く、マナーの悪さというか文化の違いに困っています。拝観区域でも平気で入るし、大きな声で騒ぐし、立ち入り禁止区域に入って写真は撮るし・・・。きっとツアーなのですが、ツアーらしい形態を取らずに境内に潜り混んでくるようです。対策を考えないといけません。


 境内に来る人は日増しに増えています。紅葉は綺麗ですが、落ち着かない日々です。

〜 わぁー、きれい! 〜
2013年11月21日(木)  No.3791

欠けた、残った
 朝食のトーストにいただいたジャムを塗って食べていたら、「ガリッ!」と音がしました。

 「ジャムに石が入っていたのかな? 今の時代にまさか・・・」と思いつつ、口の中を舌を動かしつつ異物を探しながら、ジャムの瓶のラベルに書かれた製造元を見ていました。

 探し当てた異物は1ミリ程度の石。ブルーベリーの色が付いていました。

 また食べ始めたら、どうも歯の具合が変。下の歯が尖っています。それで気が付きました。石だと思ったのは自分の歯だと。歯が欠けたのです。

 歯医者には9月頃にも行ったばかり。その時は虫歯だとも言われませんでした。ただ歯が脆くなって欠けたのか、虫歯が原因なのか・・・。歯だけは自信があったのですが、だんだん故障が多くなってきました。


 境内をブロアで吹いていたら、いつも犬の散歩をする人が、本堂前で話し掛けてきました。靴が1足、本堂の前に脱いであるけれど、誰も上がっている様子はないと。本堂はまだ閉まっていますし、回廊にも誰もいません。

 きっと、昨日拝観に来た人が靴を間違われて、他のものを履いて帰り、結局1足残ったのでしょう。何を履いて帰られたのでしょう?

 財布、カメラ、携帯、ピアス・・・毎日、いろいろなものも落ちています。


 今日から、団体の数がグッと増えました。いよいよ人出も本格化です。毎日、紅葉を楽しみながら、本堂を参拝する人に説明をしています。

〜 脱ぎ残された靴 〜
2013年11月20日(水)  No.3790

ガラス掃除
 カフェに来てくれた友人に、「ガラス汚れているから、掃除してあげようか?」と言われ、「あっ!」と思い出しました。掃除をしなければと思いながら、忘れていました。

 朝7時前から、長短2つの水切りワイパーでガラス掃除。大きなガラス13枚をスポンジで掃除し、ワイパーで水を切りました。

 工事の埃などで、すごく汚れていた外面はこれでOK。中は・・・まぁ、いいかぁ。

 その後、境内の参道の落ち葉を吹いて周り、溝に溜まっていた落ち葉を回収。8時半頃までかかって一段落。

 12月初旬までは、雨でも降ってくれない限り、毎朝、落ち葉掃除です。雨、降らないかなぁ〜

〜 晴天のカフェ。ガラスはちょっと綺麗になりました 〜
2013年11月19日(火)  No.3789

次代の縦皮桜
 5月に挿し穂を採取してもらった縦皮桜が無事に活着し、もう定植ができるようになったということで、徳島・小松島の農場から苗が送られてきて、育ててくださった方々も訪ねてくださいました。

 縦皮桜の樹勢が落ちてきているので、後継樹を作っておきたいとネットで検索し、行き着いたのがたまたま真如堂ともご縁のある会社、日本製紙でした。

 話はトントン拍子に進み、下見、挿し穂の採取、そして今回の納品と、貴重な後継樹の苗木ができました。

 桜は本来挿し芽の効かない樹種。日本製紙は、紙を作るためには木を育てなければならないと樹木の育成に力を注いでおられ、「容器内挿し木技術」という特殊な方法で桜も挿し木で増やす技術をもっておられます。

−「容器内挿し木技術」は、光合成が旺盛になるさまざまな光の波長、十分な水分、大気中の2〜3倍の炭酸ガスを与える環境を特殊な培養室と培養容器でつくり出します。この環境は、温度や湿度も最適な状態を保ち、植物の光合成能力を最大限に引き出します。これによって、生長に必要な根が出やすくなり、従来は挿し木では根が出なかった植物でも根が出るようになります。 − とのこと。

 送られてきた苗は6本。いずれも1メートルほどに育っていて、農場にはもっと大きくなったものも予備に取り置いてくださっているとのこと。

 こんなに順調に進むとは思っていなかったので、大感激です。「社会貢献の一環」ということで費用などは取っていただけなかったので、感謝状だけの贈呈となりました。

 紅葉期が去って人が少なくなったら、境内の適切な場所に定植する計画です。‘ご縁’の結晶ともいえる次代の縦皮桜です。

〜 縦皮桜の苗を贈呈 〜
2013年11月18日(月)  No.3788

説明デビュー
 朝一番に雑誌の撮影。「随縁の庭」の見える部屋で、この庭を設計していただいた重森さんと某華道家元の対談。

 「撮影は拝観が始まる前に」とお願いしたので、8時から対談風景を撮って、後は別室で実質的な対談をすることになりました。

 7時頃から準備をしていたら、雑誌社の人たちが予定よりも早く到着して大慌て。ボクは途中で出かけましたが、10時半頃まで対談されていたようです。


 今日は日曜日。お天気もいいので、さぞかし拝観者も多いだろうと思っていましたが、予想外に土曜日よりも少な目。人は多いのですが、旗を持った「歩こう会」のような人たちも多く、中には団体で弁当を食べているグループもいます。団体での飲食はお断りする掲示をしているのですが、特に初老の人たちは守ってくれません。トホホ。

 今紅葉期、初めて本堂で説明をしました。最初はたどたどしかったですが、回を重ねる度に調子は上がっていきました。

 毎年のことながら、ツアーは忙しいですねぇ。「もうちょっとゆっくりしたいねぇ」とこぼしている方もおられました。

 これからは曜日に関係なくツアーが増えて来ます。時間のある限り説明係です。

〜 早朝の対談風景 〜
2013年11月17日(日)  No.3787

片付け三昧
 今日は紅葉シーズンの土曜日とあって、境内には一気に人が増えました。これからの3週間ほどは、普段と違う境内です。

 今日はお十夜の片付け。準備の時と同じく、一山の僧衆、職員、出入りの石屋さんなどが総出で、まずは本堂の設えを通常の状態に戻しました。

 お粥炊きなどの疲れもあって、今日は腰が痛いのですが、片付けるものは重たい物も結構あるので、腰に堪えました。精神的にも「もう何もやりたくない」という感じです。

 夜露などで濡れていたテントを天日で干し、午後から片付け。人が多い中、大きなテントを片付けるのは気を遣います。大4、小4のテントを片付け、一応、粗方の片付けは終了。これで本堂前もスッキリして、紅葉もきれいに見えます。

 境内の紅葉もいいですが、喧噪には辟易します。どこかの高原を落ち葉を踏みしめながら歩きたい気がします。孤独の中で静かに紅葉が見たい・・・。

〜 何度も言っていますが、野路菊はいいですねぇ 〜
2013年11月16日(土)  No.3786

雨上がりの十夜結願
 今日は十夜結願日。

 早朝、本堂前のテントにお粥などを搬入する時は、結構強い雨が降っていて、みな合羽を着て作業。でも、その後は急速に天気が回復し、10時過ぎには上がって、お練りの頃には快晴となりました。

 鉦講さんも、婦人会も、職員も、みな「よかったですねぇ」。せっかく紅葉の境内を可愛いお稚児さんや豪華な衣装を付けた僧衆が、雨では建物内だけになってしまいます。本当によかったです。

 自坊での法要は12時から。雨だったため、参列者は少な目。本堂での法要に気をとられていたため、門に幕を張ったり提灯を出すのをすっかり忘れていて、他の塔頭の様子を見て初めて「シマッタ!!」と気が付きましたが、もう間に合いませんでした。

 今朝も7時前から粥の仕込み、いろいろなハプニングに対応しながら結願法要、5時からの御閉扉法要。すべて終わってから、鉦講さんたちのお接待と、終わったのは8時過ぎ。自坊の片付けなどはまったく手付かず。お風呂も入らずに寝てしまいました。

 明日は、本堂や自坊の片付け三昧です。

〜 晴れ上がった境内でのお練り 〜
2013年11月15日(金)  No.3785

寝袋で寝る
 お十夜前日。今日は準備が大忙し。

 自坊にも当日の御供養を作るお手伝いをしてくださるご婦人方が来てくださり、切ったり煮たり。本坊も、婦人会の人が鉦講やスタッフのお弁当の仕込み。

 ボクも早朝からお粥の仕込み。今年は、病院給食の仕事をしていた人を職員で採用したので、その人に手伝いを頼みました。さすがに本職。手際が違います。大助かりでした。
 夜、布団敷く場所がない・・・。

 改修工事のため、ここしばらくは客間で寝ていたのですが、そこは明日の法要の準備がしてあります。前に寝ていたところは、アルミサッシの取り替え中ですき間風だらけ。

 「そうだ、寝袋で寝よう!」と、久しぶりに寝袋を引っ張り出しました。封筒型の寝袋を敷き、マミー型の寝袋に入って就寝。マイナス15度くらいまでは使える寝袋なので、寒いことはないはずです。

 客間で寝袋で寝るなんて、何だかウキウキ! ちょっと山へ行ったような気分です。

 さぁ、明日は本番。雨が本降りのようですが、お練りの時に晴れてくれますように・・・。

〜 これを11釜炊く予定です 〜
2013年11月14日(木)  No.3784

諸準備
 晴れたり、本格的に降ったり時雨れたりを繰り返すお天気でした。

 朝一番、真如堂の僧衆たちで15日に備えてテント立て。みんな慣れているので、手際よく作業は完了しました。15日は雨後晴れの予報。行列の時に晴れてくれるといいのですが・・・。

 車両規制もかふぇも初日。

 車両規制は、看板が未完成だったので、テント立てを抜けて作業をしました。まだ車は多くなく、今日のところは順調でした。

 かふぇはコンセントが通電しないというので見に行くと、ブレーカーが飛んでいました。掃除機とポット、IHを同時に使ったようです。飛んで当たり前。他は順調だったようです。

 夕方から、小豆粥を炊く仕込みを始めました。今年は少し量を減らして、お米は80キロ。小豆が20キロ弱。明日の早朝から炊き始めます。

 自坊のこともやらなければなりませんが、なかなか手が回りません。

 さぁ、明日・明後日は大変だぞぉー

〜 雨の後の晴れ間の紅葉。テントが邪魔 〜
2013年11月13日(水)  No.3783

いよいよ・・・
 明日から「かふぇ水琴窟」、明日から境内へ進入する車両の規制と貸し切りタクシー専用駐車場OPEN。

 かふぇのリハーサルには、5つの作業所から20人ほどの人が参加。人だらけでした。明日から12月5日まで(11/16・22・26・29・30は閉店)、コーヒーや紅茶などを召し上がっていただけます。

 普段は内職などであまり収入にならない仕事が多いのですが、かふぇで働くと、ちょっとしたお小遣いにはなります。モチベーションも上がります。来店していただく人には喜んでもらえて、働く者も嬉しい。そんなかふぇになればと願います。

 車の規制は、今年もきっといろいろなトラブルがあるでしょう。期間が終わるまで気が抜けません。

 仮設トイレも設置して、看板も出しました。トイレが詰まらなければいいですが・・・。

 いよいよ紅葉期がやってくるなぁという実感がしてきました。

〜 かふぇの練習中 〜
2013年11月12日(火)  No.3782

DVDドライブ換装
 騙し騙し使っていたパソコンの内蔵DVDドライブが、少し前から反応しなくなりました。トレーは出て来ないし、強制的に引き出してCDなどを入れても、回転はするものの無反応。
 でも、それほど不自由を感じていなかったので、「まぁ、いいか」と放ったらかしにしていました。

 ところが、先日録音した十夜の鉦のCDを焼いて配ることになり、このままにしておけなくなりました。

 そこで、DVDドライブを購入。バルク品だったので、送料込みで1850円。今日届いたので、早速付け替えました。簡単に終わって、早速CDのコピー。至極順調でした。

 ボクのデスクトップPCは相当のパーツが入れ替わっています。一番大きなものはマザーボード。新品がなかったので中古を買って交換しました。ハードディスクも替えました。電源部のファンも。メーカー製のPCならこんなことは出来なかったでしょう。ショップブランドのPCでよかったです。

 このPCを買ったのは2006年の冬。もう丸7年も、よく働いてくれています。まだもうしばらくは大丈夫そう。必要不可欠な道具が‘健全’なのは、何ともうれしいことです。

 今夜はずいぶん冷え込んできました。頭から寒さを実感します。

〜 新旧のDVDドライブ 〜
2013年11月11日(月)  No.3781

蹲に柿の種
 自坊の書院を、「メダカの学校」仕様から「かふぇ水琴窟」仕様にガラッと模様替え。
 1年ぶりの仕様なので、細かいことがよくわかりません。火曜日にかふぇのスタッフが来るのを待って、最終準備をします。

 庭はこの前掃除をしたのですが、今日、水琴窟の蹲を見ると、柿の皮や種がたくさん沈んでいました。‘犯行現場’を見たことがないのですが、カラスの仕業?

 他にも、桜ん坊や南天などが蹲の水の中にたくさん沈んでいることがよくあります。ヒヨドリかも知れません。ひょっとして、ハクビシン?


 今日はお茶会。参加した人の輪禍で、野路菊が折れました。野路菊の茂っているところへバックしたのです。危ないと思って三角コーンを置いておいたのですが、その間に突っ込みました。

 お茶会に参加する人の運転には、毎回ハラハラ、ドキドキさせられます。技術的なことよりも、実に傍若無人。「こんな人、茶道をするような資格ないなぁ」と思うこと頻りです。

 ストレスの溜まる紅葉期も、いよいよやってきます。トホホ。

〜 鳥の仕業? 〜
2013年11月10日(日)  No.3780

980円のmp3プレーヤー
 7日に録音してもらった十夜鉦のデータが、CDとmp3であがって来ました。早速聞いてみたら、よく録れています(アラも目立ちます)。

 CDウォークマンと一緒に本堂へ持って行って掛けてみたら、ちゃんと鳴りました。アンプもスピーカーも昨年度新しいものに替えたので、いい感じです。

 CDでは劣化もあるので、本命はmp3。980円のmp3プレーヤーを疑心暗鬼で購入。昨日届いていました。友人に頼んでSDカードを買ってきてもらい、ケーブルなどはとりあえず自坊のものを使って、午後から本堂で試しに掛けてみました。

 プレーヤーの値段が値段なので、ちゃんと音が出るか心配でしたが、境内へ流すスピーカーから出る音はCDよりも落ち着いていて、いい感じです(再生音域が狭いのかも)。操作も、スイッチを入れたら音が出る、消せば止まるという、簡単至極なもの。わずか43×29×13ミリというマッチ箱よりも小さな機械で、ここまで出来れば御の字! これはいい!

 ただ、本体は980円でしたが、SDカードやケーブル類などの必要な物を揃えるのに2500円ほどかかりました。他の機械を買うことを思うと、ずいぶん安上がりです。

 職員さんからは、「安物買い」と思われている面もあります。先日買った、炎が揺らぐように見えると思っていた電球は、ただ炎の形をしていただけ。安いなぁ〜とは思っていたのですが・・・。今度は汚名挽回! 工夫次第ですよ!

 さぁ、明日、使用マニュアルを作って、どの職員さんでも使えるようにしなければ。実は、それが一番大変なのです。

〜 こんな小さな箱が音の発生源 〜

2013年11月9日(土)  No.3779

気忙しき11月
 11月もあっという間にもう8日。あれもしなければいけないし、これもしなければいけないと、気ばかり焦ります。

 明日の法事のために6尺塔婆を書かなければいけないのですが、「今日の散歩道」の更新もあります。明日お墓のことで訪ねて来られる方の過去帳も調べなければいけません。お十夜の結願に近付いてくるし・・・。

 毎晩、お十夜のお勤めで2時間を取られます。夜なべ仕事の時間がそれだけなくなるわけで、これがジワジワと効いてきて、仕事が溜まっていきます。ほんまにえらいこっちゃ。


 自坊の工事はなかなか進まず。度々台風が来た上に、消費税値上げ前の建築ラッシュで、大工さんも瓦屋さんも人手が足りないのだそうです。

 「スミマセン、年を越します」と、先日、大工さんに告白されました。「せっかくやるのだから、長引いてもいいですから、やってください」とお願いしました。

 ほんま、気忙しいなぁ〜

〜 いい感じの野路菊 〜
2013年11月8日(金)  No.3778

張り切りすぎ
 今夜、お十夜の鉦の録音を、専門の業者さんに頼んでしてもらいました。

 お十夜の鉦の音はかなり大きく、それに比べると声は小さいので、なかなか上手く録音できません。

 先日、業者さんの社長さんがテスト的に録られましたが、やはりなかなか難しそう。そこで今夜は、音専門のエンジニアが来られての録音となりました。

 マイクを4本セットして、それぞれで録音したものをミキシングして、それぞれの鉦同士や声とのバランスを取るそうです。

 「テイク1」は、まずまずうまくいっていたのですが、途中で「ゴ〜ン」。6時の鐘が鳴るのを忘れていました。ボツではないのですが、「鉦だけのほうがいい」という講員さんの希望もあって、もう一度。

 「テイク2」 1回目の反省点を修正して臨んだのはいいのですが、みな緊張気味。音声さんに言わせると、「1回目より、音のレベルが高かったです」 つまり、張り切りすぎて、大きな声を出したということ。途中で、たたき間違いがありましたが、どうにか最後までたどり着きました。

 鐘の音入りの「テイク1」か、ミスのあった「テイク2」を使うか、迷うところです。切り貼りして合成するということも出来ないことはないのでしょうが、費用がかかりそうです。

 う〜ん どうしましょう。

〜 録音風景 〜
2013年11月7日(木)  No.3777

失せ物出ずる
 今日のご葬儀は、故人の遺志で献体をされるので、式場での読経だけ。ご遺体は寝台車に乗って大学病院へ行かれるので、式場でお別れ。もちろん、還骨回向や繰り上げの初七日もありません。

 解剖が終わって遺骨になって帰って来られるのは約2年後です。


 今日も何回かデジカメを探してみましたが、見つからず。「買わなきゃいけないなぁ・・・」と、ほとんど諦めていました。

 夜、本堂でお十夜のお勤め。鉦講の人たちにお茶を飲んでもらうために座布団を並べていたら、その重ねた座布団の中から薄汚いカメラカバーが出てきました! 何ともうれしいこと!

 4日の夜、本堂に行った時にカメラを持って行ったのです・・・記憶にありませんが。おそらく、座布団を片付ける時にたもとから落ち、その上に座布団を重ねてしまったのでしょう。昨日はその座布団は使わなかったので、発見できませんでした。

 あ〜、やれやれです。

 買うつもりで、昨日、小型デジカメをいろいろ調べました。新しくいろいろ出ていますねぇ。でも、もうこれで買い換える必要ナシ。多少ボロですが、愛着のある機械を使います。

〜 茶所前の菊 〜
2013年11月6日(水)  No.3776

デジカメ失せる
 昨日の夕方以降、デジカメが見当たりません。

 藤袴の最後の写真を閑話に使おうと撮った後、自宅でそれを見た後あたりから行方不明。たぶん自宅にあるはず・・・今日、何度も何度も探しましたが出てきません。

 かなり使ったし、液晶は割れているので、そろそろ買い換えてもいいのですが、記録的な写真のデータも入っているので、それが惜しいのです。

 今日は、フレッツ光のポイント交換で入手したデジカメを使いました。悪くはないですが、慣れていないので、使い方がよくわかりません。

 どうか、出てきますように・・・。


 今夜は、「十日十夜別時念仏会」の開闢法要。これから15日まで、毎日が本番です。
 法要が終わって、通夜に飛んでいきました。普通は6時や7時からですが、十夜の開闢を欠席するわけにいかないので、近い親族だけということもあって7時半にしてもらいました。

 式場は久々の畳の部屋。そう広くないところに親族が集まって、99歳のおばあさんのお通夜を勤めさせていただきました。他に気を遣わずに弔うことだけに専念できる、こんなお通夜もいいものです。

 自分の葬儀も、出来たらそんなものがいいと思っています。灰は境内に撒いてもらうのが一番。でも、死後は思いのままにならないですし、こだわるつもりはさらさらないので、遺った人の気の済むようにしてもらえばいいです。

〜 透過光で見るこの場所が今のベスト 〜
2013年11月5日(火)  No.3775

坊さんしたり、植木屋したり
 京都市、向日市で月参りをした後、コンビニで巻き寿司を買い、食べながら大阪の箕面へ。

 家の近くまで行ったら、車はナビの道がないところを走っています。新しく出来た道のようです。行きつ戻りつしながら、ようやく檀家宅へ。読経をして、また少し迷いながら、帰路へ就きました。

 紅葉までに手入れしたいと思っているところがいっぱいあります。でも、この焦りが事故を呼びます・・・。高いところは避けて、安全第一で作業をしました。

 綿毛のようなものが飛ぶようになった藤袴も、根元から切りました。切っている間中、ほのかな香りが漂っていました。

 垣根の徒長枝の剪定なども少し。外灯のタイマーが夏のままになっていて、暗くなっても転倒していなかったので、それも修正して回りました。

 夜は、また鉦の練習の張り番。昨日よりも揃うようになっていました。

 今日は近畿で木枯らし一号が吹いたとか。京都はそれほどでもありませんでしたが、寒くなるようです。やはり、お十夜が来ると寒くなります。

 明日から15日まで、お十夜です。

〜  〜

2013年11月4日(月)  No.3774

早朝の植え替え
 茶所前のヘブンもそろそろ終わりなので、菊に植え替えたいと思っているのですが、なかなか時間が取れません。

 「そうや、朝やってしまおう!」と夢?の中で思いつき、今朝7時半から植え替え作業。屋根のに登って、ヘブンを這わせていた紐を撤去。地植えしていたコスモスも抜き、土を鋤き返しました。本坊の庭から小菊の鉢を7つ運んで来て、定植。1時間ちょっとで作業完了!

 今日は夕方から雨の予報。実は、それも今日急いで植え替えをしようと決めた理由でした。ホースで水をやるより、やっぱり雨です。予報通り、かなりの雨が降り続いてくれました。


 雨の中、お十夜の鉦の練習。本来は5日からなのですが、1年ぶりに本番ではなかなか揃わないので、数年前から事前練習が始まりました。

 案の定、時々間違ってストップすることもありましたが、1年ぶりにしては上出来。無形民俗文化財に登録されたことが励みになっているのは間違いありません。

 今夜は、録音を依頼したプロの方が下見に来て、テスト録音をされました。記録としてもちゃんと残しておきたいと思っています。

 護摩に法事、メチャクチャ忙しい日でした。 

〜 植え替え終わった菊 / 十夜鉦の練習風景 〜
2013年11月3日(日)  No.3773

十夜の設え
 朝一番に、真如堂の僧侶総出で、お十夜法要の準備をしました。

 本堂の設えも、‘引声バージョン’から‘十夜バージョン’模様替え。‘十夜バージョン’は足場を組んだりする作業もあるので、普通の法要の準備とは少し違います。

 本堂の外では、出入りの石屋さんがユニックを使って大きな‘回向柱’を立てる作業をしてくださいました。少し前までは手作業でやっていましたので、大変かつ危険を伴いました。

 総門や門前には、大看板や駒札を出しました。

 5日が開闢法要ですが、それに先だって鉦講の人たちの練習が明日から始まります。ボクも15日まで、連夜、本堂に詰めることになります。

 この行事が始まり、鉦の音が聞こえてくると、1年の終わりが近付いてくることを実感します。寒さが身に染みるようになり、いよいよ冬の到来です。


 今日の「メダカの学校」は、黒谷さんの塔頭 西雲院さんの住職にお越しいただき、黒谷さんと会津藩の話を聞かせていただきました。

 道1本隔てているだけの‘お隣さん’ですが、今までほとんど交流がありません。歴史的にも、いろいろと関係の深いお寺ですので、今日はとてもいいご縁をいただいたと思っています。

 さすがは連休。境内を訪れる人も少し多目でした。

〜 本堂前に立った回向柱 〜
2013年11月2日(土)  No.3772

予防注射
 今日は1日中、快晴! 素晴らしい11月の幕開けでした。

 夜、医院に行って、血液検査。いつも処方されていた薬を新しく出たものに替えてもらったので、問題が無いか調べるために、一度検査したいと言われていたのでした。

 採血が終わると、ドクターはインフルエンザの予防注射の話を始めました。医院のある学区でも患者が出始めたとか云々。何だか、「した方がいいですよ」と勧められている気がして、「お話を聞いているとしたほうがいいような気になりますねぇ」と言うと、「いやぁ、そんなつもりじゃないんですけれど・・・」と苦笑い。「じゃぁ、していただきましょう」と言うと、ドクターは心なしか喜ばれたように見えました。

 先代のドクターの時に掛かり始めたのですが、代が変わってから、ご子息はどうも商売熱心。診察代もグッと上がったような・・・。口はよく回るのですが、人の話はあまり真剣に聞いていないような・・・どこかいい医者を探さないと。

 インフルエンザの予防注射など、ここ10年以上したことがありませんでした。効果のほどは知りませんが、お代は2400円也。

〜 野路菊と紅くなってきた境内 〜
2013年11月1日(金)  No.3771

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