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2013年9月の日記

瓦剥がし
 今日から瓦を撤去する作業。

 5〜6人の若い職人さんが来て、運搬用にハシゴリフトを組み立てて屋根に掛け、瓦を撤去し始めました。

 撤去する場所は、まだ古い葺き方がしてあって、瓦の下には土がいっぱい詰めてあります。それが、時おり野路板の間から天井へ「ドーン」「ザァー」と落ちてきます。

 あっちで「ドーン」、至るところで「ザァー」。家の中まで埃っぽくて大変です。

 撤去作業は3日間の予定ですから、まだ明日も明後日も続きます。

 でも、「いよいよ始まったなぁ」という実感が湧いてきました。半分楽しみです。

〜 お香屋さんが持ってきてくださった鉢植えの藤袴 〜
2013年9月30日(月)  No.3738

寝るのが楽しみ
 爽やかな秋晴れ!

 法事を終えて、午後はひたすら家具や荷物の移動。

 今日中にしておかないと、明日から瓦を剥がす作業が始まり、天井にはいっぱい屋根土が落ちてきます。天井板をすり抜けて、部屋の中にも落ちてきますので、今日中に何とかしなければなりません。

 廃棄すべき古瓦がまた出てきたので、それも処分してもらうように搬出。かなりの量になりました。

 寝る場所も今夜から変更。あちこちの部屋が荷物だらけで布団が引けないので、夜になる度に客間に布団を運んで寝る予定。これが3ヶ月続くなんて・・・だんだん寒くなりますから大変です。

 ため息しか出ません。寝るのが何よりも楽しみです。

〜 さわやかな秋晴れの中の緑 〜
2013年9月29日(日)  No.3739

改築工事スタート
 今日から自坊の改装工事スタート。先ずは、仏前で読経して、工事の安全を祈願しました。

 今日は足場を組む作業。9時過ぎから鳶職の人たちが来て、ガンガラ、ガンガラ足場を組んでいきました。

 自室の屋根の上も職人さんが歩くので、ミシミシ響いて、とても落ち着いていられません。こんなことが3ヶ月続いたらマイッテしまいそう・・・。

 「また撤去の時に来ます!」と、夕方、明るく職人さんは帰って行かれましたが、2階はスッポリ覆われて外がうっすら見えるだけ。

 BSのアンテナも足場に邪魔されて、映らなくなってしまいました。アンテナを移動しなきゃ。

 法事やいろいろな行事もあるので、それとの兼ね合いも考えなければいけません。

 大工さんが、「長丁場ですから、体調に気をつけてください」とおっしゃってましたが、本当に長丁場。当分の辛抱です。

〜 覆われてしまった建物 〜
2013年9月28日(土)  No.3737

ハーローワーク、デビュー?
 初めてハローワークに行きました!

 「とうとう坊さんを辞めるのか? 似合ってないと思っていた」とおっしゃる方もあるかも知れませんが、さにあらず。まぁ、自分でも向いていないとは思いますが・・・。「雇用保険適用事業所設置届」というのを出しに行ったのです。

 今まで、真如堂の職員は65歳以上がほとんどで、雇用保険の必要がなかったのですが、最近、65歳未満という人も出てきて、今度採用予定の人も62歳。この際加入しておこうと思って行きました。

 30分待って、窓口で「労災保険を委託しているところに委託してください」とあえなく門前払い。そういう決まりがあるの? せっかく書いて持って行ったのに・・・トホホ。

 ハローワークって、多くの人がディスプレイを見ながら職探しをしているイメージがあったのですが、閑散としていました。

 帰って、最低賃金を満たすように賃金体系を見直し。賞与の一部を各月に平せば、難なくクリア。給与総額に変わりはナシ。

 雇用保険の手続きも依頼して進め、給与も最低賃金をクリア。何となく、ちゃんとした事業所として胸を張れそうです。


 午後は、銀行の外国人社員の研修。いろいろな国から来ている人で、みなさんゆったりレジャー気分? 通訳が入ると時間は掛かるし、話は通じにくいし。みなさん、どう感じられたでしょう?


 今日は片付けは無し! 明日から足場組み作業。いよいよ始まってしまいます。

〜 初めてのハローワーク 〜
2013年9月27日(金)  No.3736

今日も片付け
 今日も1日、片付け&打ち壊し。

 内装工事はずっと先ですが、屋根を剥がすと土埃だらけになるので、家具を動かし、押し入れを空にする作業をしています。

 箪笥などはそのまま大型ゴミに出せばいいのですが、何棹もあるし、とりあえず急ぐので、壊して大工さんに持って行ってもらったほうが早くて安上がり。今日は1棹壊しました。

 押し入れの中には、いつ頃使っていたかわからない布団が何組もありました。古カーテンを風呂敷にして包み、とりあえず工事をする予定の部屋から搬出。

 搬出といっても、引き取りに来てもらわないと、あっちの部屋からこっちへ動かすだけ。早く業者を決めないと・・・。でも、不用品回収業者って、どこが信用できるのかわからないです。

 古瓦もいっぱい。前住職が自分で屋根を瓦葺きした残りの瓦がドッサリ。明後日には足場を組むので、その邪魔になるため、搬出。これは瓦屋さんに処分してもらいます。

 今日もクタクタ。3日連続、時間が空いていてよかったです。

〜 小さい秋見つけた! 〜
2013年9月26日(木)  No.3735

紅葉期の準備始める
 紅葉期の準備が始まっています。

 警察からは、真如堂の周りに建てる看板の許可が出たという連絡がありました。これで合法的に建てられます。

 駐車場係を委託する行政の高齢者人材派遣センターとは擦った揉んだ。12名を委託するのですが、センター自身に人選する能力がなくてメンバーに丸投げ。

 ところがそのメンバーが、「あの人と一緒ならやらない」とか「どうして自分は選ばれないのか?」とか、こちらに言ってくるものだからややこしくって。天下りの腰掛けのような人が運営しているのですから、ちゃんとした運営ができませんし、高齢の男性はややこしいなぁ〜

 しばらく、いろいろありそうです。


 今日も1日、自坊の片付け&破壊?

 ちょうど月参りとかがポッカリ空いたので、その分を作業に当てられてよかったです。
 あっちのものをこっちへやったり、要らない箪笥をぶっ潰したり、まだ彼岸の最中だというのに、大騒動です。

 座布団の処分に困っています。古くペッチャンコになった座布団が数十枚あるのですが、打ち直してまた座布団に仕立てても、きっと使わないと思いますし、廃品回収では引き取ってくれないので、結局ゴミにしかなりません。実に勿体ないです。

 明日もまたこの作業が続きます。

〜 藤袴も見頃 〜
2013年9月25日(水)  No.3734

片付け開始!
 自坊の屋根の葺き替えと外壁の補修、内装工事が28日から始まることになりました。

 最初は痛んだ内装を直してもらうだけの予定だったのですが、ここしばらく雨漏りが止まらなかったりで、屋根の修繕も急務でした。外装もクラックが入ったりしているので、この際思い切って耐震補強も含めて、いろいろとやってもらうことにしました。

 45年前に、お金がないのを工面して建てた庫裏なので、構造は貧弱。屋根瓦も再利用したもので、今は土に戻りつつあるような代物です。トタン部分も腐って、もう限界。

 さて、これから年内いっぱいぐらいかかる、大きな工事が始まります。埃や騒音は必至。寝ている部屋の屋根もかなり解体することになるので、しばらく他のところで寝なければなりません。

 落ち着きませんが、工事が進んでいくのを見るのは大好きです。

 28日に足場を組むので、今日はお彼岸の墓参も多い中、1日中、建物の周りの植木鉢を動かしたり、片付けをしたり、木を切ったり。直前までこんな日が続きそうです。

〜 夕方の酔芙蓉…ガラ携画像 〜
2013年9月24日(火)  No.3733

彼岸中日
 今日は彼岸の中日。日の沈む、はるか西へ行けば、そこには極楽浄土があるはず・・・。そう思えるようになってきました。

 今日は特別な法要をせず、お参りになった方でお急ぎではない方に上がっていただいて、1軒ずつ御回向申し上げました。

 何軒来られたかはわかりませんが、10時頃から3時頃までは、拝んだり、おしゃべりをしたり。おしゃべりもいいものです。

 お彼岸も今日で折り返しですが、明日からはウイークデイになるので、お参りも少し減ってくるでしょう。

 疲れが抜けないので、今夜は早く寝ちゃおうっと!

〜 萩も満開 〜
2013年9月23日(月)  No.3732

大阪式?
 今日は大阪でご葬儀。

 お通夜無しで葬儀のみというのは今まで経験がありませんが、「直葬」というのもあるらしいですから、これから増えてくるのかも知れません。

 葬儀の進め方は地域などによっても違うので、ホールの人に聞くと、「30分でお願いします」とのこと。枕経もしなければいけないですし、やらなければいけないことを省略するわけにもいきません。木魚を早く叩いて、何とか時間内に収めました。

 火葬場に隣接しているホールなので、ご遺族は霊柩車の後を歩いて付いて火葬場まで行くとのこと。控え室で待っていても、一向に呼びに来ません。外を見たら霊柩車がありません。

 「あれぇ〜、この辺りでは、坊さんは火葬場に行かないのかな?」と思っていたら、係の女性が何気なく入ってきて、「お寺さん・・・」とボクの顔を見ました。「あの、この辺りでは、坊さんは火葬場に行かないのですか?」とボクが聞くと、「えっ! もうみんな行かれましたよね!」 「そうなんですか。行かない風習ですか?」と言葉を交わした後、いきなり慌て始めました。

 「お声をお掛けしなかったのですか? スミマセン ご遺族はもう行かれました。ご一緒に着いて来てください!」と言って、早足で火葬場に向かって歩き始めました。ボクも早足で付いていきながら、「やっぱり拝むのですね。もう炉に入っておられたら、大変ですね」と言ったら、女性は「スミマセン! 止めてきます!!」と走って行かれました。

 幸い、火葬場の係の人が機転を利かせて待っていてくれたので、どうにか間に合い、最後のお勤めをして、荼毘に付していただきました。やれやれでした。

 毎日いろんなことが起きます。

〜 秋の空ですねぇ 〜
2013年9月22日(日)  No.3731

やれやれ
 今日は葬儀と他寺の法要でした。

 葬儀を終えて火葬場に向かう時、自家用車で向かった1台がガス欠寸前という連絡がボクが乗っていたタクシー運転手さんに入りました。

 数年前まで、火葬場へ行くのはほぼ貸切タクシーでしたが、近年、急に自家用車が増えて、‘迷子’や‘遅刻’などのアクシデントが頻発するようになりました。でも、ガス欠は初めて。ガソリンぐらい、入れて置かなきゃ。

 協議の結果、「たぶん辿り着けるので、そのまま行きましょう」ということになったようです。無事に着きました。

 着いて、最後のお勤めをしていたら、突然一人の男性が憑依状態になってしまいました。しばらくして、ようやく収まりましたが、過呼吸になったようで苦しそうでした。

 そんなこんなで時間が延び、次に予定している東山のお寺での大般若転読会に着いたのが時間ギリギリ。無事にお勤めをして、また葬儀ホールに戻って初七日のお勤め。ここでまた遅れる人があって、一度終えたお勤めを再開。

 いろいろなことがあった1日でした。

〜 夕陽の当たった彼岸花 〜
2013年9月21日(土)  No.3730

疲労蓄積
 今日は某企業グループの法要。20社ほどの会長または社長が参列して本堂で法要の後、墓前などで回向。終わって浄斎。

 本坊の前などは、黒い車だらけ。終わったら、数分の間にサッと1台もなくなりました。今日は彼岸の入りで墓参者も多く、普段見慣れない光景に驚いている人もいました。


 少し時間をおいて、同じグループの人事部長を中心とした方が参列される法要。本堂参拝や墓前回向の後、護摩祈祷。


 夜は通夜。長い間、自宅介護されていた方で、95才でした。


 今日は、ほとほと疲れました。台風もありましたし、ここしばらくは今日のための掃除に明け暮れていましたし、彼岸準備の夜なべも続いていたので、ちょっと堪えました。

 塔婆はまだ未完ですが、今日はもう寝ます。

〜 本堂前の酔芙蓉 〜
2013年9月20日(金)  No.3729

準備三昧
 今日は、ひたすら明日の法要に向けての準備。

 境内の清掃はもちろん、控え室や法要式場、法要後の食事の部屋などの準備に追われました。

 境内の掃除は、台風の‘お土産’の小枝などがなかなか片付きません。葉っぱはいいのですが、小枝はブロアでは飛びにくいのです。これまで同じ所を何度掃除したでしょう。かなり綺麗にはなりましたが・・・。

 夕方、法要の事務局を勤める人たちがやってきて、会場の下見と最終打ち合わせ。「痩せましたか?」「お疲れですか?」と言われましたが、そんな顔をしているのかな? そうかも・・・。

 明日は彼岸の入り。経木塔婆は、あとひと息というところまで来ましたが、完成はしませんでした。こんなことは初めてです。

 夜、客間の電気を消して、窓から名月を愛でました。昼間にお参りになった方が、お月見の和菓子セットをくださったので、それをいただきながら紅茶を飲み、しばし月に見とれました。

 お彼岸が終わったら、ちょっとゆっくりしようかなぁ・・・無理でしょうね。

〜 今日は3輪 〜
2013年9月19日(木)  No.3728

エンジン音
 今日は六阿弥陀巡拝の日。本堂でしばらく回向した後は、他の僧に任せて、ひたすら掃除。

 細かい枝や葉っぱがまだいっぱい落ちていて、職員さんだけでは手が回らないのです。今日も境内のあちこちでブロアなどのエンジン音が鳴り響いていました。

 おまけに、隣寺では大きなクレーンを使って、枯れ木の伐採作業。その様子は、哲学の道からも見えたそうです。こちらはチェーンソー。

 この界隈はエンジン音だらけでした。

〜 育ちすぎて、花が疎らにしか見えません・・・ 〜
2013年9月18日(水)  No.3727

ブロアだらけ
 台風一過の好天! でも、境内は小枝や青いまま引きちぎられたような葉っぱが散乱していました。

 とにかく早くきれいにしようと、外回り担当の職員さん、本堂担当も動員し、さらにお休みを押して出てきてくれた職員さんとボクの4人がかりで、ブロアもフル回転。

 墓地からは管理人がふかすブロアのエンジン音。宗派の違う隣寺の庭からも2台ぐらいのブロアの音。あたり一体ブロアだらけの様相でした。

 散乱していたものは一通り片付きましたが、ローラー作戦を何回かしないと、すっかり綺麗にはなりません。また明日です。

 今日は文化財補助金受給の書類作成が急遽入ったり、山荘では学生さんたちが古文書の撮影をしてくれていたり、納骨の法事があったりで、何だか大忙し。ほんまにくたびれたぁ〜

 ヘブンの花が初めて低いところで咲きました。枯れた苗を補完するために後から植えたので、成長しきってなくてか細いですが、何とか咲いてくれました。来年の対策が見つかった感がします。

 トンボが飛び回って、秋だなぁ〜

〜 何とか咲いたヘブン(光が強すぎて・・・) 〜
2013年9月17日(火)  No.3726

台風18号
 夜中、雨音とトタン屋根がバタバタする音などで何度も目が覚めました。

 うつらうつらしていた5時過ぎ、「大雨特別警報」のエリアメールが京都府から、10分ほど遅れて京都市から送られてきました。それほど大雨という感じでもなかったので、地震でもあったのかと思いました。

 外へ出てみましたが、小枝がたくさん落ちている程度で、大きな被害はなさそう。そういえば、門を開けておくのを忘れました。台風の時などは、風が抜けるように門を開けておくのです。それだけ、危機感がなかったということでしょうか。簾も外し忘れていました・・・もう秋なのに。

 「どうして大雨特別警報?」と思っていましたが、テレビで見ると、京都でも被害が出ているようでした。

 合羽を着て、ヘルメットを被って、境内を点検しに回りました。

 まだ青いギンナンがいっぱい落ちていました。もったいないなぁ。小枝もいっぱい落ち、時々大きめの枯れ枝も落ちていました。

 池は、あと少しで溢れそうなほど水位が高くなっていました。こんな水位を見るのは何年、何十年?ぶりでしょう。雨はそんなに強くなかったのですが、ちょっと強い雨が長い間降り、積算雨量がかなりのものになったのでしょう。お陰で、水がきれいになっていました。

 境内や建物に大きな被害はなし。また、心配していた酔芙蓉や藤袴も、まったくダメージを受けていませんでした。

 本堂裏の土蔵の周りの排水が悪く、建物や中に収めてあるものに悪影響が出そうなので、改善することにしました。土管が詰まっているようなので、スコップとツルハシを持ってきて、土管を掘り当てて割り、詰まっていた大きな石や木の根っこを取りました。道を得た水は一気に流れ始めました。排水管のメンテの何が気持ちいいって、この開通した時の快感! 「やった!」という感じです。時間ができたら、土管をエスロンパイプに交換するつもりです。

 寺務所に戻り、「被害はありませんか?」という消防署からの電話に対応。職員さんの2人が、地下鉄や京阪が止まっているために欠勤するとか、予定していた古文書の撮影がJRが止まっているために行けなくて中止にするとか。交通が寸断されている様子でした。

 ネットのニュースでヘリからの嵐山の映像で、渡月橋近くの檀家のお屋敷が泥水囲まれているのを見て、ビックリ! すぐに電話をすると、庭は水浸しだけど、家の中は大丈夫とのことで、一安心。「主人は旅行中で、ゴウゴウという水の音が怖かったです」と、大変そうでした。
 また、伏見で堤防が決壊した場所が、檀家のある町名。また電話をしてみましたが、こちらは何事もないようでした。

 そんな映像がニュースなどで流れるので、「京都が大変!」と心配してくださった方から、次々メールが入りました。京都に住んでいるボクでさえ、渡月橋のあんな景色は見たことがありませんでしたから、それなりにショックでしたが、他の所にお住まいの方は京都全体が大きな被害を受けているような印象をお持ちになったのでしょう。

 午後の法要も、高速が閉鎖になったり、一般道が大混雑したりで、予定時間になっても参列者が揃わず、30分遅れとなりました。でも、お天気はすっかり回復し、墓参の時には清々しい青空となりました。

 交通機関などが回復するのには、まだしばらくかかりそうです。境内を掃除して回るのには数日かかりそうです。

〜 いい感じに水位が上がった池 〜
2013年9月16日(月)  No.3725

嵐の前に
 朝一番に合羽を着て、藤袴が雨の重みで倒れないように、とりあえずバリケード用のコーンとバーで囲いました。これが案外効きそう。夕べから気になっていたのでした。

 しばらくすると雨が上がり、薄日まで差してきました。これは儲けものです。

 通販で届いていた杉苔を貼ったり、紫陽花、野路菊、萩などを次々と定植しました。台風の雨はこれから。植え替えるにはちょうどいいタイミングでした。

 雨が多いので、境内は茸だらけ。中には美味しそうなのもありますが、怖くて食べようとは思いません。


 午後からは少し雨も降ってきたので、ひたすら塔婆書き。もうお尻に火が点いたどころではなく、次々とお彼岸の墓参に来られます。まだ早いのですが・・・。

 夜まで頑張って、ようやく「ひ」。彼岸の入りまでに何とか仕上げてしまいます。他にも大きな行事などがあるので、ちょっと必死です。

〜 茸がわかりますか? 〜
2013年9月15日(日)  No.3724

大原へ
 午後から大原へ。10月に講師をお願いしている方へのご挨拶です。

 大原まで車で30分余。それでも滅多に大原に行くことはありません。今年は7月末にも行っているので、ちょっと珍しいことです。

 三千院へは行かず、来迎院の方へ上がっていきましたが、さすがは観光地。人が多い。ミニコンサートもやっていました。

 ボクも観光客気分でお店などを見て回りたかったのですが、僧衣姿なので敵わず。帰りに手作りドレッシングのお店に寄って、‘ゆずと大根 ドレッシング’などを求めました。

 いろいろ試食・試飲を勧められましたが、僧衣では・・・2種類だけいただきました。

 タウン紙の萩特集に真如堂が載ったので、問い合わせがチラホラ。「うちは萩の名所ではないから、掲載は遠慮します」と言ったのですが、「ぜひとも」と言われたので応じました。

 萩はまだ2株が咲いているだけ。お越しいただいても、まだ早いのですが、マスコミの影響は大きいので、連休には人が増えるかも知れません。

 台風、どうでしょうねぇ。

〜 総門前の萩 〜
2013年9月14日(土)  No.3723

コスモスを植える
 今日はあっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

 まず、朝一番に寺の近くの檀家さん宅へお参り。続いて、醍醐寺近くのお寺で年回法要。終わってしばらく話し込んで、慌てて映画村近くのお宅へお参り。

 急いで戻って、5分で昼食を食べて、大津・坂本へ。1時からの会議に30分遅刻してしまいました。あまり成果のないような会議でした。

 4時頃には終わったので、帰りにホームセンターに寄って、コスモスの小さな鉢植えを6つ買いました。この前から探していたのですが、一昨日行ったホームセンターには売っていなかったのです。

 5時頃に帰着してすぐに茶所前のヘブンリーブルーのところへ行き、コスモスを定植しました。ヘブンの根元の葉っぱがすべてなくなり、みすぼらしくなっていたのを隠すためと、秋色を演出するためです。

 小さな苗ですが、しばらくしたらグッと伸びるでしょう。すでに花も咲いていて、これから順次咲いていくでしょう。ヘブンのところが一気に明るくなりました。すぐ横では萩も咲き始めています。

 秋ですねぇ〜

〜 ヘブンの根締めに植えたコスモス 〜
2013年9月13日(金)  No.3722

前歯の治療
 夕方、歯医者。「麻酔をして削ります」と言われていたので、朝から憂鬱でした。

 お盆直前に歯が痛くなったので、「お盆までに治してください」と歯科に駆け込んだ時、前歯の裏側に黒いところがあります。放っておかないほうがいいですよ」と言われつつ、とりあえず痛みのある歯だけを治療。その時にかぶせたものが、先日、糸ようじが引っ掛かって取れたので、「前歯の裏も」とついでに言ったら、「時間が掛かりますので、また別の日に。麻酔をして・・・」と言われたのです。

 「ちょっと黒いところがある程度で、少し削ればいいだろう」と思っていたので、麻酔はショック。「前歯は痛いですよ」とか回りから脅かされたので、ますます憂鬱になりました。

 黒いところは、歯と歯の間のようなところに3箇所。治療代に座るなり、有無を言わさず麻酔。あの嫌な音のする機械で削られ、‘やすり’を替えてまた削られました。舌で触ってみると、結構大きい穴が複数開いていました。

 「これをどうやって塞ぐの?」と思っていたら、練った何かを詰めて、青い光を当てて固めている様子。それ自体は痛くも何ともありません。その後、その表面を何段かの‘やすり’で磨いている感じ。

 「かみ合わせはどうですか? 下の歯があたった時に、出っ張っている感じがしますか?」と聞かれましたが、「麻酔が効いているのでわかりません」「そうですね」という会話をして、「はい、これで終わっておきましょう」と治療終了。30分少しほどかかりました。

 後から、詰めたのは‘レジン’とかいうプラスチックで、青い光は紫外線を照射する装置。レジンは紫外線で硬化する樹脂で、紫外線を当てて、ごく短時間で固めているのだそうです。色も歯に合うようにいろいろあって、非常に便利なのだそうです。舌で触ってみても、どこを削ったのか、まったくわかりませんでした。

 この歯医者さん、70才ぐらいでしょうか。子供の頃からかかっています。真如堂にお墓があるので歩いておられることがありますが、マスクをしたお顔に慣れているので、‘素顔’で挨拶されても誰かわかりません。

 真如堂近くの白川通は歯科が林立。500メートルほどの間に8つぐらいはあるでしょうか。自坊の檀家の関係も2つあります。でも、やっぱり慣れたところがいいですね。段々お年を召されるので、ちょっと心配ですが・・・。

 「はぁ〜、終わった」。疲れました。

〜 お地蔵さんと隣同士の歯科 〜
2013年9月12日(木)  No.3721

中も外も
 今日も暑い日になりました。

 檀家宅へのお参りを終えた後は、植木屋と自坊の片付け。

 今日は境内清掃の担当の職員さんが3人いるので、外の掃除が捗りました。ただ、「これは1〜2時間で終われる作業だなぁ」と思っていたことを、昼を過ぎてもまだやっている職員さんがいて、ちょっと段取りが狂いました。

 石屋さんは参道の石畳の修復作業。見積なしでやってもらったので、「いくらかかるかなぁ」と心配です。だいたいこういう時は思っていた以上に係って、ビックリすることが多いのです。

 自坊の整理は遅々として進まず。

 諸般の事情+消費税が上がる前の駆け込み工事で、屋根の葺き替えと外壁の塗り替えもしようと思っているのですが、その前に外回りも片付けないといけません。中も外も大変です。

 時間が経つのが本当に早いです。

〜 咲いて来た藤袴 〜
2013年9月11日(水)  No.3720

気持ちのいい汗
 今日も‘本職’の植木屋さんが境内の木の伐採や薬剤散布作業。

 午後から、ボクも庭の苔の補修や除草剤撒き。種類の合う苔がなかなか見つからなくて、作業は完了しませんでした。

 20日に大きな法要があるので、それまでに境内や庭などを整えようと、あちこちでいろいろな作業が行われています。植木屋さんも苔貼りもその一環。

 車道の砂利が薄くなった部分を補修するために、トラック1台分の砂利を買い、職員さんにそれを広げる作業を頼みましたが、目的にそぐわない撒き方をされてガックリ。何度も注意したのですが・・・。

 今日は少し暑さが戻ったようで、結構、汗をかきました。それもまた気持ちがいいものです。

〜 剪定作業をする植木屋さん 〜
2013年9月10日(火)  No.3719

お彼岸、近付く
 久々の快晴! 青空に何筋もの飛行機雲がきれいでした。

 今日は本職の植木屋さんが入っているので、素人のボクはウロウロし難く、撒布機を背負って少し離れた場所へ行き、除草剤を撒きました。

 こんな天気のいい日は、1日中植木屋をしていたいのですが、お彼岸が日一日と近づいて来るので気が急きくので、昼下がり以降は経木塔婆書きをしました。

 お盆と秋のお彼岸の間は本当に短すぎます。毎日夜なべで書いても追いつきません。既に、「お彼岸の墓参」という名目でお参りになる方も増えて来たので、弥が上にも焦ります。

 さぁ、頑張るっきゃないな!

〜 青空に飛行機雲と朝顔 〜
2013年9月9日(月)  No.3718

茶人のマナー
 今日も雨。おかげでデスクワークが進みます。

 今日は毎月定例のお茶会。いろいろ準備されてきたでしょうに、雨になって残念。今日のお菓子は仲秋の名月に因んだものでした。

 茶会の日は落ち着かないし、いろいろとトラブルがあります。

 一番困るのは車の駐め方。駐められては困るところにはコーンを置いておくのですが、それを動かしてまで駐める人がいるのです。玄関の真ん前に駐めたり、離合できないようなところに駐めたり、植えてあるものを折ったり・・・ほとんどが女性ですが、あまりにも身勝手です。

 トイレのスリッパも乱れっぱなし、汚れっぱなし。お茶会って、お茶席の中だけのものではないと思うのですが・・・。

 終わる頃、一気に晴れて日が差してきました。


 先月の30日以来、雨が降らなかったのは2日間だけ。カラカラの中を耐えてきた木が、一転して雨ばかりで、寝腐りを起こして枯れてしまいました。かわいそうに・・・。

 2020年のオリンピックが東京に決まりました。その時に、「見事に復興した」と胸を張れるように、原発の問題を解決し、被災地の復興をやり終えて欲しいと思います。

〜 朝顔の花だらけ 〜
2013年9月8日(日)  No.3717

同窓会
 10月に行う小学校の同窓会の幹事を、毎度ながら勤めていて、出欠の返事が毎日ポツリポツリと帰って来ます。

 卒業生と先生を合わせると140人ほどになりますが、卒業して45年も経つと、返信葉書の名前を見ても、同じクラスだったかどうかさえ記憶にない人もたくさんいます。

 そんな中、今でも記憶にあるのは、よく遊んだ子、可愛かった女の子、すごく意地悪だった男の子。先生でも、卒業の時には担任ではなかったけれど好きだった先生、運動会で整列する時、自分が間違っていたのに体罰を加えて謝りもしなかった先生など。

 幹事会をしても、「誰?」という人もいて、道ですれ違ってもわからないだろうなぁといういます。男子は頭が禿げたり、女子は太ったり皺が増えたり・・・。山口百恵は、今さらテレビに出なくて正解です。

 まったく愛想のない返事もあれば、「×イチになりました」「孫が3人います」など、いろいろ近況を書いてくれる人もいます。

 遠くて来られない人も多いですが、同窓会に出られる人って、今の自分の暮らしに満足しているか、まぁまぁ幸せな人生を送っている人でしょう。

 同窓会当日、ボクはお十夜の鉦が無形登録文化財になったことを報告する京都市の講演会があるので、同窓会には出られません。トホホ。でも、毎日帰って来る返信を見ながら、何となくもう出た気分です。

〜 雨の今日は塔にいた猫 〜
2013年9月7日(土)  No.3716

お買い物
 夕べは夜中に3回もトイレに行きました。寝る前に水分を多く摂ったわけでもないのに・・・急に涼しくなったからでしょうか? こんなことで秋の訪れを実感するなんて・・・。

 外回りの続きに、ホームセンターとパッケージ専門店に行きました。

 ホームセンターがとても賑わっていたので、どうしたんだろうと思いましたが、そういえばセールのDMが来ていました。

 しまった! 封筒を持ってきたら、100ポイント付いたのに・・・。

 パッケージ専門店には、いろいろな包装資材などが置いてあって、サイズなどもいろいろ。

 しまった! 眼鏡がないと、寸法の表記が読めない・・・。


 宮崎駿監督の引退会見。

 「子どもたちに『この世は生きるに値する』と伝えるのが、自分たちの仕事の根幹」という言葉を聞いて、この人の作品の底に流れる思いの一端に触れた気がしました。見る人の心にも、ちゃんとそれが届いているから人気があるのでしょうね。

 トトロ、何度も、何度も見ました。最初に公開されてから、もう25年も経つのですね。

〜 墓地でのんびり2匹の猫 〜
2013年9月6日(金)  No.3715

雨漏り修理
 やっと雨が上がったので、雨漏り箇所の点検と修理。

 まずは自坊から。

 雨漏りをする場所で一番多いのは‘谷’の部分。屋根の方向の違う流れが合うところにできる谷状の部分。屋根は単純に越したことがないのですが、どうしても‘谷’ができてしまいます。

 自坊の雨漏り箇所は玄関の横。雨漏りの‘常習犯’で、やはり‘谷’。屋根に登って点検しましたが、何かが詰まったりしているわけではありませんでした。急で多量の雨を処理しきれなかったのでしょう。構造を変えない限り直りません。

 次に本坊。大玄関の急な屋根です。

 登ってみましたが、雨漏り箇所はやはり‘谷’。特別な問題は見当たりません。急な屋根を大量の雨水が勢いよく流れ落ち、‘谷’を乗り越えて雨漏りになったのでしょう。

 雨漏り箇所を特定するために、天井裏に入りました。大きな部材を越えて、問題の場所へ。屋根裏や天井板の濡れ跡から、雨漏り箇所をほぼ特定しました。

 もう一度屋根に登り、さらに念入りに瓦を調べましたが問題ナシ。その部分にマジックで矢印を書いておきました。明日か明後日、瓦屋さんが見に来るので、その時のための目印です。

 せっかく屋根に登ったので、カメラで景色をパシャッ! お堂の向こうに、紅白の百日紅。大文字山麓の女子校の建物も見えました。

 結局、自坊も本坊も直すことはできませんでした。豪雨のせいとしか考えられません。これからはこんな雨が増えるかも知れません。困りました・・・。

 久々のうれしい晴天の日でした。

〜 屋根の上から撮った写真 〜
2013年9月5日(木)  No.3714

雨、続く
 今日も断続的に強い雨が降りました。

 雨雲レーダーを見ていても、雲がかたまったり、散り散りになったりして、雨の予想ができません。普通は、「○分後頃に降ってくるなぁ」とわかるのですが。


 たっぷり降ったお陰で、池の水位がかなり上がりました。

 ボクが子供の頃には、この池に送り火の「大」が映りました。でも、ここ数十年?は、樹木が伸びたのと池の水位が下がったのとで、まるで映りません。「映ったんだよ」と言っても、信じてももらえません。

 今日の池を見ていると、後ろの木の枝打ちもしたこともあって、ちゃんと映りそうです。実証してみたいなぁ。


 午後は今日もデスクワーク。お陰で、ここ数日は、デスクワークが結構はかどっています。これだけ降ると、外の作業もすっかり諦めが付きます。

 雨が上がったら、雨漏り箇所の点検をしないといけません。明日は晴れそうです。

〜 水位の上がった池。真後ろに大文字山 〜
2013年9月4日(水)  No.3713

土砂降り後、青空
 今日も土砂降りになったり、青空が出たりを繰り返す、目まぐるしい空模様。

 お昼に寺務所から自坊に戻ろうとすると、どしゃ降り。午後、出勤の時は青空。3時半頃に自坊に来客があったので戻ろうとすると、またどしゃ降り。戻る時は青空。「雨男ですか?」と言われてしまいました。

 「女心と秋の空」といいますが、最近は女性のほうが肝っ玉が据わっているかも知れないので、言い方を変えなければいけないかも知れません。

 空いている時間も小刻み、天気は安定せずで、今日は合間を縫ってデスクワーク。向いていないのか、少々疲れました。

 9月も3日過ぎてしまいました。

〜 雨上がり後も流れる水と、いきなりの日差し 〜
2013年9月3日(火)  No.3712

庫裏のゴミ整理
 今日も時おり強い雨が降りました。

 そういう時にこそ点検しなければいけない箇所も多く、合羽を着て、自坊の周りや境内を見て回りました。

 落ち葉で詰まった溝蓋の掃除をしたり、土管を貫通させたり。恐いほどの水量でした。自坊も樋や排水口の詰まりを掃除しました。

 合羽を着ていても、中まで水が入って、結局びしょ濡れでした。


 庫裏の一部の内装を直そうと、まずは大工さんに見てもらうために、大掃除。物置&ゴミためになっているような部屋を片付けました。

 築50年の安普請の庫裏は、天井の合板はプリントが剥がれ、漆喰の壁は薄黒く、廊下も隙間だらけ。さて、どこから手を付けていただきましょう・・・。

 先ずは2階。それから1階。内装が終われば、屋根瓦や外壁も直して貰おうと思っています。数年がかりです。

 ほぼ1日やったら、顔は薄黒くなりました。あ〜、疲れた。

〜 ホームセンターで買った竜胆 〜
2013年9月2日(月)  No.3711

9月始まる
 今日から9月。‘特殊’な8月も終わって、普段通りの月に戻りました。

 午前中、法要を終えて墓前回向に行ったら、それまでポツリポツリだった雨がいきなり強く降り始め、雷鳴も轟いて、お参りの人は「キャァー!」。ボクもずいぶん濡れました。

 午後も、雨が降りそうだったので、外の作業は止めてデスクワーク。昭和17年に作ったままの、お寺の資産台帳の更新作業。だんだん先は見えてきましたが、一筋縄では行きそうにありません。まだまだかかりそうです。

 雨は結局朝の墓参の時だけ。間が悪いというか・・・。

〜 これもまたいいかも 〜
2013年9月1日(日)  No.3710

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