[一覧] [最新]

2013年1月の日記

捗る
 31日は月参りもない日なので、今日は朝から外作業。

 まずは明後日からの節分行事に備えて、本堂前にテントを建てる作業。職員さんたちと一緒に、2×1.5間のテントを2張り建てました。

 よく考えたら、例年テントは1張り。それに気が付いた時には2張り目がほぼ建っていたので、そのまま続行。今までは1張りで狭かったですが、2張りにした陰で広々して、結果的にはよかったと思います。

 その後は、土木作業。

 先日、枯れ枝などを整理した場所の一部に石屋さんが石を保管するため、ユンボを持って整地にきました。

 これ幸いと、ユンボで不要な土を寺の軽トラに積んで貰い、雨で流出した場所に補充。軽トラ4杯分もあったので、かなりの土が運べました。

 もし人力でやっていたら、こんなに早く、大量にはできなかったでしょう。本当に助かりました。

 これでまた何かを植えることができます。作業は節分が終わってから。また先の楽しみができました。

  
〜 1日中快晴でした 〜
2013年1月31日(木)  No.3497

臭い車中
 坂本での会議の前に、大津のホームセンターへ。先日来、寒肥を施すのに牛糞や油かすを使い切ったので、常備用です。

 「今日はゆっくり見て回りたいなぁ」と思っていたのですが、出かけるのが遅くなってそれも叶わず。店内で荷造りテープを買った後、外の売り場で牛糞と油かすを2袋ずつを台車に乗せて売り場へ。袋が少し濡れていたので、ビニールをもらって後部座席に積み込みました。

 鶏糞はかなり臭いので買いませんでしたが、牛糞や油かすでもちょっと臭います。合計50キロぐらいの重さなので、車もちょっと重たげ。袋が転けて破れたら目も当てられないので、慎重に運転して会議に向かいました。

 会議はスマホのアプリの企画など。全員がパソコンを持ってきてする会議は、天台宗でもこの会議だけでしょう。会議の合間に写真を撮って、Facebookにアップしたりする人も数人。

 会議を終えて、別の場所で、インドのホームページ作りについて協議。自分で取材に行けないので現地からの情報が唯一の頼みなのですが、それがなかなか出て来ず、難儀しています。さぁ、どうしようかなぁ・・・。

 帰りの山越え道は、肥料を転かさないように慎重運転。後ろの座席で音がする度に心配でした。

 京都側に降りて、酒店に寄って、祖供養に差し上げるお酒と、自分用のビール風飲料を買いました。座席は牛糞や油かす、一升瓶2本入りの箱、ビール風飲料の箱2つで満杯状態。何だか車が可哀想でした。

  
〜 吹き曝しの寺務所の庭で寝る猫 〜
2013年1月30日(水)  No.3496

次は何を・・・
 寒さも弛んで、過ごしやすい日でした。

 今日は残っていた紫陽花の寒肥やり。今日ですべて終わりましたが、油かすや鶏・牛糞など合わせて50キロほどを施しました。さぁ、効いてくれよ!

 残った時間で、ゴミの処理。

 剪定したり枯れたりした枝などが数年越しで山積みになっていた場所を、職員さんと一緒に片付けました。

 ‘ゴミがゴミを呼ぶ’と言ったらいいでしょうか、最初は何気なく放置した枝などが次の剪定ゴミなどを誘ってしまいます。観光客などが捨てた空き缶やペットボトルもいっぱい出てきました。

 1回ではきれいにはなりませんでしたが、かなりスッキリはしました。もう少し整理をして、さて、何を植えましょうか!? 日陰なので植えられるものは限られてきますが、パッと明るくなるような花がいいですねぇ。

 また楽しみが増えました。

  
〜 施肥を終えた紫陽花 〜
2013年1月29日(火)  No.3495

山茱萸
 寒〜い日でした。

 今日も、打ち合わせや取材が重なりましたが、その間を縫って、先日買った山茱萸の定植をしました。

 山茱萸を植えるのには日当たりの良い場所がいいのですが、いろいろな木が植わっている境内ではなかなかそんな場所がありません。

 上を見ては、他の木々の枝の混み具合を眺め、下を見ては他の木との間隔を計って、植える場所を決めます。そこに穴を掘って、堆肥や元肥を入れ、水決めをして苗を定植していきます。

 既に苗には蕾が付いているので、今春は花が咲くでしょう。問題は来春です。先に植わっている山茱萸も光を求めて高く伸びているので、花が終わったら整枝をしようと思います。

 昨年には高い桧や杉の枝打ちもして日当たりが改善しました。定植、整枝などの成果が出てくるのは5年後ぐらいでしょうか?

 綺麗になってくれるといいですねぇ。

  
〜 夕方のニャンコ 〜
2013年1月28日(月)  No.3494

開山忌
 今日は真如堂開祖戒算上人の961回忌の忌日。やはり寒い日となりました。

 今日が戒算上人、2月12日は真如堂開創の願主 東三条院の忌日。どうしてお二人ともこんなに寒い日に遷化されたのか・・・。

 でも、今日はまだ雪も積もらず、日も差して、佳き日となりました。

 本堂は境内でも一番寒いところ。ストーブは4つ置きましたが、かといって気温は1度も上がりません。‘雰囲気’だけです。参列者の方々には、受付でホカロンを渡し、「寒いですから、コートを着たままでご参列ください」と案内。

 我々はそういうわけにも行かず、最初はすんなり声が出ませんでした。また、足袋の底から床の冷たさが伝わって来ます。でも、千年前の開祖の頃を考えたら、寒いなどと言ってはいられません。

 本堂での法要を終え、境内の東北端にある廟所に参拝して、やっと暖かい部屋に入って参列者との浄斎。

 寒い中、ご参列いただいた方々に深謝申し上げます。


 終わってすぐ、お寺の住職の葬儀に貫主の随行で参列しましたが、これまた寒い中、しばらく待つことになりました。


 いまは自室のストーブの暖かさをしみじみと味わっています。

  
〜 朝一番の境内 〜
2013年1月27日(日)  No.3493

灯油ストーブ礼賛
 今日も、法事と月参りで多忙でした。

 朝からずっと声を出していると、だんだん喉が疲れてきます。喉には乾燥が何よりの大敵。乾燥したところで声を出すと、一発で不調になってしまいます。

 最近はエアコンで暖房するお家が多くなってきて、喉ケアが大変です。


 夜、灯油ストーブでお芋を焼いて食べました。

 昔からの反射型の灯油ストーブは、お湯は沸くし、乾燥は防げるし、お芋まで手軽に焼けて、とても便利です。

 難点は、寒い中、灯油を入れに行かなければならないこと。それを差し引いても、やっぱり灯油ストーブがいいなぁ〜

 去年の暮れ、今まで灯油を配達してくれていたお店が廃業しました。店主が入院されたのです。その前に配達していたお店は、店主が急死。その前は廃業。

 車が入れるところから灯油を置いている場所までは、かなりの距離があります。それを運んでくださるのは本当に助かります。

 冬しかお願いしなくて悪いのですが・・・。

  
〜 たっぷりの蜜 甘〜い焼き芋 〜
2013年1月26日(土)  No.3492

法要の準備三昧
 風は強いけれど、快晴! しかも、今日は月参りや法事などのスケジュールもなし。「思い切り植木屋するぞ!」といいたいところですが、そういうわけにいきません。

 明後日は、真如堂開祖の命日で、塔頭各院の檀家総代方などにお集まりいただいて法要がいとなまれます。その準備を今日しておかないといけないのです。

 明日は法事と月参りなどで、まったく時間がありません。おまけに、もう一人の執事が明日の夜まで不在。若い僧が準備に来てはくれるのですが、すべてを任しっきりにするわけにはいきません。

 拝観などの都合で、すべての準備を今日してはおけないのですが、出来るところまでやらなければ・・・。本堂、僧侶の控え室、参列者の控え室、墓所など、あっち行ったりこっち来たり。朝から昼過ぎまで掛かって、今日できるところをほぼ準備しました。

 後は、ちょこっと事務仕事。

 せっかくいい天気なのに、勿体ない1日でした。

  
〜 乳金具に陽光差す 〜
2013年1月25日(金)  No.3491

臭う
 今日はたっぷり植木屋作業。

 でも、‘本物’の植木屋さんが薬散作業をしてくれているので、あまりウロウロしないよう、地味に作業をしました。

 植木屋さんは、石灰硫黄合剤という薬を撒いているのですが、その名の通り、硫黄臭いのです。ボクは昨日の続きで、寒肥作業。これまた鶏糞の臭いがちょっと。

 境内は硫黄と鶏糞の臭いが充満。薬のかかった葉などは白くなったりしていました。

 紫陽花の寒肥やりは、2/3が終了しました。昨日・今日、施肥作業をしましたが、数年越しで育ててきた苗の順調な生育は、うれしい限りです。

 今日は通販で購入した山茱萸と木槿の苗が届きました。山茱萸は、本堂裏に追加するため、木槿は総門のところに植わっているものの代替わり用です。

 とりあえず、山茱萸を2本定植しました。今度買った山茱萸はヨーロッパ原産種で、前から植わっている中国原産種よりも、花も実も大きめ。おまけに実は食べられるとか。どんな花が咲くのか楽しみです。

  
〜 定植済みの1.5メートルほどの山茱萸の苗 〜
2013年1月24日(木)  No.3490

寒肥
 天気予報では寒くなると言っていましたが、時おり日差しもあって、あたたかく感じるほどでした。

 今日は少し時間が取れたので、紫陽花に寒肥を施しました。

 鶏糞・牛糞・油かすなどを適当にブレンド。それを杓ですくって、紫陽花の近くに開けた穴に入れて回りました。じんわり効いてきてくれるでしょう。

 合間に時々寺務所に戻って、来年度の予算を立てる準備。表具屋さんに来てもらったり、大工さんや行政の文化財担当に電話したり、古い書類をひっくり返したり。見積が出てきたら、優先順位を付けて予算を作って行きます。

 また戻っては施肥。

 日も長くなってきて、そろそろ植物たちも動く準備を始めるでしょう。

 今日だけでも100株ほどは施肥しましたが、まだまだ残っているので、頑張って早くしなければ!

  
〜 宝蔵回りの紫陽花の苗 〜
2013年1月23日(水)  No.3489

誕生日
 今日は誕生日。いくつになったのか、去年あたりからよくわかりません。年齢など、どうでもよくなった感じです。

 でも、どこでどう生命が果てるともわからない中、今日こうして無事で生きていられるのは有り難いことです。せっかくいのちがあるのですから、毎日精一杯とつい張り切っちゃいます。


 今日は、大工さん、瓦屋さん、防災屋さんが工事などの打ち合わせに来られました。そして、ボク自身も某大学を来月の「メダカの学校」の打ち合わせのためにお訪ねしました。

 来月の講師は、植物園の名誉園長 松谷茂さん。園長をされている時から、その動画サイトなどを見て、すっかりファンになっていました。

 松谷さんは、「生きた植物を生かしたまま後世に伝え残し続ける」という植物園本来のアカデミックさとエンタテイメントとの両立を図られ、入園者数は毎年増加。公立の総合植物園では全国一位の入園者数を達成されました。2011年に退職されて、今は名誉園長・京都府立大学客員教授。

 とっても気さくで、植物に熱く、ハンサムな方でした。メダカ当日が楽しみです!


 毎日寝るのがとっても楽しみ! 美味しい物を食べるよりも、寝ていたいで〜す!

  
〜 三ツ葉つつじの花芽はもうこんなに大きくなっています。 〜
2013年1月22日(火)  No.3488

十年一日
 今日も植木屋さんが寒肥を施しに来てくれました。

 寒肥は遅効性なので、施してすぐに結果がわかるわけではありません。目に見えて、紅葉が美しくなったわけではありません。でも・・・。

 古くなって枯れかけてきたもみじの木の脇に若木を植えることも依頼してあります。すっかり枯れてからでは遅いからですが、古木には悪い気がします。

 植木屋さんの仕事を見ていると、ボクと同年代の番頭さんは、もうほとんど高いところに登らず、若い人に登らせて、下から指示しています。‘教育’ということもあるでしょうが、番頭さんも歳を取ってきたのかなぁとも思います。


 東山の寺で行われた恒例の大般若。出仕者の中ではボクが一番年長になってしまいました。

 30年近く前はボクが一番若く、今日来ていた若い僧の祖父にあたる方が出仕していることありました。

 木も人も代替わり。十年一日の如し・・・。

  
〜 植木屋さんのトラック。帰りは長年たまったゴミを満載して。 〜
2013年1月21日(月)  No.3487

法事過密
 今日は自坊が大忙し。9時に檀家宅へお参りに伺った後、飛んで帰って、10・11・12・1時と連続の法事。

 仏前での読経を終えて、皆さんがお墓に向かうために玄関を出られるタイミングを見計らって、位牌、御供えなどを入れ替え、大塔婆などを据え、急いで墓前回向へ。

 控え室も3間を用意して、次の方を控えていただき、墓前回向から帰って来たらすぐに次の法事を始めました。

 息つく暇もなく、後半は少し遅れ気味。昼食を食べたのは2時半でした。


 どうしてこんなに集中したかというと、お正月の間や松の内は法事などをしないことが多いのと、次の日曜日は真如堂開祖の法要、その次の日曜は節分で自坊の法事が出来ないので、その分が前倒しになっりました。でも、昨日は土曜日なのに1座もナシでした。

 やっている時は必死でしたが、終わってドッと疲れが出ました。


 その間、職員さんから連絡が入っていたのですが対応できず、終わってから連絡すると、焼却炉の煙突が腐ってきているので危険を避けるために倒そうとやってみたら、フェンスを直撃して壊れたとのこと。

 後で見に行くと、フェンスの部材が倒れた煙突の重みで断裂していました。恐ろしい・・・怪我がなくてよかったです。でも、また直す手配をしなきゃ・・・トホホ。

 でも、職員さんもボクも同じところで頭や額をぶつけて、たんこぶが出来てしまいました。痛い・・・。


 疲れが倍増する中、夕方、どうしても行かなければいけない用事があってホームセンターへ。ちょうど入浴剤が切れていたので、まとめ買いをしてきました。

 さぁ、ゆっくりお風呂に入って爆睡しようっと!

  
〜 入浴剤大好き! 〜
2013年1月20日(日)  No.3486

スッとする
 今朝の最低気温は、気象台で−1.8度、境内では−3度以下。寒かった〜。

 バイクに乗って二条城近くまで行きましたが、途中で手の指先や足袋の先が痛くなりました。手袋はしていたのですが、安物はこういう時にはダメですね。足袋は布1枚なので、風がまともに当たるとかなり冷えます。檀家宅で読経している間も痺れているような感じでした。

 午後はようやく外仕事!

 酔芙蓉やむくげに寒肥を与えたり、職員さんと一緒に絡みついた蔦を除去したり。たくさん着込んでいた服を、1枚、また1枚と脱ぎました。

 植木屋さんは、北参道の剪定と山吹の植え付け。北参道の両脇は急斜面なので、自分で植え付けをするのは止めました。無理をしないようになったのは、事故の教訓です。

 山吹は今春にも少し咲くでしょう。数年後には、春は山吹、秋は野路菊に包まれる参道になっているはずです。いいわぁ〜

 数日間くすぶっていたのが、体を動かしてスッとしました。ありがたや、ありがたや・・・。

  
〜 数年後に乞うご期待 〜
2013年1月19日(土)  No.3485

うっすら雪
 朝起きたら、屋根や木々がうっすら雪化粧。

 今日から植木屋さんが寒肥を施しに来てくれましたが、頼んでいた斜面への山吹の定植は、滑って危ないので明日に回すことになりました。

 今日は企業の社員研修の打ち合わせなどが重なり、まとまった時間が取れません。植木屋さんが入っている時は、素人のボクがウロウロするのもはばかれるので、工具などの整理をしました。

 「水道用品」「電気関係」「ネジ・金具」などと書いた段ボール箱を用意して、パーツなどを整理。一々探し回ったり、予備があるのに重複して買ってきたりということが時々あるので、時間とお金の無駄を省くため、誰が見てもわかるように片付けました。

 あ〜、体を動かしたい!

  
〜 雪に際立つ砂紋 〜
2013年1月18日(金)  No.3484

落ち着きのない子
 今日もまとまった時間が取れず、外作業が出来ず。体がウズウズしてきます。多動気味なのでしょうか? 子供の時から、「落ち着きのない子だ」と言われていました。

 明日・明後日は「今日の散歩道」の更新が出来ないので、今日に繰り上げました。

 特別な景色がないところを強いて写真を撮るというような感じ。「なにも足さない。なにも引かない」というウイスキーのCMがありますが、冬の境内はそんな感じです。

 でも、これから春に向かって行くという期待があります。先が見えないというのとは丸で違います。

 自殺者が前年比9%減で、15年ぶりに3万人切ったというニュースをうれしく思いました。多くの自殺者は先が見えないから自ら死を選ぶのでしょう。減ったということは、たとえささやかでも、何らかの光明を見つけることができたということでしょう。

 ボクもかつては自殺予防の運動に携わっていましたが、その時に聞いた講演で、「自殺をする人はそれでいいかも知れないが、遺された人の人生までグチャグチャにする権利はない。そう言って、引き留めるべきだ」というのが印象に残っています。家族に自殺された人は、一生それを背負っていかなければなりませんもの。

 死にたくなることはあるけど、死んじゃいけませんよね。震災で亡くなった人のことを思うと、まして・・・。

  
〜 先が拓ける! 〜
2013年1月17日(木)  No.3483

今日も大阪へ
 今日は大阪・茨木でご葬儀。

 昨日から葬祭業者は「京都式でされますか? 大阪式ですか?」と丁寧に聞いてくれます。

 京都と大阪という隣同士でも、葬儀の手順が微妙に違います。

 例えば、京都は白木の位牌を2つ使いますが、大阪は1つ。大阪は「野辺位牌」という、現在は棺の中に入れる位牌を使いません。一般の参列がある場合、京都は早い段階から焼香をしてもらいますが、大阪は親族焼香が済むまで一般はできません。

 こんな打ち合わせも必要になってくるのです。

 家族葬が増えてくるに連れて、一時すっかり無くなった自宅葬がまた増えて来ました。物理的に可能なら、しっとりとお別れが出来る自宅がいいと思います。

 僧侶は‘死’に関わる‘仕事’が多いですが、ボクは皆さんの幸せを願う仕事だと思っています。誰にでも死はやってきます。そんな時に、ご遺族が‘ちゃんと’お別れできて、故人が来世で平安に過ごしていると思えるようにすること、法事を通じて家族や親族の繋がりを再確認して無事でいることを喜び合えること、そんなことに関わるのが役目だと思っています。若い頃は葬式や法事ばかりしているのは嫌だと思いましたが・・・。

 それにしても声が出ない。喉に良さそうなので、「麦門冬湯」という漢方薬を注文してみました。効いたら儲けもの程度の期待で。

  
〜 空がきれいでした 〜
2013年1月16日(水)  No.3482

旧成人の日
 あ〜 忙しかった。

 今日は今年初の六阿弥陀巡拝会。「初」といっても、普段と違うのは甘酒の接待があるぐらい。でも、雑誌などに「初六阿弥陀」と載るものですから、何かすごく特別なものがあるのだろうと来られる観光客もチラホラ。お気の毒に、拍子抜けした顔で帰って行かれました。来年から、雑誌は断りましょう。

 午後は葬儀。昨日が友引で火葬場が休みになったため、今日は葬儀が集中。火葬場に入る霊柩車の渋滞が起きました。骨上げも普段よりもずっと長引き、自ずと初七日も遅れました。

 夜は大阪・茨木でお通夜。余裕を持って7時からにしてもらったものの、午後の葬儀〜初七日の遅れで、通夜会場に着いたのが10分余前。何とかギリギリ間に合いました。

 エアコンの効いたところでの読経が続いたので、喉はますます不調。とにかく、明日の葬儀をちゃんと勤めるまでは、声が出てくれないと困ります。

 加湿器をフル動員して、今夜も早く寝ようっと!

  
〜 初六阿弥陀 〜
2013年1月15日(火)  No.3481

慈覚大師1150年忌当
 今日は慈覚大師の1150年の忌日。

 慈覚大師は、比叡山第3代の座主で、世界3代旅行記といわれる『入唐求法巡礼行記』の筆者。真如堂にとっては、御本尊阿弥陀如来の作者であり、引声阿弥陀経を中国から招来された、切っても切れない御縁のある方です。

 厳寒期なので、檀家などに集まってもらっての法要は、その引声の行われる10月にすることにして、今朝7時から、一山だけの法要を行いました。

 御本尊の扉を開け、正面に慈覚大師の御尊像をまつっての法要。雨が降りしきる中、凛とした雰囲気の本堂で行われた僧衆だけの法要は、とても厳かで、身の引き締まる思いのするものでした。


 1日中雨だったので、今日はほぼデスクワークでした。

  
〜 正面にまつられた慈覚大師の御尊像 〜
2013年1月14日(月)  No.3480

ヘリコプター
 朝、平安神宮の近くを通ると、大勢の制服を着た人が立って交通整理をしていました。

 「あっ、今日は出初め式なんだ」と思いながら月参りに行き、帰りは出初め式絡みの渋滞を避け、裏道を通って帰着。今年最初の法事を勤めました。

 墓前回向をする頭上近くを、ヘリが耳を切り裂くような音を立てて飛んでいきました。高速で飛ぶことの出来る防災ヘリでしょう。明らかに音が違います。


 午後、今日2座目の法要。墓前回向に行くと、またヘリの音。読経をしている間にどんどん近づいて来ます。

 今度は駅伝の取材をしているヘリ。いつものヘリの音です。


 今日は空がとてもにぎやかな日でした。

  
〜 駅伝のヘリ わっかるかなぁ〜? 〜
2013年1月13日(日)  No.3479

初メダカ
 午後は今年最初の「メダカの学校」。

 講師は前住職なので、ある意味では気が楽なのですが、どんな話になるかとちょっと冷や冷や。

 ボクが作ったレジュメに基づいて話は進みましたが・・・。

 途中で檀家さんの訃報が入り、その対応に追われていたので、結局ほとんど聞くことは出来ず、あまり冷や冷やせずに済んでよかったような・・・。


 「今日の散歩道」の更新が昨日は会議のためできなかったので、今日に順延。見る景色は先週とほとんど変わっていないので、写真を撮るのに苦労し、急な法務も入って、9時半頃にようやく更新が終わりました。

 この寒い中、水仙や蝋梅、椿などが咲いていくのが楽しみです。

  
〜 冬景色にうれしい赤い花 〜

2013年1月12日(土)  No.3478

あっという間に
 月参り、新入社員研修の打ち合わせ、午後は大津・坂本での会議。今日はこれでオシマ〜イという、慌ただしく、達成感のない日でした。

 まだ11日、松の内だというのに、門松と注連飾りを除いて、正月らしさをもうほとんど感じなくなりました。うっかりすると、今年初めて会った人でも、新年のご挨拶を忘れてしまいそうになります。

 時間の経つ早さは年齢に比例する、歳を取るほど時間が過ぎて行くのを早く感じるというのは、ボク自身の実感ですし、多くの方がおっしゃることです。

 諸説ありますが、新鮮な経験が多いほど、時間の経過は長く感じるというのが原因だともいわれます。

 つまり、子供の頃は、見るもの聞くものに未経験のことが多く、その分たくさんの出来事があった(=時間が長い)と感じるけれど、大人になると、「経験」によって処理できることが多くなり、その分、新鮮さや強い印象が薄くなるという説です。

 歳を取ると、新鮮な感動などが薄くなる・・・。

 先日、免許更新に行った時、まず40分行列に並び、その後また30分講義が始まるのを待ちました。若い頃ならイライラしていたでしょうが、先日は案外あっという間だったのに我ながら驚きました。

 その時、「こんな風にしてあっという間に時間が過ぎていくのだなぁ・・・」としみじみ思いました。
 今年の大晦日頃にも、「今年もあっという間だったなぁ・・・」と振り返るのでしょうか?

 1日が長かった頃が懐かしく思えます。

  
〜 日短し、人生もまた 〜
2013年1月11日(金)  No.3477

ほぼ終了
 今日もまたまた土蔵の整理。午前中に職員さんたちが頑張ってくれたので、かなり進んでいました。

 思い切ってどんどん捨てればスッキリするのですが、それぞれに歴史のあるものですから捨てるわけにはいきません。よほど無用だと思う物以外は、破損したりしたものでも捨てずに保管。でも、置き方を工夫したので、かなりスペースが空きました。

 今日もいろいろなものが出てきました。

 梵鐘の文字の鋳型。煉瓦のようなものに文字が浮き出ているので、最初は何だろうと思いましたが、文字を見たりよく考えたりして、ようやく鋳型であることがわかりました。

 御本尊の‘レプリカ’も出てきました。

 「本尊」と書いた長持ちがあることは前から知っていましたが、何かの時に運び出すためのもので、中は空だと思っていました。ところが、今日開けてみてビックリ! 御本尊そっくりに作られた像が1体、綿の布団に大切に包まれて入っていました。

 蓮台や光背はありませんし、乾漆造に金箔を施してあるなど多少は違いますが、手の印相などは同じ。おそらく、出開帳用の仏様ではないかと思います。

 古文書を置くために始めたろ今回の土蔵整理。いろいろな‘副産物’がありました。

 古文書の収納はこれから。寒い土蔵での地道な作業になりそうです。

  
〜 御本尊の写しの阿弥陀如来 〜
2013年1月10日(木)  No.3476

免許更新
 今日は免許証の更新に行きました。

 京都府の運転免許試験場は京都市の南端にあるので。外回りでそちらの方面に行くのにあわせて今日にしました。

 コンビニの駐車場で洋服に着替え、お昼を買って、会場に着いたのが、受け付け開始50分前。それから車中でお昼を食べ、少しテレビでも見ていようかと思いましたが、次々と人が入っていくので、立って待つのを承知でボクも車から降りました。

 行列はまだ40人ほどでしたがその末尾に付き、待つこと約40分。ようやく受付開始。事務手続きは順調。どう使われるかわからない安全協会の会費はパスをして、視力検査、写真撮影を経て、講習会場へ。

 講習開始までまた30分待ち。待ち時間に事故の映像やシートベルト未着用の時の映像が流されていましたが、2007年には重症3人、ボクだけ打ち身という事故に遭い、去年は梯子から転落。そういう場面を見ると、痛さが蘇ってきます。だから、ずっと寝たふりをしていました。

 講習は30分間なのであっという間に終わり、免許証を受け取ってすべてが終わりました。受付開始が1時、免許を受け取ったのが2時10分。最短コースでした。

 あー、これで面倒くさいことがひとつ片付きました!

  
〜 終わってガランとした待合室 〜
2013年1月9日(水)  No.3475

土蔵整理
 今日も土蔵の片付け。

 職員さんの頼もしい加勢を得て、着々と作業は進みました。作業は、昨日頭の中で行ったシミュレーション通り。いい感じです。

 古文書収納用の書庫も届きました。ただ、思ったよりも少し小さかったので、すべての古文書を収納できるかどうか心配です。

 御本尊の御影を彫った大きな版木も出てきました。これは大きな発見でした。他にもいろいろな版木が出てきました。一度、実際に刷ってみて調べてみないといけません。そうすると、どんな行事をしてきたか、どんなことに‘人気’が集まっていたのかなどがわかるでしょう。

 マスクをしていても鼻の穴が真っ黒になるほどの埃。服ももちろん埃だらけです。

 でも、何十年ぶりかの土蔵の整理は、確実な‘収穫’がありそうです。

  
〜 長持ちの並ぶ土蔵の2階 〜
2013年1月8日(火)  No.3474

土蔵の大整理
 今日は昭和天皇のご命日。東山の門跡寺で法要がありました。丸24年経ったのですね。月日の経つのは早いものです。

 2時頃に戻ると職員さんが樋に溜まった落ち葉の掃除をしていました。3人がかりでやっているので、加勢はしませんでした。

 ボクは土蔵の片付け。古文書を収納する書庫が明日届くので、それを置くスペースを確保しなければなりません。あわせて土蔵の大整理をするつもりです。

 土蔵には大切な物も入っていますが、捨てるに捨てられないものもたくさん入っていて、それが大きなスペースを占めています。今回もほとんど捨てませんが、積み上げるなどして場所を空けようと思っています。

 今日はとりあえず、どこにどういう種類を集めるかをシミュレーション。少しやっただけで、全身ホコリまみれ。マスクを取ったら、鼻の周りが黒くなっていました。

 明日は少し時間が取れるので、職員さんに手伝ってもらって大整理をするつもりです。でも、当面、この作業は続きそうです。

  
〜 樋掃除をする職員さん。落ちるなよぉ〜 〜
2013年1月7日(月)  No.3473

池に氷が張る
 「今朝も冷たいなぁ」と思っていたら、2ヶ所ある池の両方に氷が張っていました。池に氷が張ることはそう頻繁にあることではないので、「えっ、そんなに寒いの?」と思いました。

 寺務所に行って灯油ストーブのスイッチを入れると、室温は「0」。この冬2回目です。

 その後、また市内を回りましたが、市街地では防火用バケツに氷が張っていませんでした。溶けたわけではなく、「氷が張ることはほとんどありません」とのこと。市街地と境内とはやはり温度が違うことを実感しました。

 後から調べてみると、今朝の最低気温は気象台で−2.3度。ということは、境内では−3〜−4だったのでしょう。寒いわけです。

 年頭回礼も今日で終わり。ちょっと大変でしたが、いろいろなお宅を回って、たくさんの方に出会い、ご家族にとって佳き年となるよう願いつつ護符をお渡しする。いい時間でした。


 今日は軒数も少なかったので、1時半頃には帰着。帰ってから、土蔵の照明を改善する作業をして、完成させました。外作業の減る寒中を利用して、明るくなった土蔵の大掃除をしようと思います。

  
〜 凍った池。子供の頃は石を投げました 〜
2013年1月6日(日)  No.3472

今日は車で
 今日も護符を持って年頭回礼。

 寒さは昨日よりもましでしたが、少し遠くまで行くのと、道が比較的広くて車を停車しやすいので、バイクはやめて車にしました。

 取り回しなどは面倒ですが、寒さはやっぱりバイクとはまるで違います。50軒の家を回って、2時過ぎには自坊に戻りました。

 車を運転して少々肩が凝ったので、今年初の植木屋作業で体を動かしました。

 酔芙蓉の挿し芽用の枝をビニール袋に入れて土中に埋め、差す時期が来るまで保管しました。哀れな姿になってきた野路菊も整理しました。

 あ〜、体を動かすのって、気持ちいい! 寒さもちょうどいい具合でした。

  
〜 公園で見た変な根?幹?のプラタナス 〜
2013年1月5日(土)  No.3471

年頭回礼
 今日から護符を持って年頭回礼。

 屋根や木々はうっすら雪化粧。苔の上は真っ白。今日はバイクで回るのに・・・。

 下着を重ね着して、カイロも2つはり、袖からの風を防ぐために作務衣の上着を僧衣の下に着て、いざ出発! 今日は50数軒を5時間ほどで回りました。

 なまら寒い! 除夜の鐘の比較ではありません。カイロの温もりなど、何も伝わってきません。寒くて頭が痛くなってきました。何回も公衆便所に行きました。

 途中、雪が断続的に降って、護符が濡れて汚れはしないかと気をつかいました。


 2時頃帰って来て、今日は電気屋仕事。からだの芯まで冷えきっていますが、こんなことに負けてはいられません。

 昨年いろいろ調べた古文書を、火事などに遭った時のことを考えて、土蔵に移すことにしました。土蔵には新たに書庫を置きますが、それが8日に納品されます。

 土蔵は薄暗いので、作業をするにも、ちょっと閲覧するにも、不便です。薄暗いところに何が収納されているかも、これから調べたいと思います。植木屋仕事が減る時期、ちょうどいいタイミングです。

 そのためにまず照明を増やそうと、年末に器具を買っておいたのです。その取り付け工事。

 半分出来て、土蔵の2階は明るくなりました。残りは明日?

 明日は小寒ですねぇ。これからますます寒くなります。

  
〜 鮮やかな寒椿 〜
2013年1月4日(金)  No.3470

初護摩
 今日は初護摩。毎月3日は護摩供法要ですが、1年の最初となると、また気分も新た。貫主が導師を勤め、執事2名が横に付きます。

 初護摩の時には、年末に作っていた護符の御加持をするので、そういう意味でもいつもの護摩とはまた気持ちが違います。

 約1時間の法要を終え、自坊に帰ったら、さぁ、護符の発送作業。

 近くの檀家さんへは明日から3日間の年頭回礼で護符を持参しますが、市内でも少し遠い方には郵送します。その数は、ホームページ関連でお送りする方を含めると約350。

 お昼前から封筒詰めを始め、来客対応の合間もずっと続けて、夜の9時半頃にようやく完成。明日、宅急便のメール便で発送します。

 今日で三が日も終わり。もうしばらく、正月関連の行事が続きます。

  
〜 初護摩の様子 〜
2013年1月3日(木)  No.3469

出足ゆっくり
 2日はお参りの方の出足も遅い目。きっとゆっくり寝ている方が多いのでしょう。最初の方がお越しになったのは9時半頃でした。

 待機している間に、昨日届いた年賀状にようやく目を通しました。

 お越しになった方は昨日よりは少なかったですが、ゆっくり話して行かれる方も多く、今日も結構玄関に出ずっぱりでした。

 昨日から立ったり座ったりばかりなので、足や腰に疲れがたまっています。寝不足には極めて弱いので、昨夜はたっぷり寝たのにまだ眠たいです。

 それにしても、テレビのつまらなさ。同じお笑いの人や似たような番組があっちでもこっちでも。よかったのは箱根駅伝だけでした。

 今日も早く寝ようっと!

  
〜 本坊の台所の大黒さま 〜
2013年1月2日(水)  No.3468

いつもながらの元旦
 除夜の鐘を終えて2時半頃に寝たのに、元旦は5時には起きなければなりません。急いで着替えて、本堂へ。6時から元旦のお勤め「修正会」です。

 終わって、一山で拝賀式を行い、自坊に戻ったのが8時過ぎ。それから自坊の修正会をして、ようやく9時前にお屠蘇。さぁ、お雑煮を食べようと思っていたら、檀家さんが年始に来られました。それから2時半頃までは息つく暇もないほど。

 お正月に来られた方にはお抹茶をお出しするので、お菓子を先ず出して、それからお抹茶。家族で来られる方が大半で、中には10人を超える‘団体’も。玄関に座りきれない時は座敷に上がっていただいたり。

 立ったり座ったりお辞儀をしたりで、もうクタクタ。それに眠たい・・・。ようやく2時半頃にお昼を食べて、それからまた対応。

 4時前に寺務所に行って、年賀状を種分けしたり、拝賀式の洗い物をしたり。

 暗くなってから来られる遠方の方も時にはあるので、6時を過ぎてようやく僧衣を脱ぎました。

 とにかく眠たい・・・8時半頃には寝てしまいました。

 お正月って、毎年こんな感じです。一度でいいから、やってみたいです寝正月。。。

  
〜 好天の元旦の木立 〜
2013年1月1日(火)  No.3467

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
[日記一覧]
shiromuku(fs2)DIARY version 1.25