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2012年10月の日記

お手伝い
 今日は大津・坂本で行われる講演会の手伝い。ボクが委員をしている会の企画なので、受付誘導などをしました。

 演者は千日回峰行者さん。話はそれほど上手とはいえませんが、ほのぼのとした人柄が伝わってくるいいお話でした。

 朝行って夕方帰って来たので、今日はこれで終わってしまいました。いいお天気だったのに、ちょっと勿体なかったです。


 早朝、本堂に観経曼荼羅を吊しました。明日からの予定を繰り上げて、今日から特別公開です。

 留守中には、電気屋さんが屋外用スピーカーの交換に来てくれました。今まではトランペットスピーカーが付いていましたが、キンキンした独特の音質なので、もう少し‘普通’の音になるように交換してもらったのです。

 5日からはお十夜も始まり、鉦の音がスピーカーからも流れます。さて、どんな音がするでしょうか? もうそんな季節です。

  
〜 募金を集める‘しょうぐうさん’ 〜
2012年10月31日(水)  No.3405

制札の移動
 今日も本職の植木屋さんが仕事をしている回りでゴソゴソ。

 午後、植木屋さんの番頭さんの手には、朝はなかった分厚い包帯が・・・鉈で指を切ったのだそうです。鉈の刃は骨で止まったとか・・・骨に異常がなくてよかったですが。


 写真撮る時にいつも邪魔になっていた「たき火・たばこ禁止」の制札。今年になってから石を配して苔を貼り、ずいぶんきれいになった本堂の北西側には、無粋な制札が立っていました。

 「少し移動しよう!」と思っていましたが、勝手に動かせません。「たき火・たばこ禁止」の制札は市の条例で定められたもので、消防局が管轄しています。今日、移動することを心に決め、「後で怒られるといけないから、一応、連絡しておこう」と消防署に電話をしたら、「すぐに行きます」と署員さんがバイクに乗って来てくださいました。

 理由と移動先を提示して協議している間に、職員さんが制札の根元を掘り起こしました。最後は、消防署員さんと職員とボクで引っこ抜き、職員さんは続いて立て替える場所の穴掘り。ボクは引っこ抜いた後を埋めて、苔貼りをして復旧。そのうちボクも穴掘りを手伝って、制札を立て直しました。

 制札がなくなった本堂脇の景観はグッとよくなりました。日が傾いていく頃の西日越しのもみじは実に綺麗です。撮影ポイントが増えました。いいわぁ〜


 植木屋さんも今日で終わり。次は紅葉が終わって年を越してからの寒肥作業です。境内も着々と紅葉期の準備が進んでいます。年々、境内がきれいになっていきます。

  
〜 今まではこの景色の中に制札が入っていました 〜
2012年10月30日(火)  No.3404

一周年
 今日は転落事故1周年。去年の夜は、病院のベッドの上で唸っていました。

 痛かったことは忘れて、何だか懐かしいなぁ〜 入院生活は、本当にゆっくりしていていました。ベッドの上から動けないのですから、すっかり諦めがついて、すごくいい休養になりました。いろいろ勉強にもなりました。

 すっかり治ったかといえば「?」ですが、まぁ、いい線いっているのではないでしょうか、登山もできましたし。


 今日は、‘本職’の植木屋さんが桧などの枝打ち作業に来てくれました。今まで、桧などの手入れはほとんどしたことがなかったのですが、大きくなって枝が垂れ下がって景観が悪く、日陰を作ってもみじなどの日当たりが悪くなったり、屋根に落ち葉が積もったりするので、ここ数年、順次剪定してもらっています。

 去年、ボクが落ちたのも、自分なりに枝打ちをしていた時でした。

 今朝は、何人かの人から「本職の邪魔をしないで、おとなしく見ていてください」というメールをいただきました。邪魔はしませんでしたが、近くに植えてあった藤袴を刈り取ったり、回りをウロウロしつつ、「あの枝も切って」などと植木屋さんに‘ちょっかい’を出していました。

 作業はまだ続きますが、スカッ〜ときれいになりました。本堂から比叡山が、池の端から大文字山が、大玄関から塔が、本坊前から本堂の大屋根が、見えるようになりました! もみじにも日が当たって綺麗です! いいわぁ〜

  
〜 枝打ちによってよく日が当たるようになったもみじ 〜
2012年10月29日(月)  No.3403

ジャム坊さん
 今日は雨。外の作業はできません。仕方なしに、自坊でデスクワーク。そればかりでも飽きてくるので、丸っきり趣向を変えて林檎ジャム作り。

 仏前に御供えした果物は、下げる時には食べ頃を過ぎていることが少なくありません。林檎の皮にも張りがありません。でも、捨てるのは勿体ないし・・・。

 ということで、林檎ジャム作り。結構、定番です。難しいことはしません。林檎の皮を剥いて、煮るだけ。時にはレモン汁を入れたり。シナモンは必須です。

 朝のテレビで、糸井重里さんが林檎ジャムは途中で火を止めたほうがよく出来るのを発見したと言っていたので、そうしてみようと思っていたのですが、鍋をかけていることすら忘れていて、危うく焦がすところでした。結果は、ドロドロのペースト状。好みからいうと、少し原形を留めていて欲しかったのですが・・・。適当に入れた砂糖は多すぎました。まぁ、いいか。

 食パンは冷凍室にいっぱいストックしてあるので、明日は昨日買ってきたブルーベリージャムと自作の林檎ジャムを楽しもうっと!

 ちなみに、お下がりのグレープフルーツは、血液サラサラ効果を期待して、絞って飲んでいます!

  
〜 雨上がりに陽が差した石畳 〜
2012年10月28日(日)  No.3402

今日も青竹交換
 今日は自坊の蹲の掃除と筧の青竹交換。

 自坊の筧はいつも秋に交換するのですが、去年は怪我をしたので交換していないかも知れません。掃除もしていないかも知れません。

 自坊には蹲が3ヶ所あります。

 何気なく石が並んでいるように見えますが、石の並べ方には決まりがあります。まずは、手水鉢。水が張ってあるメインの石です。その手前正面には「前石」。手水鉢と前石の間の左右には、「手燭石」と「湯桶石」があります。それらの石に囲まれた低い部分が「水門」。小石などが敷いてあり、水が流れていきます。

 水門のところは落ち葉や土が溜まって、敷いてある石もかなり汚れたり、苔むしたりします。その掃除がまず大変。

 それから筧の交換。竹の太さ、長さもまちまちなので、一つ一つ合わせて交換です。

 11月に行う「かふぇ水琴窟」の見せどころは、その名の通り水琴窟です。水琴窟を仕込んだ蹲もクリーンアップ! でも、落ち葉がどんどん降ってくるので、本番までにまた汚れてしまいそうです。

 結局、半日以上掛かって作業は終了。まだ、庭の掃除などが残っています。

 明日は雨でできないし・・・11月はすぐそこ。気が急きます。

  
〜 水琴窟のある蹲 〜
2012年10月27日(土)  No.3401

かけひを青竹に
 昨日、青竹をもらったので、早速それを使って本堂前の手水舎と書院の蹲の筧を青竹に交換しました。

 やっぱり青竹はいいですねぇ。清涼感もあるし、場がピシッと締まります。

 筧の交換は本坊であと2ヶ所。自坊の筧3ヶ所も、11月のカフェに備えて交換しなければなりません。結構手間がかかります。

 最近、眠たくて仕方ありません。ご飯食べたら覿面、眠気が襲ってきます。布団に入っても、3分と経たないうちに眠りにつきます。

 春夏秋冬、暁を覚えずです。

  
〜 手水舎の新しい筧 〜
2012年10月26日(金)  No.3399

看板更新
 紅葉期に向けて、境内の掲示の更新作業をしました。

 看板で一番多いのは「三脚禁止」。これは、大多数の社寺等で禁止になったので、三脚を持ち歩く人が激減し、自ずと守られるようになりました。守らないのは外国人。中でも中国人。字が読めないのですから、仕方ないです。

 今まで「猫に食べ物を与えないでください」だった看板には、「団体の境内での飲食は禁止です」がプラスされました。

 境内で個人的にお弁当などを召し上がるのはいいですし、そのためにベンチまで置いていますが、いきなり何十人という団体がどっと押し寄せてブルーシートを敷いて食事をするのはお断りです。中には、お酒を飲んでワイワイという団体も。注意すると、「ダメだとはどこにも書いてない」と逆ギレ。

 そういうのは大概が高齢者の多い「歩こう会」です。いつも、歩こう会をやり玉に挙げますが、マナーは悪いし、逆ギレはするし、掌すら合わせません。本当に困ります。

 看板は数的には減らしました。看板が多いのは、感じ悪いですから。でも、「そんなこと書かなくても常識だろう・・・」と思うことすら書かなければいけないのです。

 今年、書院の畳をめくるという‘荒技’を見せた人がいました。畳には茶道用「炉」が切ってあったのですが、それをめくっていたのです。見つけて注意すると、「どこにもダメだと書いてない」。60半ばの人でした。

 参道には、「真如堂 もうすぐ」「真如堂 この坂を上がりきったら」という掲示も出しました。頑張って坂を登ってください。

 いろいろなことが起きる紅葉シーズンがやってくるかと思うと、気が重いです。

  
〜 無粋な看板 〜
2012年10月25日(木)  No.3398

ややこしかぁー
 今朝は寒かったぁ〜

 昨夜寝る少し前に紅茶を2杯飲みました。コーヒーや紅茶で眠れなくなることはまったくありませんが、夜中にトイレに3回も起きてしまいました。

 そのうち1回はついで。無言電話が2回あって起こされてしまったついでです。無言電話、腹立つ〜 今日はちょっと対策をしました。


 今日はややこしい日でした。

 電気○◇△という学会の大学の先生とか業者の人が、落雷のことを調べに来訪。来るということは行政を通じて聞いていたのですが、はっきり時間も人数も調べたいこともまったく連絡がなく、いきなり17人がどっと押し寄せました。

 10年ほど前に本堂が被雷した時のことを聞かせて欲しいというのですが、資料も用意してないし、記憶もあやふや。現地を案内しましたが、「こんなことで何の調査になるのだろう?」という感じ。

 わざわざ東京から来るのなら、もう少し打ち合わせをしてからにすればよかったのに。勿体ないです。


 朝から、防犯機器の点検。今年から業者を替えたので、センサーや受信機などの機器の位置から説明しなければなりません。そういうリスクがあっても替えたかったのですが・・・。

 ようやく午後から点検作業。寺務所には頻繁に出入りされるし、ベルは何回も鳴るし、まったく落ち着きません。まぁ、仕方ありません。

 5時前にようやく終了。何だか気疲れしました。業者の人もお疲れでしょう。


 そういう合間を縫って、ボクは枯れ枝除去や小木の剪定作業。いつ現場に呼ばれても行けるように、半分待機状態だから、本腰を入れてはできませんでした。


 最近、日が傾いてから本堂を背にして見る景色が、色とりどりでとても綺麗です。今のうちは静かなので、そんな景色をゆっくり楽しめます。

  
〜 夕方の景色 〜
2012年10月24日(水)  No.3397

霜降
 朝からちょっとした嵐。雨があがったら寒い風。「木枯らし1号」にはならなかったみたいですが、今日は「霜降」。また冬に近づいた実感がしました。

 雨で外作業が出来ないので、デスクワーク。何だかぜんぜんはかどりません。まぁ、こんな日もあります。


 檀家さんに来月のお十夜の案内や寺報を送るために、夜は文章を書いたり、印刷をしたり。

 7月に買った中古の印刷機は快調です。パソコンからダイレクトに印刷でき、写真もちゃんと網を掛けて刷ってくれます。今までのような面倒な作業がなくなり、しかも綺麗。技術の進歩を体感しました。

 まだ、折って封入し、発送する作業が残っています。数日はこれにかかりそうです。

  
〜 夕方、雨上がりに差してきた陽の光 〜
2012年10月23日(火)  No.3396

カメラ壊れる・・・あちゃぁー
 今日は京都三大祭りの一つ、時代祭。

 行列はお昼からですが、その前に出発地の御所に行列が集結してくるので、今日はそれを避けるように移動。

 祭り見物のツアーバスもたくさん走っていましたが、渋滞に巻き込まれずに済みました。


 夜は雨になるというので、紫陽花やホトトギスなどの植え替え作業をしました。

 ちょっと写真を撮ろうとポケットのカメラを出すと、何と!液晶のカバーが割れているではありませんか! 幸い、液晶本体は大丈夫なようで、画像は写ります。

 そういえば、昨日、何かの拍子にパキッと音がしたような・・・。

 カメラは、ケースに入れて常にポケットの中に持っています。液晶部分を内側にしているので、よほどのことがないと壊れないはずなのですが・・・昨日は‘余程のこと’はありませんでしたし。

 使えるから我慢するかなぁ。

 オークションを見ると、同機種のジャンク品が結構ありました。入手して、液晶部分だけ交換しようかなぁ。

 スマホを買ってもこういうことになりそうなので、従来の二つ折りの携帯がいいのです。

  
〜 割れた液晶カバー 〜
2012年10月22日(月)  No.3395

日吉神社神幸祭
 秋晴れの日。境内を訪れる人も多かったです。

 今日は真如堂の鎮守社である日吉神社の神幸祭。御輿が本堂前に参来し、真如堂一山の僧衆が読経する中、神主さんや氏子総代たちが焼香。その後、獅子舞や太鼓、よさこい?の奉納などが行われました。

 先週と今週はこの近辺のお祭りが集中しています。銀閣寺の横の八神社の祭礼も今日でした。

 お天気でよかった!


 今日は法事もなかったので、少し庭仕事が出来ました。

 昨年の今頃は、紅葉までに境内を綺麗にしようと結構焦っていたのですが、今年は職員の皆さんの頑張りのお陰で、気持ちもゆったりしていられます。枯れ枝除去も、もうほとんど終了です。

 今日は、紫陽花園の手入れなどをゆったりとしました。

  
〜 日吉神社の御輿。後ろは女御輿 〜
2012年10月21日(日)  No.3394

今朝、袈裟を忘れる
 朝、小用を足しに寺務所のトイレに行きました。

 トイレなどに行く時は、僧衣を脱ぐか、無理ならば袈裟を外すことになっています。脱ぐのは無理だったので、袈裟を外して、トイレの外の消火器の上に置きました。

 バイクに乗って檀家宅に行き、家に入る時に首に袈裟を掛けようと袂に手を入れましたがありません。ないはずです。袈裟はトイレの前の消火器の上。

 袈裟を外す時はいつもなら袂に入れるのですが、なるべく袈裟を折り畳みたくなかったので、消火器の上に置いたのでした。

 袂に手を入れても袈裟がない・・・すぐに置き忘れたことに気が付きましたが、取りには戻れず。檀家のおばあさんに、斯く斯く然々で置き忘れてきたと説明しました。「私と一緒」だと言われました・・・。

 2軒目の檀家宅へ向かいましたが、袈裟無しで拝むなど、どうにも決まりが悪い気がしてなりません。

 幸い、少し大回りしたら天台宗の法衣を扱っている店があるのに気が付き、「土曜日だけど開いているかなぁ」と思いつつ寄ってみたら、のれんが掛かっていました。「やった!」

 「天台の冬の話袈裟を見せてください」と頼むと、15種類ほど出して来てくれました。柄はみな違い、値段も5千円ぐらいから3万円ぐらいまで。‘よそ行き用’の袈裟がなかったので、ちょっと奮発して1万5千円ぐらいのものを求めました。

 「していきますから、このままでいいです」とその場で首に掛けて店を出て、バイクに乗る時には外して(風に煽られるので)、次のお宅に向かいました。

 やはり、袈裟をして読経すると落ち着きます。‘形’って大事ですね。

 寺務所に寄って袈裟を奪還し、買った袈裟は自坊に戻って法衣箪笥にしまいました。しばらくは使いません。

 最近、こんなミスが増えました。忘れないようにと、机の上はメモだらけ。メモを見ることを忘れてしまいます。トホホ。

  
〜 法衣の通販ページ 〜
2012年10月20日(土)  No.3393

庭の名は?
 午後からは大津で会議なので、それまでに作りかけの庭を完成させたいと、7時半過ぎから作業。

 前日に採って置いた秋海棠・シャガ・吉祥草、早朝掘り起こした千両を両手いっぱい持って本坊へ。

 まずは石を据える作業。要らなくなった石の柵や玉垣の部材を運び込んで三角形になるように穴を掘って立てました。特大の鬼瓦が藪のあり、誰にも見られずに放っておかれていたのですが、勿体ないので死角になる位置ながら据えました。これは相当重たく、一輪車に何とか載せて、狭い通路をギリギリ通り抜けて、ようやく搬入しました。

 後は植栽の植え込み。露出している水道のバルブを丸瓦で隠したり、最後の掃除などをして、ちょうどお昼に完成!!

 正面から見る庭、トイレから出てきた時だけ見える景色。なかなかいい出来です。

 作りながら、「何という庭にしようかなぁ・・・」と考えて、「あっ、これがいい!」と思いついたのですが、何だったか忘れてしまいました。大した名前ではなかったみたい・・・。

 今は赤土がちの庭ですが、苔がむしてくるといい感じになるでしょう。あとは自然任せです。

  
〜 トイレを出た角度から見た庭 〜
2012年10月19日(金)  No.3392

‘地雷’
 今日は、天台宗の京都にあるお寺合同の写経と講演の会が真如堂でありました。参加者は250人ぐらい?

 本堂も書院も使い、お天気は悪くて外作業が出来ないとあって、境内掃除の当番にあたった職員さんは、「何をしようか・・・」という状態。今日は外の当番が4人もいるのに・・・。盆栽の石庭に苔を張り直してもらったり、作業道具などの置き場を整理してもらったり。それはそれでよかったです。

 ボクも受付などを手伝いましたが、係の人たちがいろいろやるので、後は出番はナシ。作庭の続きをやるわけにもいかず、デスクワークをしたり、細々としたことをしたり。ウズウズ・・・。まぁ、こんな日もありますねぇ。


 それにしても恐い遠隔操作ウイルス。ウイルス自体も恐いですが、無実なのに逮捕してしまう警察はもっと恐い。

 警察にはあらかじめ作った筋書きを立証するための操作を重ねていく傾向がありますね。‘あらかじめ作った筋書き’が間違っていても、なかなかそれを修正できず、場合によっては証拠をねつ造したり、不都合な証拠は廃棄したり。そうして犯人に仕立て上げられていく恐さ。いつ自分がそんな目に遭わないとも限りません。

 パソコン、スマホと、ネットなしでは考えられない社会。‘地雷’もあちこちに埋まっていますね。

  
〜 だんだん小振りになってきた酔芙蓉の花 〜
2012年10月18日(木)  No.3391

英文パンフ作り
 午前中から雨になりました。

 作庭作業は出来ないので、デスクワーク。英語版パンフレットを印刷することにしたので、その完全版下作り。版下のデーターを印刷屋さんに送れば、3日ほどで仕上がってきます。カラーコピーの半額以下の値段です。

 英文は、英語を使う仕事に携わっている職員さんの娘さんと何回かメールのやりとりをしつつ翻訳などしてもらい、完成。

 外国人にどこまで説明するかは、‘基礎知識’自体が違うので難しいですが、日本語パンフ以上に詳しい部分、カッとした部分も交えて作りました。

 後は写真を編集してはめ込んだりしつつ、今月中の完成を目指します。初版3000部でいいかな?

 こんを詰めて画面を覗き込んでいると、首に堪えます。やっぱり、‘庭師’がいいです。

  
〜 カラスにやられて、今年はこれだけ 〜
2012年10月17日(水)  No.3390

作庭進む!
 昨日の続きの庭造り。

 自然石を搬入して「三尊石」のように組んでみましたが、ぜんぜん上手くいきません。
 職員さんたちが見に来て、「それをこっちに」とか「それはないほうがいい」と言われ、結局、昨日搬入した石灯籠の棹石・中台・宝珠の3つを使って正面部分を組んでみました。

 軒内には通路で掻き集めてきた砂利を撒き、元からあったカルミヤの木を少し動かしたり、春蘭を足元に植えたりして、大まかなところが出来ました。

 作庭のセオリーに則しているかわかりませんが、何となく落ち着いて見えるので、まったく反しているということはないでしょう。

 写真には写っていない左側は、トイレから出てきた時だけ見えるスペース。ここにもちょっとした石を置きたいと思っています。

 紅葉シーズンまでに完成させたいですが、1日に何時かもできないので、なかなか進みません。

 でも、最初よりはうんとよくなりました!

  
〜 作庭進捗状況 〜
2012年10月16日(火)  No.3389

作庭開始!
 書院のトイレに向かう廊下脇の6畳程度の空き地が、どうも締まりが悪いというか、雑然としているというか・・・。ずいぶん前から気になっていました。

 茶所の裏に、石灯籠の‘棹’の部分だけが転がっていたので、それを使ってちょっとした庭が造れないかと、とりあえず書院まで運んでみました。

 書院の裏には、やはり壊れた灯ろうの‘基礎’と‘中台’、別の石灯籠の‘宝珠’が転がっています。それも何とか使えないものかなぁ・・・。

 本で、石の組み方などを見てみましたが、それをどう応用するかが問題。灯籠のパーツや玉垣の部材など加工された石を使って、何か面白い庭が造れないかなぁ・・・。

 頭を捻っても何も浮かびません。

 とりあえず、軒内の部分に砂利を敷くか、たたきにするかで、ピシッと締めようと思い、棹石を運んで縁石にする作業を始めました。

 今日はドカタ作業をすると汗をかくようなお天気。シャツ1枚になって、棹石を埋める細長い穴を掘りました。難しい作業ではないので、小一時間で縁石設置がほぼ終了。

 目論見通り、ダラッとしていた空き地に締まりが出てきました。砂利を敷くかどうかは後にして、とりあえず‘棹’と‘中台’を搬入して、無造作に置いてみました。

 さて、どうしよう・・・。

 重たいものなので、あっちへやったりこっちへ動かしたりというのも骨が折れます。まずは頭の中で構想を練って・・・。

 はい、今日はここまで!

 しばらく悩みそうです。楽しい悩みです。

  
〜 作庭開始! とりあえず搬入はしたものの〜
2012年10月15日(月)  No.3388

引声、初日
 今日から3日間、「引声阿弥陀経会」の法要。引声は真如堂の御本尊の作者であり、来年1150回忌を迎える慈覚大師円仁によって、唐の五台山から招来されたといわれています。

 1年に1回、3日間しか唱えない節なので、初日の今日はなかなか調子が揃いません。所作などもところどころでバラバラ。

 日曜日で参列の方も10人ほどおられたのに、ちょっと格好が悪かったです。

 ほぼ1時間、そろりそろりと歩くので、この法要の時は決まって腰などが痛くなります。法要は、明日・明後日も続きますが、先日来の首の不調に加え腰痛はちょっとキツイです。

 午後は電気工事をしたり、酔芙蓉に液肥を施したり。ちょっとヒンヤリした日でした。

  
〜 引声の荘厳に模様替えされた本堂内陣 〜
2012年10月14日(日)  No.3387

クラッシュ予告か?
 今日は某家初代内室の317回忌。一山総出仕の大きな法要でした。


 夜中、時計代わりに使っている携帯電話のサブディスプレイが表示されなくなり、一々二つ折りを広げないと時間がわからなくなってしまいました。

 クラッシュの前兆でしょうか?

 スマホは要らない。ガラケー(ガラパゴス携帯=日本独自で出回っているケータイ=他の島との接触が無かったために独自の進化を遂げたガラパゴス諸島の生物となぞらえた)で充分。そろそろ買い換えないとダメかも知れません。

 それにしても、ガラケーは選択肢があまりありません。困りました。

 とりあえず、電話帳のデータなどをパソコンにバックアップ。クラッシュに備えました。

  
〜 蓮鉢(写っていない)の丸い水面の反射に照らされた板戸 〜
2012年10月13日(土)  No.3386

スペシャルコレクション
Googleのストリートビュー・スペシャルコレクションから境内や建物内を撮影させて欲しいという依頼がありました。

 ストリートビューは道路の沿線の風景などをGoogleマップ上で見ることができるというものですが、スペシャルコレクションでは、寺社仏閣、行楽地や観光名所no
敷地内を、場合によっては建物内まで見ることができるようにするというものです。

 依頼文には、過去から受け継いだ遺産をデジタルアーカイブするためとか障害者のためなどとも書かれていました。

 その依頼文の胡散臭さはもちろんですが、「なんでGoogleにそんなデーターまで提供する必要があるの? それが将来どんな使われ方をするかわからないのに」と思ったので、即断りました。

 正確な文言は覚えていませんが、かつてGoogleは世界のすべてをデーター化するというようなことを言っていました。そんな戦略の一環として、境内や建物の中の映像まで取り込まれるのに協力する理由はありません。

 パソコン大好きなボクです。でも、何でもかんでもパソコンやスマホで検索すれば出てくるのは便利に違いありませんが、果たしてそれが本当にいいことなのだろうかと疑問に思います。‘大切なもの’をどんどん失っている気がします。

 お寺は五感で体験するものだと思います。画面の中で境内を擬似的に移動する・・・そんなことに‘荒らされ’てしまわない、‘行ってみて体感する’境内を維持したいと思います。

 断った時、Googleの担当者は「スペシャルコレクションで取り扱われるのは名誉なことなのよ。それをどうして断るの?」と言いたげでした。

 Googleは日に何十回と使っていますが・・・。


 ここしばらくは法要ラッシュです。

  
〜 何だか紅葉っぽい 〜
2012年10月12日(金)  No.3385

秋深まる
 少し涼しくなっただけで、木々の葉の色が変化してきました。

 自坊のアメリカハナミズキは一気に紅葉が始まりましたし、本堂前の花の木も枝先から紅葉が進んでいます。

 「釣瓶落とし」という言葉は、釣瓶を知らない若い世代にとっては死語のようなものですが、最近の日の暮れ方はまさに釣瓶落としです。

 あれだけ暑かった夏は、どこへいったのでしょう? 暑さが懐かしくさえ思えてきます。

 午後少しだけ境内整備。枯れた桜の木を根元から1本切りました。他にも根元から切り倒したり、大きな枝を切り落とさなければいけない木があります。松枯れの兆候の出始めた大きな松は、植木屋さんに任せましょう。

 境内を一回りしただけでも、やらなければならないことがあっちにもこっちにも転がっていて、切りがありません。

 職員の皆さんがすごく頑張ってくださっているので、今年は焦らず無理をせず、ぼちぼちやろうと思っています。去年の失敗の轍を踏まないように・・・。

  
〜 まだまだ盛りの酔芙蓉 〜
2012年10月11日(木)  No.3384

パンの耳
 午前中の檀家参りを終え、大津坂本へ直行。途中、マクドナルドのドライブスルーでハンバーガーとコーヒを買って、坂本の駐車場で食べた後、まだ少し時間があったので、近くのパン屋さんに寄ることにしました。

 坂本はボクにとって高校の2年間を過ごした地。若い頃は寮の食事だけでは寝るまで保たなかったので、夜食に湯沸かしの電気ポットでインスタントラーメンを作ったり、冬はストーブの上で餅やパンを焼いたりして食べていました。

 紅茶のティーバックなどは、飲んだ後に一度乾かせば色だけは出たので、干しては2、3回使いました・・・味はしませんでした。

 寮から2〜3分の、食パンの耳を分けてくれる近所のパン屋さんの店頭には、‘運が良い’と、きれいな奥さんがおられました。年の頃なら30歳過ぎぐらい。寮生の憧れの的でした。

 「憧れの的」は寮の近くの家に住んでいた女学生もそうでした。その子が通学のために寮の前を通る時、寮生たちが奇声をあげたりしたので、親からクレームが来て、寮監から大目玉を食らったこともありました。

 「そうだ、西洋軒で食パンを買ってこよう!」と店へ。店はずいぶん前に改装をしてすっかり綺麗になり、昔の面影はありませんでしたが、懐かしい場所であることに変わりはありません。

 店内に入りましたが、店頭に立っていたのは若い人。ずいぶん前から寮生の頃の‘奥さん’の姿はもちろん、ご主人も見たことがありません。代替わりしたのかも知れません。もう70歳ぐらいになっておられるでしょうから。

 高校生の頃は食パンと数種類の菓子パンしかなかった店内も、今ではたくさんのパンが並び、食パンも5〜6種類がありました。食パンを切る機械の横には、たくさんの耳が袋に入れてありました。今でも寮生がもらいに来るのでしょうか? いや、もうそんな時代ではないでしょう。

 5枚切りと4枚切りの食パンを求め、「スタンプカードをお作りしましょうか?」との勧めは断って、店を出ました。

 最近、ノスタルジーを求めることが多くなりました。あかん。。。

  
〜 坂本「西洋軒」 〜
2012年10月10日(水)  No.3383

酔芙蓉の寺
 午前中、境内の手入れをしていたら、茶所前で、「今年はコスモスなのですか?」と声を掛けられました。「今年もヘブンリーブルーが育たなかったのです」と話をしていると、かなり境内の‘花事情’をご存知。紫陽花が増えたのも、彼岸花が初登場したのも、よく知っておられました。

 酔芙蓉の話になり、「今から山科の大乗寺に行ってきます」とおっしゃったので、「ボクも午後から行こうと思います」と答えました。その方は、大乗寺という酔芙蓉で知られるお寺のこともよくご存知で、その寺の方が酔芙蓉を育てるために苦労されているのだとおっしゃいました。と

 立ち去り際に自己紹介をされましたが、新聞社のカルチャーで講座を持っておられるとのこと。後から調べると、「京都の花名所を四季折々に訪ね、社寺を彩る花の盛りを鑑賞しながら、その名所や花にまつわる話を知って頂きます」という講座でした。よくご存知なはずです。

 言葉通り、午後から大乗寺に立ち寄りました。去年に続き2回目です。旧東海道沿いの山の斜面に建つ寺。約20年ほど前に千本丸太町辺りから移転したようですが、寺らしい伽藍などはありません。

 荒れ放題の草むらに覆われた草庵のような寺を、現住職がツルハシ一本で参道づくりから復興に努めて来られたようです。平成7年に酔芙蓉の苗木の寄贈を受けてから栽培を続け、現在は鉢植えも含めて1500本にまで増え、「酔芙蓉の寺」として知られるようになりました。

 山の斜面に張り付いたお世辞にも立派とはいえない寺は、酔芙蓉だらけ。階段ばかりなので、自由に使える杖や蚊除けの団扇があちこちに置いてあります。住職が苦労をして拓き酔芙蓉で溢れるまでにされた寺に来てくださる人を‘厚遇’する姿勢がありありと見られます。

 花もよかったですが、手作り感の溢れる境内に住職の信心を見せていただいた気がして、とても清々しい気分でした。

 ボクも頑張ろうっと!

  
〜 大乗寺 〜
2012年10月10日(水)  No.3382

七卿西竄記念法要
 東山の妙法院門跡で「七卿西竄記念法要」。

 1863年、公武合体派に敗れて失脚した尊攘急進派の公卿たちは、洛東にある妙法院に集結した後、長州藩へと落ち延びました。そのことを記念しての法要です。

 寺務所に帰っても外の作業をするには時間が中途半端だったので、デスクワーク。いま、「資産台帳」というものの更新作業に取りかかっていますが、先の見えない作業にちょっと閉口気味です。

  
〜 『七卿落図』沢宣嘉筆 山口県立山口博物館所蔵 〜
2012年10月8日(月)  No.3381

すごい! 食害の修復
 今年は気候のせいか、襖などが虫に食われる被害が頻発。

 修理したばかりの衝立が食害にあったり、収納してあった襖が広範囲に食べられたりと、何度も真っ青になりました。襖は、もう何十年も同じ方法で収納していたのに、どうして今年に限って・・・。

 防虫剤をあちこちに置いたり、ゴキブリホイホイを仕掛けたりしていますが、根本的な解決法が無く、もうお手上げ状態です。涼しくなってきたので虫の活動も休止に向かうでしょうが、来年までには対策を考えなければなりません。

 食害に遭ったものをそのままにしておけないので、修理を依頼しました。

 写真は、広範囲に紙の表面を食べられてしまった襖の修理をしてもらっているところ。食べられたところに極薄い紙を貼り、従来の部分と区別が付かないように補彩をしてもらっている場面です。作業場であらかたの作業をした後、‘現場’の光線の中で最終仕上げ。

 被害の大きさから、「もう、あかん」と絶望的になっていたのですが、現場に戻された襖は、「あれっ? どこ? どこが食われてたっけ?」というほどの見事な修復が施されていました。

 「横から見たらわかります」と言われて見てみたら、確かに紙の光沢などの違いから被害箇所がわかりました。でも、正面からではまったくわかりません。すごい技術です。

 「彼女には、普通の人には見えない色が見えるのです」と紹介されていて、今までも「すごい!」と思っていましたが、改めて「本当にそうなのだ」としみじみ納得しました。
 とりあえず、一段落できそうですが、さて、これからどうやって食害を防いでいくか。本当に頭の痛いことです。

  
〜 息を呑むような補彩作業 〜
2012年10月7日(日)  No.3380

シルヴィ・ヴァルタン
 調べ物をしていて、どうこでどうなったかは忘れましたが、YouTubeに入ってしまいました。

 思春期に流行っていた歌がこれまた偶然に表示されたので聞いているうちに、「あっ、あれはあるかなぁ?」と数珠つなぎに検索。

 当時、ラジオで聞いた洋楽が、何故か次から次へと候補に表示されるので、「わぁー なつかしい!」と聞き入ってしまいました。

 シルヴィ・ヴァルタン 懐かしいなぁ〜 フランス語の歌が一時流行り、歌の意味などまったくわからないままに、憧れました。

 音楽を聞いていたのは主にラジオだったので、容貌は印象になく、ただ声だけが記憶に残っていました。

 いろいろ聞いていると、夜の雨音も手伝って、何だか感傷的になってしまいました。何故?
2012年10月6日(土)  No.3379

浅葱斑といっしょにフワフワ
 朝はまた企業の研修。

 「今年はどうしてこんなに多いの?」と思うほど、研修が目白押し。某企業グループのルーツの方々が真如堂に眠っておられるからですが、昨今のグローバル化の中、アイデンティーを新入社員などに持たようという流れが加速しているような気がします。

 新入社員たちも、一流の会社に入ってから、お寺参りをすると思ってはいなかったでしょう。

 今日の人たちは海外採用の銀行マン。日本語はだいたい通じました。


 午後は、もみじの枯れ枝取りを始めました。枯れ枝を取って、スッキリした姿の紅葉を見ていただきたいと思います。・・・やりすぎて、去年のようなことがないようにしなくちゃ。

 その合間に、浅葱斑の観察。蝶も行ったり来たり、ボクもカメラを持ってウロウロ。藤袴には他の蝶も寄って来て、蝶々だらけです。メルヘンみたい!

 明日も楽しみです。

  
〜 優雅に飛ぶ浅葱斑 〜
2012年10月5日(金)  No.3378

名刺スキャナー
 時雨れたり、少し晴れたりを繰り返した1日。夕方になって、少し安定してきました。天気予報はハズレです。


 今日、名刺スキャナーを買いました。名刺専用のスキャナーと読み取りソフトのセットです。

 溜まりに溜まった名刺の整理は、もう限界。同じ肩書きの人の名刺が何枚もあって、どなたが前任者でどの人が後任者か、よくわからない状態。「これはもうダメだ」と思って、何年か越しに考えていた名刺スキャナーを買ったのです。

 使ってみましたが、なかなかの優れもの。読み込んだ名刺を、画像と読み取ってテキストにしたものとでデータベース化していきます。1枚1枚読み込ませるのは面倒ですが、今は溜まっているからで、普段なら苦にならないでしょう。データーの共有が出来るのも便利です。

 改めて見ると、名刺っていろいろなパターン、デザインがあるものですね。それをよく読み取れるものだと感心します。読み取り精度もまずまずです。もっと早く導入すればよかったです。

 これで整理上手になるぞぉ!

  
〜 くす玉酔芙蓉 〜
2012年10月4日(木)  No.3377

11月の準備開始
 朝晩は涼しいですが、28度を越す暑さ。動くと汗ばみました。

 今日は庭仕事はお預けにして、来月の「お十夜」法要の下準備。鉦の講の人たちや婦人会の方々への案内状作成と挨拶回り。ポスターや稚児募集の案内などを塔頭に配るなど、デスクワークと外回りでした。

 もうお十夜の準備とは・・・。配って回った時も、多くの方が同様の感想をおっしゃいました。でも、あと数日で開闢法要の1ヶ月前。

 紅葉シーズンに向けて、車規制の立て札設置、車を誘導する人たちの臨時雇用、臨時トイレの設置など、やらなければならないことが目白押しです。

 お盆、お彼岸が終わって、ようやく一息ついたばかりなのですが、本当に気忙しいですねぇ。


 浅葱斑は、今日は遠くを飛んでいただけで、藤袴のところへはやってきませんでした。残念。

  
〜 花盛りの擬宝珠 〜
2012年10月3日(水)  No.3376

来た、来た、来た!
 待ってました、浅葱斑!

 朝、本坊の前に行くと、いつもと違う白っぽく、大きな蝶が飛んでいました。蝶は塀越しにどこかへ行ってしまいましたが、しばらくするとまた戻って来ました。紛れもなく、浅葱斑です。

 「来た、来た、来た!」と一人で小走り。でも、カメラを持っていません。

 寺務員さんなどにも「来ましたよ!」と伝え、外出。帰って来て、カメラを取りに自坊により、それからはボクも寺務員さんもカメラを持って出たり入ったり。

 蝶はまだ警戒しているのか、落ち着いて藤袴に留まることなく、すぐに飛び立って行ってしまいます。

 結局、今日、ボクが藤袴に出会ったのは3度。写真を撮れたのはこの1回だけでした。
 これから毎日来てくれるとうれしいなぁ〜


 自坊の屋根裏にはネズミがいます。音が大きいので、最初は隣寺にいたというハクビシンかと思いましたが、そうでもなさそう。

 昨日は、押し入れの中で巣のようなものを発見。押し入れの中を全部放り出して、掃除しました。それでもなお、ネズミは立ち去ることなく、ゴソゴソ、バタバタ、走り回っています。寝不足になります。

 粘着シートを置いたり、燻蒸したり、殺鼠剤を撒いたり、いろいろしていますが、効果はありません。

 ネズミ対策として、「入り口を塞ぐ」とか「通り道に罠を仕掛ける」とか書いてありますが、古い建物ですから、入り口などそこらじゅうにあります。通るところも縦横無尽。有効な方法が見つかりません。

 今日は古くからある殺鼠剤を買ってきて、天井裏のあちこちに撒きました。何だか、ネズミとの知恵くらべ、技くらべのような気がします。

 早くどこかへ行っておくれ!

  
〜 やっと1枚撮れました 〜
2012年10月2日(火)  No.3375

苔貼り
 昨日、法事をされた方に、「お庭がきれいですねぇ」と言っていただいたのですが、ボクとしては、苔は夏の渇水などで傷み、モクゲンジの褐色の実などがたくさん散らばっていて恥ずかしいくらいでした。

 以前から、苔を貼って、ゴミを掃除しないとと思っていたのですが、今日の午後、ようやく着手しました。

 台風一過とは言いがたい、時々霧雨のようなものが降るお天気。考えようによっては、苔を貼るにはピーカンよりもいい条件です。

 空き墓地から杉苔を剥がしてきて、以前、保水作用のある石の粉を撒いて土壌改良した部分に貼り始めました。でも、来客や電話や事務所からの呼び出しなどで、作業はなかなか進みません。何だか腰を落ち着けて出来ないので、1回採ってきた分量の苔を貼って、作業は中止。掃除にかかりました。

 石の間などに入っている木の葉などは手で拾うしかありません。でも、こんな時に活躍するのが、ブロアーを使ってゴミを吸引させる方法。この方法は以前にもやりましたが、かなり効果的。掃除機のような要領でゴミが吸い取られ、庭はかなりきれいになりました。

 もう1日やらないと、苔貼りも掃除も完了しませんが、とりあえず今日は時間切れ。ちょっと気が済みました。


 昨日、硯を落とした足の指は、正座には支障なくて、よかったです。でも、今日から僧衣は冬用。暑くて重たいです。

  
〜 土壌改良部分に苔を貼ります 〜
2012年10月1日(月)  No.3374

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