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2012年8月の日記

特別な月が終わる
多少の筋肉痛はあるものの、普通に元気! 自信が付いてしまいそうです。

 寺務所に向かおうと自坊を出ると、植木屋さんが正面参道の樟の剪定を始めていました。これにはビックリ! 今日やるなんて、何も聞いていません。

 番頭さんに、「今日やるなんて聞いてないよ」と言うと、「今日はおられると聞いていたので」と返したので、「居るのと剪定をするのとは別でしょう! どうしてやると連絡してこないんです!」とちょっと声を荒立てました。

 おまけに、樟の真下には野路菊がたくさん植わっています。枝を落とせば当たって折れるのは確実。「どうして養生もしないでやっているんですか!」「いえ、大丈夫なように落としますから」「そんなこと出来るわけないでしょう。ちゃんと養生してやってください!」とキレてしまいました。

 まさか、まさかの光景でした。

 すこぶる元気につき、職員さんへのお土産を置いて、いったん自坊に戻って作業着に着替え、植木の剪定に取りかかりました。今日は外掃除の担当の職員さんも2人いてくれるので、ボクはひたすら剪定して、切った枝の回収をお願いしました。

 2時半頃までかかって剪定完了。回収は一部残りましたが、気になっていたところが綺麗になって、落ち着きました。

 書院では、昨日から改修工事が始まっています。書院で一番見苦しくなっていた場所で、これを直せば一通りの工事が終わります。


 今日で8月も終わり。長い、長い8月でした。

 8月はスケジュールなども特殊な月ですが、明日からは‘通常’に戻ります。「特別な月が終わる」という、何とも言えない感慨のある日でした。

  
〜 完熟した蓮の実 〜
2012年8月31日(金)  No.3343

幻のステーキ
 3時頃から、ゴソゴソと出発の支度をする人が動き始めました。4時頃にはほぼ全員が目を覚まし、支度をしたり、外へ出てみたり。ボクもその1人。

 朝焼けとご来光を目当てに多くの人が小屋の前に出ていましたが、期待外れ。5時からの朝食を食べに小屋に入る人、暗い中をヘッドランプを付けて早出をする人など、それぞれ慌ただしい動きでした。

 ボクは5時から朝食を食べ、5時半過ぎに下山。午後から天気が荒れるという予報に、コースをショートカットして下山する人が多かったですが、ツアーの人たちは予定消化が大事と見えて、早出をしてでも回りきろうという算段。一番危ない人たちなのですが・・・。

 足がくたびれているのか、途中のガレ場で2回ほど前のめりに転けそうになりました。ボクも危ない・・・。

 涸沢では小さな雪渓をトラバースして、ヒンヤリした感覚を楽しみました。

 10時前に横尾到着。缶コーヒーを飲んで、すぐに出発。徳沢〜明神とぶっ飛ばして、12時ちょっと過ぎに上高地バスターミナル到着。

 直行バスで帰るか、松本まで出て、いつものようにステーキ&きしめんコースを採るか少し迷いました。でも、動きが制約され、自由にトイレにも行けない直行バスは、すぐに却下。「せっかく来たのだから」と、お金も時間もかかる後者に決定して、45分後の下山のバスを予約。

 公衆トイレに入り、ウエットティシューで体を拭いて着替え、土産物屋に行って必要なものを結構一杯求めていたら、食事をする時間がなくなってしまいました。松本でステーキを食べるので、とりあえず軽い昼食におやきを買って、ベンチで食べました。

 新島々までのバスが1時間余り、15分ほど待って、松本電鉄で30分掛けて松本へ。JRを予約しに行ったら、2本先まで指定が取れません。2本目の1時間後の電車のグリーン席をしかたなく予約。

 うだるような炎暑の中、山行の後にいつも行く「タツミ亭」へ直行しましたが、何と! 閉まっていました。「このために松本へ来たようなものなのに・・・」と呆然。ファーストフードしか開いていないので、駅地下のスーテーキに近いもの?がありそうな店に入り、「牛ホホ やわらか煮」で3日ぶりのビール。再び、「ステーキを食べに来たのに・・・」と落胆。駅前をブラブラしていたら、いきなりどしゃ降りと雷雨に遭いました。山にいる人たちは大丈夫かなぁ・・・。

 スタバで大きめのホットコーヒーを買って電車へ。指定よりも2千円高いグリーン車は、別に何の変哲も無い車両でした。事故で通常よりも2両少なくなったという列車は、グリーンまで満席でした。ぜんぜん眠たくもならず、またiPodで中島みゆきを聞きながら、車窓の風景を楽しみました。足かけ4日目のiPodも、途中で電池切れとなりました。

 2時間余りで名古屋に着き、新幹線ホームの一番端にあるきしめんの立ち食いの店へ急ぎました。ホームの立ち食いきしめんも、ボクの山行の定番。ステーキがダメだったのですから、どうしてもきしめんは食べなければなりません!

 ‘素’のないきしめんを頼み、2分ほどで食べましたが、美味しかったぁ〜。大満足! 残念ながら汁を飲んでいる時間がなく、鉢を返してすぐに自由席に並びました。大阪止まりの新幹線、しかも先頭車両なら空いているはず。案の定、楽に座れましたが、動き出してから車掌さんのアナウンスで、京都まで各停のひかりであることを知りました。

 8時前に帰宅。


 お盆の疲れも抜けきらず、体調が気がかりでしたが、結構元気でした。よくなる高山病の症状も出ず(いろいろ工夫をした甲斐がありました)、心配した骨折の影響もなくて、欲張らない当初の計画通りに進んだ今年の山行でした。メインの日に天気が下り坂になったのは残念でしたが、3日のうちのわずかな時間でしたから、これも上等です。

 さぁ、これでボクの長かった夏も終わりです。心底、ホッとしました。

  
〜 涸沢の汚れた雪渓を行く / 「この山を縦走して来たんだぁ」 〜
2012年8月30日(木)  No.3340

今日がメイン
 昨夜は、あちこちからいびきや歯ぎしり。ボクもいびきをかいていたことでしょう。

 いつもの通り、中島みゆきを聞きながら、よく寝ました。これが、ユーミンでも、キャンディーズでも、サッチモでもダメ。やっぱり、中島みゆき。

 5時前から起きだして、「朝焼けはどう?「天気は?」と、オッサンたちが静かにワイワイ。しっかりとした登山ガイドの付いた‘オバサン’たちのグループは、登るのに時間が掛かるためか5時には出発するようでした。

 5時半に朝食。同じ部屋で寝ていた人たちも、下山する人、同じ道や別ルートを行く人など、さまざま。

 6時に出発して、小屋の横から北穂を目指します。この道を上がるのは2度目。1度目はずいぶん前で、上高地から一気に登りました。

 道は急登。ぐんぐん高度を稼いでいきます。北穂の小屋が見えていますが、なかなか近づきません。

 登ること3時間で北穂の頂上(3106m)。天気がよくて、近くの槍ヶ岳はもちろん、前穂の向こうには富士山も見えました。ところが、あっという間にガスって来て、視界はどんどんなくなって行きました。

 小屋で持参したビスコを食べながらホットコーヒーを飲みましたが、美味しかったぁ。数年前に通った大キレットは眼下のはずですが、ガスで何も見えませんでした。

 次は、涸沢岳、奥穂の小屋を目指します。コースタイムは2時間半。

 今回の登山は、とにかく急がない、無理しないが大前提。歩くのもコースタイムよりもゆっくりを心掛けましたが、岩場、鎖場、ハシゴの連続で、とても早く行ける道ではありません。

 こういう道は得意で、3度目でもあったのですが、今回は初めて「恐い」と思いました。高さが恐い、落ちる場面が蘇ってくるのです。体の後遺症はほとんどなくても、気持ちの中に残っているのだと痛感しました。

 涸沢岳(3110m)の頂上では、視界10メートルほど。仕方がないのでさっさと通過。すぐに穂高岳山荘に着きました。今夜はここに泊まります。

 穂高岳山荘は大きな小屋で、たくさんの人が出入りしていました。ちょうどお昼になったのでカレーを頼みましたが、少し残しました。着いてすぐではなく、もう少し時間をおいてから食べればよかった。「ゆっくり、ゆっくり」と自分に言い聞かせました。

 小雨が降り始めてきました。サブザックに水と防寒具を入れ、合羽を着て、小屋の横の登山道から奥穂の頂上を目指しました。

 途中、ハシゴで動けなくなっている女性を追い抜き、50分で頂上。またもや視界はありません。頂上には、反対側から登ってきた父娘とロッククライミングのグループがいました。娘さんにシャッターを押してもらい、逆に父娘の写真を撮ってあげました。

 下りは2人とほぼ一緒。体力的には30才ぐらいの娘さんのほうがお父さんよりも上でしたが、お父さんは百名山踏破間近の強者でした。

 小屋に着いて、部屋に入りました。部屋は「燕岳」、布団は「10」。同じ布団に「10」と「11」が振ってありますが、混んでいる時は1枚の布団で2人寝るということです。今日は結構混んでいましたが、1人1枚でした。

 部屋に入るなり、隣の布団の人が酸素ボンベを吸っているのを目にしました。「高山病ですか?」と聞くと、そうだと言います。いつもはボクも悩まされていましたが、今回は3000メートルを超えても、今のところ大丈夫。でも、ここで横になって寝てはいけないと思い、小屋の中をウロウロしたり、コーヒーを飲んだり、深呼吸をしながら外を散歩したり。お陰で、5時からの夕食も美味しくいただけました。

 皆が気になるのは天気予報です。尾根にあるこの小屋では電波も拾えるので、スマホで天気を調べる人、里の奥さんに尋ねる人など様々。お互いに情報交換して、翌日のルートを考えました。

 天気予報では、午後は雷雨の可能性大。それを聞いて、縦走ルートを断念して下山を選ぶ人が続出。ボクはもともと無理をしない計画で、明日は下山の予定でしたが、調子がいいのでもう少し足を伸ばすことも考えていました。予報を聞き、予定通りの決断が付きました。

 さて、また中島みゆきを聞きながら就寝です。

  
〜 涸沢岳(右)と奥穂高岳(左)の鞍部に小屋がある / 穂高岳山荘の夕食 〜
2012年8月29日(水)  No.3341

無理をしないと決めて出発!
 11時半、京都駅出発の上高地行き夜行バスに乗りました。

 期待していた3列シートの‘グリーンカー’は、シート幅が少し広いというだけ。しかも最前列だったので、対向車のライトなどが眩しく、なかなか寝付けません。

 昨年、御見舞に頂戴したiPodにいろいろな音楽を入れてきたので、それを聞きながらとりあえず深くシートを倒しました。

 名神の多賀SAで休憩。翌朝用のおにぎりを買いました。しばらくうとうとして、東海北陸自動車道のひるがの高原SAでトイレ休憩。トイレのことを考えると、あまり水分も摂れません。

 4時頃になって、お腹がチクチク痛んできました。毛布を掛けていたのですが、冷えたのでしょうか? こういう時、バスは辛い。「どうしよう・・・」と我慢しているうちに、どうやら平湯温泉を通過した様子。「あと一息!」と我慢して、5時半に上高地着。あー、よかったぁ。ほとんど眠れませんでした。もうバスなんか乗らない! トホホ。

 まだ少し薄暗いベンチで、SAで買ったおにぎりを1つ食べ、いざ出発!

 今回の山行のテーマは、「骨折復活登山」。まだ関節の動きが十分ではなく、時々痛みもあるので、決して無理はしない。先を急がず、ゆっくり過ごす。ボクは高山病になりやすい体質のようなので、しっかりと呼吸をして、昼寝などはしない。以上。

 バスターミナルから、明神〜徳沢〜横尾までの約3時間は、ゆっくりゆったり。横尾でおにぎりをまた一つ食べて、そこから山道に入って行きました。

 ゆっくり登る方法の一つとして、高山植物の写真をたくさん撮りました。一眼レフを持ってきたかったのですが、今回は‘お試し登山’なので、止めました。

 若い人たちがやたらたくさん下山してくると思っていましたが、後から、登山誌のイベントがこの上の涸沢であったことを知りました。去年、槍ヶ岳に登った時よりも、やたら‘山ガール’が多い。時には、‘山姥’もおられますが・・・。さすがは涸沢、山ガールの‘メッカ’です。

 約3時間で涸沢小屋着。ここに泊まるのは2度目です。涸沢のもう一つの小屋、涸沢ヒュッテよりもこちらのほうが落ち着いているという印象があったのですが、実は食事はこちらの方が美味しいのだそうです。

 小屋の前のテラスでビールを飲んでいる人もいますが、高山病のこともあって、山行中はお酒は飲まないことに決めていました。ちょっと薄暗い食堂で昼食にうどんを食べ、チェックイン。上の小屋へは充分行ける時間ですが、決めたテーマ通りです。

 部屋は余裕があり、詰め詰めにはならなさそう。ボクよりも早く着いた人が4〜5人いて雑談をしていたので、ボクもそれに加わりました。

 やたらとルートに詳しい人、新しい装備をよく知っている人、写真を撮りに来た人、札幌、大阪、東京などの人、みな50代以上です。

 着くなり布団を敷いて寝てしまった人もいますが、寝ると呼吸が落ちるので、逆効果。軽い運動をしながら、高度順応させていくのがベター。ボクは時おり外へ出て写真を撮ったり、携帯が通じる場所を聞いて結構上り下りしたりして、高山病対策をしました。そういう甲斐があって、今回は3日間を通じて、頭がガンガンしたり吐き気を催すことはありませんでした。

 小屋の窓を開けると、ゴミを燃やす煙が入ってきました。ビニールなども燃やしている臭いです。これには閉口しました。ゴミ処理が大変なのは重々わかりますが、こんなところで・・・。今回通ったいずれに小屋も同じでした。

 満天の星空を楽しみにしていましたが、薄雲がかかって、光の強い星しか見えませんでした。

 また同室の人と雑談をして、明朝に頭痛などがないことを願いつつ、音楽を聞きながら眠りに就きました。

  
〜 明るくなってきた上高地バスターミナル / 前穂・奥穂の見える涸沢小屋(北穂は小屋の背側) 〜
2012年8月28日(火)  No.3342

ボツ
 今夜の夜行バスで上高地に向かい、明朝から山に登る予定。今日は疲れるようなことはせずに、ぼちぼちと外の作業などを行いました。


 N〓Kから電話があり、ムクゲの開花状況を聞かれました。「今は雨も少ないので、花がいじけていてよくありませんよ」と言ったのですが、しばらくて撮影に来てしまいました。「去年の○月◇日にこれを取り上げた」という歳時記のネタ帳があって、それに基づいて取材をしているのでしょう。

 花を見て、「これなら使えます」といい、ボクにコメントをして欲しいとのこと。仕方がないので、‘植木屋’から作務衣に着替えてインタビューに応えました。

 N〓Kは他の民放に比べ、自分たちのシナリオを押し通す意識が強いと、いつも感じます。今回もこういうコメントが欲しいと言われましたが、ボクの思いとはちょっと違うので、2回喋ってもうまくいきませんでした。

 結局、放送されませんでした。まぁ、テレビってそんなものです。


 上高地行きの夜行バスは、今年、復活しました。しかも今までのような普通のバスではなくて、夜行バス用の3列シート車もあります。この夜行バスがなかったら、上高地に行こうとは思わず、加賀・白山の予定でした。

 やっぱり、北アルプス! 南・中央も足の便さえよければ行きたいのですが。

 さぁ、バスで熟睡するぞ!

  
〜 ほころびだした藤袴 〜
2012年8月27日(月)  No.3339

8月の行事、終わり!
 今日も真如堂の町内の地蔵盆と他の町内の地蔵盆へのお参り。バイクで走っていると、やはり何か所も、道端で、あるいは道路を通行止めにしてテントを張って、地蔵盆が行われていました。

 今日伺った町内は、今年伺った町内の中でも子供が最多。マンションなどが建った影響でしょう。お供え物の中に、去年ボクが入院した病院の院長の名前が・・・。そう、ご自宅はこの町内でした。

 お盆に地蔵盆、これで8月の大きな行事がようやくすべて終わりました。


 夕方、山での行動食を買いに行きました。北アルプスは小屋も充実しているので、食べることの心配はあまりいりません。‘おやつ’程度のものを荷物にならない量だけ買いました。

 夜、散乱していた荷物を分類して、雨対策にビニールにくるみ、ザックを背負った時のバランスなども考慮しつつパッキング。

 でも、ザックの中はスカスカ。同じ容量のザックに買い換えていますし、荷物の作り方も変わっていないのに、どうしてでしょう? 何か重大な忘れ物でもあるのかな?

 明日ほぼ1日あるので、もう一度出してパッキングし直してみましょう。

  
〜 通りがかった高麗美術館入り口の武官石像 〜
2012年8月26日(日)  No.3338

待つわ♪
 朝から、町内の地蔵盆の準備。境内のお地蔵さんのお堂で、今日・明日の2日間行われます。

 大体目処が付いたところで、他の2つの町内に、やはりお地蔵さんのお参り。1つ目はご高齢の方ばかり、2つ目は子供もおられて数珠回しもしました。共に、道路脇のお地蔵さんの祠の前で、厳しい日差しの中のお勤めでした。

 一段落して、昼過ぎからは紫陽花の移植をしようとやり始めていたら、お参りの催促の電話が入ったとか。明日と勘違いしていました。大急ぎでバイクで出かけました。

 帰って来ても、もう時間がなく、外の作業はまた明日。


 夜は、山行のパッキング。あれやこれやと気が付いたものを山のように積んでいましたが、それを整理・種分け。まだ、パッキンするまでには至りませんが、少し目処が付いてきました。

 決めかねていたコースも、何となく定まってきました。

 じっくり時間を掛けて物事に対処すると、自ずから道が見えてくる気がします。


 道が見えなかったのは、朝始めたパソコンのスキャンディスク。画面まで真っ暗で何も表示されず、進捗状況もまるで不明。12時間経っても同じ状態でした。

 「これは待つしかないなぁ。ハードディスクのアクセスランプが点いているし、強制終了は危険。とりあえず、明日まで待つかな」と思っていたら、7時半頃にディスプレイにWINDOWSの初期画面が表示されました。

 「じっくりかまえていてよかったなぁ」と、これまた思いました。

 今日はそんな日でした。チャンチャン!

  
〜 風船蔓の実 〜
2012年8月25日(土)  No.3337

大砲どんぐり
 今日は境内のお地蔵さまなどを拝んで回る日。千体地蔵や鎌倉地蔵などのお堂の他に、境内の石仏なども拝みます。

 本堂の南側の無縁仏を雛壇状に祀ったところを拝んでいた時、ふと上を見上げると木の葉が茶色くなっていました。よく見ると、その木のあちこちの枝が同じ状態。先日からおかしいと思ってはいたのですが、さらに状態が悪化したようです。

 その後バタバタしているうちに植木屋さんが剪定の打ち合わせに来たので、「様子がおかしいから見て来てくださいと依頼しました。しばらくして戻って来た植木屋さんは、「ナラ枯れです」と肩を落として報告。「えっ!!」「切るしかないですよね」「そうですね」とお互いショックでした。

 直径1メートル余のマテバシイの木。根元に近いところで二股に分かれていて、30センチほどの幹にはまだ被害が出ていないので助かりますが、主幹は根元から切らざるを得ません。

 秋になると、毎朝この木の下に行って、「大砲どんぐり」を拾うのが、子供の頃からの日課でした。拾ってどうするわけでもないのですが、落ちているのを見ると拾わずにはいられませんでした。笛を作ったりして、子供たちにあげることもありました。残る細い幹にはまだ実はなりません。

 マテバシイ、大砲どんぐりの木は、境内の中でも最も思い入れのある木の一つでした。

 近いうちに伐採にかかります。見ていられないような気がします。

  
〜 ナラ枯れ被害で粉を吹いたようになった幹 〜
2012年8月24日(金)  No.3336

ザックを買う
 今日は地蔵盆のお参りに法事1座。あとの時間は、紫陽花を少し植えたり、除草剤を撒いたり。

 お地蔵さんは、ほとんど大人ばかりなので、曜日は関係なし。24日の縁日の前日ということで今日、涼しいうちにと9時からお勤めをしました。

 お勤めの後は恒例の数珠回し。1人だけ小学生がいましたが、後は大人ばかり。和気藹々の数珠回しでした。


 紫陽花は、職員さんの頑張りのお陰で、この猛暑にもかかわらず、1本も枯れることなく育っています。

 挿し芽をした紫陽花をポットに植え替えるにつけ、置く場所に困るようになってきたので、ある程度大きい株を定植しました。


 来週の山行に備えて、必要な荷物を気が付いた物から用意し始めました。自室は、そんなものが散乱。

 ザックをよく見ると、あちこちがほころんでいました。ザックは3つ持っていて、山行の内容によって使い分けていますが、ほころんでいるのは40リットルのもの。2、3日の小屋泊まり用で、もう20年ほど使っています。

 登山ショップに行けないかも知れないので、背負ってみずに買うのはいささか不安でしたが、定評のあるオーソドックスなものをネットで注文。好みの色が品切れでしたが、ショップへ行っても同じことなので、買っちゃいました。明日届きます。

 さぁ、明日からザックに詰めたり出したりの繰り返しです。そうこうしながら、いい具合に落ち着いていきます。

 まずは体力の完全復調! 寝ようっと!

  
〜 石垣の中に作り付けられたお地蔵さまの祠 〜
2012年8月23日(木)  No.3335

久々の大文字山
 今日は足慣らしに大文字山に登りました。山に登るのは、怪我をして以来初めてです。
 6時半過ぎにバイクで鹿ヶ谷の登山口に着いて歩き出すと、すぐに「ピィー」という鳴き声が聞こえました。声の方を見ると、鹿の母子。少し走って遠ざかってから、こちらを見つめていました。ボクも口笛で応じてみましたが、微動だにしませんでした。

 しばらく歩くと、また別の鹿。今度見えたのは雌1頭だけでした。

 登山口からほんのわずか登っただけのこんな場所に、いきなり鹿が出てくるなんて。先日は、曼殊院の側に熊が2回も出てきたという話を聞きました。鹿はいいですが、熊はコワイ。

 道すがらの木の皮は、鹿の食害にあって、剥がれていました。植樹された若木は、網で手厚く保護されていました。深刻な問題です。

 30分ほどで「大」の火床へ到着。大文字山へ登るのを日課としているらしき人たちが数人おしゃべりをしていました。

 さらに登って三角点へ。木が切り払われて、景色がずいぶんよくなっていました。

 少し進んだ分岐から鹿ヶ谷方面へ向かい、後白河法皇と共に反平家のクーデターを企てた俊ェ僧都の石碑や楼門の滝を通って、出発した場所の少し上に戻って来ました。

 途中の植林の中で、また鹿の警戒声が聞こえました。見てみると、また親子の鹿。行きの親子と同じかどうかはわかりませんが、大文字山でこんなにたくさんの鹿と会うのは初めてでした。

 帰りに谷水をペットボトルに汲んできて、事務所でコーヒーをいれました。もちろん、普段よりも美味しい!

 今回は足慣らし&足の状態を見るためのプチハイキングでしたが、下りの膝の状態に少し不安が残りました。下りの衝撃をうまく膝が吸収してくれません。これではガレ場はちょっと危ないかも知れません。来週の登山ルートを考えるにも参考になりました。


 帰ってからは、紫陽花の挿し芽苗をポットに移植する作業をしました。50ほどしか出来ませんでしたが、根が十分張っていて安心しました。

  
〜 火床から見た京都の町と真如堂の森 〜
2012年8月22日(水)  No.3334

パーライト
 今日は自坊で留守番。お寺って、いつ誰が来られるか、どんな連絡が入るかわからないので、なかなか留守には出来ません。

 ただボーッとしているわけにはいかないので、今日こそやろうと決めていた作業がありました。

 5月に、‘太平洋パーライト’という石の細かい粒を買いました。庭の苔がどうしても活着しない部分があるので、その改善策のために買ってみたのです。パーライトは黒曜石の加工品で、保湿、排水、通気に効果があるとか。土壌改良使われることもあるようですが、苔にいいという確証も実績もありません。直感的に買い求めました。

 3ヶ月間、100リットル入りのどでかい袋が家の中に2つあって、とても邪魔になっていましたが、ようやく今日、それに手を付けることになったのです。

 苔の着かない部分の土を掘って、パーライトと混ぜます。パーライトは真っ白なのでとても目立ちますが、そのうち汚れて目立ちにくくなってくるでしょう。排水・通気に効果があることは触っているだけでもわかりました。保湿はどうでしょう?

 午前中の作業を終え、午後もやろうと思っていたら、どしゃ降り。雷も鳴り、電気のブレーカーが落ちたり、防犯機器が誤発報したりと大変でした。

 3時過ぎになって、ようやく雨や雷も止んだので続きをしましたが、今日は大して作業が進みませんでした。

 効果はあるのかなぁ・・・あれば儲けもの、大発見!

  
〜 京都に集中した雷 〜
2012年8月21日(火)  No.3333

電気工事
 今日は電気屋。池の水の循環ポンプとエアーポンプそれぞれのための配線工事で、7月から手付かずになっていて、気がかりでした。

 それぞれのポンプまでは電源から15メートルほどあり、循環ポンプはタイマーを噛ませて指定した時間のみ駆動、エアーは24時間動作なので、それぞれ別に配線しなければなりません。

 電気のケーブルは、以前、建物を建てた時に余ったのが放置されていたので、それを使いました。経費的に助かりました。プラグなどは、7月に買ってありました。

 15メートルの間には、古い地中配管を通せばいい箇所、池を渡る箇所、新たに土を掘って配管をしなければならない部分などがありましたが、順調に進んで完成! これで池の端もスッキリしました。


 茶所の前の朝顔が、同じ種を蒔いているのに違う花が咲いている問題で、種苗メーカーに問い合わせました。

 丁寧な対応で、製造工程まで調べてくれましたが、国内で混入した形跡はなし。輸入元のオランダでの混入は否定できないとのことでした。結局、確かな原因はつかめないまま。

 ヘブンリーブルーではない、濃い紫の朝顔は終わりかけて来ました。今年もヘブン大作戦は失敗に終わりそうです。トホホ。

  
〜 久々に茶所で寝そべっていたシロクロ 〜
2012年8月20日(月)  No.3332

地蔵盆集中日
 今日も朝からカンカン照り。

 地蔵盆集中日で、9時半から30分ごとに7ヶ所を拝んで回りました。

 拝むのは道端のお地蔵さんの前が多く、テントを張ってあるところもありますが、炎天下もあり。炎天下の場合は、日傘を差しだしてくださることが多いのですが、してくださる方自身がお年寄りなので気の毒です。

 どの町内も子供よりも大人、特にご高齢の方が多く、まったく子供の姿が見えない町内もありました。

 読経をして、その後、数珠回し。大人ばかりの町内でも、「子供に返ってやりましょう!」と呼びかけると、皆、応じてくださいました。

 年に1回のことなので、輪や鉦などの拝む道具がない場合も多いので、数珠回しの数珠も含めて、一通りの道具はすべて持参。バイクに積んで、あっちへ行ったりこっちへ来たり。楽しいながら、なかなか大変な一時でした。

 夕方から自坊で檀家の方の法要。さすがに声が裏返ったりしてしまいました。

 お盆の疲れがなかなか取れません。山の準備をする気力が湧いてこなくて困っています。

  
〜 マンションの間の露地での地蔵盆 〜
2012年8月19日(日)  No.3331

地蔵盆スタート!
 今日から地蔵盆スタート!

 お地蔵様の縁日は24日で、最近はそれに近い土日に地蔵盆が行われることが多いのですが、今年は今週される町内と来週にされる町内に分かれました。

 京都市内は2学期制の学校が多く、早い小学校は24日には始まります。遅くても27日。そこで、今週にされる町内が大半。大多数が明日に集中しました。

 今日の地蔵盆のお参りは1町内だけ。お参りに伺うと、7〜8人のお年寄りの子供が1人。かつて地蔵盆は夏休みの最後を締めくくる子供の‘お祭り’でしたが、最近はその子供がすっかり少なくなってしまいました。

 お勤めをして、数珠回しをして、お参りは終わり。

 帰る頃には土砂降りの雨と雷。そういえば、去年この町内の地蔵盆に伺った時も同じようなお天気でした。季節が次第に移ろおうとしているのでしょうか?

 たっぷり降った雨のお陰で、夜はずいぶん涼しくなりました。明日の水やりからも解放されます。

  
〜 わかりにくいですが、お地蔵様です 〜
2012年8月18日(土)  No.3330

1日呆ける
 今日は疲れが出てきて、動くのも大義な感じ。加えて、ガンガン照りつける太陽に、外の作業も今日は止めておきたい気持ちでした。

 棚経の予定がある日は、日差しが厳しかろうと雨が降ろうと出かけて行かなければならず、気持ちも張り詰めていたのですが、今日は小休止状態。

 事務処理は溜まっているものの、それほど火急のものでもなし。まぁ、たまにはボォーッとしていてもいいでしょう。

 事務仕事と「今日の散歩道」の更新をして、さて、後は何をしていたのでしょう? 寝ていたわけでもないのですが、1日が過ぎて行きました。

 今日も「痩せた」と数人に言われました。体重を量ってみましたが、1〜2キロぐらいしか減っていません。「肩の筋肉が落ちたのと違う?」とも言われましたが、もともとムキムキでもありませんし・・・お腹は少しも引っ込んでいません。

 また明日から力仕事して、気力&体力をアップしていきましょう!

  
〜 陽を求めて百日紅 〜
2012年8月17日(金)  No.3329

お盆が終わりました
 今日は五山の送り火。それに併せて、本堂では「精霊送り灯ろう供養会」が行われ、本堂前には灯ろうが並べられます。

 久々にのんびり気分で朝を迎え、朝食もゆっくり食べて、久々にコーヒーも飲みました。

 「痩せましたねぇ」と数人に言われました。今朝ズボンを履いたらゴソゴソ。いつもはベルトが要らないのに、今朝はベルトを締めないとずってきました。確かに痩せたみたいです。

 境内を一回りして、植物や排水の具合を観察。今年植えた紫陽花は元気。池に植えた水草は、亀の食害でしょうか、根から上がなくなっていたりしました。また鉢の中に亀が居座っていました。ヘブンリーブルーは半分が枯れかけてきています。原因不明です。

 職員さんと一緒に、本堂前に灯ろうを並べる作業。カンカン照りの中での作業なので、脱水になりそう。今年は雨の心配もなく、穏やかな灯ろう供養となりそうです。

 7時半から本堂で法要。灯ろうも点火されて、本堂前がほんのり明るくなりました。訪れる人の数も多く、どんどん人が集まってくる感じです。

 8時には大文字に灯が点ります。人の波は、大文字が見える場所へ移動。15分ほどで下火になってくると、また人が戻ってきました。よく知っている人は、左大文字などを見に他の場所へ移動。8時半になっても、灯ろうの付近にはたくさんの人がおられました。
 少し人が減ってきたのを見計らって消火。軽トラックの荷台に一気に灯ろうを回収して、本堂前は元の白砂に戻りました。

 職員さんと‘打ち上げ’をしてから帰ったら10時前。ようやく晩ご飯を食べて、一息つきました。

 長〜いお盆が終わったという実感が湧いてきました。本当に長く大変なお盆でした。

  
〜 準備中の灯ろう / 灯の点った灯ろう 〜
2012年8月16日(木)  No.3328

長かった13日間
 終わりまし! 予定通り、最後まで拝んで回ることができました。

 望んでおられるお家にお参りに伺うのは、お寺としての務め。欠くことなく回れて本当によかった、もうそれに尽きます。

 次の日の体調を考えて控えていた飲み物や食べ物も、ようやく今夜の食事から解禁。お腹いっぱい食べました。

 さぁ、寝よう!!

  
〜 いつの間にか2番花、酔芙蓉 〜
2012年8月15日(水)  No.3327

雨雲を読む
 夜中から激しい雷雨。朝になってもまだ弱い雨が降っていました。

 今日の最初に回る場所は、比較的寺に近く、道の狭いところ。タクシーに乗るなら、そのエリアを抜けた頃からしか無理。

 天気予報では午後もかなりの確率で「雨」でしたが、雨雲レーダーを観察していると、次第に雨雲は南下していきそうでした。どうせタクシーも無理ですから、バイクで出かけるしかありませんので、合羽を着ていざ出発。

 読みは的中して、雨は9時過ぎには上がり、次第に薄日も差してきました。バイクで出かけて大正解!

 でも、お参りに伺った先で、宇治などが大雨で大変なことになっていて、鉄道なども止まっていると聞き、その方面の檀家の方や知人のことが心配になりました。

 昼ご飯を食べることが出来ず、今日は「ウイダーinゼリー エネルギー」を小分けして吸っただけ。これは手軽に摂取でき、消化もいいので、山などにも必ず持っていきます。カロリーはおにぎりおよそ1個分。1日保たすには、ぜんぜん足りません。

 今日は24軒を8時間で回り、無事にフィニッシュ!


 今月の終わりには、山に行こうと思っています。足の可動域に少し不安があるので、岩場のあるような山は止めて、なだらかな山を選ぼうと思っています。

 万が一の時に備えて掛けているレスキュー費用保険が今月末で切れるので、更新手続きをしました。遭難するようなことは万が一にもあってはいけませんが、何が起きるかわからないのが人生・・・ナンチャッテ。

 さぁ、棚経も明日で終わり。どこの山に行くか、考えようっと!
2012年8月14日(火)  No.3326

乗り切る
 昨夜もお腹がチクチク。「明日はダメかも・・・」と夢うつつの中で後ろ向きの想像が膨らみました。

 夜中から雷雨。朝になっても雨は強く降っていました。雨はしばらく降り、いったん上がって、夕方からまた降る予想。これではバイクは無理。駐める場所のことを考えると自家用車もダメ。

 今期初、タクシーでの棚経とすることにしました。

 朝ご飯を食べると腹痛が心配なので、バナナとあたたかいミルクに砂糖を入れてカロリーを付けました。これがよかったのでしょうか、その後腹痛は収まりました。

 タクシーで檀家宅を回りつつ、「バイクは無理ですし、車も駐めるところが・・・」と説明をする始末。タクシーで回ると贅沢だと思う人が結構いるのです。

 雨はしばらくすると上がり、晴れ間も出てきてしまいました。ますます説明をしなければなりません。

 でも、バイクで回るのと比べて、自分で運転するのと比べても、ずいぶん楽チン。これには救われました。

 今日で挫折かとも思っていましたが、30軒を10時間余で回り切りました。大きな山を越えました。

 あと2日です。
2012年8月13日(月)  No.3325

腹痛
 昨夜は腹痛で目が覚めました。どうも体調がいけません。

 今朝からは、「お茶はご遠慮申し上げますので」と言って、気を悪くされてはいけないので、「ちょっとお腹が痛いので」と付け加えました。

 冷たいものばかり飲んでいるだけでも、お腹を壊します。ただでさえ、お腹は丈夫ではないので・・・。

 お昼頃まではチクチクするお腹の痛みとの‘駆け引き’でした。午後からは少し楽になりましたが、午前中のペースの遅れを取り戻すのに必死でした。

 東大路は墓参と観光の車で大渋滞。バイクに乗って信号待ちをしているボクでさえ、「清水寺はどっちですか?」と質問されました。

 さぁ、明日が一番の難関。とにかく寝るっきゃないです。

  
〜 いい色ですねぇ、竜胆 〜
2012年8月12日(日)  No.3324

雷鳴と停電の中での読経
 天気予報はにわか雨や雷雨。降水確率は午前30%、午後50%。

 出かける時のレーダ画像では、もうすぐしたら第1波目の雨が降ってきそうでしたが、とりあえずバイクで出発。あまりひどく降ったらタクシーに乗るつもりでした。

 1軒目のお家に着く前に、すでにパラパラ。着いて読経している間にドッと降り、家を出る時には雨は上がっていました。

 午前中は大丈夫でした。お昼を過ぎた頃から雷が鳴り始め、移動中に大粒の雨が降ってきたので、急いで合羽を着て次の家に急ぎました。

 家の前に着いて扉を開けようとした時、バリバリ ドーンというものすごい音。「やられたか? あっ、生きてた」と思いました。

 読経を始めるまでに凄まじい雷鳴が数度、電気が消えました。電気はいったん点きましたが、またすぐに消えてしまいました。仕方がないので、薄暗闇の中で読経をし、蝋燭で位牌を照らして戒名を読みあげました。

 雨も激しく降って、とても外へ出られません。しばらく雑談しているうちに、少し明るくなって雨が小降りになってきました。待っていても止むかどうかわからず、また逆にひどくなってこないとも限らないので、次の家に向かうことにしました。

 結局、停電は快復せず。緊急自動車のサイレンが何度も鳴っていましたから、落雷の被害が出ているのでしょう。後から聞くと、金閣寺辺りの信号が点かなくなっていたようです。

 それからは、強い雨、弱い雨、曇り空の繰り返し。移動する度に、天気は目まぐるしく変わりました。その度に状況に合わせて合羽かコートを着て、結局夕方までバイクで走り続けました。

 夕方の天気予報では、14日まで傘マークが付いています。困ったなぁ・・・。

  
〜 大活躍の和装コートと合羽 〜
2012年8月11日(土)  No.3323

折り返し
 先日、口を開けて寝ていたのか、以来、喉が不調。夏風邪かも。「栄養を摂らなきゃ!」と心掛けていたのですが、喉に来るとは・・・。

 今朝は本堂で一山合同のお盆の法要。ソロのパートも、苦しいながら何とか唱えましたが、その後はずっとしんどくて、「今日はダメかも・・・」と思うこと数回。「気合いだ!」と自らの活を入れて、5時半までバイクで回りました。

 風邪薬、ビタミン剤、吸入薬を常用。血圧も時々測定! ちょっと低いなぁ・・・。

 棚経も折り返し。これからはバイクで市内を走りますが、本当にキツイのはこれからです。

 「今日も何とか終えられた」というような‘自転車操業’状態は必至です。

  
〜 お盆の法要に集まり始めた方々 〜
2012年8月10日(金)  No.3322

さくら、お前もか?
 今日は、伏見区・山科区方面。オプションで、左京・上京にも1軒ずつ。

 街中でも僧侶の姿を見るようになってきました。みんな忙しそうです。


 愛猫さくらも熱中症気味。

 さくらは離れの2階の部屋が居場所なのですが、2階は昼間誰もいなく、暑〜くなります。1階に閉じ込めようとしても、2階に行ってしまいます。

 まだ小さい頃には、ちょうどお盆の頃に熱中症になり、入院しましたが、それを学習していないのですねぇ。体を冷やす放熱板のマットを買ってあげても、まったく使わず・・・。

 ボクが離れの1階に行くと、フラフラと降りてきて、ドテッと延びたようにお腹をつけて寝転びます。いい兆候ではありません。

 入院した時にも、「お寺の猫はお盆に具合が悪くなる」と言われました。忙しくて手を掛けてもらえなくなって、調子を壊すようです。

 さくら、こんな時に、具合悪くならないでよぉー。

  
〜 1号線沿いの畑にて 〜
2012年8月9日(木)  No.3321

熱中症
 今日、伺った檀家の方に2人も軽い熱中症になったという人がおられました。

 1人目は60才ぐらいの男性。いつもはガンガンにエアコンを効かせているのが、今年は「節電」と言われて、エアコンを付けるのを我慢していたところ、頭がガンガンして吐き気をもよおしたとのこと。医者で「熱中症」と診断されたものの、「寝てるしかない」と言われ、アイスノンなどで冷やし過ぎて夏風邪を引いてしまったということでした。

 2人目は70才代後半の男性。自転車で走っていたら、足が痙攣し始め、ドット汗をかいたので、止まってベンチで横に。「もうダメか・・・」と思ったけれど、しばらくしてやっとの思いで家に帰れた。大量に水を飲んだけれど、数日は体調が戻らなかったと。


 今日は風もあって、カラッとしていたので、日陰にいるととてもいい心地でしたが、駐めたいた車の中はちょっとやそっとではエアコンが効きません。ぜんぜん冷えないうちに次の家に着くという繰り返しで、ボクも一時「ちょっとこれはヤバイかも・・・」と思いました。

 気象台の百葉箱(もう使っていないと思いますが)の中は32.6度でも、直射日光の下は相当な熱気でした。

 早く寝て英気を養うしかないっす!

  
〜 桂川の土手にて 〜
2012年8月8日(水)  No.3320

気力!
 今日は朝8時から本堂で、真如堂近辺の方々の施餓鬼法要があり、その後墓前回向。そして、京都市の西南部、向日市、長岡京市付近を回りました。

 今年は何だかとっても棚経が堪えます。暑さのせいか、去年の骨折のせいか、加齢か・・・。

 「シャリバテかな?」と思って、おにぎりを1つ買って食べましたが、イマイチ。おにぎりもう一つとウィダーインゼリーの‘エネルギー’を買って食べましたが、ゆうやく夕方近くになってシャキッとしてきました。

 棚経はまだ折り返し点にも至っていません。本番はこれから。気力しかありません。

 気力だ!!

  
〜 今日の空 〜
2012年8月7日(火)  No.3319

生老病死
 今日は京都府東南部方面。曇りの予報でしたが、カッと照りつける太陽が憎らしいくらい。夕方になって、少しだけ雨が降りました。

 いろいろなお宅を訪ねていると、実に様々なことがあります。

 朝一番にお訪ねしたお家は、90才代の母が60歳代のほぼ寝たきりの息子さんを介護されていました。その枕元にあるお仏壇の前で、息子さんに背を向けて読経。「どうかこのお二人が救われますように・・・」という思いでいっぱいでした。

 ご主人が奥さんを介護されているお宅、息子さん夫婦と同居を始めたがストレスだらけだというおばあさん・・・むしろ、何の苦もない、問題がないというお宅のほうが少ないかも知れません。

 お盆の棚経に、生老病死の苦を見る思いです。

  
〜 晴れ過ぎです 〜
2012年8月6日(月)  No.3318

水やり必須
 朝一番にヘブンりーブルーに水やり。ご近所のおばあさん達が毎朝やってくださっているのですが、この暑さ、どうも水の量が少ないみたいなのです。

 昨日の朝はバケツ4杯に栄養剤(肥料)を入れて、今朝はバケツ3杯の水を与えました。

 今朝見ると、大きな蕾が付いていましたが、その後、ちゃんと咲いていたとのこと。その調子で、これからの本番を迎えて欲しいものです。


 棚経3日目。今日は大阪方面。

 新しい高速にナビが対応できないので、昨夜、パソコンの下調べをしておきました。その甲斐もあって、何とか順調。

 一番遠いお宅は河内長野。まぁ〜、とにかく遠かったです。でも、今日がちょうど1周忌の当日。偶然ですが、そんな日にお参りできてよかったです。

 拝んでいるよりも、運転している時間のほうが長いような1日でした。

  
〜 朝の水やりの帰りに見つけた景色 〜
2012年8月5日(日)  No.3317

湖国ドライブ
 今日は、大原などを回って、滋賀県へ。北小松まで一気に北上して、後は石山寺の南まで、琵琶湖の西岸を拝みながら下りました。

 土曜日で、湖岸の水泳場や日本海へ向かう車で道は大混雑。ボクは大混雑の前にそこを通り、逆方向へ戻って来たので、渋滞にあまり巻き込まれませんでした。

 石山寺から高速に乗って、一気に宇治へ。そこでまた拝んで、今日は少し早い5時前に戻って来ました。

 改めて、檀家宅の前付近まで誘導してくれるカーナビには大助かりです。時々、大きな勘違いをしてくれることもありますが・・。


 頂戴したスイカが後ろの座席でゴロゴロ。「家を整理したのですが、お盆や風呂敷ってお使いになりますか?」と聞かれ、「お盆も風呂敷も必需品です!」ともらい受けたミカン箱2つ分ほどの荷物も後部座席へ。いただいた菓子折も、帰りに買った食パン3斤分も同じく。

 後部座席は何でもあり様相を呈していました。


 帰ったら、注文していた隙間用のCD棚が届いていたので、早速組み立てました。今までは、本棚に置いていたのですが、使い勝手が悪く、散乱に近い状態でした。

 組み立てて、CDをジャンヌごとに収納。こういう作業は、普段の時よりも、かえって忙しい最中のほうが出来る気がします。「こんなCDがあったんだ!」という発見もあって、なかなか楽しいです。

 片付けにはしばらく時間が掛かりますが、これで一段落。もうしばらくしたら、聞きたい曲がサッと聞けるようになるでしょう。


 さぁ、寝よう!

  
〜 湖西道路の終点から琵琶湖を見下ろす 〜

2012年8月4日(土)  No.3316

棚経スタート
 いよいよ始まりました、お盆の棚経。

 今日は6時半に出発して、兵庫〜大阪方面を回って、帰って来たのは7時半。拝みに伺ったお宅は10軒ですが、移動に時間が掛かるので、長時間になりました。

 ナビの‘勘違い’以外は道を間違うこともなく、行路は順調。でも、五十日(ごとび)前の金曜のためか、特に大阪の道路は混んでいて、予定よりも遅れ気味でした。

 はぁ、くたびれた。

 今日から早寝週間です!

  
〜 帰りの夕焼け 〜
2012年8月3日(金)  No.3315

明日からに備えて
 本堂裏の新しい紫陽花園の紫陽花が萎れてきたので、朝一番に長〜いホースを持ちだして水やりをしました。

 しばらくホースはそのまま置いておいて、乾燥に対処することにします。これで安心。

 今日も暑い真っ昼間は体力温存作戦。

 4月以降の会計をチェックしたり、明日は出来ない更新を今日に繰り上げたり、久々に洗車に行ったり。いつもこんなにのんびりしているといいのですが、きっと性に合わないでしょうから、それはそれでまたストレスかも知れません。

 今日の最高気温は35.9度。木陰で観測するとそんな程度かも知れませんが、日向は強烈に暑かったです。

  
〜 明日からの棚経に備えて洗車 〜
2012年8月2日(木)  No.3314

8月
 最高気温が久々に35度を下回りました。34.6度。

 今日・明日は‘何かの時’のための予備日。

 外作業は草引き程度にして体力を温存。以前から気になっていた障子貼りをしました。
 墓所から見える庫裏の2階の障子は、さくらに破られたまま数年が経ってしまいました。墓参の方からは荒れ放題の家に見えていたかも知れません。

 4枚の障子を貼り替えることぐらい、そう大した手間ではないのですが、「貼り替えないと・・・」と思いつつすぐに忘れて、ずいぶん時間が経ってしまいました。

 畑の草引きもしました。自室の整理もしました。今日は普段なおざりになっていることがいろいろと出来ました。

 薬局でビタミン剤も買ってきました。効くのかなぁ・・・。

 お盆の墓参と言ってお参りになる方も増えてきました。ずいぶん早いですが、こっちも明後日から棚経に回るのですから、大して変わりません。

 さぁ、8月。いよいよです。

  
〜 暑い日に清涼感のある蓮花 〜
2012年8月1日(水)  No.3313

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