[一覧] [最新]

2012年1月の日記

‘できる’喜び
 午後、会議のために大津・坂本へ行きました。3ヶ月ぶりです。

 車の運転は結構前からしていましたけれど、坂本へ行くための峠道はロング&ワイディングロードなので、今までは自信がありませんでした。それに、長い時間、椅子に腰掛けていると痛みも出てきました。

 でも、最近の行動から、そういう心配も払拭されました。正座が出来るようになったことは、ボクにとっては大きな進歩でした。

 「もう大丈夫」と、30分間運転をして坂本に行き、1時間半だけ会議に出ました。

 途中で退席して自坊に戻り、塔頭の前住職の忌明法要に参列。その後の浄斎の席にも出席。立ち上がる時はまだちょっと時間が掛かりますが、まずまず大丈夫です。

 今までだったら、坂本へ行ったり、法要に出仕したりすることに感動を覚えるはずもありませんでしたが、今は‘できる’ということが理屈抜きでうれしく思えます。

 こういう感動は、怪我が完治しても忘れたくないですね。

 
〜 今日は写真ナシ。今朝、大工さんに直してもらった撞木 〜
2012年1月31日(火)  No.3129

水道工事
 今朝も境内はうっすら雪化粧。今日は地面も白くなっていました。

 今日は水道工事をしようと決めていました。

 本堂裏に紫陽花園を作るのに、近くに水があるとすごく便利なのですが、かなり離れたところに蛇口があるのと、ちょっと離れたところに釣瓶で汲み上げる井戸があるのが現状です。

 そこで、既設管から分岐をして、その先に蛇口を付けてしまおうという計画です。

 数日前から計画をして、どこを水道管が通っているか、その太さは何ミリかも調べて、部品は調達してありました。後は作業に取りかかるのみ。

 こういう作業を得意とする職員さんを呼んできて、2人で新設する管を埋設する溝を掘りました。ボクもスコップで普通に作業。折れた方を使わなければ大丈夫そうです。

 ボクが怪我をしたことを知っている近所の人が犬の散歩で通りかかり、驚いた顔で、「そんなことをして大丈夫なのですか!?」と話し掛けて来られました。毎日ほど顔を合わせる方ですが、しゃべったのは初めて。よほど驚かれたのでしょう。

 10メートルほど掘って溝は完成。「いざ、配管工事!」と水を止めようとしましたが、止まりません。配管が複雑に入り組んでいる上に配管図面もないので、あっちのバルブ、こっちのバルブといろいろ試しましたが、どれを止めてもダメ。結局、大元のバルブを止めざるを得ませんでした。

 でも、これでは本坊や境内の公衆トイレなど、すべてが止まってしまいます。長い間止めたままにはできないので、先に配管を完成させて、最後に既設管に繋ぎ込むことにしました。

 ところが、やり始めてみると、昨日職員さんに買ってきてもらった部品が合いません。仕方なしに作業を中断して、ホームセンターに走りました。帰って来たらもうお昼。

 昼食を食べてから作業を再開。ちょっとトラブルはありましたが、水を止めて、最後に分岐する管を既設管に繋いで、作業は終了。水漏れのチェックのために接合部は置いておいて、他の部分は埋め戻しました。

 さぁ、これでかなり利便性が上がります。

 久々の土木作業でしたが、夜になっても傷が痛むこともなく、どうやら大丈夫そうです。この調子なら、はしごに登れる日も近いかも!!

 
〜 水道工事現場 〜
2012年1月30日(月)  No.3128

寒さの底
 朝、木々の葉っぱがうっすら雪化粧。気温もこの1週間が底。節分の日から徐々に上がり始めます。

 今日は法事2座と葬儀。1座は葬儀と重なったので、前住職に勤めてもらいました。

 葬儀は、お世話になっている写真家のNさんのお母さま。普段、気楽にお話をさせていただいているNさんですが、こういう形でお目に掛かるのは初めて。

 お仕事をしながら一所懸命お母さまの介護を続けて来られたNさんには、本当に頭が下がります。介護の話をされるNさんは、いつも笑顔でした。

 「当たり前のことをしただけですよ」とおしゃいますが、ボクにそんな真似はできません。すっかり脱帽です。

 エアコンの効いたところで声を出すと、喉が不調になっていきます。風邪気味でもあるので、大事をとって、加湿器を目一杯かけて、9時には寝てしまいました。

 
〜 朝の雪。数分で溶けてしまいました 〜
2012年1月29日(日)  No.3127

動作が緩慢
 このところ「事故以来初めて」ということが続きますが、今日は自坊の法事を3ヶ月ぶりに正座で勤めました。

 一段高いところへ登って正座して読経するのですが、座って読経までは何の問題もありませんでした。ただ、仏前に焼香へ行くためにいったん降りるのがなかなか。

 しばらく座ってないのと、少々太ったこともあって、今までよりも足がしびれます。何よりも、足が思う通りに動きません。骨はくっついてきていても、筋肉は弱っているのですねぇ。

 終わってから檀家さんに、「まだまだご不自由な時に、ご無理を申しまして」と気を遣わせてしまいました。

 立ち振る舞いはまだ大変ですが、昨日よりも今日、今日よりも明日と、確実に「出来ること」は増えています。

 ちょっと風邪っぽいので、今日はおとなしく様子見状態です。

 
〜 この壇から下りるのがちょっと大変 〜

2012年1月28日(土)  No.3126

開山忌
 今日は真如堂開祖戒算上人の960回忌。厳寒の本堂で、塔頭の檀家総代が参列して法要がいとなまれました。

 今日も背中にカイロを張っていましたが、ぜんぜんあたたかさを感じません。

 それでも、温暖化なのか、一昔前と比べたらマシになっているような気がします。かつては、板の間に立つと足が痺れるほど冷たかったのですが。

 ボクは、法要の立ち振る舞いがまだ難しいので、「会行事」という法要を取り仕切る役に就きました。結構長い間正座をしていましたが、大丈夫。ただ、立ち上がる時が大変。杖に渾身の力を込めて、ようやく立てました。一歩前進です。


 茶所の生活排水が詰まったので、急遽、水道屋さんに来てもらいました。

 配管図面がなく、集合枡が埋まっていて、どのルートで排水が流れているのかわかりませんでしたが、水道屋さんは論理的な思考とそれに基づく実証で地中20センチほどに埋まっていた枡を探し当て、2時間かかって無事に開通させました。さすがです。

 原因の一つはカイロでした。茶所脇の公衆トイレから流れてきた小さいカイロが、ちょうど排水管を塞いでしまっていたのでした。木の根っこも原因でした。

 トイレでカイロを落としたという話をよく聞きます。ほとんどの人がそのまま流してしまいますが、あれは溶けないので、下手をすると今回のような事態を招きかねないそうです。自宅で落としてしまった場合は、何とかして取った方がいいですよ!

 う〜、寒かった。

 
〜 誰が置いたのか・・・。 〜
2012年1月27日(金)  No.3125

厳寒の日
 寒さ厳しい日が続いていますが、そんな中、今日も銀行の新入社員研修。100人ほどの人がお越しになりました。

 外気温は4度以下。本堂の中も同じか、ひょっとしたらもう少し低いかも知れません。背中に張っていたカイロの温もりがぜんぜん感じられず、説明をしていても言葉が滑らかに出てきません。

 2班に分けて、2回同じことを説明しましたが、結局調子が出ないまま終わってしまいました。もう少しジョークを入れたらよかったかも・・・。

 今日も境内では防災工事、植木屋さん、大工さんが作業をしてくださっていました。寒中、本当に大変だと思いますが、動いているとそんなに寒くはないのですよね。大工さんは手先がかじかんで大変なようですが。

 夕方、ホームセンターに行きました。園芸コーナーには花がいっぱい並んでいて、何だか春がすぐそこまで来ているように思えました。

 日も長くなってきて、あと1週間ほどで立春。今年はあまり‘冬’を意識しないまま、春を迎えそうです。外作業をしていないから、季節に疎くなってしまったのでしょうか?

 
〜 毎日少しずつ伸びる配管の埋設 〜
2012年1月26日(木)  No.3124

正座復活
 今朝は怪我をして以来、初めて座ってお勤めをしました。

 怖々でしたが、座っても痛みはありません。でも、座る過程、座ってる姿勢から立つまでがちょっと大変。まるでお年寄りのような感じです。

 お寺の設え、道具、作法などは、座って行うことを基本としていることが多くあります。今回、しばらくの間、椅子で法要などを勤めましたが、「どうしたらいいかなぁ・・・」と思うことが結構ありました。

 木魚も台の上に載せなければいけませんし、扇子の置き場所にも困りました。椅子が邪魔で、礼拝もしにくかったり・・・。

 道具類も元のように戻しましたので、これでまた通常のお勤めや法要が出来ます。やってみないとわからないことが、いろいろありますね。


 節分に大般若転読をするのに合わせて、「大般若」の護符を復活させようと、古い版木を土蔵から出してきました。

 にわか作りのバレンを作って刷ってみましたが、古い版木なので、ヒビが入っていたり文字の角が丸くなっていて鮮明には刷れません。

 そこで、一番きれいに刷れたのをスキャナーに掛けて読み取り、画像ソフトで修正を加えて、原盤を作ることにしました。

 修正は大変。あまりにも綺麗になりすぎると風情がないので、‘適当’に直さなければなりません。ディスプレイを見つめる作業が続きます。

 最近、中島みゆきを聞いているわけでもないのに、涙が出てきたりします。法事でお経を読んでいる時でも、急に目が痛んで涙が出たりするので、「おっさんが泣いてくださっている」と思われないかと気になります。

 きっとドライアイでしょう。目薬をさしても、あまり効果はありませんし、意識的に瞬きをするのもちょっと不可能。加湿器もつけていますが・・・。

 しかたがありません。可能な限り目をパチパチしましょう。

 
〜 夕方の景色 〜
2012年1月25日(水)  No.3123

穴ぼこだらけ
 今日の境内は穴を掘る人だらけ。

 防災工事の人たちは、ユンボで穴を掘っては配管を埋めていきます。何も埋まっていないように見える境内も、掘ってみると、既設の防災配管、信号線の管、避雷針のアース、排水管などがいっぱい埋まっています。

 工事の人は、金属探知機でそれらを探りながら掘っていました。

 昨日から、植木屋さんも寒肥と土壌改良のために、あちこちを掘り返しています。こちらは、根を傷めないようにと繊細な作業。

 今日は、特大の注射器針のようなものを地中に差し込んで、高圧ポンプで送った液肥などを注入。

 あっちでブスリ、こっちでブスリと、次々と針を刺して注入すると、前に注入した穴から液が湧いてきます。何だか地中が液肥だらけになっているかのようでした。効くのかな・・・。

 穴は掘っていませんが、大工さんも電気ストーブに手をかざしながら、本堂の階段の修理をしてくださっていました。


 ここ数日手こずっていたメールが、夜になって、ようやくほぼ復旧しました。メールを振り分けるホルダーだけでも100以上あるので、大変でした。
 メールの数は数十万通でしょう。最古は1998年。それ以前のはハードディスクのクラッシュで失いました。

 手紙を整理する時のように、「この人にこんなこと書いてたんだ」「こんなこともあったなぁ・・・」などと、チラチラ読み返してしまいます。没交渉になった人、亡くなった人、いろいろです。

 すご〜く手間暇が掛かりましたが、昔を振り返るいい時間だったかのようにも思えます。

 
〜 地面に‘注射’する植木屋さん 〜
2012年1月24日(火)  No.3122

3ヶ月検診
 少し早い目に骨折の3ヶ月目の検診に行きました。

 CTとレントゲンを撮ってから診察。

 「どうですかぁ?」「ボチボチですねぇ」「痛みはありますか?」「時々痛みます」などという会話をしながら、ドクターは画像をじっと見て、「骨が出来てきてますなぁ。あー、出来てきてます」。

 折れた部分を補強するようにモヤモヤとしたものが写っていました。「モヤモヤしたのが出来てきている骨ですか?」と聞くと、「そうです」。

 ベッドに横になって、ドクターに足を動かされましたが、これは方向によっては痛い。「痛いですか?」「向きによっては痛いです」「そうでしょうなぁ」。わかってるのなら、やめてよ!

 総合すると、新しい骨が順調に出来てきている。松葉杖はもう使わなくていいけれど、杖を持っているのならそれを使えばいい。正座はしてもいいだろう。次は、1ヶ月後にMRI。骨が生きているかどうか、血流を調べましょう、というところでしょうか。

 順調ということなので、ひとまず一安心。特にリハビリはなさそうなのが不安ですが、自分で関節を動かしたりしてみようかな。関節が硬くなって、筋力も落ちているので。


 職員さんに頼んだはずの紫陽花の定植ですが、今日見に行くと、場所が違う・・・。結局、修正をするはめになりました。

 スコップを使うのは、もちろん怪我以来初めて。悪い方の足に力を入れられないので、反対の足を使うのですが、利き足と違うので、どうもやりにくいです。

 紫陽花は、もう緑の新芽を動かし初めています。今のうちに‘安住の地’を与えてやらなければいけません。

 でも、痛みもありますし、無理をして元に戻ってはいけないので、途中でやめました。悔しいなぁ。辛抱、辛抱。

 
〜 八ツ橋屋さんの前の餅花 〜
2012年1月23日(月)  No.3121

誕生日
 今日は誕生日。

 最近、自分がいくつなのかよくわかりません。頭の中で計算をして、「あっ、○○歳か・・・」などと自分で確かめるような感じ。年齢なんてあまり意識していません・・・それが危険?


 夜中の3時に目が覚めてしまったので、起きてパソコンの修復。5時まで修復作業をしたところで、ストーブの灯油が切れ、またすごく眠たくなってきてしまったので、6時まで寝ました。


 本坊で茶会があるので、7時前には鍵を開けてあげなければなりません。いったん本坊に行って鍵を開け、職員さんが出勤してきたのでまた自坊に帰って、外の掃除。

 今日は法事が3座。遅参してこられる方があったりして、遅れ気味でした。

 終わって寺務所に行き、茶会の片付けが終わるのを待ちましたが、約束の撤収時間を過ぎてもなかなか終わる気配がありません。

 見に行くと、記念写真を撮ったり喋ったりと、「遅くなってスミマセン」とは口ばかりで、なかなかです。

 話が逸れますが、茶会の来る人の車の駐め方は、本当にマナーが悪い。自分さえよければという人が目立ちます。駐車禁止場所にコーンを置いておいても、それを移動させて駐めたり、まったく傍若無人です。「何が茶道だ!」と、いつも憤慨しています。今日も然り。ブツブツ・・・。

 やっと終わって帰り、寝るまでパソコンの修復。メールのフォルダーの復旧だけなのですが、なかなかです。

 ということで、別に誕生日らしいイベントなどもなく、また1つ齢を重ねました。

 
〜 苔が踏み荒らされるので、とうとう柵をしました 〜
2012年1月22日(日)  No.3120

ハードディスク換装
 今日は、防災工事、本堂の階段の補修工事、電柱立て替えに伴う電気工事と、何だか工事だらけの1日でした。

 でも、そういう日って大好き! ワクワクします!

 結局、何をしていたのでしょう・・・。そうそう、昨夜から、パソコンのハードディスクを交換する作業をしています。

 今のパソコンのハードディスクは300ギガ。買った当初は、それで十分な容量でした。
 ところが、デジカメのデーターはどんどん大きくなりますし、アプリのデーターも大きくなる一方。とうとう、溢れんばかりになってしまいました。不要なデータをどんどん消しますが、追いつきません。

 パソコンの末期はいつもこうです。
 これまでに何台ものパソコンを使ってきましたが、最後はハードディスクの容量が足りない、メモリ不足やCPUが非力で新しいソフトを使うのに時間がかかる、そんな繰り返しでした。

 今のパソコンは買って5年目。ハードディスクの容量不足もありますが、突然のクラッシュも心配です。データのバックアップは取ってありますが、転ばぬ先のハードディスク交換。メインのハードディスクを、そのまま大きいものに載せ替える作業をすることにしまいした。

 今度のHDは2テラ。フロッピーを使っていた頃から考えると、驚くべき容量です。現行のHDの中身を、フリーソフトを使ってそのまま新しいHDに移す作戦で、昨日の寝る前から取りかかりました。

 何度も失敗しては、いろいろ調べてやり直しました。1回の動作に1、2時間掛かるので、仕掛けておいては別の仕事をする繰り返しです。

 ようやく夕方になって、移行に成功。でも、メールのデータがグチャグチャなので、これを修復しなければなりません。面倒ですが、大切な‘道具’ですから、しかたありません。

 こうして苦労しても、いま使っているパソコンの余命はそう長くはないでしょう。でも、まだ使えるので、十分働いてもらいましょう。

 
〜 よく働いてくれています 〜
2012年1月21日(土)  No.3119

穴中作業
 午前中は、某銀行の新人研修。新人といっても、もう一年近く働いて来られているので、ずいぶん落ち着いた雰囲気です。

 本堂でのレクチャー、貫主の法話、庭園などの見学、創業者や慰霊碑の参拝などをして、昼食。また別の施設へ行かれました。

 東京からの日帰りなので、大変でしょう。でも、ちょっと遠足気分になれていいかな?

 今日から防災工事も本格化してきました。

 既設の配管に新しい配管を繋ぐためのジョイント部分の加工作業。配管はポリ製なので、バーナーで熱して管を広げてジョイントを差し込んでいきます。

 1メートル50センチほど掘り下げた穴は、夜来の雨で水浸し。まずはポンプで水をくみ出してからの作業ですが、赤土がぬかるんでいて、作業される方は泥まみれでした。

 時々、急な打ち合わせなども入ってくるので、何だか落ち着きませんでした。これから当分はこんな調子でしょう。


 「今日の散歩道」の何とかできて、まずまずの日でした。

 
〜 穴の中での作業 〜
2012年1月20日(金)  No.3118

紫陽花園の準備
 午後から、久々の雨になりました。しかも、たっぷり降ってくれています。

 ずっと雨が降ってなかったので、地面はカラカラ。鉢物も水をやらなければならないほどでした。

 真冬の恵みの雨です。


 春が来る前に終えておきたい作業の一つ、紫陽花の植え替え。本堂裏の一角を紫陽花園にするために、一昨年から挿し芽で苗を増やして準備をしてきました。その苗も、少し大きくなったので、そろそろ定植しようと思います。

 今はまだ何もない荒れ地なので、最初に通路や植える場所を割り付けなければなりません。そこで、ビニール紐と金槌を持って、松葉杖で現場へ。

 まずは、通路を確保。メジャーを持って来なかったので、松葉杖の長さを基準に通路の幅を決め、木の切れ端を地面に打ち込んで、その間に紐を引っ張りました。

 次に、苗を植える場所のマーキング。これも杖の長さいっぱいあるいは半分などと計って、その場所を金槌で少し掘って印を付けました。これで、職員さんに定植作業を頼めます。

 ビニールポットに植えてある紫陽花の苗は300以上。種類もいろいろです。さぁ、これをどう植えていきましょうか。いえ、自分で出来ないだけに、「どうやって、職員さんに植え替え手順を説明しようか…」というところです。

 もう杖は要らないと思う時もありますが、やはりまだ無理ですねぇ。変な格好で作業をしたので、腰などが凝ってしまいました。

 
〜 将来は紫陽花でいっぱいになる予定です 〜
2012年1月19日(木)  No.3117

忙しかったぁー
 今日は忙しい日でした。

 まず、9時から葬儀。

 葬儀の日時は、遺族の希望、寺の都合、会場の空き具合で決まりますが、今回は後者2つがタイトでした。

 自坊では11時と12時に法事の予定がありました。今から変更して欲しいというわけにはいきません。会場も、市内に4ヶ所の会場を持っている業者ですが、空き時間・会場の規模などを考えると、選択肢は多くありませんでした。

 その結果、9時からという早い時間になりました。

 9時から葬儀をして、参列者がほぼ親族だけだったので、早い目に出棺。火葬場へ行って読経し、その足で自坊へ。

 時間的には少し余裕がありましたが、なんと12時の法事の人がもう来られていました。11時の法事の人がまだなのに・・・。別の部屋を用意して待ってもらいました。

 この調子ではスケジュールがこなせないと、前住職に12時の法事をしていただくように依頼しました。

 11時の法事を終えて墓前回向に行こうとすると、もう火葬が終わって会場に向けて出発されたという連絡。これは想定外でした。朝一番の火葬は通常長くかかるのですが、故人の体格などにも左右され、予想外に早くなったのでしょう。

 墓前回向から帰って来ると、次の法要が始まっていました。前住職にお願いしておいてよかったです。急いで葬儀会館へ走って、還骨回向と繰り上げの初七日のお勤め。

 自坊へ帰ると、12時の法要の人が昼食を食べるといって、仕出し屋さんが来ていました。そんなことは聞いてないよ! 後の予定が入ってなくてよかったですが、大慌てです。

 遅めの昼食を食べ、着替えをして寺務所へ。2時から防災工事の工程会議。設計事務所、施工業者と打ち合わせをしました。既設の配管を調べるために、書庫から古い図面を出してきたり、これも結構バタバタでした。4時に終了。

 腰にはよくない1日でした。

 
〜 試掘現場。他に写真がないので 〜
2012年1月18日(水)  No.3116

のんびり冬日
 日差しのあるあたたかい日となりました。こういう日は、外で作業をしていても気持ちがいい!・・・でも、できません。

 今日も職員さんにもみじの定植をしてもらいました。でも、じれったい。自分でやったほうが早いし、‘上手’なんですよねぇ−。

 側で見ていても、「もっと大きな穴を掘って・・・腐葉土はそれじゃダメ」などと、ついつい口を出してしまいます。そのうち、松葉杖をスコップに替えて穴掘り。スコップを杖代わりにして歩いたり・・・。

 いつまでも口出しをしていてはいけないので、寺務所に戻って、額に涅槃図の写真を入れる作業などをしました。これはなかなか難しい作業でした。

 別の職員さんには、ポストカード4枚と説明書を袋詰めする作業をしてもらいました。しばらくして、説明書には数か所の誤りがあることを発見。あれほど見たんですがねぇ・・・いつもながら、詰めが甘い。トホホ。

 ところが袋詰めが終わろうという段階で、残っているポストカードの枚数が違うとか。どれかに入れ忘れしているに違いありません。もう一度、全部見直しです。トホホ。

 いろいろあっても、のんびり平和な日でした。

 
〜 四苦八苦してもみじを定植する職員さん 〜
2012年1月17日(火)  No.3115

職員さんが頼り
 今日は、昨夜「切れかかっています」と連絡のあった鐘撞きの撞木の修理。

 朝一番に少し離れたところから見たところ、撞木をチェーンで吊るための金具が破断していました。金属疲労でしょう。

 昨秋から、度々不具合の出てきた撞木。そろそろ替え時なのでしょうか? 専門メーカーの、木材を加工した撞木を使っているのですが、従来型のほうがずっと長持ちです。

 応急修理に掛かる前に破断箇所の写真などを撮って、メーカーに送りました。電話で問い合わせたところ、真如堂の撞木はかなり大型の特注品とか。見慣れているので「こんなものだ」と思っていましたが、サイズを測ってメーカーに伝えると、「そんなに大きいのですか!?」と言われました。

 総替えするか、破断した金具だけを替えるか、これからメーカーと相談です。

 ともあれ、鐘が撞けるように応急修理しなければなりません。もちろん、自分では出来ないので、職員さんを呼んできて、ロープで補強してもらいました。当面はこれで安全に撞けます。

 総替えするとなったら、また費用が嵩みます。あちこち頭の痛いことです。


 自分で植えられもしないのに、気に入った植木の苗をちょこちょこ買っていたら、かなり溜まってしまいました。もみじだけでも10本以上。2月過ぎになって根が動き出す前に、定植をしなければいけません。

 また、職員さんに頼んで、とりあえずもみじを2本を植えてもらいました。珍しい種類のものもあるので、大きくなれば目を惹くでしょう。

 木々が眠っている寒の間は、たくさんの植木仕事があります。動けないのが悔しいなぁ〜。

 同じような性格の他宗の先輩僧侶に、「痛いほどようわかるけど、今動いたらあかんよ」と電話で諭されました。

 もうしばらく・・・ いえ、当分は辛抱。スコップ使ったり、梯子に登ったりするのはいつの日か・・・。

 
〜 撞木の応急修理をして鐘に挟まれる?BULLさん 〜
2012年1月16日(月)  No.3114

初六阿弥陀
 今日は「六阿弥陀」の巡拝日。市内6ヵ寺の阿弥陀様を回るのですが、真如堂はその第1番。

 1年で最初の巡拝日なので、雑誌などに「初六阿弥陀」などと載っていて、それを見て来る観光客が結構おられました。

 「初」といっても別に普段の月と変わるわけでもなく、巡拝するのは同じ。ただ、真如堂で違うのは、甘酒のお接待があることだけ。

 「何か特別なことがあるのかな?」とでも思われるのでしょうか? 昨日も数軒の問い合わせがありました。「6ヵ寺の阿弥陀さまを拝んで、ご先祖の回向などをしてもらうのですよ。3年3月が1クルーです」などと純粋に参拝をする行事だと説明すると、「えーーーー!」とか「スタンプとかないのですか?」とか驚かれることも。こっちが驚くわ! 初弘法や初天神のように賑やかな露店が出ると思ってるのかな?

 今日、実際に六阿弥陀に‘間違って来た’観光客には、「せめて朱印だけでも」と言う人や、あまりにも想像と違うので、不満げに掌もろくに合わせず帰っていく人もおられました。

 来年からこの行事の記事掲載は断った方がいいかも知れません。普段お参りになっている方にはちょっと迷惑かも知れませんし・・・。去年はツアーまで来ました。


 昨夜、風を切って疾走している夢を見ました。境内をすごいスピードで移動しているのです。車ではありません。走っているようなしんどさもありませんでした。

 高速でカーブを切る時、ウインカー代わりに、曲がる方に手を出して合図をしていました。2回も・・・。誰に知らせる必要があったのでしょう?

 走りたい、勢いよく移動したいという願望でしょうか?

 
〜 久しぶりの猫たち 〜

2012年1月15日(日)  No.3113

風呂敷っていいなぁー
 今日は、真如堂のご本尊を作られた慈覚大師の御命日。朝7時から本堂でお勤めがありました。

 いったん帰って自坊の外回りの掃除などをしてから寺務所に行き、涅槃図の説明書作り。

 昨日、印刷に出していた涅槃図のポストカードが出来あがってきました。葉書サイズに涅槃図全図を入れると小さすぎて見えないだろうと、部分的にアップにしたものを4種類作りました。

 自分で作ったデーターを印刷屋さんにダイレクトに送ったので、仕上がってくるまで、「色はちゃんと出ているだろうか?」「初めて使う紙だけど大丈夫だろうか?」といろいろ心配でしたが、段ボールで送られてきたものを開けて見て、「あー、よかった」と安堵。用紙の艶が思っていたのとは違いましたが、「これはこれでいいなぁ」という感じです。

 今日はポストカードに添える小さな解説書きの原稿作り。涅槃図の概要と4枚それぞれの説明を書くのに、お昼まで集中しました。あまりに熱中していたので、出来上がった時にはお尻や腰が痛くなってしまいましたが、ほぼ完成です。

 さて、次は額入りの涅槃図の説明書作り。これはまた後日です。


 午後は自坊の「メダカの学校」でした。

 今日のテーマは「風呂敷」。講師は風呂敷を作っておられる会社の部長さん。とても話が上手で、風呂敷の歴史などがよくわかり、それぞれに風呂敷を配ってくださって使い方の実技。これもまた楽しいものでした。

 風呂敷はもらうことはあっても、自分で買うことはありません。ボクにとって風呂敷は、僧衣を包んで運んだりする時の必需品です。今日の話を聞いて、「気に入ったものを、ぜひ買ってみたい」と思いました。

 
〜 今日の「メダカの学校」 〜

2012年1月14日(土)  No.3111

防災工事始まる
 午前中は墓参に来られた方の応対と墓前回向、午後は法事と、ウイークデイなのに予定が立て込んでいました。もっとも、墓前回向の方は会社を代表しての参来で、勤務時間内に来られたわけです。


 今日から防災工事が始まりました。

 朝一番に現場事務所に使うプレハブが建てられ、資材などもこれから搬入されます。また、ユンボも搬入されて、境内の試掘が始まりました。既設の配管に新しい管を繋ぐための位置を決めるための作業です。

 前の工事の竣工図面頼りの試掘ですが、探知機で探りながら作業しているものの、図面の場所に配管が見つからないようで、関係者が輪になって首を捻っているのが、「今日の散歩道」用の写真を撮っていたボクの目に入りました。

 その光景を見ていて、「あっ、そうだ! ひょっとしたら」と、ボクは寺務所に戻りました。以前の工事現場の写真があるのを思い出したのです。

 パソコンの中を探してみると、ありました、ありました。ちょうど、いま取りかかっているところの写真がありました。現場に持っていくと、「あっ、1メートル先だ!」とようやく見つかりそうな手応え。

 図面など大ざっぱなもので、現場で状況に合わせていくらでも修正しています。見つからないと首を捻っていた場所は、図面では真っ直ぐに配管してありますが、実際は弧を書くように埋設してあったそうです。

 「ユンボ、いいなぁ〜 空いている時間に貸して欲しいなぁ」と、熱い眼差しで工事を見つめましたが、気付いてもらえなかったようです。でも、これから当分の間は、‘働く車’が見られます。ワクワクです。

 
〜 大師堂脇の現場事務所 〜
2012年1月13日(金)  No.3112

額入り写真、出来上がり!
 朝はうっすら雪化粧。でも、地面には積もっていないので、よかったぁー

 松葉杖はだんだん邪魔になって、持っている方が躓いたりして危ないかも知れません。でも、杖なしではまだまだ不安ですし、外出時は松葉、室内は普通の杖を使っています。


 昨日修正してデーター転送をしておいた涅槃図の写真を取りに行きました。いい感じに仕上がっています!

 額を買ってきて、帰ってから入れてみると、サイズもピッタリで、ますます晴れだって、超いい感じになりました! これだったら「欲しい」という方も結構おられるでしょう。

 さぁ、10作るか、20作るか・・・。


 「ここ一両日なので…」と枕経の‘予約’がありました。去年の9月からお聞きしていたのですが、一層、状態が悪くなられたようです。

 そうなると、電話が鳴る度に「あっ」という感じで、気が気ではありません。

 ちょっと遠いのですが、夜遅くても伺うつもりなので、食事をしていても、お風呂に入っていても、布団に入ってからも、何だか落ち着きませんでした。

 
〜 南天に積もった綿のような雪 〜
2012年1月12日(木)  No.3110

買い物ツアー?
 朝一番から植木屋さんの伐採作業。桧と杉を切ってもらいます。桧は電柱の移設工事のため、杉は消火栓の工事のための障害になるのです。

 杉の木は自坊にすぐ横で、ライブカメラの正面。「植木屋さんの作業が写るぞ!」と寺務所でパソコンの画面を見ながら待機しました。

 待つ間もなく、すぐに植木屋さんが画面に登場! 下の方から枝打ちを始め、あれよあれよという間に、杉の木は画面から消えました。その間、30分ほど。さすがに手際がいい。それをずっと見ているボクの何と暇なことよ・・・。ダイジェスト動画。「開く」でご覧下さい。

 その後、ちゃんと仕事をして、外出しました。

 先ずは写真屋さん。涅槃図全面の写ったものを額に入れて、希望者に本堂で頒布する予定なのですが、印刷するほどの数は出ないので、‘生写真’で対応します。とりあえず大きくプリントしてもらって画面に問題がないか確認し、既成の額に合わせるにはどうしたらいいか相談に乗ってもらいました。後は、帰ってデーター作りをすればOKです。

 次に、かかりつけ医で常備薬をもらいました。じんま疹の時の対応が不満足なのですが、まだ他の医者を探していないので、とりあえず。

 最後はホームセンター。ここが今日の‘本命’です。今朝、法事で使う道具を壊してしまったので、急いで代用品を入手する必要がありました。

 大好きなホームセンターですが、行くのはほぼ3ヶ月ぶり。店内は、売り場が変わったり、薬売り場が新設されたりと、結構変わっていました。

 先ずは目的の物をカゴに入れ、後はちょっとショッピングを楽しみました。入浴剤、さくらの缶詰、法要の参列者に配るカイロ、防寒靴下などを買いましたが、片手は松葉杖でふさがっているので、何とも不便でした。

 かなり重たいので、いったんレジを済ませて車に積み、今度は園芸コーナーへ。茶所前の花壇は、去年からヘブンリーブルー〜菊〜ビオラ というサイクルにしているので、もうビオラを植えなければいけません。安くなっていたビオラの苗を求めて、ようやく目的終了!

 「あっ、同窓会の案内の往復葉書を買わなきゃ」と帰りに郵便局によって、これでお仕舞い!

 夜は、その往復葉書で小学校の同窓会の案内を作りました。同窓会といえば、引っ越しすることのないボクに、必ず幹事が回ってくるのです。もう慣れたものです。

 ちょっと動きすぎたかな・・・鈍痛が・・・。

 
〜 凜と咲く水仙の花 〜
2012年1月11日(水)  No.3109

リンゴジャム
 御供をしているうちに新鮮ではなくなったリンゴ。生食をするのなら美味しいものを食べるので、新鮮ではないものがいつまでも残り、どんどん古くなっていきます。

 ボクには捨てることが出来ず、‘勿体ない’と思って食べるから、太ってしまいます。
 「そうだ! ジャムにしちゃおう! アップルパイもいいけど、パイ生地を買いに行けないから」と、夜遅くからジャム作りを始めました。

 シワのできたリンゴでジャムを作っても美味しくないかも知れませんが、朝のトーストにジャムが欲しいと思っていたのです。

 実は、グレープフルーツのお下がりもたくさんあって、なかなか食べきれないので、朝はそれを丸1個絞ってジュースにして飲んでいます。これが結構美味しいです。

 さて、シワの出来たリンゴを厚めに剥いて薄切りにし、灯油ストーブの上に置いて煮始めました。レモン汁がないので、鏡餅の上に載せていた橙の果汁を搾って入れました。これは結構イケマス。

 シナモンがない・・・。八つ橋を粉々にして入れようかとも思いましたが、ひどいことになりそうなのでやめました。明日買ってきます。思いつきで始めるから、材料が揃わないのですよねぇ。いつもこうです。

 何となくうまく出来ました。明日、シナモンを入れれば完成です!

 でも、保存瓶がない。小分けして冷凍しようかなぁ・・・。

 
〜 リンゴジャム作り、開始! 〜
2012年1月10日(火)  No.3108

ヘタ字
 今日も自坊で2座の法事。

 その合間を縫って、卒塔婆書き。6尺の塔婆を、今までに数百枚書きましたが、少しも上手になりません。書き上がったのを見ると、自分でも嫌になります。

 小学生の頃は‘お習字’を慣れっていましたが、すっかり忘れてしまいました。

 やっぱり、剪定鋏のほうが性に合っています。


 夜は税金の書類作り。

 本当は12月の給料の時に年末調整をしなければいけないのですが、忙しいので、毎年この時期になってしまいます。

 電卓を3回入れれば、3回とも答えが違うほど計算音痴なボク。最近はフリーのソフトを使っていますが、年に1度しか使わないので、なかなか要領が飲み込めません。

 とりあえずは明日が納付期限なので、税額の計算をして、納付の準備をしました。

 2月には確定申告もしなければいけません。これはネット申告をするので、まぁ楽かな。

 
〜 いっぱい落ちているお茶の木の実 〜
2012年1月9日(月)  No.3107

法事集中
 今日は法事ラッシュ。本坊で1座、自坊で2座。

 少し前までは、松の内には法事をしなかったのですが、今ではもうお構いなし。正月3日に法事をしたいと言ってくる人まで現れるようになりました。ビックリ!

 今年は、ボクの怪我で法事を延長していただいたこともあり、年明け早々から法事が立て込んでいます。

 本坊の法要では、8時前から12時半頃まで、あちこち動き回りました。もちろん、杖を片手に。
 自坊の法要では、拝む霊位を間違っていてビックリ! 慌てて卒塔婆などを書き直し、何とか事なきを得ましたが、冷や汗ものでした。

 1日、かなり動きましたが、痛みはマシです。治ってきているのを実感しますが、気を引き締めないと、こういう時が危ないですものね。

 職員さんが楽しそうに外仕事をしているのを見ると、「動けるっていいなぁ」とうらやましくなります。

 動けるようになったら、あれをして、これもして…といろいろ思いが走ります。でも、木々が冬の眠りに就いているのと同じく、ボクもしばらくは冬眠して完治させないといけません。そうは言い聞かせるのですが・・・。

 
〜 満開の寒椿 〜
2012年1月8日(日)  No.3106

今日はデザイナー?
 今日も昨日と同じようなパターン。防災工事の業者さんや大工さんと打ち合わせ。何だかしばらくは毎日こんなことになりそうです。

 明日の法要の準備でみんながバタバタしている中、動けないボクは不甲斐なくも寺務所でストーブの番。時々、準備の進行具合を見に行っては、ちょっと修正要求を出したりして・・・。こういう生き方は楽だなぁ〜 でも、性に合いません。

 準備が一段落するまで寺務所を離れるわけにも行かないので、3月の大涅槃図公開に備えて絵葉書を作ろうと、パソコンに向かって黙々と作業をしました。

 最近の真如堂の印刷物などは大多数が自前。チラシや封筒、クリアファイルなどは完全データーを送って刷ってもらうだけ。昨秋に作った絵葉書は自前の写真を活用して印刷屋さんに作ってもらいましたが、今度の絵葉書はやはり完全データーを送って刷ってもらう予定です。

 作業はほぼ終了。もう少し手を加えれば出稿できます。仕上がってくるまで不安ですが・・・。

 
〜 法要の準備で幕が張られた大玄関 〜
2012年1月7日(土)  No.3105

工事イヤー
 今日から本堂北側階段の改修工事。

 9月頃から計画をして、行政の文化財保護課と打ち合わせをすること3ヶ月。ようやくゴーサインが出たので、今日から取りかかりました。

 簡易に付けた階段なので、もっと簡単にできると思っていたのですが、始めるまでにずいぶんかかってしまいました。


 夕方には境内の防災工事の打ち合わせ。仮設の工事事務所を建てたり資材を置く場所の現地確認。こちらは来週から着工です。

 3月末日までに公費補助を受けた部分を竣工させ、自費負担部分は4月以降も継続して工事をします。

 また別の場所の防災工事も、その後を追いかけて始まるので、今年は工事に明け暮れそうです。大好きなユンボが境内でしょっちゅう見られるぞ!

 
〜 工事が始まった本堂北側階段 〜
2012年1月6日(金)  No.3104

初めての葬儀
 今年初めての葬儀。元旦に亡くなったのですが、火葬場が閉まっているのと、式場がいっぱいだったのとで、今日に延びました。

 葬儀は事故以来初めて。入院中は前住職が葬儀や法事をやってもらい、最近になって法事がボクが勤めていますが、葬儀はありませんでした。

 読経などには何の支障もないのですが、片手に杖を持っているので、入退場などの時に扇子や経本をもう一方の手で持たなければなりません。

 式場は椅子席ですが、衣を広げたり畳んだりする時に座れないのは不便。立ったままでは、思うようにできません。

 「年を取って足が不自由になり、常時杖を離せなくなったら、坊さんをするのも難しいなぁ・・・」と思いました。

 葬儀、火葬場への移動、いったん自坊に戻ってまた初七日のお勤めへ出かけるなどして、やはりまだ傷跡が痛みました。

 まだまだですねぇ。

 
〜 うっすら雪化粧した本坊の屋根と大文字山 〜
2012年1月5日(木)  No.3103

鏡開き
 今日は鏡開き。地方によっては7日というところもありますが、京都はだいたい4日です。

 職員さんに鏡餅の‘回収’を依頼。どんどん鏡餅が返ってきましたが、最後に数えたら1つ足りません。

 鏡餅は大きいのから小さいのまで合わせると約50。どこにどれを供えるかというマップもあるのですが、供える時も1つ不足し、回収した時はさらに1つ足りません。まだどこかに供えたままになっているのでしょうが、いったいどこに・・・。

 お下げした鏡餅を切って、お善哉を作りました。

 あんこはボクが出かけたついでに僧衣姿のままスーパーで買ってきました。今日はあんこの特設売り場もありましたのにビックリ! 栗の甘露煮は高いのでやめました。

 寺務所の女性は餅を焼いた経験があまりないようなので、ボクが焼きました。下げてきた鏡餅は、もうすでに乾燥して割れてきています。焼いたら端っこはお煎餅のよう…。ちょっと焼き目を付けて、後はレンジでチン!

 餅に小豆汁をかけて、「いただきま〜す」

 外は木の葉が白くなるほどの雪降り。でも、お善哉のお陰であたたまりました。

 ダイエットしなきゃ・・・。

 
〜 鏡餅で作ったお善哉 〜
2012年1月4日(水)  No.3102

初護摩
 朝の初護摩で「長寿不動尊」の護符を加持してもらい、自坊に持ち帰って、来客の合間をぬって発送作業を始めました。

 紙を折ったり、封筒に入れたり封をしたりの単純作業。ちょっと退屈なので、録画してあった寅さんを2本、ちょうど放送していたのを1本、ぶっ続けで見ました。夕食後もテレビを見ながら10時頃まで作業をしました。

 お正月はお笑い芸人が出てくる同じような番組ばかりで、少しも面白くありませんが、寅さんなら、安心してゆったりと見ていられます。‘寅さん’には、入院中もずいぶんお世話になりました。

 いつも護符を配って回る比較的近い方の分は明日発送しますが、そうでない人はまだこれから。量からいうと倍以上。しばらくはこれにかかりっきりになりそうです。

 
〜 火が燃え上がる護摩供の様子 〜
2012年1月3日(火)  No.3101

正月2日
 例年2日の墓参客は出足が遅め。1日に年始参りに行ったりして、2日はゆっくりという方が多いのでしょうか?

 元旦に来られる人、2日にお越しになる方など、顔ぶれはほぼ毎年同じ。お正月などは、毎年の行動パターンが決まっている人が多いのでしょう。

 今日は晴れたり時雨れたり、時に雷が鳴ったりと、不安定なお天気だったこともあり、元旦に比べると来訪者は半分以下。ちょっとゆったりモードです。

 その間に、ようやく年賀状を見ました。年賀状のやりとりしかしない人が増えました。

 さぁ、護符の発送準備。添え状を印刷をしたり、封筒にラベル用紙を貼ったり。片手が杖で使えず、また重たい物も持てないので、かなり不便です。

 例年は護符を檀家宅に配って回るのですが、今年はそれも休ませてもらいます。そのこともあって、添え状も6種類。すごくややこしいです。去年はお悔やみの添え状を間違って多くの人に送ってしまって、後から詫び状を送ったり大騒動でしたので、今年は慎重。

 明日の初護摩が終わったら発送作業です。

 
〜 ひっそり咲き続ける野路菊 〜
2012年1月2日(月)  No.3100

元旦風景
 2012年の幕開け。6時からの本堂での修正会、その後の拝賀式を終え、自坊でのお勤め。

 8時半頃からやっとお屠蘇とお雑煮と思っていたら、墓参の方が次々と来られ、ゆっくり食べているどころではなくなってきました。

 それからはずっと来客対応。

 杖を突いているボクの姿を見て、何もご存じなかった方は、年賀の挨拶が終わると開口一番「どうされたのですか?」。来る人来る人、大多数の方に、「骨折をしまして・・・」という説明を反芻しました。

 次に多かったのは、「太られました?」 やっぱり・・・。運動量が落ちているのに食べる量は変わらないのですから、それが体に蓄積してしまいました。ショック・・・。

 こんな調子で、やっと2時過ぎにお昼。いただいた柿の葉寿司を3つほど食べただけ。ずっと動きっぱなしなので、さすがに足や腰が痛みます。骨が痛いのか、筋肉痛なのか・・・。

 ようやく3時半頃になって人波がまばらになってきたので、写真を撮りつつ寺務所に行って、拝観などの業務を終了。寺務所からの帰りにまた写真を撮って、「今日の散歩道」の更新作業を始めました。

 6時頃に終わって、「さぁ、これでゆっくりできるかなぁ」と思っていたら、檀家の方から訃報。しばらくしてから枕経に伺い、ようやくこれで長〜い1日が終わり。

 さすがにくたびれました。年賀状に目を通す元気もなく、お風呂に入ってすぐに寝てしまいました。

 寝正月は夢の又夢です。

 
〜 元旦の紅葉 〜

2012年1月1日(日)  No.3099

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
[日記一覧]
shiromuku(fs2)DIARY version 1.25