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2011年9月の日記

雨の日はデスクワーク
 9月も今日で終わり。今年もあと3ヶ月。1年って、本当にあっという間ですね。

 小雨が時折降るので、外の作業は出来ず。来客の対応の他は、事務仕事をしました。

 晴れた日は寺務所にいるのが勿体ないので、外に出てしまいます。ここしばらく、晴れた日が続いたので、未処理の案件がたまっていました。大して急ぐものでもないので、ゆったりと片付けました。


 夜、明日の「メダカの学校」で使うプロジェクターのケーブルがないことが発覚。どこを探してもありません。先日、部屋の大掃除をした時に捨ててしまった? まさか・・・。

 最後に思いつくのは、寺務所のデスクの引き出し。明朝、一番に探してみます。なかったらどうしよう・・・。

 一生のうち、どれだけ多くの時間を失せ物探しに使っているでしょう。ますます、1年が短くなってしまいます。

 
〜 真っ赤になった花水木の実 〜
2011年9月30日(金)  No.3006

大文字山へ
 朝、大文字山に登りました。

 当初は今日・明日で、加賀・白山に登ろうかと思っていたのですが、明日に予定が入ってしまい断念。せっかく1日フリーの日なので、せめて大文字山にでも登ろうかと・・・火床まで行って帰って、わずか1時間ですが。

 ひょっとしたら、野生のリンドウに出会えるかもと期待して、一眼レフや交換レンズを持って行きました。

 鹿ヶ谷の登り口までバイクで行き、そこから30分足らずで「大」の火床の中心へ。

 途中の山道には、大きな袋がいたる所に置いてありました。ざっと見ても100は下りません。

 ナラ枯れのために枯れた木を伐採して、これ以上被害が広がらないように、切った木の幹などを袋に入れて燻蒸しているのです。膨大な時間と人手がかかります。

 多くのブナやクヌギなどが伐採されて、あたりがとても明るくなり、雰囲気が変わっています。

 昔は、薪などを取るために小まめに伐採などが行われ、山もこんなふうに明るかったのかも知れないと思いました。

 火床に着きましたが、送り火の時に草などを刈りはらったのが少し伸びている状態で、草らしい草は生えてなく、花は一輪も見当たりませんでした。がっくり・・・。

 寺の説明の時に使う俯瞰写真を撮って、ついでに塔頭で作業をしている植木屋さんを望遠で撮って、頂上まで行っても景色は大して変わらないので止めにして、早々に下山しました。

 また、紅葉が進んだ頃に、もう一度来ようと思います。落ち葉の中をサクサクと歩くのも愉快でしょう。

 帰って、一昨日・昨日作業して落とした枯れ枝の片付け。イラガが木の上から落ちてきたらしく、首筋を数か所刺されて、ボコッと腫れました。

 1日あったのに、もう少し有意義な使い方をすればよかったなぁ〜

 
〜 大文字山から見た真如堂(吉田山・平安神宮・御所・二条城の森も見えます)
/ 燻蒸中の袋の群れ 〜
2011年9月29日(木)  No.3005

首痛
 今日は汗を掻くような秋晴れ!

 枯れ枝処理作業3日目。時間的に余裕のある日に晴れてくれるのは、とてもうれしいです。

 作業はなかなか進みません。枯れ枝の量が多いのです。今日もまた軽トラック1杯分ぐらいの枯れ枝を落としました。

 ハシゴに登ったり、竹竿の先に金具を付けた‘特製道具’をつかったり、先に文鎮を結びつけたロープを枯れ枝目がけて投げて引っ張ったり。あの手この手で枯れ枝処理。

 折れた太い枝が自分のほうに飛んできたり、ノコギリで切った太い枝がハシゴを直撃して段が曲がったり、結構危険が伴う作業です。

 木の上で作業をしたりていると、今日も、観光客の人が声を掛けてきます。

 「その木は山桜ですか?「いいえ、染井吉野です」「どうやって見分けるのですか? 幹が違うのですか?」「そんなに違わないです。山桜は少ないので、生えている場所を覚えているだけです」とか、「紅葉はきれいですか?」「きれいですよ」「こんな作業も必要なのですか?」「すっきりときれいな紅葉のためには必要なのです」とか。

 一々手を止めないといけないので、通りがかる人と目を合わさないようにしていました。

 3日間、上ばかり見上げていると、さすがに首が痛いです。でも、この調子では、10月半ばまでかかるのは必至。

 きれいな紅葉は、一朝一夕では成らず! 大変なのですよぉ。

 
〜 通りがかりに撮ったお気に入りの景色 〜
2011年9月28日(水)  No.3004

延々と枯れ枝処理
 今日は気持ちのいい秋晴れ!

 檀家宅へのお参りを終えた後は、今日も植木屋。草刈り、枯れ枝処理、害虫防除作業など。動くとちょっと汗ばむ程度の気温が心地よかったです。

 枯れ枝処理は延々と続きそうですが、上ばかり見ているので、首が痛いです。

 観光客の方たちは、最初、「何をしているのだろう? 枝を折っているの?」と怪訝な顔で見ておられましたが、下に枯れ枝が落ちているのを見て、「へぇ、もみじも手がかかるのねぇ」などと話しておられます。

 当たり前田のクラッカー! 放ったらかしでは、綺麗な紅葉は見られないのですよぉー

 
〜 夕暮れの彼岸花とブサイクちゃん 〜
2011年9月27日(火)  No.3003

枯れ枝処理
 午前中の外回りの予定がなくなったので、久々に植木屋をすることにしました。

 木々も少しずつ色付いて来ているので、紅葉までに枯れ枝などを処理してスッキリさせなければなりません。

 一見して枯れ枝など無いと思っても、よく見ると、到るところに枯れた枝がいっぱい。太いものもあれば、細いものもあります。

 ハシゴを持ってきて鋸で切ったり、竹棹に金具を付けて枯れ枝を引っかけて折るように急ごしらえした道具を使ったりして、もみじや桜を見上げては1本1本クリーンアップ!
 塔頭に頼まれた仕事をしていた植木屋さんが、「気をつけてくださいよ」と見に来たり、観光客から話し掛けられたり。

 わずか2時間ほどでしたので、10本ほどだけを仕上げました。それでも、軽トラックの荷台は満杯状態。境内全域を回るにはどれだけ時間がかかるかわかりません。

 上ばかり見上げていたので、首が痛いです。


 涼しいとはいえ、動いたらうっすら汗をかきました。午後からは大津・坂本で会議なので、サッとシャワーをして早昼を食べて、山越え。

 途中でホームセンターに寄って、野菜の苗を物色しましたが、レタスや白菜など結球するものが大半。葉物野菜もありましたが、いずれも虫の餌食になるので買うのはやめました。


 夜は塔婆書きがないので、ゆ〜ったりのはずが、今日の会議のメンバーで10月に懇親会をすることになったので、その場所探しのためにネット検索。ボク以外は他から来る人ばかりなので、せっかくだったら京都らしいお店をと思いましたが、なかなか気に入った店がないので、ほとほと疲れました。

 ネットの情報もイマイチ信用できませんし・・・困ったなぁ・・・。

 
〜 咲き始めた10月桜 〜
2011年9月26日(月)  No.3002

来たぁ〜!!
 今朝、境内の酔芙蓉や朝顔などの様子を巡回していたら、藤袴のあたりで白っぽい蝶々がフワフワと飛んでいるのが目に入りました。

 「わぁー アサギマダラだ!」と叫んだら、近くにいた職員さんが、「さっきからウロウロしていますよ」とのこと。何で早く教えてくれないんだ!

 待ちに待ったアサギマダラ。今年は藤袴の出来が悪いので、飛来してくれないだろうと諦めていました。

 やったぁ! 来てくれた!

 8月末に槍ヶ岳に行った時、上高地や新穂高近辺でも目にしましたが、春から夏にかけては本州の標高1000〜2000メートルの涼しい高原地帯に生息しています。秋、気温が低くなってくると、適温の生活地を求めて南へ移動し、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで飛んでいきます。

 フワフワと飛ぶその様子が何とも楽しそう。一目でわかりました。

 近くに駐めたあった車から慌ててカメラを取ってきて、パシャッ!! 証拠写真も撮れて大満足です!


 日曜日で墓参の人もそこそこ。でも、ボクは葬儀で、大半が出ずっぱりでした。

 
〜 藤袴とアサギマダラ 〜
2011年9月25日(日)  No.3001

高〜い!
 本当に一気に涼しくなりました。有り難いですが、あまりにも急過ぎませんか?


 瓦屋さんが、本堂の屋根の緊急修理に来てくれました。

 とりあえず、割れている瓦の下にステンレス板を差し込む作業。数十年前に同じような処理をトタン板でた箇所が100ぐらいあり、そのトタン板がボロボロに錆びているので、それも取り替えなければなりません。

 瓦屋さんに、「和尚さん、ちょっと登って見てください」と言われました。

 瓦屋さんは、ボクが何でもするのもですから、本堂の屋根にも登るだろうと気軽に言ったのでしょう。でも、本堂の屋根に登るのは嫌!! コワイ・・・。以前、挑戦してやめたことがあります。半端な高さではありませんから。


 今日は、墓参の方もポツリポツリ。

 今日のほうがゆっくりお参り出来るのでオススメなのですが、お中日のほうが圧倒的に‘人気’があります。

 明日はどうでしょうねぇ?

 
〜 高〜いハシゴ 〜
2011年9月24日(土)  No.3000

季節が変わりました
 朝一番に酔芙蓉の花を見たら、昨日咲いた花がまだ散らずに残っていて薄いピンク、今朝咲いた花が白で、今までにない景色。花は小輪になりました。

 「季節が変わったなぁ〜」としみじみ思いました。


 彼岸の中日。朝早くから夕方まで、ひっきりなしに墓参の方がみえました。

 その間は外へ出る暇もなかったのですが、聞くところによると、ずいぶんひどい混み方だったようです。台風で来られなかった人が、なおさら今日に集中したのでしょう。


 今日、一番遠くから来たのは、福島県郡山からの10〜30?代の女性4人。夜を徹して、9時間走って来て、また今日帰途につくのだとか。相談したいこともあってアポ無しで来られたのですが、ボクがいる時でよかったです。

 震災、そして今度の台風は直撃。本当に大変だったようです。


 皆さん異口同音におっしゃるのは、「涼しくなった」「夜は寒いぐらい」だということ。

 「暑さ寒さも彼岸まで」 季節の‘ページ’がめくられました。

 
〜 昨日撮った酔芙蓉。今朝はまったく様子が変わっています 〜
2011年9月23日(金)  No.2999

天気回復
 一昨日・昨日とお天気が悪くて墓参がしにくかった分、お天気お回復した今日はたくさんの方がお参りになりました。

 明日はお中日、そして連休。ちょっと大変なことになりそうです。

 明日は更新が出来ないので、お参りの人の切れ間を狙って、境内に写真を撮りに行きました。先週とあまり景色が変わっていませんし、お天気もコロコロ変わるので、写真が撮りにくかったです。

 墓参の方を待機しながら、更新作業。6時前には完了! 今までで一番早い時間に出来たかも知れません。

 さぁ、明日に備えて、早く寝ちゃおうっと!

 
〜 水引草。下から見たら‘水引'に見えるのがその名の由来 〜
2011年9月22日(木)  No.2998

久々に部屋がスッキリ!
 朝、寺務所から「電話が使えない」というメール。雷が鳴った日、天気の悪い日などに、時々こういうことがあるのです。

 檀家宅へのお参りを終えて、作業着に着替えてから寺務所へ。直すには、電話の機械が置いてある縁の下に潜らなければいけません。

 雨の日の床下は気持ち悪いほど、ジトッとしていました。この湿気が禍しているのでしょう。電源を落として、しばらくして入れ直せば復旧。これだけのことなのですが・・・。

 一々縁の下に潜らなくていいように、天候に左右されることの少ないように、機械を縁のしたから床上に移設したほうがよさそうです。今は直っているので良しとして、次にトラブったら、そうしましょう。狭く気持ちの悪い縁の下は、もうゴメンです。


 夜、自室の掃除をしました。塔婆書きも完全に終わったので、気分転換です。

 「こんなに掃除をするのは何ヶ月ぶり? 何年ぶり?」というぐらい掃除をしました。床が完全に見えるようになり、スカッ!!としました。気持ちいいですねぇ。

 さて、いつまで保つことやら・・・。

 
〜 この間を通って機械まで 〜
2011年9月21日(水)  No.2997

早寝!
 彼岸の入り。

 「‘入り'の日にお参りに行く」と決めている人もおられるようで、雨にもかかわらず、思ったよりも多い方が墓参に来られました。

 台風の接近に備えて、樋や溝を点検。ニュースでは名古屋などの大雨が伝えられていましたが、こちらは小雨程度でした。

 今年は本当に天変地異、水難の年です。

 他で災害がある度に、「京都は何もなくて結構な土地だ」という話が出てきます。確かにそうですが、災害に遭われた方のことを思うと、そんなことを口に出すのもはばかれる気がします。

 一升瓶のお酒がわずかに残っていたので、「飲んでしまおう」と思って飲み出したら案外入っていて、好い加減に酔って眠たくなってしまいました。

 うたた寝をしましたが、急ぎの仕事もないので、「もう寝てしまえ!」と8時半頃には寝てしまいました。至福の時間で〜す。

 
〜 雨の中の朝顔 〜
2011年9月20日(火)  No.2996

ゴーーール!!
 夜11時前、ようやく彼岸の経木塔婆書きが一段落。明日の彼岸の入りにどうにか間に合いました。

 といっても、昨日・今日で、結構な軒数がお参りになりました。もう、お彼岸が始まっているようなものです。

 数えてはいないのですが、書いた塔婆は500枚程度でしょうか。お盆に比べたらずっと少ないのですが、それでも1枚につき40字書いたとして2万字。

 後から見ると、筆先の傷み具合はもちろん、その時の気分などがよくわかります。字って、こわいものです。

 これで、つかえていたものが取れたかように、気が楽になりました。


 夜になって、時おり雨が強く降るようになってきました。雨雲レーダーを見ると、次々と雨雲がやってきて、強い雨を降らせるようです。

 和歌山や奈良の被災地のことが思いやられます。どうか、これ以上の被害がでませんように・・・。

 
〜 萩も日に日に咲いてきました 〜
2011年9月19日(月)  No.2995

連休
 世の中は連休。そんなことまったく関係ないというか、逆に忙しくなることも頻り。でも、今日は遠方の方の法要が2座あった他は、それほど忙しくはありませんでした。

 予想通り、お彼岸のお参りの方が10軒ほどお越しになりました。塔婆が書いてある人や予告の電話をしてくださった方ばかりで、慌てることもありませんでした。

 塔婆は、今夜の段階で「み」。あと一息! 何とか彼岸の入りまでに完成させたいものです。

 本堂の拝観も、今日はずいぶん多かったようです。家族連れなども目立ちますし、「やはり、連休だなぁ」という感じです。

 まだ一昨日の疲れが抜けきらず、何となくアンニュイな感じ。「だんだん疲れが抜けなくなってくる」とよく聞きますが、ボクにもそれがやってきたのかな?

 負けへんでぇ〜

 
〜 またまた酔芙蓉 〜
2011年9月18日(日)  No.2994

やっと植木屋
 ぐっすり寝ましたが、昨日の疲れがまだ残っている感じでした。

 天気予報は外れて、蒸し暑いながらもいい天気! こんな日はじっとしていられません。植木屋日和で〜す!

 先ずは、先日、枝打ちをしたものを小さく切って積んでいく作業。早くしておかないと、切った枝が乾いてくると堅くなってしまうのです。昨夜の雨でまだ少し濡れていましたが、1.5メートルぐらいに切ってはどんどん積んでいきました。

 お昼を挟んで、境内の荒れ地にグランドカバーのためのレンゲ草の種蒔き。去年も蒔いたのですが、職員さんがひいてしまったのです。雑草と区別してよ!

 鉢植えの藤袴の定植作業。地植えした藤袴が不調で枯れてきたので、その後釜です。でも、鉢植えのものも生育不良で、花が咲くかどうか・・・ 今年は本当に不調ばかりです。

 植え終わるかどうかという2時半頃、ポツリポツリと雨が降り出したかと思ったら、すぐに土砂降り。建物の中に入ってガラス戸を閉めてまわり、溢れている樋や詰まっている溝のゴミを取り、ちゃんと水が流れるようにしました。お陰でびしょ濡れ。

 仕方がないので、後はデスクワーク。

 夜は彼岸の塔婆書き。やっと、「は」。ピッチをあげないと間に合いません。

 早く寝たいなぁ〜 8時頃に眠れたら、超シアワセ・・・。

 
〜 桧のゴミが砂紋に浮いた、土砂降り後の庭 〜
2011年9月17日(土)  No.2993

魔事なく
 ここ数日、朝方、、布団の中から窓の外を見ると、東の空にひときわ明るい星が光っています。木星でしょうか? 今朝もこの星を見て、「もう少し寝よう」とまた眠りました。

 次に目覚めると、まだ少し薄暗いものの、綺麗な青空に朝焼けのピンク色の絹雲がうっすらかかっていました。「わぁー、きれい!」と飛び起きて、カメラを持って境内に出た頃には、もうほとんど普通の空になってしまっていました。


 さて、いよいよ‘大きな法要'当日となりました。某企業グループの物故社員慰霊のための法要で、毎年この時期に行われます。

 6時半頃、すごくたくさんの荷物があるので、車で出勤。荷物を降ろして、車を自坊に置きに帰って、今度は徒歩で出勤。それからは怒濤のような時間でした。

 まずは、床の間に飾る花の確保。木槿と秋海棠をゲット! 書院に行って、法要参列者の控え室に敷いた毛氈に自坊から持ってきた4枚を追加。この前トラブった貯水タンクの点検と、メモに書いてあったやるべきことを、一つ一つ消しながら・・・。

 そのうちに職員さんが来てくれたので、「ガラスが汚れているから拭き直して!」「墓前のテントの位置がダメ! 移動して!」などと、あれこれ指示。すでに汗だく。職員さんだけでは間に合わないので、ブロアで境内の落ち葉掃除。昨日やりましたが、またかなり落ちていました。

 8時前には各社の担当者が来て、少し打ち合わせの後、それぞれの持ち場へ。

 僧衣に着替えて、大玄関で待機。参列者の集合は9時半ですが、早い人は9時前に着いて、「ちょっと散策してきます」と、秘書を置いて一人でブラブラ。次々と黒塗りの車が着くようになって、控え室に案内がてら、庭などの説明をしたり。

 法要開始が近づいて来たので、法要用の僧衣に着替えて、またウロウロ。ようやく法要が始まり出仕。読経はもちろんするのですが、ようやく座ってホッと一息。

 終わって、本堂前で記念写真。続いて、創業者の墓所とグループの慰霊碑前での回向へ、参列者と境内へ。読経中、ポツリと雨が降ってきたので、職員さんに「傘」と小声で指示。幸い、雨はそれだけで、戻って昼食。

 昼食は、有名な料亭が出張。「あ〜 ビールが美味しい!」

 食事が終わり散会となると、黒塗りの車はわずか数分で1台もなくなりました。やれやれ、一段落。

 それからは後片付け。参列者と食事をしている間に、かなり片付けが進んでいましたが、雨が本降りになる前にあわててテントを撤収したり、忘れないうちに変更点や反省点を書き留めたり。

 でも、ぐったり疲れて、それからはほとんど仕事にならず・・・。

 はぁ〜 大きなトラブルやミスもなく、無事に終わりました。ホントによかったぁ〜

 
〜 待機中の車 〜
2011年9月16日(金)  No.2992

準備
 明日は大きな法要。月参りと自坊での法要の他は、ひたすら準備。

 準備といっても、法要自体の準備は知れています。その他のこと、境内や建物内の掃除とか、細かい段取りとかに時間がかかります。

 境内の掃除は、4人がかりで、本堂の裏から総門の外までの落ち葉掃除。いま、桜の落ち葉がすごいのです。掃除をしてもまたすぐに落ちるのはわかっているのですが、とりあえず現段階で掃除をして、明朝もう一度掃除。

 今日の最高気温は33.8度。気温的には昨日ほどではありませんが、かなり厳しい暑さでした。

 ほぼ準備が出来た夕刻、明日の法要の事務局スタッフを交えての最終打ち合わせ。何とかなりそうです。

 さぁ、今夜は早く寝ようっと!

 
〜 今年修理した屋根。いい感じやわぁー 〜
2011年9月15日(木)  No.2991

全国3位
 いやぁー 暑かったぁー

 最高気温35.2度。全国でも3番目に高かったとか。一度涼しくなってからなので、なおさら堪えます。

 バイクで出かけた先に連絡が入り、伏見まで月参りに行くことになりました。普段、遠くに行く場合は車に乗り換えるのですが、時間がないのでそのままバイクで。

 30分少々。やっぱり伏見は遠い… 風を切って走っていても暑い… 真夏の暑さとはまた質が違いました。


 いま、毛虫が大発生しています。

 明後日の大きな法要の後、墓参に向かう参列者の上にでも落ちてきたら大変。植木屋さんに電話をしたら、午後から来てくれるとのこと。大助かりです。

 来てくれたのは3時頃。見てはいないのですが、境内全域を薬散してくれたはずです。それにしては、毛虫が落ちていない…


 彼岸花の花軸が高く伸び、もうすぐ開花します。今年は少し早いです。藤袴は、今年は不調。大きくならないし、枯れてきたりしています。ヘブンは相変わらず、ダメです。

 今年はいろいろ異変ばかりです。

 
〜 伸びてきた彼岸花 〜

2011年9月14日(水)  No.2990

打ち合わせ
 午後は、補助金の内定した防災工事の打ち合わせ。行政の担当者、設計士、施工業者と共に、机上での検討の後、最高気温34.7度の残暑の境内へ出て現場で打ち合わせ。消火管のルート、消火栓の位置や放水銃などの種類を詳細に検討。

 木々があるので、消火栓の位置を決めるのもすんなりとはいきません。景観上、木々を切るわけにもいきません。
 石畳などは復旧が大変なので、出来るだけそこを掘り返すようなことはしたくありません。建物の種類やどれだけの人員が万一の時の消火活動に関われるかによっても、放水銃などの種類が変わって来ます。

 結局、打ち合わせと現場確認に3時間半かかりました。今日の打ち合わせを土台にして、もう一度設計と積算をしてもらいます。

 工費は数千万。補助金といってもわずか。それが年度途中になって決まったわけですから、こちらのふところも大変。補正予算を組んだり、役員会を開いたりしなければなりません。工事は紅葉シーズンが済むまでも着工できませんが、3月末には竣工しなければいけません。

 頭の痛いことばっかりです。

 昭和初期、隣寺の火災に危機感を感じた先徳たちは、いくつかのお堂の位置を大きく動かして類焼を防ぐようにしたり、防災道路を作ったり、土地を売却して防災設備を完備したりしました。その決断と熱意は相当なものです。

 でも、その時に埋設した消火管は、時を経て腐食して使えなくなってしまいました。交換も進めていますが、まだ手付かずの部分が残っているのです。

 先徳の意思を受け継ぐためにも、この工事はやらなければならないと思っています。

 でも、ちょっと大変・・・。

 
〜 心和む酔芙蓉 〜

2011年9月13日(火)  No.2989

中秋の名月
 夕方から清水寺で会議。

 終わった後、食事の会があったので、清水の商店街を歩いて、お店に向かいました。

 商店街を歩くなんて久しぶり。産寧坂、二年坂と歩きましたが、ずいぶん様子が変わっていました。

 でも、5時半頃になると多くの店が閉め始めていて、ゆっくりとは見ていられません。まぁ、女性が興味を持つようなお店が多いので、買いたくなるようなものはあまりありませんでしたが・・・。

 とても新鮮な時間でした。

 食事をして八坂神社まで歩いてくると、神楽殿で雅楽が奉納されているのが遠目に見えました。すすきやお団子などが供えられ、客席などが用意されているので、中秋の名月の行事でしょう。

 早足で向かいましたが、終わるところ。続けて行われた琴の奉納は、ちょっと地味。

 月は雲間に隠れ気味で、スッキリとは見えません。昨日、お月見をしておいてよかったです。

 もう一軒寄って、帰る頃には雲は少し晴れ、満月がよく見えました。タクシーを降りてから、自坊まで、ずっと上を向いて月を愛でながら帰りました。

 今年は、久しぶりに中秋の名月をたっぷり見ました。

 
〜 八坂神社の神楽殿と名月 〜
2011年9月12日(月)  No.2988

お月見
 法要2座を終えて、午後からは宝塚の檀家宅での百箇日のお勤め。道中の高速を走る時の眠たいこと。ガムを食べたり、窓を開けたり、いろいろしながらちょっと早い目に着いて、5分間、車中で寝ました。

 今年は何回宝塚に行っているでしょう。いつも、お勤めをして帰って来るだけ。ちょっと余裕を持って、帰りに歌劇!・・・それは苦手だから、英国風庭園でも見て帰るのもいいかなぁと思っているのですが、今回も果たせず。

 帰りは眠たくならずに済みました。


 明日は所用があって名月が見られないので、今夜、紅茶とクッキーを持って庭に出て、お月見をしました。

 蝋燭の明かりで、通り抜ける風を感じながら、まだ満ちていない月を愛でる。目前には終わりかけの萩。筧の水音も情趣を添えます。

 満月よりも、少し欠けている月のほうが趣があって好きです。

 あと何回、名月を眺めることができるでしょう・・・。

 
〜 目で見ると大きいのに、写真に撮るとどうしてこんなに小さいお月さん 〜
2011年9月11日(日)  No.2987

無事に終了!
 さぁ、今日は声明公演の本番。

 真如堂の僧侶10名で、大阪・日本橋まで‘遠征'。タクシーを手配したり、電車の切符を買って配ったり、まずはちゃんと全員が現地にたどり着くこと。

 9時半前には無事に会場に着き、道具のセッティングなどをし、本番の僧衣に着替えて立ち位置や動作の確認。そして、11時前から、ブザーが鳴るところから本番そのままの通し稽古。

 ロウソクが空調で揺れて片減りしそうになったり、灯ろうから煙が出たり、少しトラブル。声明もイマイチ不揃い。でも、まぁ、何とかなります。

 支給されたお弁当をいただき、ちょっと休憩。15分ぐらい寝ました。どこでも寝られるのが取り柄です。

 1時半開場。チケットも少し前に完売になっていますし、沙幕越しに見てもどんどん客席は埋まっていきました。

 1時45分、舞台の袖にスタンバイして、ピンマイクなどを付けてもらい、開宴5分前のブザーとアナウンス。そして、いよいよ本番。

 本番は、ロウソクなどのトラブルもなく、声もリハーサルよりは揃いました。

 客席をチラッと見ると、寝ている人も多いような・・・。単調な節なので、眠たくなっても当たり前。この話があった時から、「眠たくなりますよ」と言っていたくらいですから。はたして反応は?

 あっという間に1時間10分ほどの出番は終了。次は醍醐寺さんの声明なので、休憩時間の20分の間に、道具を一気に楽屋まで撤収しました。

 片付けを終えて、すぐに帰るグループと、醍醐寺さんの声明を聞いてから帰るグループに分かれ、ボクは直帰。4時半過ぎには帰宅しました。

 明日、道具が帰ってくるのを待って、すべて終了です。


 来週は某企業グループの定例の慰霊法要があります。声明公演は何とかなると思っていましたので、それほど大変ではありませんでした。むしろ、来週の法要の方が、いろいろ神経を使います。

 来週の法要のために、秘書さんたちと打ち合わせを重ねたり、社用車が道などの下見に来たり。会社の‘順列'によって、座席や駐車位置まで違います。こちらもすでに法要モード。様々な準備をしたり境内清掃などを始め、当日のタイムスケジュールと配置表なども作って、結構ピリピリしていますています。

 月曜からはどっぷりその準備です。それが終わればお彼岸。

 12日は6年ぶりの満月の中秋の名月とか。月を愛でながら、酒でも酌み交わしたいなぁ〜。

 
〜 今日も同じような写真 〜
2011年9月10日(土)  No.2986

舞台確認
 今日は声明公演の舞台セッティングの現場確認のために、大阪へ行きました。電車の中では、また中島みゆきを聞きながら♪

 せっかく「食い倒れ」の大阪に行くのだから、近くに何か美味しそうな店はないかと調べましたが、あまりなさそう。
 「行けば何とかなるかな」と思って現地に着きましたが、会場の回りは風俗街のようで、食べるところはタコ焼きや博多ラーメン、CoCo壱番ぐらい。タコ焼きでは… ラーメン食べてお腹が痛くなっては困るので、結局、CoCo壱番。トホホ。

 会場に入り、早速、舞台へ。裏側から見ると‘張りぼて'ながら、さすがによく出来ていて、客席からはそれらしく見えます。

 道具の位置、照明、動きや立ち位置などを、座席の前や後ろなどから確認して調製してもらいました。これで明日の通し稽古に臨んだ後、最終決定です。

 また、会場の一角では法衣や経巻、写真パネルなどの展示も始まっていて、公演が終わっても10月半ばまで続けられるようです。

 この展示に当たってもスッタモンダしましたが、見栄えのあるものになっていました。これも「さすがぁ〜」。

 当日のパンフレットは1ヶ所修正できていない部分がありましたが、まぁいいでしょう。

 さて、これで準備はほとんど完了して、後は明日の本番のみ。うまくいきますように・・・。

 
〜 会場のエントランス / 調整中の舞台 〜
2011年9月9日(金)  No.2985

一足先に、道具出発!
 午後から来る予定だった声明公演の道具類の搬出が、いきなり11時に来てしまいました。1時でないとダメだと言ったのに・・・。

 「とりあえず、できるところから荷造りしてもらって!」と伝えて、ボクは檀家宅の月参りを続行。

 30分ほどして寺務所に戻り、荷造り・搬出の立ち会い。古いものもあるので、運送屋さんも慎重。1時間ほどして、全部積み込めました。

 場所を占めていた道具類がなくなって、スッキリしました。何か忘れ物をしてないか、ちょっと不安です。


 午後からは草刈り。

 ボクの頭の中では、声明公演よりも来週の法要のほうが大きく、草刈りもその段取りの一部。

 広範囲を刈りましたが、ギンナンの落ちているところだけはパス! 台風で落ちたギンナンが、草刈り機のナイロン刃にはね飛ばされてこちらへ飛んできます。中には顔に当たるものもあって、堪りません。

 注意していたのですが、彼岸花の花軸の頭を1本刈ってしまいました。もう出て来ようとしているのですね。

 合間に更新用の写真も撮りました。

 あー、草刈りは気持ちい〜い!

 
〜 道具の荷造中 〜
2011年9月8日(木)  No.2984

タヌキ、古巣へ
 昨夜捕まえたタヌキを、今日のお昼、職員などが見守る中、放してあげました。

 檻の扉を開けた時、タヌキはどうすればいいのかわからないような素振りでしたが、すぐに出られることに気が付き、一目散に走っていきました。

 同じ境内で放したのですから、すぐに仲間のところへ戻れたでしょう。‘恐い思いをした'と仲間に言って、もう来なくなってくれればいいのですが・・・。


 午後は境内の掃除。

 ここ数日は、10日に行われる文楽劇場での声明公演と、来週行われる大きな法要のことに追われます。

 境内の草刈りと台風などで落ちた小枝や落ち葉の掃除に、草刈り機やブロアがフル出動。掃除にはまだ数日かかりそうです。

 夜は声明の練習。

 本堂でするのと勝手が違うので、所作などがなかなか揃いません。今日の練習が最後で、次は当日の通し稽古。さぁ、どうなるでしょうか・・・。

 
〜 帰って行くタヌキ 〜
2011年9月7日(水)  No.2983

珍獣捕獲?
 昨夜〜今朝は涼しかったぁー この涼しさ、久々の感覚でした。

 でも、僧衣を着ているとやっぱり暑い…。檀家宅でも汗をかきながら読経しました。


 夕方、野良猫捕獲用の檻を自坊に持ち帰って、リンゴ、果汁グミ、いちごのゼリーなどを仕掛けて、トタン屋根の上に置きました。

 ここ1週間、このトタン屋根の上を走り回る動物がいるのです。猫ではありません。イタチにしては大きい。ひょっとして、アライグマ? 1匹ではありません。少なくとも2匹。

 このまま毎晩安眠を妨害されてはたまりません。庭の柴折り戸が壊されたりという被害も出ています。何としても捕獲しないと…。

 肉魚系のおとり餌では猫がかかってしまいます。アライグマは‘甘党'らしいという話を聞いていたので、甘い果実系を仕掛けたのです。

 仕掛けてから3時間ほどで、檻に何かが入りました。「こんなに早くかかるとは、アライグマも大したことないなぁ」と思って檻の中を見たら、どうも違うような… 興奮した檻の中の動物は、恐怖のあまり「ワン!」と吠えました。

 尻尾にシマがありません。「これはタヌキ? なぁーんだ」

 檻の中の動物は、暴れることもなく観念しておとなしくしていました。でも、もう1匹がやってきて、また屋根の上を走り回っています。

 一晩、檻の中で寝てもらって、明日、皆さんに見せてあげてから放免してやろうと思います。

 タヌキだなんて、考えたこともなかったです。

 
〜 簡単に御用になったタヌキ 〜
2011年9月6日(火)  No.2982

超久しぶりの植木屋
 午後は久々の植木屋仕事。民家と隣接している部分の木々の枝打ち作業をしました。植木屋さんの見積があまりにも高いので、できるところは自分ですることにしたのです。

 葉っぱはまだ少し雨で濡れていて、木々の茂ったあたりはすごい湿気。

 本職でないと太刀打ちできないような大木はさておき、そこそこの木の枝卸し作業。木に登ったり、ハシゴに登ったり、何だかウキウキします。

 鬱蒼としていた繁みが段々空いてきて、風が通るようになり、湿度もかなり下がったような感じを受けました。

 今まで見えなかった比叡山も見えてきました。

 枝打ちしている場所は、比叡山阿弥陀堂のご本尊を奉じて真如堂を開いた開祖の廟所付近。御廟は比叡山を背に立っていたのですが、木々が伸びて見えなくなっていました。

 「比叡山が見える・・・」 感動的でした。


 夜は京都駅近くで、天台宗の開催するイベントの打ち合わせ。出演する落語家と曲芸師夫妻、司会者、スタッフなどを交えて、1時間ほどタイムスケジュールや内容の確認をしました。

 皆はその流れで食事に行きましたが、ボクは内職をするために帰宅。また、夜遅くまでシコシコと塔婆書き。書けども書けども、なかなか進みません。

 塔婆プリンタが欲しい・・・。

 
〜 隣接する民家と比叡山 〜
2011年9月5日(月)  No.2981

どないしよう・・・
 早朝、境内を巡回して回りましたが、小枝が折れたり葉っぱが散乱している他は、台風の影響はありませんでした。

 ただ、百日紅の老木の幹に入っていた縦の亀裂が、かなり大きくなり、倒れる危険が増してきました。天気が回復したら、つっかい棒で補強しなければいけません。そんな終末が近い木に、紅い花がひときわ鮮やかに咲いているのが印象的でした。

 台風が日本海に抜けたはずなのに、一日中、雨が降ったり止んだり。外回りと法事を終えても、外の作業は出来ないので、増ページ増刷する予定の真如堂の小冊子の改訂作業をしました。

 最近は夜11時過ぎまで彼岸の経木塔婆書きをしているので、肩が凝っていけません。ボクにとっての肩凝りの‘特効薬'であるウォーキングも雨でできないので困ります。おまけにデスクワークでは、ますます肩も気も詰まってきます。

 あ〜、植木屋したい!

 植木屋といえば、ボクの留守中に本職さんが民家と隣接している木々の伐採の見積を持ってきていました。中身を見てビックリ仰天! ものすごい値段!

 それだけではありません。思わぬ補助金が内定した境内の防災工事、そしてこの伐採、本堂の雨漏りと階段の補修。すべて予算に組み込んでいません。でも、どれも実施しなければいけなくなってきました。

 いやぁー、これは本当に大変。どないしよう・・・。

 
〜 有終の美 百日紅の真っ赤な花 〜
2011年9月4日(日)  No.2980

無患子の実
 今日は、台風接近のため、「メダカの学校」を臨時休校にしました。法事も、施主の依頼で明日にして順延。

 いろいろ警戒した台風ですが、昼間はそれほどでもなく、雨などは時折降るだけでした。

 それでも、境内には折れた小枝がいっぱい。中には長さ4メートルほどの太い枝も折れていました。その太い枝は無患子(むくろじ)。とても折れやすい木です。

 枝を片付けるようとした時、丸い物が落ちているのに気付きました。無患子の実でしょう。

 この無患子は植えてから40年ほど。ずいぶん大きくなっていますが、一度も実がなったことはありませんでした。昔の羽根突きの羽根の黒い部分が無患子の実です。双子のような形になっているのは、たまたまくっついてしまったのでしょう。

 台風の思わぬプレゼント、すごく嬉しかったです。


 筋肉痛は少し治ってきました。今なら、足の筋肉や体が‘山登り用'になっていますので、この前よりももっと楽に歩けるでしょう。帰ってからもぜんぜん疲れを感じていないので、またすぐにでも山に行きたい気分です。

 しんどかったことなどすぐに忘れてしまい、佳い記憶が残っていきます。我ながら単純に思えます。

 
〜 初めての無患子の実 〜
2011年9月3日(土)  No.2979

初の本堂の屋根裏
 今日は筋肉痛がひどく、階段を下りる時などは、どっこいしょ。歩いていて、急にカクッとなって転けそうになるし。でも、元気元気!

 顔の皮が剥け始めました。そのうち頭も鰹節を振ったようになるでしょう。

 台風がいよいよ近づいて来ます。

 明日に予定をしていた「メダカの学校」も休校。ご高齢の方が多いので、危険な目に遭われるといけませんから。でも、連絡先を知っている人はわずか。明日は、中止を知らずにいらっしゃる方もおられるかも知れません。

 雨の日を目がけて、瓦屋さんが本堂の雨漏り箇所を見つけ来てくれました。

 任せておけばよかったのですが、この目で見たいという気持ちがあって、一緒に本堂の天井裏へ。天井裏へ通じる‘メンテナンス用'の階段がちゃんとあるのです。でも、用事がなかったので、登るのは初めて。

 天井裏は大きな部材が縦横無尽。その間を縫って、雨漏り箇所を目指しました。大きな部材を越えていく様は、まるで岩登り。こういうことをしている時は少しも痛くありません。

 部材が新しいところや再利用の後などがよくわかり、どれだけ苦労して本堂を建て、守ってきたかがよくわかりました。

 ようやく雨漏り箇所を見つけて‘証拠写真'をパチリ。今度晴れた日に、その部分の瓦を点検してもらいます。

 天井裏に登るつもりなどなく、作務衣のまま登ったので、あちこち埃だらけ。作務衣が少し雨に濡れていたので、埃がこびり付いていました。
 お尻までそんな状態だとは気が付かずに椅子に座ったら、椅子の座面は煤混じりの埃だらけ。寺務員さんが拭いてくれたら、ウエットティシュが真っ黒くなりました。

 本堂の屋根の修理もしなければ・・・補正予算、どうしよう・・・。

 今日も元気だ、空気がうまい!

 
〜 現場写真 〜
2011年9月2日(金)  No.2978

仕事モード全開! 体調全快!
 朝から仕事モード全開!

 7時半頃に寺務所に行って、溜まっている書類や郵便物に目を通して、片っ端から処理し始めました。

 中に、行政から来た補助事業の内定通知があり、ビックリ! 数年越しで申請していた数千万の事業。これにわずかでも補助金が付くとなると、事業をしなければいけません。補正予算を組んだり、ちょっと大変なことになります。

 旅行誌の校正や写真提供の依頼もあり、メールしたり、FAXしたり。

 今日から檀家回りも通常モード。1日にお参りする予定のお宅へ伺って読経。途中、すごい土砂降りでした。

 お昼前に寺務所に戻ると、境内の建物の水が出ないとか。もうすぐツアーが来て、そこで食事を食べる予定なのに、えらいこっちゃ! 8立米の貯水タンクが留守中に完全に空になっていたようで、加圧ポンプが空回り。タンクの水栓が故障しているのをまず直して水が溜まるようにして、今度はポンプの修理。何度やっても水を送りません。「そうだ!」と、ポンプ内の空気を抜いて、ようやく送水! 危ないところでした。

 植木屋さんと打ち合わせをしたり、瓦屋さんと本堂の雨漏りの対策を練ったり、声明公演のチケットを割り振り、ようやく出てきた当日パンフの最終校正をしたり、団体拝観の説明をしたり、切れ間なく仕事をしました。

 留守中、酔芙蓉が咲き始めていました。茶所前に急遽植えた朝顔も咲き始めていましたが、これはヘブンの代わりを勤められるようなものではなく、ガッカリ。ヘブンはまだ1輪も咲かず・・・。

 夜は、彼岸の経木塔婆書きに取りかかりました。間に合うかなぁ〜

 筋肉痛があることを除いては、一時の体調不良が抜けきったようで、極めて元気です。昨日まで山にいたなんて、幻のような・・・一気に全身現実モードです。

〜 ちょっと酔ってきた酔芙蓉 〜
2011年9月1日(木)  No.2976

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