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2011年8月の日記

山ガールと
 夜中に頭が痛くて目が覚めました。

 「これはヤバイなぁ」と思って、深呼吸を繰り返しましたが、そのうちに寝てしまい、気が付いてはまた深呼吸の繰り返し。

 寝てしまうと呼吸数が減り、これが高山病の引き金になります。結局、今朝も頭痛で朝食が食べられませんでした。

 外は霧雨状態。眺望もありません。天気が良ければもう一度穂先に登ろうと思っていましたが、断念しました。

 6時、小屋を出発。上高地の横尾〜徳沢〜明神の林道を3時間歩くのはつまらないので、今回は新穂高を目指して下山します。新穂高側へ降りるのは初めてなので、気持ちも新鮮。高度を下げれば頭痛も治ります。

 道は一気に下っていきます。高度100メートルごとに標識が立っていて、「せっかく登ったのになぁ・・・」と思いつつ、空気が濃くなって、頭痛が一気に消えていくのがわかりました。

 高度が下がるにつれて植生も変わり、咲いている花が変わっていきます。それもまた楽しみの一つ。花を見つけては、腰のポシェットからカメラを出して撮影。歩いては撮る。そんな繰り返しをしているうちに、槍平の小屋に着きました。

 小屋でオリジナルのバンダナを買って、ちょっと休憩をして、また出発。

 また歩いては撮るを繰り返しているうちに、40代ぐらいの女性と20歳代ぐらいの山ガールと一緒に歩くことになってしまいました。

 山道はしばらくすると終わり、ただの林道を歩くことに。これでは上高地と変わりません。しかも、治水工事のミキサーカーがしょっちゅう行き来して、それを除けるのに気を使わなければいけません。

 そんな中、女性同士は談笑。ぼくはちょと引き気味に、3歩下がって。40代ぐらいの女性は関東方面から来られているようで、頻繁に山行をして、すごく花の名前に詳しい人。20代ぐらいの山ガールは、山オタク。岐阜近くに住んでいるようで、友達も山ガール。映画の『岳−ガク−』を熱く語ってくれました。

 つまらなく、危険な林道を歩くこと1時間半。11時半頃、新穂高に到着。40代ぐらいの女性とボクは日帰り温泉の暖簾を男女左右にくぐり、山ガールは駐車場に駐めた車に向かうことになって、ここでお別れ。

 ボクは高山行きのバスが出るまで20分もありません。大急ぎでヒゲを剃り、汗を流して着替えをして、バスターミナルまで走りました。

 すると、山ガールが待合室に。「あれっ? 何しているの!?」「友達に、降りたってメールをしているのです。えーっ!! 10分も入ってないじゃないですか!」「だって、時間がないんですよ」と言葉を交わし、ボクはバスへ。高山行きのバスに乗り遅れると、1時間待たなければいけないので、大急ぎでした。

 バスの中で爆睡。座席から落ちるかと思いました。

 高山駅でJRのチケットを買い、まずは腹ごしらえ。朝も食べてない上に、もう1時半を過ぎて腹ぺこ。列車に乗るまで50分ほど。「ラーメンだな」と、何度か行ったことのある店を探しましたが見つからず。結局、駅の近くの店に入りましたが、なかなか美味しくて、外観やや雰囲気から店を選んだ自分の嗅覚に自信を持ちました。

 駅前で土産を買い、車中で飲むのに高山ビールを求めようかと思いましたが、あまりにも高いので普通のビールにして列車へ。また中島みゆきを聞いていましたが、バッテリーがなくなり叶わず。

 名古屋までは遠かったですが、名古屋からはあっという間。山から帰ってくる時、京都の町はいつも新鮮に見えます。

 空気が濃いということの何という有り難さ。‘しっかり吸える'という感じがします。

 3日間の山行。ゆったりしたスケジュールで、体力的にはまだまだ余裕がありましたが、ずっと高山病の前兆に悩まされました。

 2007年に槍の下まで来ながら、強風で登頂できなかったリベンジの山旅は、無事に果たせ、その上この上ない好天という‘プレゼント'までもらいました。素晴らしい景色を堪能させてもらいました。

 名前も知らない山で出会った、一緒に山を楽しんだ一期一会の‘友'、ありがとう。

〜 山とお花畑を見ながら下る / 山ガールに先導されて進む林道 〜
2011年8月31日(水)  No.2977

快晴の槍
 4時過ぎからゴソゴソ動き出すグループがいて目が覚め、ボクも4時半頃には起床。

 頭痛は解消。5時からの食事も普通に食べられました。

 今日も快晴! 小屋の前から、槍の穂先が朝日に照らされて輝いて見えました。

 6時前にロッジを出発。最初は沢道を花々を楽しみながら進みます。槍が見えるあたりからは急登。なかなか歩が進みませんが、「1歩1歩の積み重ねや! とにかく足を前に!」と自分を叱咤激励しながら登りました。

 途中では、雷鳥の子供とも遭遇。頂上に着いた後、同じ部屋の人に、「今日、雷鳥に遇いましたよ」と自慢げに話すと、「ボクは上高地で小熊に遇いました。道端にいたのです。近くに親がいるといけないと思って、必死で逃げました」とデジカメ写真を見せながら話してくれました。恐ろしい・・・。

 途中の小屋では、トタン屋根の上いっぱいに布団を並べて干していました。

 10時半前、頂上下の小屋に到着。しばらく休んで、「腹ごしらえをしなきゃ」と小屋の食堂でうどんを食べようとしましたが、半分しか食べられず。またしばらく休んで、自販機で「なっちゃん」を買って飲みました。

 さぁ、いよいよ槍の穂先に登頂。数年前の記憶にあるよりもハシゴや鎖が多かったですが、息絶え絶えになりながらも、難なく登頂。快晴の槍の穂先は最高でした!

 まだお昼前。歩を進めるにはまだまだ余裕のある時間です。でも、こんな快晴の槍を後にするのは勿体ないですし、ひょっとしたら、明日の朝、穂先からご来光を見ることが出来るかも知れません。

 「今日はゆっくりしよう!」 そう決めて、小屋に宿泊の申し込みをし、昨日の失敗は繰り返さないようにゴロ寝はしないで、小屋の外で景色を眺めていました。

 昨日同じ小屋に泊まった人たちが、次々と登ってきました。

 「おつかれさまぁ!」「いやぁー キツイ! 3歩登っては休憩しないと」などと言葉を交わしたり、眼下に点在する急登にあえぐ登山者たちを我がことのように眺めました。また、「あの山は何だろう?」と、晴れ渡った北アルプスの山並みを眺めたり、「槍の穂先に行くのに、ストックは邪魔ですよ」とアドバイスをしたり・・・。

 山でこんなにゆっくりして、いろいろな人と話したことはなかったかも知れません。多くは先を急ぐ山行でした。

 この時間は高山病予防にも役に立ちました。頭痛は消え、夕食もちゃんと食べられました。

 夕食後は、夕焼けを待って、何度も小屋の前に出て、槍の穂先や暮れていく山並みを楽しみました。

 喉が渇いたので、CCレモンを飲みながら漆黒の闇を待ち、星空を見に何度も小屋の外に出たり…寒くて、長い間屋外にはいられないのです。目が慣れてくると、満天の星空!‘星屑'という言葉を実感しました。


 消灯は8時半ですが、ほとんどの人はその前に眠りに就きます。ボクも然り。

 あ〜、いい一日だったぁ。

〜 一歩一歩、槍が近づいてくる / 夕暮れの槍 〜
2011年8月30日(火)  No.2975

どうもいけません
 今日はゆっくり行けばいいので、部屋でサンドウィッチと野菜ジュースの朝食を摂って、6時32分の松本電鉄で新島々へ。

 電車の中には数組の女性登山者ペアがいましたが、それぞれに車中でおにぎりを食べたり、パンをかじったりと、やり放題。

 新島々で上高地へのバスに乗り継いで、8時20分、。やっと上高地に着きました。

 着くなり瓦屋さんから電話がかかってきたので、打ち合わせ。上高地を歩きながらも、仕事の電話。なかなかスッキリ休めません。

 さすがに河童橋あたりは人だらけ。河童橋は中国人ツアーに‘占領'されていました。

 それにしても、またとないような快晴! この時期の晴天は期待できないのが常。しかも台風も来ているとか。予想だにしない正真正銘の快晴で、穂高の山並みもスカッと見えました。

 先を急がないので、上高地の遊歩道をブラブラ奥へ。明神〜徳沢〜横尾、この林道のような道を行く3時間がどうにもつまらない。

 うわさに聞く山ガール、山姥もチラホラ。上高地に来るは2007年以来。その時でも少しは山ガールがいましたが、こんなに‘増殖'しているとは・・・。

 横尾からは山道。2時間弱で、今日の目的地 槍沢に着きました。まだ2時前で時間が勿体ないのですが、次の小屋はかなり遠いので、今回は無理をせず。

 小屋の前でビールを飲んで、置いてある双眼鏡で槍を眺めたりして、しばらくボーッとしました。

 チェックインをすると、もう何人かが‘蚕棚'に陣取っていました。今日はそれほど混んでいないので、1畳1人は割り振ってもらえるでしょう。

 槍沢ロッジの有り難いのは、お風呂があること。お風呂で汗を流して、布団にゴロンと横になっているうちに寝てしまいました。これがいけませんでした。

 お酒を呑んで寝るというのが、高山病には一番悪いことですが、ボクはどうも人よりも高度順応がかなり悪いようで、わずか高度1800メートルの槍沢でも、軽い高山病の症状が出てしまいました。まさか・・・です。

 頭痛と吐き気で、夕食はほとんど食べられず。ウロウロしたり、とにかく深呼吸と思って、布団に入ってもそれを心掛けました。

 なかなか寝付けないので、定番の中島みゆきを聞きながら、また、不覚にも泣いてしまいました。

 あー、しんど。どうして山になんか来てしまったんやろ・・・。

〜 河童橋と穂高の山並み / この1杯がいけませんでした 〜
2011年8月29日(月)  No.2974

いざ、山へ
 今日は法事の集中日。お盆が終わって最初の日曜は地蔵盆で法事が出来ませんでしたので、法事が出来る今月唯一の日曜日となりました。

 それぞれに思いのある霊位なので、気持ちを込めてお勤めさせていただきました。


 法事を終えてすぐに着替え、リュックを持って、いざ山へ! 今日は高速バスに乗って松本へ行き、泊まります。

 名神高速の暑い暑いバス停でバスを待ちながら、近くのコンビニで買ったおにぎりを食べて腹ごしらえ。

 車中、音楽を聞きながら寝て行こうと思っていたのに、間違って手荷物に入れ忘れ、トランクは開けてもらえず、仕方なしにただ寝るだけ。

 8月最後の日曜とあって、高速は大渋滞。名神から中央道に入ってから、運転手さんが頑張って遅れを取り戻し、ほぼ予定通りの松本着。

 夜の10時なので、空いているのは居酒屋ばかり。でも、今夜は少しでも早く寝たいので、「松屋」を見つけて入りました。初の松屋でカレーを食べましたが、「せっかくだから牛丼にすればよかった」と後から思いました。

 コンビニでビールを買って、駅前の、前にも泊まったことのあるビジネスホテルにチェックイン。持参したジャガピーを食べながらビールを飲み、即、寝ました。

〜 高速バスの車中 〜
2011年8月28日(日)  No.2973

パッキング
 今日も、いきなり土砂降りになったり、お天気が目まぐるしく変わりました。

 朝、職員さんに、「除草剤を撒いてもらえますか? 雨はどうでしょう?」「今日は大丈夫でしょう」「それじゃぁ、お願いします」と頼んで、あちこちに撒いてもらった後の土砂降り。

 時々あることですが、申し訳ない・・・。

 今日も地蔵盆のお参りがありました。24日で終わったと思っていました。

 路上で拝んで、ガレージの中で数珠回しをして、お勤めは終わり。その後、地震の時にどのように避難するかという説明が、子供から高齢者までを集めて行われていました。時節柄です。

 明日から山に行くので、今日片付けておかなければいけない仕事が山積み。

 ようやく、夜になってパッキング。今日は買い物ができなかったので、明日、行動食などを調達しないといけません。

 台風も近づいて来ているし、快晴は期待できません。少雨程度ならいいのですが。星空が見えるかなぁ・・・。

〜 木槿に絡みついた屁糞葛の蔓 〜
2011年8月27日(土)  No.2972

ピカピカ!
 晴れたり、降ったり、曇ったり、雷が鳴ったりと、目まぐるしいお天気。

 ボクも、目まぐるしいスケジュールでした。

 9月にある慰霊法要の打ち合わせ、月参り、大津での会議、ホームページの更新、声明公演のパンフレットの校正、これであっという間に1日が終わってしまいました。

 声明公演の行われる会場のスタッフは、仕事がゆ〜っくりゆ〜っくり。テンポが違います。パンフレットもやっと初稿が出てきました。間に合うのかなぁ・・・山に行っちゃうぞ!


 クレーム修理に出したバイクが戻って来ました。禿げて、誰が見てもボロだったボディーは真っ新。こんなことなら、早く直して貰えばよかった・・・。でも、いくら安全には関係がないとしても、こっちがクレームを言うまで欠陥を知らせて来ないなんて・・・。

 何だか恥ずかしいぐらいピカピカ!

〜 ピカピカになった古バイク 〜
2011年8月26日(金)  No.2971

山へ行くぞぉ
 関空の近く、河内長野の檀家宅へお参りに行くために、早朝に出発。

 高速を乗り継いでのドライブですが、3年前に乗り換えた車のナビが、途中、何か所も‘畑の中'を走る画像になり、‘あらぬこと'を何度も繰り返していました。

 すごく遠いと思っていた所へ、新しく出来た高速のお陰で、片道1時間半ほどで行くことができ、驚きました。


 体調のこともあって逡巡していた登山に行くことを決断しました。

 ネットで高速バスを予約して乗車券をプリント、経由地のホテルも予約。リュックや登山用具の入っている段ボール箱を引っ張り出して、持って行く物、買い足さなければいけない物などのチェックも始めました。

 体力も落ちていますし、訓練もしていませんので、今回はいつでも引き返せる、山小屋がたくさんあるルートを選びました。

 明日は買い出しに行かないと、もう時間がありません。

 不安はありますが、夏の締めくくりに、やっぱり山に行こう!

〜 一気に紅くなった櫨の葉 〜
2011年8月25日(木)  No.2970

お地蔵さんの日
 朝。さて、ニンニクの臭いはいかに?

 自分では感じないぐらい。人に「臭う?」と聞いても、「・・・」。わからない程度なようで、防臭対策は大成功!

 ニンニク効果は? 「ちょっとあるかなぁ・・・点滴よりはいいかも」という感じです。

 まずは安心して、境内のお地蔵さんのお参りへ。今日が本当のお地蔵さまの日です。

 続いて、地蔵盆へ。

 1つ目の町内は、大人(高齢の方)ばかり15名ほど。でも、朝とはいえ暑い中、お参りに集まってくださることからは、皆さんの「願い」や「祈り」を感じます。

 2つ目の町内は、大人10人ほどに子供が3人。檀家の方が、近くの畑から出てきたというお地蔵さんを守っておられます。お勤めの後に数珠回しをして、皆さんと和気藹々。地蔵盆は、町内の方が集まってよもやま話をするいい機会でもあります。

 これで今年の地蔵盆はすべて終わりです。


 夜は引声の練習。動作などの打ち合わせをしてから、実際に声を出しながら動作をつけてやってみましたが、なかなかうまくいきません。動作に気を取られると節がおろそかになりますし、譜に集中すると周りが見えなくなってしまいます。いつもと違う環境でやるのは本当に難しいです。


 昨夜うまくいったので、今夜もニンニクのホイル焼き!

〜 緋扇にとまった蝶 〜
2011年8月24日(水)  No.2969

ニンニクのホイル焼き
 国立文楽劇場での声明公演まではまだ日がありますが、どんなことが起きて時間を取られるわかりませんので、搬入する道具類を用意してチェックする作業を始めました。

 本堂での法要風景に近づけるために、大道具さんに張りぼてを作ってもらうことは極力避けて、出来るだけ‘本物'を持ち込みます。

 小型の塔、修法用の机、鉄製燭台、銅製灯ろう、ざる鐘、法衣、掛け軸・・・ 軽トラックでは積みきれません。

 土蔵から出してきて、壊れているところをボンドで補修したり、銅製灯ろうの紙を職員さんに貼り替えてもらったり、収納用の木箱を補強したりと、なかなか大変です。

 でも、搬入用のトラックが来るまでにはまだたっぷり余裕がありますので、気分もゆったり。普段出来ないケアまで、道具に施せます。

 チケットはもう完売だとか。聞きに来られた方々をがっかりさせないで済むのか、それが気がかりです。


 薬を飲んでも、点滴しても、普段よりもたくさん食事をしても、目に見えて元気になることはありません。

 「男性の更年期では?」と言われ、「男性更年期ってどんなの?」と調べてみると、それは「最近、疲れがなかなかとれないなー」ということ始まると書いてありました。また、男性更年期障害かどうか簡単に調べられる「加齢男性症状調査表」を試してみると、「重度男性更年期障害の可能性」という結果。

 ほんまかいな?

 思いついて、夕食には、日頃は極力控えているニンニクを、わざわざスーパへ行ってそれだけ買ってきて、食べました。

 もちろん、問題は臭い。加熱したら臭いにくい、臭い消しには牛乳はダメでリンゴが効く、濃い目のコーヒーもいいかも、などという予備知識を得た上で、ブレスケアの錠剤も半信半疑で買って、いざ、ニンニクのホイル焼き。

 食べている時はニンニク臭さはほとんどありません。ホクホクと美味しい! 息が臭いのかどうかは、自分ではさっぱりわかりません。

 予定通り、リンゴ、濃いコーヒー、ブレスケアのタブレットなどを飲食して、さぁ、後は明朝の結果待ち。

 臭かったらどうしよう・・・ 地蔵盆のお参りも2町内あるのに・・・

〜 青森産ニンニクとコンビニで買ったブレスケアのタブレット 〜
2011年8月23日(火)  No.2968

結局、1日、植木屋
 体調はまだ回復せず。どーんと重たい感じです。

 そんな時はじっとしてればいいのに、ヘッジトリマーを持って、正面参道の垣根の剪定。徒長枝がいっぱい出ているのが、ずっと気になっていました。

 雨かと思っていたのですが、意外と1日青空。

 午後からも細々としたところを剪定したり、大工さんと修理の打ち合わせをしたりで、結局、丸1日、植木屋の格好で過ごしました。

〜 バギーの双子をおいて水を飲みに行く母娘 〜
2011年8月22日(月)  No.2967

地蔵盆集中日
 今日は地蔵盆の集中日。

 ところが、8時頃から土砂降り。「バイクなのにえらいこっちゃ」と思っていたら、しばらくして小降りになったので、合羽を着て出かけました。

 雨に濡れるか、合羽を着て汗で濡れるか・・・。雨はさらに小降りになったので、蒸し暑い合羽からコートに着替えて、地蔵盆回り。

 今日は、至るところで地蔵盆をしているという感じで、公的な交通規制ではなく、町内の人が勝手にバリケードを設けていて通れない道もあちこち。

 家のガレージ、テントの中、お地蔵さんの祠の前、マンションのロビー、いろいろな形でお地蔵さんが行われていました。

 移動を含めて30分のペース。お勤め・数珠回し・短い法話をして、次の町内に移動。

 幸い、びしょ濡れになることもなく、10町内を回りました。

 これでまた一つ、今月の行事が終わりました。

〜 いただいてきた子供向けのおやつ 〜
2011年8月21日(日)  No.2966

地蔵盆スタート
 何だか、降るような、降らないような、煮え切らない空模様。夜になって、ようやく少し音を立てて降りました。

 24日はお地蔵さんの縁日で、以前はその頃に地蔵盆が行われたのですが、最近は準備をする大人の都合で、土日に集中。2学期制になって学校が早く始まるので、その前の土日といえば今日・明日。

 境内のお地蔵さんの前にも、町内の人が集まって、地蔵盆の準備が始められました。雨対策でブルーシートを張ったり、お地蔵さんにお化粧をしたり、子供たちは行燈に絵を描いたり。12時にお勤めがあって、今日・明日の地蔵盆がスタートしました。

 でも、土日の2日間掛けて地蔵盆をする町内は、今では珍しくなりました。子供が少なくなって、2日掛けても仕方がなくなったこと、準備をする大人が大変なことなど、時代も変わりました。

 夕方、その珍しくなった、2日間掛けて地蔵盆をする町内へお参りに行きました。町内に何軒の家があるかは知りませんが、子供のいる町内は1軒だけだそうです。

 年輩の方に混じって、会場を提供している家の中学生も数珠回し。きっと高校生になる来年は、もう参加しないでしょう。

 街から子供の姿が消えていく、少なくなっていくのって、健康な社会じゃない気がします。

 いつまでもこの行事が続きますように・・・。

 さぁ、明日は地蔵盆の集中日。1日で済ませる町内は、みな明日です。明日は忙しいぞぉー

〜 夕方、誰もいなくなったお地蔵さんの前 〜
2011年8月20日(土)  No.2965

失せ物
 昨日から捜し物をしていました。

 新しいお墓に彫る文字の割り付け用紙。石屋さんから頼まれたもので、字を書かなければいけないのです。

 確か、昨日、石屋さんが来た時に預かったはず・・・。どこを探してもありません。昨夜も寝ながら、「どこに置いただろう?」と考えました。今日も朝からあちこち探しましたが・・・。

 午後から、逆療法の草刈り大作戦!

 境内の草を刈っていたら、たまたま石屋さんが仕事に来ていたので、「昨日、割り付けを預かりましたよねぇ?」と聞くと、「いえいえ、まだです。今夕にお持ちしようと思っていたのです」とのこと。

 これにて一件落着! 疲れが抜けてないと、つくづく思いました。


 草刈りは、何も考えずに熱中出来るので大好きです。かなり伸びた草と約2時間格闘しました。

 その甲斐あって、スカッとしました。この爽快感が何ともいえません。ボクは、ストレスのある人、くよくよ考える人には、「草刈り療法」をオススメしていますが、いまだに誰も受けに来てくれません。

〜 インド菩提樹の葉の上の、朝、ほんのわずかに降った雨の滴 〜
2011年8月19日(金)  No.2964

本調子遠く
 疲れが抜けなく体も重いので、逆療法で植木屋をしようかと腰に鋏や鋸を付けて外に出ましたが、蒸し暑さに体が動きそうになく、即断念。

 精霊送り灯ろう供養の写真の整理、文楽劇場の声明公演に持ち込む道具の準備などを、エアコンの効いた中でしました。

 思ったように動けないのが歯がゆいなぁ〜


 夕方、放ったらかしになっていた畑の草むしりをしたら、40センチ超の胡瓜が2本出てきました。賀茂茄子やイタリアントマト、干からびたトウモロコシも収穫!

 畑も秋の支度を始めようっと!


 夕食には、元気を出そうと、汗だらけになりながら、キムチ鍋を食べました!

〜 今夕の収穫 〜
2011年8月18日(木)  No.2963

頭はボーッと
 修理に出している『花車図屏風』の仕様を最終決定するために、京都国立博物館内の修理所にある表具屋さんの作業所に行きました。


 その前に、博物館で開かれている『百獣の楽園―美術にすむ動物たち―』展を、開館を待って鑑賞。同展には真如堂所蔵の重文『普賢菩薩像』が出展されているのです。

 実は、ボクはこの作品の実物を見たことがありません。ずっと博物館に寄託されていて、出展された時に送られてくる図録で見ただけ。この前は奈良博だったでしょうか…。

 「一度、見ておかなきゃ!」と約束の時間まで30分しかない中を、鑑賞。幸い、同像は全作品のうちの一番最初に展示してあるので、すぐにじっくり見ることが出来ました。
 13世紀に中国で描かれた普賢菩薩像は、類型的な作品とは少し違い、とても新鮮に感じました。


 目的のものを見た後は、小走りにザッと見て同展を出、いったん車に乗って、別の入り口からまた博物館に入りました。

 こちらは出入りが厳重。2回、名前などを書かされました。

 屏風の修理は2か年に分けて行われ、今年は左隻。‘身ぐるみを剥がれて'板に貼り付けられた左隻の本紙がいかにも頼りなげでした。

 胡粉などの剥離を止める作業を施し、これからは裏打ちを剥がしたりする作業に入ります。次は完成間近まで絵が見られないので、このタイミングで作業の進捗状況を見て、併せて本紙の回りの大縁、小縁、屏風椽、裏紙などの仕様を決めることになりました。

 大縁、小縁には、現行に倣って金襴などを使います。表具屋さんがあらかじめセレクトしてくれた中から、「じゃぁ、これでお願いしましょう」と決めます。

 屏風椽は、現行が根来塗り風。ただ、おそらくは先に修理をした大正時代頃の流行の影響か、あまりいい塗りではありませんでした。破損がひどくて再利用は難しいので、取り替え。あっさりと黒漆、溜塗りにしてしまう方法もあるようですが、先の修理の意図を汲みつつ、さらにいいものにしてもらうため、根来塗りに決定。

 屏風裏の紙には京唐紙を使います。一種の木版画です。現在は、ごく一般的な雀型が使われていますが、これは今回の修理を記念して、少し変わったものに替えました。

 金具などは現行の物を使い、欠損部分は現行を真似て制作。保存箱も、現行のものを補強して使うことにしました。

 約1時間半、あれこれ迷いましたが、楽しい時間でした。


 博物館を後にして、次は真田紐を買いに行きました。

 大阪の文楽劇場での声明公演に併せて、経巻や僧衣などの展示を依頼されているのですが、経巻を入れる塗りの木箱の紐が劣化してボロボロなので、それを交換します。

 博物館に行く前に1軒寄ったのですが、欲しいサイズがありませんでした。そこで、知人に聞いて別の店に。先の店は‘ロール'でしか売ってくれないのですが、紹介された店は切り売りもしてくれ、品揃いも豊富でした。

 店のおばあさんにいろいろ教えて貰いながら、仕舞いにはおばあさんの身の上話。昨日は府立医大の屋上から大文字を拝んだけれど、つい先日まで胃がんで入院していて、胃の半分を取ったため、まだちゃんと食事が出来ないし、歩くのもおぼつかないという話を聞きました。

 帰って、午後から、おばあさんに教えて貰った通り、針と糸を使って紐を加工。箱に取り付けて立派になりました!


 今日は疲れがドッと出て、午後からは頭がボヤーッと。

 ボクが朝使ったはずの出入り口の鍵がキーケースにありません。暑い中を境内をウロウロ探したりしましたが、見つからず。諦めて、帰りがけに戸締まりをしていたら、別のキー保管場所に掛けてありました。

 どこでどうして、その場所に掛けたのか・・・ まぁ、出てきたからいいや。

 もうしばらくは、疲れが抜けそうにありませんねぇ。言っている間に地蔵盆が来てしまいます。

〜 修理中の花車屏風 〜
2011年8月17日(水)  No.2962

お盆が終わりました
 本堂の前の灯ろうの「大」の字を見て、やっと張り詰めていた気持ちが弛みました。長かったお盆も終わりです。


 午前中は、精霊送り灯ろう供養会の献灯者のリストなどを作成したりしながら、溜まっていたデスクワークを少ししました。

 長い間面倒を見られなかった草木もチェック。職員さんが水をやってくれていたので、元気なものもありますが、ヘブンリーブルーは結局今年はダメなようです。何が悪かったのか・・・楽しみにしてくださっている方には申し訳ないです。

 午後はいよいよ灯ろう配置のシミュレーション。炎天下の白砂の上で、みな汗だくになりながら、「もう少し右・・・あっ、行き過ぎ!」などと言いながら、「大」の字を描いていきました。

 夕方からは時間の過ぎるのも一気。次第に暗くなって、法要の時間。

 イベントに流れがちなこのような催しですが、ツアーで参列された方々、地元の人、遠くから参列された初盆を迎える精霊のご家族など、たくさんの方が法要に参列。焼香をして掌を合わせ、皆さんが亡き人のために拝んでおられる姿が印象的でした。

 終わりました。ようやくお盆行事のすべてが終わりました。

 足腰に疲労感が溜まっていたり、頭がボーッとしたり。でも、本当に疲れが出てくるのはこれからでしょう。

 丸1日、何もしないで、エアコンの効いた部屋で寝たいたいです。

〜 本堂から見た灯ろうの「大」 〜
2011年8月16日(火)  No.2961

棚経、無事終了
  朝からにわか雨。合羽を着たかと思えば、また晴れるし、晴れたかと思ったらまた降って合羽を着て・・・。11時前からようやく天気も安定しました。

 5時半過ぎ、すべての棚経を終えて自坊に戻り、仏間でお勤め。これで、送り火を除いたお盆の行事は終わりました。

 長い13日間でした。

 7月から体調には気をつけていたものの不調になって完全回復はせず、結局、点滴を3回打ちました。でも、期待していたほどの効果はありませんでした。ドリンク剤、栄養剤などもいろいろ飲み、食事もしっかり食べましたが、消耗の方が多いのか、最後まで‘万全'の体調というわけにはいきませんでした。

 でも、お参りした檀家の方々と交わす話や‘何としても拝んで回らなければ'という気持ちが支えとなり、ようやく予定通り完遂することができました。

 明日は灯ろう供養があり、また1日走り回ることになりますが、‘頂上'まではなだらかな登りを残すのみという気分です。


 お昼過ぎ、棚経に伺った檀家の奥さんが、「これ作りました。赤いのはハートです! 持って帰れますか?」と、冷蔵庫から自作のロールケーキを出してきてくださいました。
 「いやぁー 夕方まで持って回っていたらダメですよねぇ・・・帰りにもう一度取りに寄らせていただきます」と言って、5時半頃にもう一度そのお宅に伺い、ロールケーキを受け取って、棚経の全日程を終えました。

 元気が出そうです。ご馳走さま!

〜 大きなハートのロールケーキ 〜
2011年8月15日(月)  No.2960

あぶなかった・・・
 今日も1軒目は7時過ぎ。早くにスミマセン。

 今日・明日は寺の周りで、移動時間も短いので、次から次へという感じ。移動の間に少しでも休めるのが無く、心底キツイ。2度ほど目の前が真っ暗になったり、気分が悪くて脂汗が出たりで、「これでオシマイか…」と思いました。

 お昼抜きで、ウイダーinゼリーで何とかしのぎ、3時前にいったん帰って昼食。車に乗り換えて6時前にようやく帰りました。

 本当にキツかった・・・。

 あと1日・・・。

〜 埃だらけの携帯画像。「大」が写っているはずだったのですが… 〜
2011年8月14日(日)  No.2959

河原でおにぎり
 さぁ、いよいよピーク。

 今日、最初に伺うのは20歳代の姉妹が祖父母・曾祖父母をまつったお仏壇のお守りをしているお宅。時間は7時。
 若い女性の家に伺うには少し早いですが、おばあさんの存命中よりその時間。感心なことに、毎年ちゃんとお盛り物もして待っていてくれます。

 それからは、移動込みでほぼ20分毎に1軒伺うペース。10時間半かけて30軒を回りました。

 今日の最高気温は36.7度。ゲリラ雨はありませんでしたが、蒸し暑い日で、何度か倒れるかと思いました。

 13日のお昼は、いつもコンビニで買ったおにぎりを加茂川の畔で食べます。食欲も失せていましたが、食べないと回り続けられません。とにかく食べました。

 1軒、また1軒と回るのは、山に登るのに似ている気がします。確実に1歩1歩進んでいれば、やがて頂上にたどり着けます。

 何とか今日も無事終了。

 今夜は超早く寝ま〜す!

〜 お決まりの昼食場所 〜
2011年8月13日(土)  No.2958

禿げちゃった・・・
 今日も1回だけ、ゲリラ雨の襲来を受けました。

 先日来、バイクで回っているのですが、ボクのバイクは何とも格好悪い・・・塗装がハゲハゲ。いつの頃からか、塗装の皮膜がボロボロと禿げ始めたのです。

 ガソリンスタンででも、「このバイクのこの色は皆こうなっていますよ」と言われたり。でも、購入した店では何も言われず。

 あまりに格好が悪いので、塗料を買ってきて試し塗りした矢先、他のバイク屋さんから、「これはクレーム修理の対象ですよ」と言われ、メーカに連絡してみると、リコールではないものの、クレームがあったら交換修理する対象になっているとのこと。何でも、台湾で作ったボディーが日本の風土にあわず、塗装が剥がれてしまうのだとか。

 メーカーから購入店に連絡が行き、店の人が見に来たまま、もう1ヶ月が過ぎますが、修理の連絡はなし。仕方なしに、こんな状態で走っています。

 まず、こんな見かけボロボロのバイクに乗っている人はいません。走りは問題ないのですが・・・。ボクが塗ったのがメタリック塗料だったのが、余計にハゲを目立たせてしまいました。

 拝んだ後、玄関先まで送りに出てきて下さった檀家さんにこのバイクを見られるのが恥ずかしくて、体を張って隠したり・・・。

 とにかく、このバイクであと3日間を乗り切らないといけません。見かけはともかく、走ればいい!

 さぁ、明日が軒数・時間共に最大の‘山'です。

〜 ハゲハゲの愛車 〜
2011年8月12日(金)  No.2957

雨に追われる
 今日は曇りがちだったので、気温はさほどあがりませんでしたが、ジトッと蒸し暑い1日でした。

 天気予報の18時に傘マークが付いていたので、念のために合羽を持参。

 空にはまだらに黒雲があり、それを見上げながら、檀家さんの奥さんに「雲というのはみな白いらしいですよ。でも、それが厚く重なると太陽の日を遮って黒く見えるらしいです」とレクチャーを受けている最中、バラバラっと大粒の雨が落ちてきました。

 合羽の出番です。出番があるのは嬉しいですが、合羽を着ると何しろ暑い…。雨が通り過ぎるまで待っていられないので、仕方なしに着て、次のお宅へ。着く頃にはあがっていました。

 その後も何度かパラッときましたが、合羽を着るほどではなし。夕方、いよいよという時も、何とか雲と違う方向へ走り抜けてセーフ。

 ようやく、自坊の近くまで帰って来て、もう1軒。拝み終わって喋っている時、とうとう土砂降りになりました。でも、あっという間に雨は上がって、外へ出ると青空でした。

 今日はゲリラ雨に奔走された日でした。


 お年寄りの中には、節電のためにエアコンを使わないで過ごしている方もおられます。
 「おっさん、暑いでしょう」とすぐ横に扇風機を持ってきてくださって、風量「中」ぐらいで掛けられた折には、ただでさえ喉が不調だというのに、声が出ません。

 お経を止めて、「あの、真横はちょっとあきませんわぁ」と言うと、今度は真後ろから。風切り音が耳について、自分の声も聞き取りにくいぐらい。おまけに、汗が一気に冷えて、悪寒がしてきそう…サービスして下さっているのですが。

 帰りに、1リットル入りの黒酢サワー2本を紙の手提げ袋に入れてくださったのですが、最後の最後に雨に濡れて、紙袋の底は抜けるわ、ヘルメットに水が溜まっているわ…。
 明日もまた同じような天気になりそうです。ほんまに困るなぁ…。
2011年8月11日(木)  No.2956

志賀越道のお地蔵さま
 9時半から、本堂で真如堂一山合同の盂蘭盆施餓鬼法要。

 今日は暑いためか、参拝者が少し少ないような感じ。法要後、住職の一人が軽い熱中症?のため、しばらく動けなくなってしまいました。

 今日の棚経は午後から。今日からバイクです。今日の最高気温は36.3度でしたが、車で回るよりも気持ちがよく、何となく軽快でした。

 最後は、京都から大津へ通じる山中越にある「比叡平」というニュータウン。

 ワインディングロードの峠道を行くので、バイクから車に乗り換えようかと思いましたが、時間も遅れ気味だったので、そのまま原付で一気に目的地に向かいました。

 アクセルをいっぱい回しても、上り坂では速度も出ません。後ろから来る車を気にしながら走りました。

 途中から、一般車は通れない旧道。原付は通行できるのです。

 バイクで行ってしまおうと決めたのは、時間的な問題だけではありません。実は、この道には大きな石のお地蔵さまがおられるのです。

 志賀越道の旧道には、3体の大きなお地蔵さまがおられます。北白川のお地蔵さま、滋賀側の百穴古墳近くに鎮座する滋賀の大仏さん、そしてこの山中町のお地蔵さま。

 普段は車なので拝めませんが、バイクならば前を通って拝めるのです。

 涼しくさえ感じる山間の道を通り、人影のない集落がほぼ終わる手前に、鎌倉時代末期頃の作とされているお地蔵さまが鎮座されていました。お顔に西日が当たって、少し眩しそう。このお地蔵さまに会えて、今日の疲れも軽くなったような感じでした。

 帰りもまたこの前を通って掌を合わせ、一気に京都市内へと降りました。

 さぁ、明日からは‘後半戦'。暑いのは仕方ないですが、ゲリラ雨だけはご容赦を。

〜 山中町のお地蔵さま 〜
2011年8月10日(水)  No.2955

36.9度
 今朝は山科〜伏見区醍醐方面。

 とにもかくにも暑い日でした。

 車を駐めて拝んでいる間に、車中はアツアツ。ハンドルはアッチッチ、鉄の部分は火傷をしそう。少し走ったぐらいではまったくエアコンも効かず、熱気を帯びた車内は本当にしんどかったぁ・・・。

 各家でお茶などをいただくので、普段は結構頻繁にトイレに行くのですが、今日は尿意をあまり催しません。それだけ汗で出ているということでしょう。

 最高気温は36.9度。まだまだこんな日が続くとか。明日からはバイクですが、どうなることやら・・・。

 今日は早い目に終わって、明日の施餓鬼大法要の準備と遠方で墓参が出来ない方のために塔婆を樒を持って代参。

 墓石も熱気を帯びていてアッチッチ。花筒の水もカラカラ。そんなところへ樒を差してもすぐにダメになってしまうのは目に見えていますが、とりあえず水を入れて樒を供えました。

 棚経もやっと折り返し。これからは市内中心部から次第に寺の近くへと、回る場所が移っていきます。いよいよ本番です。

 あと6日。何とか頑張らなければ!

〜 干からびた供花 〜
2011年8月9日(火)  No.2954

36.2度
 今朝は嵯峨〜嵐山〜太秦etc方面。今日も10時間コース。

 嵐山はガラ空き。人力車の客引きだけが異様に目立っていました。あれって、うるさくて迷惑極まりないです。

 最後はJR京都駅至近のマンション。今日は琵琶湖花火大会があるとのことで、浴衣姿の女性がたくさん歩いていました。花火、見たいなぁ〜


 体調は昨日ほど悪くはありませんでしたが、念のため、帰ってから夜診で点滴をしてもらいました。不調の原因ははっきりしませんが、咳などが出るのも一因と思い、吸入薬・去痰剤・気管支拡張剤なども出してもらいました。

 今日の最高気温は36.2度。とにかく暑い日でした。お盆の間はこの暑さが続くのだとか。

 お盆に暑いのは仕方がありませんが、それにしてもあまりにも暑いです。

〜 酔芙蓉の蕾育つ 〜
2011年8月8日(月)  No.2953

サプリ、梅干し
 今朝は8時半から真如堂近辺の「在所」と呼んでいる方々のお盆の法要があり、出仕。引き続いて墓前回向をしました。

 終わって寺務所に行った時、クロが境内で死んでいたことを職員さんから聞かされました。ここ2日間、姿を見ていなかったのですが・・・。クロの入った箱に向かって読経。人なつこい子でした。

 法要のため、今朝の出発は10時頃とかなり遅め。今日は西京区〜向日市〜長岡京市近辺。

 体調不良のまま棚経に臨んでしまったとはいえ、この4日間で今朝が一番体調不良。「回りきれるだろうか・・・」と思いつつ、普段は飲まないドリンク剤などを飲んで出かけました。

 午前中はとにかくしんどくて、貧血でも起こしそうな感じでした。

 お昼をかなり過ぎてから、「何か食べないと、これでは‘シャリバテ'してしまう」と思い、おにぎりと「速攻元気」というウイダーinゼリーをコンビニで購入。住宅街の駐車場で、持参した梅干しをかじりながらおにぎりを食べ、ウイダーinゼリーを飲みました。

 何が効いたのか、その後、体調は少し回復。何とか7時前には自坊に帰り着きました。

 今日の京都の最高気温は35.2度。これからはずっと35度程度の予想です。

 なんだか綱渡りのような毎日ですが、「気力だ!」で乗り切ります!

〜 持参した自作の梅干し 〜
2011年8月7日(日)  No.2952

ちょっとヘロヘロ
 昨夜は訃報が入り、いろいろ手配をしているうちに遅くなって、ちょっと寝不足。その寝不足が、てきめん、今日に響いてきます。

 今日は暑さも復活。これからお天気が安定してきたら、ますます酷暑の日々が続きます。日本はいつからこんなに暑くなったのでしょう・・・。

 ちょっとヘロヘロの気味になりながら、クールミントの入ったウエットティシュで顔や首筋を拭き、1軒、また1軒と、待っていてくださるお宅を回りました。


 朝早く撮った写真で、「今日の散歩道」を更新しました。

 97年以来、おそらく1回も休まずに続けている更新作業を、ここで休んでなるものか! たとえ写真1枚、文章1行しか無くても、更新を休むわけにはいきません。

 ボクは結構飽きっぽい性格かも知れませんが、閑話にしろ、この散歩道にしろ、我ながらよく続いています。本当は根気があるのかも?

 さぁ、とにかく今夜は、今夜も、早く寝ます!

〜 朝は緑も清々しい景色でした 〜
2011年8月6日(土)  No.2951

ゲリラ雨
 今日は大阪方面。

 新しく開通した第2京阪道を通って、先ずは枚方。その後、南へ下って四条畷、北へ上がって淀川を超えて、吹田、茨城、名神を帰って、京都南インター付近でもお参り。軒数は少ないのですが、11時間ぐらいかかりました。

 第2京阪はボクのナビには不完全なデーターしかないので、昨夜、インターネットでどこで降りてどこで乗るかなどを下調べしておきました。その甲斐あって、今日はスムーズでした。

 出かける時から帰るまで、あちこちでゲリラ雨に遭いました。でも、お陰で暑さはそれほどでもなく、助かりました。

 この期間の昼食はコンビニ調達が多いのですが、今日は時間調整も兼ねて、蕎麦屋に入りました。去年も一昨年も同じ店でした。理由はただ一つ。慣れている店だから。決して、美味しい店ではありません。

 入る前に、「他の店にしようかなぁ・・・」と思ったのですが、田舎で選択肢が少なく、まして僧衣で入りやすい店となると・・・ また同じ店になってしまいました。

 ざる蕎麦におにぎりが付いた「ざる蕎麦定食」を一口食べて、「やっぱり他の店にしておけばよかったなぁ」と、ちょっと後悔しました。来年も躊躇しつつ、またこの店に寄るでしょう。

 さぁ、今夜も早く寝ようっと! ・・・ 結局、寝られませんでした。

〜 暗雲立ちこめる 〜
2011年8月5日(金)  No.2950

今日は滋賀県
 今日は、市原〜静原〜大原の山間を回って、滋賀県へ。

 京都と滋賀県の境、国道367号の途中トンネルが無料になっていて、今日、初めて通りました。

 わずか500メートルを通るのに150円徴収されるので、多くの車が家の建ち並んだ狭い市道に迂回していました。ダンプなども多く通り、その粉じんや騒音はものすごく、通る度に「これではこの辺りの人は気の毒だ」と思っていました。

 滋賀県と大津市がトンネル工事費の未償還分約2億2500万円を折半することで、昨年の10月から無料化したのだそうです。たまには行政もいいことをしてくれると思いました。

 琵琶湖に突き当たって、湖岸沿いに一気に北上。とって返して、琵琶湖が‘川'になるところまで一気に南下。快晴のもと、時おり、青い琵琶湖を見ながらのドライブがてらの棚経でした。

 今日も何とか終わりましたぁ〜

〜 静原の集落 〜
2011年8月4日(木)  No.2949

今日から棚経
 今日からお盆の棚経。お盆というには早いのですが、この時期から始めないと、回り切ることが出来ません。

 今日は兵庫県方面。約200キロを走りました。

 遠方の場合、移動時間が長いので、その間にボーッとしていられます。お伺いしている時間も長いので、気持ちもゆったり。久々にお目にかかって、いろいろなお話もさせていただけます。

 そうして徐々に体を慣らしていって、終盤は‘走り回る'ような状態になります。

 ここまで来たら、体調云々などと言っていられません。気合いだけが頼りです。体は後から付いてくる、13日間約230軒を回る間、付いてきてくれないと困ります。

 口癖のようになっていますが、今夜も早く寝ようっと!

〜 京都に帰ってきたぁ! 〜
2011年8月3日(水)  No.2948

再会
 今日は、明日からの棚経に備えての予備日。予定はいくつか入っていたものの、比較的ゆったり。

 お昼ご飯を食べていたら、友人から電話があり、今から来るとのこと。高校の寮で一緒に過ごした仲間で、九州の出身。もう何年会っていないかわからないぐらいです。

 出迎えに行ったら、顔や歩き方はそのままの人が歩いてきました。少し‘丸く'なったかな?

 25年ぐらいは会っていなかったかも知れませんが、話し始めるとそんなブランクはすぐに消えました。‘一つ釜の飯'を食べた仲間ですから。

 ちゃんと人と話すのも久しぶりという彼は、滋賀県での派遣の仕事が終わり、いったん九州に帰る途中で、「もう今日しかないと思って」来てくれたのでした。

 僧籍はあるものの寺の出身ではない彼は、なかなか職が定まらずに転職を繰り返し、家庭も持たず、今では働いたり生きていく目標がないと語りました。真っ直ぐだけれど内気で、人と合わせることが苦手そうな彼は、人に理解されにくいところが少しあるのかも知れません。

 思い出してくれて、愚痴を言って帰ってくれたことをうれしく思いました。

 ボクも不調で明日からのこともあり、彼も今日中に九州に帰らなければならないというので、2時間ほどの再会となりました。もちろん、また会うことを約束しました。


 今日もクロに‘差し入れ'をしました。クロにも元気を出してもらわないと・・・。

 クロが寝ていた横2ヶ所に‘差し入れ'置くと、クロは立ち上がり、ニャァー ニャァーと鳴きました。

 「あっ、クロは喜んでいるんだ」と思いましたが、後から考えると、「気分の悪い時、こんな横に匂いのするものを置いちゃたまらないよ。ったく!」と言っているのかなぁとも思いました。

 しばらくしてまた見に行くと、クロの姿はなく、‘差し入れ'も減っていませんでした。やっぱり、後者が正解かな・・・。

〜 邪魔っ気に‘差し入れ'を見るクロ 〜
2011年8月2日(火)  No.2947

メンテナンス
 今日から8月。お盆シフトに替わって、月参りなどはナシ。

 夕方、車のメンテナンスへ。

 お盆の棚経は、遠方へは車で行くのですが、ちょっと走っては拝むという繰り返しで、車の負担も増えます。去年の定期点検でバッテリーの交換を勧められたまましていないので、ここが替え時。そういえば、オイル交換も長い間していません。

 ディーラーに行ったら、「8月からバッテリー交換半額のキャンペーン中です」と言われ、ラッキー! でも、「いくらぐらいですか?」と聞くと、「2万円ぐらいです」とのこと。思わず、「半額で2万円もするの!」と口に出てしまいました。自分で替えたら安くて済んだのに・・・。

 作業に約1時間かかるというので、隣の大型ショッピングセンターに行ってブラブラ。部屋着を買ったり、食料品を買ったり。たくさんの品物があって楽しいですねぇ。

 メンテナンスの終わった車に乗って、今度はボクのメンテナンス。

 医者に寄って、血液検査の結果を聞きましたが、別にこれといって悪いところはなし。血圧も正常。また点滴をしてもらいました。ビタミン剤が主のようですが、もっと‘強力'な点滴をして欲しいなぁ〜


 今日もクロは塔のところで寝そべっていました。

 体調が良くなるようにと、朝、ドライフードを与えたのですが、それを枕にして寝ています。時々、咳をしていますし、目脂もひどい。見ていても辛そうです。夏風邪でしょうか?

 クロも頑張れよ!

〜 ちょっと不気味な蓮の実 〜
2011年8月1日(月)  No.2946

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