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2010年12月の日記

雪かき
 大晦日。

 今年最後の檀家の法事。大晦日に法事をするのは異例中の異例なのですが、故人の一人娘が年末から正月2日までしか京都にいられないということでお請けしました。

 親戚なども出席されない家族だけの法事でしたが、無事に1周忌が終わり、家族も霊位もホッとされているのではないかと思います。

 今日は朝8時頃から降り始めた雪が一気に積もり、あっという間に境内は銀世界。その後もどんどん降り積もり、大変なことになってきました。

 法事の後の墓参は10センチほど積もった雪を踏みしめて行きましたし、参列の人がタクシーに電話をされてもずっと話し中。市内の様子が察せられます。

 除夜の鐘に備えて、若い僧侶や職員で雪かきをしました。正面参道や鐘楼への道など、ルートはかなり長いのですが、北海道出身の僧がいて、さすがに雪かきをする時の腰つきが違いました。

 除夜の鐘は雪の影響で、参加者が例年の半分以下。例年4〜5人で1撞きのところを、今年は1人で撞ける人もいて、雪を押してきてくださった分だけ‘御利益’があったような・・・。

 今年もそんなバタバタの中で終わっていきました。

〜 雪かきをする僧侶や職員 〜
2010年12月31日(金)  No.2731

かち栗がない
 元旦の修正会法要の後の年賀式に使う‘かち栗’を用意するのを忘れていたというので、小雨の中、バイクで買いに行きました。

 念のため‘かち栗’とは?
 日本在来種の野生の小粒の栗、芝栗を蒸して乾燥させ、臼で搗いて皮と渋皮を取り除いたもの。カチカチに固い乾燥栗。臼でものを搗くことを、古くは搗(か)つと言ったところからその名がある。「かちぐり」は「勝ち栗」に通じるため、日本の祝いの席に欠かせない品になった。とりわけ武士は出陣の時に「搗栗(かちぐり)」を勝利を願う縁起物として食べたそうである。

 1軒目のスーパー。正月用品のところにないので、店員さんに聞くと、店の奥に聞きに行き、しばらくして「置いていません」の返事。

 2軒目の市場がスーパー形式になった店。知り合いの果物屋さんと会ったので、かち栗の在処を尋ねると、「2階でしょう」とのこと。2階で探しましたが無いので、店員さんに尋ねると、また店の奥に。その合間に別の店員さんが「何かご用は?」と聞いてきたので経緯を言うと、「焼き栗はあります。これとは違いますか?」とワゴンの焼き栗の袋を持ってこられました。
 探しているのは‘かち栗’だと再度説明。60歳以上の男性店員でしたが、ポカンとされていました。‘かち栗’をご存じないのかな?
 結局、そこにもなし。

 3軒目はかなり離れたスーパー。ここも元市場。そういうところならあるかと思って行きました。ここでも、60歳以上の店員さんに、「剥き栗ならあります」と言われ、ガッカリ。やはり、‘かち栗’をご存じない様子。

 無いのは仕方ないとして、‘かち栗’の存在をご存じないとはどういうことでしょう? 若い人ならまだしも、年輩の人でもその存在を知らない。「こんなにも日本の伝統文化は廃れているのか!」とショックを受けました。

 ネットでレシピを調べて作ろうかと思いましたが、職員さんが帰りにデパ地下で入手してくれて、何とか間に合いました。それにしても・・・。

 今日もそろりそろりの活動ぶり。門松やお飾りを付けました。

〜 雨の後の夕焼けと木のシルエット 〜
2010年12月30日(木)  No.2730

着々と?
 今年最後の檀家さん宅へのお参りを終え、後はひたすら迎春準備。

 門の前の落ち葉を吹き集めて、焚き火をしました。集めて運ぶということが、昨日の餅つきで腰痛が悪化した今はできないのです。

 落ち葉焚きをしながら、梅の木に登って、蕾のついた枝を切りました。遠方の檀家の方のお墓に松竹梅の花をお供えするためです。竹は境内に生えているオカメザサを利用。松は花屋で購入。彩りに添える南天の実は自坊内で採取。

 材料が揃ったところで、格好良くそれらを束ねて結わえます。寒風の中でやっていたのですが、それほど寒さは感じませんでした。

 次いで、仏間の掃除。「大掃除」というにはちょっとおこがましい程度。真鍮の仏器は「テガール」という安易な名前の液を希釈して漬けるだけ。あまり綺麗にならないのですが・・・。

 本堂の閉まる前に事務所に行き、ちょっと事務作業。

 薄暗くなり始める頃に、作った松竹梅の供花と水塔婆を持って墓地を回り、遠方の方のお墓に代参しました。

 今日は夕焼けが綺麗でした。

 年賀状も出来ました。大晦日の今年最後の法事の準備もOK!

 出来たことをつらつら挙げていますが、実は出来ていないことが山盛り。まぁ、このまま新年に突入かな・・。


   と も か く も あ な た 任 せ の と し の 暮    一茶


〜 墓所から見た夕焼け 〜
2010年12月29日(水)  No.2729

決死の餅つき
 今日は自坊の餅つき。

 腰が痛いのにやりたくはないのですが、正月までの必須行事。これをやらないと、正月を迎えられません。

 半屋外でやるのですが、午後からはお天気がよくない予報だったので、いつもより早めの、午後すぐに始めました。

 搗き手は腰痛を抱えたボクと80半ばの父。米を蒸すのも、搗くのも、返すのもその2人。蒸籠と臼、丸め手の間を行ったり来たりしながら、何とも忙しい餅つきでした。

 父は大の餅つき好きですが、搗いていると息が上がってきているのがよくわかります。昔はこんなことはなかったのですが、年齢を考えると無理もありません。杵を振り下ろしても、あまりいい音がしません。それでも大好きなので、率先してやろうとします。

 搗く量も減って、合計7臼。1時間半ほどですべて終わりました。あまりよくは搗けていません・・・まぁ、仕方ないです。

 予想通り、せっかくよくなってきていた腰痛がまたぶり返しました。


 毎日書いてきた年始参り用の塔婆がようやく完成! お正月に間に合いました。夜は部屋を片付けたりしながら、年賀状作り。

 やらなければいけないことはまだ山のようにありますが、何だか本当に久しぶりにゆったりした気分に浸れました。

〜 覚悟を決めて餅つきを 〜
2010年12月28日(火)  No.2728

管長さんの白衣
 昨日、東京にいる女性の友人から、「父の白衣、新品じゃないから申し訳ないのですが、送らせてもらっていいですか?」というメールが来ました。

 すぐに電話をして、「新品とかそんなことはええけど、それって形見じゃないの?」「まぁ、形見と言われればそうだけど…」「有り難く家宝にします。送ってください」などという会話があって、今日、その白衣が2着届きました。

 生地の名前はわかりませんが、袷と単衣。紬かな? 確かに真っ新ではないですが、立派なものでした。

 彼女のお父様は、年輩の方なら誰でもが知っているような有名な僧侶でした。巧みな話術で人心をとらえる法話をされ、写経によって寺を復興されました。

 ボクはお会いしたことはありませんが、もちろんそのお名前を知らないはずがありません。そのお嬢さんと知り合いになり、3度ほどお目にかかっただけなのですが、何だか気が合い、気さくにお話をさせていただいています。といっても、もう2年ほどお目にかかっていませんが…。

 この秋、本堂で説明をしている時に、「和尚さんの話、面白くて、○○さんみたいですねぇ」と言われたことがありました。内心、「とんでもない。あんな立派な方とはまるで違うわぁ」と即座に思いました。

 そんな立派な方の白衣(僧衣の下に着るものです)をいただくなんて・・・。

 届いた白衣を見ているだけで、身が引き締まる思いがします。まるで白衣からオーラが出ているようにさえ思えます。

 いつか、飛びっきりのことがあった時に着せていただこう…そう思って、手を通すこともせずに大切に仕舞いました。

〜 オーラを発する白衣 〜
2010年12月27日(月)  No.2727

カウントダウン
 今年が、今日を含めてあと6日しかないなんて、信じられません。いつのまにそんなことになってしまったのでしょう・・・。

 年末年始の準備が一向に進んでいません。サボっているわけではないのですが・・・。

 腰痛で大掃除の目処は立たず、28日の餅つきもできるかどうか。年賀状はどうしましょう…。

 間に合いません。このまま新年に突入しそうです。

〜 親和的になったミーコ 〜
2010年12月26日(日)  No.2726

今年最後の更新
 今年最後の「今日の散歩道」の更新をしました。

 昼前、足の付け根やお尻の筋の痛いのをかばいながら境内の写真を撮りました。元気だったら、もっと歩き回ることができたのに・・・。なかなか回復しません。

 更新には、写真を撮ってくるのを除いて、毎回4〜5時間かかります。撮ってきた写真を選んで加工し、文章を書いて、俳句を選んで・・・。終わるとホッとします。

 以前はいろいろと下調べをしたりしながら文章を書いていましたが、いまは単純に境内の様子や雑感などだけになりました。
 毎週1回とはいうものの、4〜5時間でもかなり大変。下調べをしたりしていると、もっとかかります。ですから、自然とカットされていきました。

 アップしたページを見て、誤字や表現のおかしなところをチェックしてくださる方もおられます。有り難いことです。

 今年は53回の更新をしました。

 今残っている一番古いこのページは1997年7月7日。始めたのはその少し前のようですが、通算650回ぐらいは更新していることになるでしょう。

 飽きっぽいボクが、よく続けて来られました。何度か「もうやめようか…」と思いましたが。

 今年も終わり。いつもは元旦に更新するのですが、さて、出来るでしょうか。

 今年も「今日の散歩道」をご覧くださって有り難うございました。

〜 蓮の鉢に張った薄氷 〜
2010年12月25日(土)  No.2725

消しちゃった・・・
 ホワイトボードに書かれた古くなった日程を消していて、勢い余って、年内の予定を一気に消してしまい、26日以降、大晦日までの予定がわからなくなりました。

 頭の中で、「元へ戻す」カーソルを探しましたが、目前のホワイトボードにはなし。

 31日の法事は、極めてに例外的にお受けしたので覚えていたのですが、26〜30日が復旧できず、空白のまま。手帳を見ましたが、寺の行事はイレギュラーなものしか書いてないので、その期間は空白。

 困りました・・・。何か書いてあったことは確かなので、思い出せなければドタキャンになってしまいます。

 思い出せません・・・。

 困りました。。。

〜 空白のホワイトボード 〜

2010年12月24日(金)  No.2724

ストーブで焼き芋
 今日は灯油ストーブの上でお芋を焼きながら塔婆書き。

 11月に安納芋を買ってあったのですが、焼き芋をしているどころではなく、今まで食べず仕舞い。見てみたら、ちょっと悪くなってきていたので、「早く食べなきゃ!」と、今日で2回目のストーブ焼き芋。

 食べ頃を逃しているので、色・味ともにちょっとイマイチかも知れませんが、密の出るようなねっとりした甘さは安納芋ならではです。

 焼き芋のお陰?で、塔婆はようやく「む」に到達。やっと先が見えてきました。

 腰は相変わらずで、外の作業は無理。でも、ちょっとよくなりそうな兆しが・・・気のせいかな?
2010年12月23日(木)  No.2723

漬物を漬けるぞぉー
 「そうだ、今年は漬けよう!」

 農家などの直売品を売っている店に近づいた時、そう思いつきました。

 お漬物って、売っているものも確かに美味しいですが、冬は白菜漬! 自分で漬けたものが一番美味しく思えます。

 でも、この2年ほどは漬ける時間的な余裕がありませんでした。今年とてそれは変わっていませんし、まして足や腰の痛みがある手負いの身。後ろ向けに考えていたら、美味しいものは食べられません。

 閉店間際のお店に飛び込んで、白菜2玉、大根3本、糠を求めました。白菜はもう少し欲しかったのですが、2玉しか残っていませんでした。大根は漬けすぎるとつい食べ過ぎて胃を壊すので、控えめに。糠は残り少ないのを全部買ってきました。

 作り方は適当。白菜を割って、明日、天日に晒します。大根も丸ごとでは漬かりにくいので、半分に切りました。

 糠を煎って、そこに塩、鷹の爪、昆布茶、柚子の皮、昆布など、極めて適当に入れました。ちょっと水を入れてかき混ぜ、しばらく置いておきます。数日後、シナッとなった白菜などを入れて重しをすれば、後は待つだけ。1月中頃には食べられるでしょう。

 心の遊び半分、こういう作業をすると、何だか気持ちにゆとりが出ます。

 楽しみ、楽しみ。

〜 干す準備の出来た白菜と大根 〜
2010年12月22日(水)  No.2722

正月悲喜こもごも
 今日は雨になってくる予報。

 晴耕雨読ではありませんが、昼間に晴れていれば外の作業をして、夜は塔婆書きをしたいのが、今のボク。

 今年ももうあと10日しかありません。腰は痛くとも、外の掃除をしないと間に合いません。

 「よっこいしょ」「うーーー」と言いながら、自坊の庭の落ち葉をブロアで吹き飛ばして集めました。相当な量の落ち葉でした。

 外回りの掃除だけでも、あと数回やらなければなりません。お正月に間に合いそうにありません。


 クリスマス、正月とおめでたいことが続きますが、そういう季節の行事の度に亡くなった人のことを思い出して涙する人も少なくありません。一緒に過ごした時間、光景を思い出されるのでしょう。

 お正月に墓参に来られる方にも、‘明暗’があります。故人のいない初めてのお正月を迎えたりされているのですから、その心情は察するに余りあります。

 でも、そういうことを繰り返していくことによって、結果として、悲しみや苦しみを越えていくことができるのかも知れません。とても辛いことですが・・・。

〜 「花の木」の主なき鳥の巣 〜
2010年12月21日(火)  No.2721

飛行船
 とうとう12月も20日になってしまいました。

 迎春準備はなかなか捗らないのですが、それを通り越して、来年度予算のための見積もりを依頼したり。会う人会う人に、「お正月って要りませんよねぇ」と、自分の遅れを棚に上げて、お正月を悪者にしています。

 年始の経木塔婆書きは、「あ」から始めて、ようやく「は」に到達したばかり。寸暇を惜しんでは書いているのですが、腰の痛みが結構影響して、長い時間座っていられません。


 今日、飛行船が上空に飛来しました。

 貫主が、「飛行船が来てます!」と急いで寺務所に知らせに来たので、ボクはカメラを持って境内に! 残念ながら、遠ざかっていくところでした。

 しばらくして、「また来てる!」と知らせてくれたので、またカメラ片手に飛び出しました。都合3回繰り返しました。

 一々知らせてくれるのも何ですが、飛び出していくほうも似たようなもの。我ながら、親子だと思います。

 聞くところによると、貫主は大人になってからも、たこ揚げに夢中になって野壺に落ちたり、ホタルを追いかけて疎水にはまったりしていたそうです。いまだにその性格は変わっておられないようです。

 飛行船って、何だか夢がありますねぇ〜 乗せてくれぇ〜

〜 本堂と飛行船 〜
2010年12月20日(月)  No.2720

もみじの植え付け
 久々に植木屋をしました。今日はちょっと腰が楽だったので・・・。

 1週間以上前、塔頭の檀家のYさんから「真如堂とのご縁を形にしたいので」と、もみじの苗を2本いただきました。

 園芸店から堆肥1袋と一緒に届けられただけなので、こちらで定植しなければなりません。

 ところが、1本は植え付けたものの、2本目を植える前に動けなくなってしまいました。

 木が休眠している今の時期は、そんなに急いで植えなくてもいいのですが、昨日、Yさんから、「もう植えていただきましたか?」と電話があったとか。「いま、最適な植える場所を検討しています」と寺務員さんが答えてくれたそうです。ボクも早く植えたいとは思っていたのですが、何しろこの腰では・・・・。

 今日は少し調子もよく、あたたかいので、植え付けをすることにして、道具を現場に運んで、ちょっと寺務所に戻った時、Yさんが、「お世話になりました」とご挨拶に来られました。

 「いま、ちょうど2本目を植えるところなのです」と答え、Yさんは本堂へ、ボクは植え付け現場に向かいました。

 植え付ける予定の場所には、枯れた桜の木が生えています。1メートルほどの高さで切ったその木の空になった部分に、数年前、Yさんが正月の盆栽の寄せ植えにあったもみじを植え付け、「もみじ育成中」というような木札まで添えられて、墓参などに来られるたびに世話をしておられました。

 桜の木の株からもみじが生えているこの木は人気を呼び、写真を撮っておられる方もたくさんおられました。ところが、今年の夏の暑さにもみじはダウン。とうとう枯れてしまいました。

 大きくなるのを楽しみにされていたYさんは、さぞかしがっかりされたのでしょう。その代わりとして、この度もみじを寄贈してくださったのだと思います。

 そういう経過もあって、「2本目はこの桜のところに」と考えていました。

 先ずは、直径40センチほどの桜の木を根元から切らなければなりません。チェーンソーで切っているところへYさんが来られ、宿り木の話をしばらく話して、今度はお墓参りに行かれました。

 木の中心部は腐っても、回りはしっかりしていました。あちこちから鋸を入れてもなかなか倒れません。中腰の作業で腰は痛んでくるわ・・・。木にロープを括り付けて軽トラで一気に引っ張って、無理矢理倒しました。

 残った株の横にバチツルとスコップで穴を掘り、元の土と堆肥を混ぜて、水決めでもみじの株を植え込みました。

 作業終了。ついでに、すすきや一分残っていた萩の刈り込みをして、切った桜の木と共に境内の堆肥場に置きに行きました。

 今植えたもみじのところを通りがかると、ちょうどまたYさん登場。水を与えるつもりか、バケツを持っておられました。支柱をしなくていいのかと聞かれたので、また後日と答え、名前を入れた「献樹」の表示をする予定だと言うと、ご先祖のことを話し始められました。

 気になっていたもみじの定植も完了。ちょうど現場も見ていただけてよかったです。

 その時は夢中だったので、痛みなど感じなかったのですが、終わってから腰や足がいつもにも増して痛み始めました。

 やっぱり、ちょっと無茶だったかも知れません・・・今日も柚子風呂入ろうっと!

〜 頑張って大きくなれよぉ! 〜
2010年12月19日(日)  No.2719

柚子の収穫
 朝一番に柚子を収穫しました。

 梯子に登ったり、屋根に上がったり。こういうことに夢中になっている時は、腰は痛くないのですよねぇ。まぁ、朝は比較的痛みはマシなのですが・・・。

 棘だらけの柚子の枝で、手を2,3ヶ所刺し、ちょっと出血。

 夜には、冬至には少し早いですが、風呂を柚子を浮かべて佳い香りを堪能! あ〜 気持ちいい〜


 更新も早めに終わって、年始の経木塔婆書きの猛ダッシュ。でも、やっと半分に達したばかり。今年もあと10日余り。

 できるかなぁ〜 できないだろうなぁ〜

〜 木の股につっくいた紅い落ち葉 〜
2010年12月18日(土)  No.2718

 人間模様
  今日もやっぱり、「うっ…」。昨日よりは少しよくなったような気もします。


 友人たちとの忘年会。始めたと思ったら、檀家の訃報。

 いったん自坊に戻って僧衣に着替え、お参りに伺った先は先ほどまで居た場所の近くでした。

 独り暮らしで、15日未明に亡くなっていたのではないかということでした。

 独り暮らしで、連絡がつかないので訪ねてみたら亡くなっていたということが結構あります。寒い時期は余計です。

 賑やかな街の中で、いろいろな人生や人間模様があることを実感します。

〜 今日も残り紅葉 〜
2010年12月17日(金)  No.2717

拝観者集計結果
 今日も一日中、「うっ…」の繰り返し。カイロをいくつも貼ったり、ストレッチをしたりしましたが、軽快しませんでした。

 落ち葉掃除など、やることがい〜っぱいあるのに・・・。


 紅葉期の拝観者の仮集計が出ました。紅葉のピーク時は、なんと昨年比170%! 間違っていないのかなぁ・・・。

 隣の寺がJR東海の「そうだ 京都、行こう」のキャンペーン対象となった影響によるものですが、本当かなぁ・・・。

 今はほとんど人のいない境内から、ブロアの音などが聞こえてくるだけとなりました。

〜 こういう紅葉も風情があります 〜
2010年12月16日(木)  No.2716

坐骨神経痛かな?
 朝起きても、お尻のくぼみのところの痛みが収まっていませんでした。

 立ったり座ったりする時、思わず「うっ」と言ってしまうので、「どうしたのですか?」と聞かれる始末。

 午後からは坂本で会議。椅子に腰掛ける時も顔をしかめていたらしく、「どうしたの?」と聞かれてしまいました。

 帰り道、車を運転するのもちょっと辛く、ブレーキを踏んで力を入れるとズキッとします。困りました。そのうちに、他の部分まで痛みが伝染してくるような感じ。

 夜、座卓で塔婆を書いていましたがあまりに痛いので、椅子とテーブルに替えましたが、それでもダメ。もう堪らなくなって、痛み止めを飲みました。

 「お尻のくぼみ 痛み」でネット検索してみると、どうやら坐骨神経痛が疑われます。でも、整形外科に行く気はしません。今まで何度か整形に行きましたが、一度として満足したことがないのです。

 塔婆を書くにも不自由を感じます。喉の調子もイマイチ。この忙しい時に、本当に困りました。
2010年12月15日(水)  No.2715

ジイサンのよう
 今日は真如堂一山の重要会議。

 例年は議論百出で大変なのですが、今年は何事もなく、近年稀にみるほどスンナリと終わりました。

 これでまた年末に近づきます。


 ボーリングの筋肉痛だと思っていた足の痛みが、ますますひどくなり、なかなか立ち上がれなくなっています。足の付け根外側なのですが、塔婆を書く時の座り方がいけないのかも知れません。

 腰を曲げてヨロヨロと立ち上がる姿は、我ながら情けない・・・まるでジイサンのようです。

 困りました・・・。

〜 まだ綺麗です 〜
2010年12月14日(火)  No.2714

年末調整
 冬にしては、よく雨が降り続きました。もう少し早く降ってくれれば、もみじの葉っぱも縮れずに済んだのに・・・。

 雨で外作業ができないので、午後からは年末調整の作業をしました。今ではソフトを使えば楽チンにできます。ただ、帳票や資料を集めるのがなかなか大変で・・・まだ完成しません。自坊の分もしなければ・・・。


 夕刻、友人たちとの忘年会で‘街’へ。

デパートにも寄りましたが、案外空いていました。お歳暮売り場もガラガラ。雨のせいでしょうか?

 化粧品売り場では、大衆の面前でお化粧をしてもらっている人がチラホラ。向こうを向いてやればいいのに、PR効果を狙ってか、わざわざ通路の方を向いてやっています。

 眉毛もないようなすっぴん顔で、見ていても恥ずかしいのですが、やってもらっているご本人はご満悦?


 小さいお店でイタリアンをいただきました。小さな、落ち着いたお店でした。

〜 お店のオブジェ 〜
2010年12月13日(月)  No.2713

2つ目の‘ミニ庭園’
 作庭家のS氏に庭園の解説や庭造りの実地研修をしてもらう某社の顧客向けツアーが、午後から20人ほどで行われました。

 昨日の午後になって、某社の担当者から、「S先生が鉢で庭造りの実演をしたいとおっしゃっているのですが・・・」とメールが入ってきました。

 「えーーーー!」

 10月にもテレビの取材のために鉢で庭を作られましたが、準備が大変でした。今日の明日では・・・。

 でも、Sさんがやりたいとおっしゃっているのなら、とにかくやってみるしかありません。「とりあえず、準備をしてみましょう」と答え、準備開始!

 石は以前に余ったのがあります。苔は明朝取りに行けばいい。土は何とでもなります。問題は鉢。盆石用の鉢がありません。

 盆栽用の焼き締めの鉢はあるものの、深すぎます。どうしたものかと思案していたら、パートで来て下さっている方のお家にあるかも知れないという情報が入ってきました。ちょうどその方が昨日は来て下さっていたので、夕方、家まで伺って、縁の下に放ってあったという、ちょうどよさそうな鉢を2つ確保。

 今朝7時前からその鉢やいろいろな道具を洗い、墓地に苔を取りに行き、土をとってきてふるいに掛け・・・9時前に準備完了! 何とかなりそうです。

 昼下がりからツアー開始。用意したものを使って石を組んで説明されたりしたのでしょう。その後、書院の涅槃の庭や随縁の庭を見て回り、随縁の庭では砂紋を引く実演。
 ツアーが解散してから、途中になっていた‘ミニ庭園’を完成させられました。走り回った甲斐がありました。

 ただバスに乗って紅葉を見て回るだけではなく、こんなツアーって実に面白いですねぇ。

 よかった、よかった。

〜 砂紋を引く実演 / 解散後の‘庭’作り 〜
2010年12月12日(日)  No.2712

あかんなぁー
 いまだに喉が調子。咽喉科に行けば、「喉を使わないように」と言われるのでしょうが、そんなことできわけもなし。今日も、月参りに法事3座。風邪薬と吸入とビタミン剤を飲みながら乗り切りました。

 遅まきながら、真如堂のお歳暮選び。三越のサイトから、「あの人には… 会社宛だから…」と四苦八苦しながら、ようやく完了。

 やることはいっぱいあって気になるものの、大事をとって9時過ぎには寝てしまいました。

〜 散りもみじもきれい 〜
2010年12月11日(土)  No.2711

早々と筋肉痛
 昨日のボーリングの筋肉痛が出てきました。

 昨日の今日で症状が出るというのは若いということ? 足や腰が少し張っている感じなのですが、ボーリングってそんなに筋肉を使うのでしょうか?

 でも、筋肉痛などなんのその、もみじの木を1本植えました。「私が生きてきた証しに」と2本下さったうちの1本です。

 「野村」という葉の赤くて大きな種類なので、ちょっと境内には不向きなのですが・・・。

 経費節減のため、今年は職員の年末調整を会計士に頼まずに自分でやることにしたので、その下準備もしました。ソフトを使えば楽勝です。

 「今日の散歩道」の更新をしたり、年始墓参の方の経木塔婆を準備したり、あれやこれやとやることがいっぱいあります。

 年末や正月など、来て欲しくないです・・・。

〜 本堂裏の残り紅葉 〜
2010年12月10日(金)  No.2710

忘年会
 今日は職員の忘年会。紅葉期の忙しさも終わり、みんなホッとした時で、その打ち上げのような感じでもあります。

 全員が一同に座れて、交通の便もいい、鍋以外ということを条件にお店を決めました。新しく建ったビルに入っている、「個室」が売りの店。どうやら若者向けのようでした。

 店内には10名以上入れる個室がズラッと並んでいましたが、結構狭い。

 店員さんがシステムを説明してくれました。2時間で終わらなければならず、90分の飲み放題とか。最初はビールで乾杯で、次の飲み物を頼むには、空にしたコップを返さなければならないというシステム。注文はタッチパネル。合理的なのでしょうが、何だかお店の都合のよいようなシステム。

 何となく気忙しく、飲み物が来た時には、説明通り、コップを返さなければいけませんでした。値段はそこそこでしたが、お料理はイマイチ以下。お店選び大失敗でした。


 2次会は有志でボーリング。すぐ近くにあるので、「カラオケよりもボーリングにしようか…」と相談していたのでした。

 でも、ボーリングなんて、数十年ぶり。鉛筆でスコアを書いていた時代以来です。

 ちょっと力むとガーター。1ゲーム目はそこそこでしたが、2ゲーム目は疲れてしまいガタガタ。参加者6名の平均年齢は60代。楽しかったです!

 一つ一つ年末に近付いて行きます。
2010年12月9日(木)  No.2709

恒例 すす払い
 今日は本堂や書院のすす払い。

 準備してあった竹で先ずは高いところの塵や埃を落として、ブロアで荒ゴミを外へ吹き出し、ハタキを掛け、掃除機、雑巾掛けと、みんな慣れた手順で黙々と作業。お昼にはほぼ終わりました。

 あ〜 何だかサッパリしました!

 午後は屋根や樋の落ち葉を吹き落としたり、仮設トイレの配管を外して撤去に備えたり。日に日に紅葉期のために準備したものがなくなっていきます。

 これもまたサッパリします!

 落ち葉も今日から回収作業。かなりの日数がかかりますが、コツコツやるだけです。

〜 すす払いをするBさん 〜

2010年12月8日(水)  No.2708

日々静寂に
 夕べ、吸入の薬を貰ってきたものの、即効性はないとのことで、今日もちょっと息苦しく、線香やお香の煙が恐いような感じ。咳き込んだり、むせたりで、体力を消耗します。

 でも、やっと境内が普段の状態に近づいて来て、気分的にもゆったりしてきました。

 たくさんの人が楽しんでくださるのはいいのですが、あまりにもマナーが悪い人が多すぎました。シートを広げてお酒を飲む人や自転車で参道を塞いで記念写真を撮る人。注意されれば逆ギレする人も増えました。せっかく植えた草木は踏み倒されていますし、ゴミが植え込みの中に隠してあったりします。

 紅葉期はもう制御不能な状態です。

 入口を設けて、入山を制限することも必要になってくるかも知れません。何の制限もチェックもなしに入山できる今の状態では、「何をしてもいい」のだと勘違いする人があまりにも多い気がしますので。

 しばらくは、少し残った紅葉を楽しみながら、落ち葉掃除に精を出すことにしましょう。とても楽しみな、至福の時間です。

〜 葉を落とした木と赤く染まった葉を残した木 〜
2010年12月7日(火)  No.2707

今日まで
 ポカポカとあたたかいような日。境内はかなり空いてきました。

 11月中頃から始めた境内に入る車両の規制も今日まで。警察と京都市からに許可を得た看板も、今日、撤去しました。

 交通整理に来ていただいていたシルバー人材センターの人たちも、今日で肩の荷を降ろしていただきます。

 いろいろなドライバーなどがいる矢面に立って、車の整理、道案内などをしてくださり、本当に感謝の一語に尽きます。「あの対応は何だ!」と怒鳴り込んでくる人や電話を掛けてくる人もありました。「今日は何もありませんでした」という報告を聞くと、ホッとしました。

 まだ紅葉を見に来る人もおられますが、境内は一気に歳末モードへ。

 明日には特別公開していた『観経曼荼羅』を収納します。明後日は本堂のすす払い。それに備えて、今日はすす払い用の‘竹製ハタキ’を作りました。枯葉の回収作業も始めなければなりません。

 あれも、これも・・・年の瀬、正月なんか来て欲しくありませんねぇ。

〜 撤収してきた看板 〜
2010年12月6日(月)  No.2706

息苦しかった日
 今日は紅葉の見頃最後の日曜日。もみじもかなり散り、訪れる人も減ってきました。今年は終わりが早いです。

 自坊は法要の集中日。紅葉期の法要を出来るだけ避けてもらっているため、今日が忙しくなりました。

 朝、1軒月参りに伺った後、10時からボクの大好きだった木彫家K氏の納骨。その後醍醐へひとっ走りして、12時から自宅での年回。ボクが子供の頃に近所に住んでおられた方で、お子さんたちとも幼馴染み。近くの霊園にも墓前回向に行って、すぐに引き返して2時からまた1周忌の法事。先週、ご兄弟が法事をされたばかりで、参列者も重なっていました。

 醍醐への車の移動が、今日の法事がスケジュール通りに運ぶかどうかの決め手。混んでいることを覚悟していましたが、普段よりもかえって空いているような気さえして、行きも帰りも30分ほどと極めてスムーズ。助かりました。お昼ご飯は、ラップでくるんだおにぎりを2つ、信号待ちの間に食べただけでした。

 今日はとことん喉が不調。喘息気味で、呼吸が浅く、息苦しくさえありました。吸入の薬が切れていたのがダブルパンチ。2時の法要が終わった時には息絶え絶えでした。

 2時の法要が2時50分に終わり、3時からは某企業の役員方が来訪の予定。寺務所に着くと間もなくお越しになり、書院、本堂、墓所などをご案内。

 すべてが終わったのが5時半頃。本当に長〜い1日でした。

 咳が出るのは体力を消耗します。夕食を食べてから2時間ほど気絶するように寝てしまいました。

 紅葉も終わりです。でも、まだツアーの予約は続きます。

〜 朝の鐘楼堂 〜
2010年12月5日(日)  No.2705

早朝墓参
 某企業グループの幹事社の秘書部長さんたちが、朝8時前に参拝の予定。

 「それまでに、墓所や境内を掃除しなくちゃ!」と、6時半から落ち葉掃除。昨日の嵐の‘置き土産’で、もみじの葉っぱだけではなく、桧の細かい枯葉や杉の枯れ枝がいっぱい。

 時間はないし、普段以上に手間はかかるしで、本当に大変でした。

 7時半に僧衣に着替え、それでもまだブロアで掃除をしましたが、ブロアの吸気の部分に衣が吸い付いてしまってこれまた大変。そうこうしているうちに、一行が乗っているに違いないタクシーが見えたので、走って寺務所に戻りました。

 朝、墓所などでお勤めをするのは実に気持ちがいいですねぇ〜。人も少ないし、朝日の中の名残の紅葉もきれい。ひと汗かいた後のご褒美のような光景でした。

 人は少なくなってきましたが、土曜日とあって、ちょっと多い目。自坊の「メダカの学校」もあって、本堂、本坊、自坊を掛け持ちしました。

 そろそろ落ち葉を回収しないと、溝なども埋まってきました。

〜 夕方の景色 〜
2010年12月4日(土)  No.2704

落ち葉荒らしに舞う
 夕べは嵐のような天気。思った通り、境内は落ち葉だらけ。しかも、雨はついさっき上がったばかりで、落ち葉はびしょ濡れ。

 石畳の上の濡れた落ち葉は滑って危ないので、観光客が来る前に掃除しなければなりません。

 明るくなってくるのを待って、境内に飛び出しました。

 ブロアで吹いても、濡れ落ち葉はなかなか動いてくれません。いつものコース通りに進みますが、時間がかかります。「あっちもしなきゃ、こっちも」と気が急きます。

 そのうち、向こうの方で職員さんが同じ作業をしているのを発見! 助かりました。

 結局、今朝の落ち葉掃除には1時間半かかりました。


 その後は晴れたかと思ったら、一転して曇り、そのうち雷雨。また晴れたかと思いきや、横殴りの雨。天気に翻弄された1日でした。

 境内はまた落ち葉だらけ。明日の掃除も大変です。しばらくはこんな日々が続きそうです。

〜 早朝の自坊前の落ち葉 〜
2010年12月3日(金)  No.2703

かふぇ、楽日
 紅葉見物の人も日に日に減ってきて、少しずつ静かになってきました。境内も落ち着きを取り戻しつつあります。

 11月11日から始めた「かふぇ水琴窟」が、今日をもって閉店しました。コーヒーや紅茶は16日間で1510杯。これまでの最高記録だったようです。他のものの売り上げと合わせると、かなりの金額になるでしょう。

 心の病の啓蒙と彼らの働く場所の提供、観光客へのお接待などの目的で始めたカフェ。そのいずれの目的もが達成できたように思います。

 今季も忙しくてまったく手伝えませんでしたが、彼らが生き生きと働く様子を見て、とてもうれしく思いました。

 この間、差し入れをいただいた方、手作りケーキを持ってきてくださった方、ご来店くださった方など、本当に多くの人のご支援をいただきました。本当に、本当に、ありがとうございました。

 紅葉が終わりに近づくにつれ、‘あれもこれも’終わっていきます。ホッとするような、さみしいような・・・。

 いよいよせわしくなっていきますね。

〜 かふぇの露地席 〜
2010年12月2日(木)  No.2702

拝観パンフレット増刷
 一時に比べるとかなり観光客も減り、境内に少しゆとりが出てきました。時折、ウァーッと団体が訪れますが、またサッと退いていきます。こうしてだんだんいつもの真如堂に戻っていくのでしょう。

 時々、団体への説明をしながら、溜まっているデスクワークをこなしました。

 ボーナス支給額の計算をしたり、法要の告知の書類を作ったり・・・。

 今年、新たに作った拝観者用のパンフレットが一気に残りわずかになってきました。11月15日から使い始めたばかりなのですが、ピーク時は毎日千人を超す拝観者。半月ほどで2万部ほども使ってしまったようです。

 普段の月ならば、1ヶ月かかっても拝観者が千人にも及びませんが、紅葉期は何もかもが異常です。毎日、何らかの追加発注をしているような気がします。

 パンフレットは一部の写真を入れ替え、文字を少し修正。紙質を写真の色がよく出るのに替えて発注しました。

 まだ完成していない時に印刷屋さんが取りに来たものですから大慌て。かなり大きなデーターだったので、LANで接続したハードディスクからDVDに焼き付け付けるのに長い時間がかかりました。

 夜は塔婆書きと護符作り。今年は護符作りなどの年始準備が遅れています。今日から12月。お尻に火が点いてきました。

〜 自坊の前の黄紅葉 〜
2010年12月1日(水)  No.2701

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