大手旅行代理店から朝の食事付きの拝観を頼まれ、テストケースとして請けたものの、集まったのはたった10人。
少ないからといって断るわけにもいきませんが、パートさんをいれないと出来ないので、完全に経費倒れ。
ベースになる食事は仕出し屋さんに頼み、白飯の代わりに「十夜粥」。十夜の当日に、今日のために冷凍して取り置いたものです。
6時半前、パートさんが来る前に冷凍室から冷蔵室へ移しておいた十夜粥を湯煎して、落ち葉掃除に行きました。落ち葉掃除は、最近は1時間では終わりません。その間に焦がしてしまうといけないので、湯煎に。
8時前になってようやく落ち葉掃除完了。一行が中型バスで来るというので、駐める場所などを指示するために、僧衣に着替えて門前で出迎え。朝食場所の真如山荘に引率して、粥の由来などを説明してから召し上がっていただきました。
前日は大手ホテルに投宿された一行。ツアコンやこの企画を立てた代理店の担当者は「美味しい」と言ってくださいましたが、参加者は「ホテルでの食事のほうがよかった・・・」と思っておられなかったでしょうか・・・。
その後、VIP並みに本堂や庭を説明。朝一番だからこそできる待遇で、昼間ならゆっくり案内など出来ません。到着から出立まで約1時間半。せっかく色づいている境内を回って欲しかったのですが、バスの待機場所の都合でバスガイドさんがそそくさと引率して行ってしまいました。道もよく知らないのに・・・。
大変なだけの朝食付き拝観でした。
今日は境内を訪れる人も一気に減りました。といっても、人だらけには違いありませんが・・・。
紅葉は一気に終息へ。最近、雨が降っていないため、もみじの葉が縮れてきて、「8年ぶりの当たり年」と言われていた紅葉も、いま一つ色が冴えてこず、結局は尻つぼみになりそうです。
〜 朝の光に照らされるもみじ 〜
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2010年11月30日(火)
No.2700
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