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2010年3月の日記

年度末
 21年度も今日で終わり。やれやれ。

 今夜は職員の歓送迎会。2年前から事務職としてお勤めいただいた方が今日をもって退職され、明日から後任の方が正職員として来てくださいます。

 三条の創作和食の店で、平均年齢は60ぐらいの13名がワイワイガヤガヤ。「2時間半でお願いします」と予約の時に言われていましたが、料理が遅れて出てきたので、結局3時間ほどになりました。

 それだけでは‘済まない’人たちも多いので、7人でカラオケへ。ボクはカラオケは苦手で、行くのは3〜4年ぶり。それでも何とか2曲ほど歌いました。やっぱり、苦手やなぁ〜。

 さぁ、明日からは新年度・・・ちょっぴり気が重いかな。

〜 桜も満開近し 〜
2010年3月31日(水)  No.2456

重要会議
 朝起きたら、屋根の上は真っ白。山々は麓まで真っ白。すぐにカメラを持って、境内に行きましたが、桜と雪を同時に撮るのはなかなか難しく、今日は予定も混んでいたので、すぐに断念しました。

 今日は、真如堂の責任役員会議。事業や会計などを決める最重要会議です。この会議のために、今までいろいろ準備をしてきました。

 東京からお越しくださった役員方は、日本を代表する企業のトップ。真如堂の事業や会計など、規模から見たらほんの些細なことに過ぎません。年度末の超多忙な中を、わざわざお越し下さって、またすぐに帰って行かれましたが、申し訳なく、本当に有り難いことです。

 会議はまずまず順調。原案通り承認され、新年度の事業を執行していくお墨付きを頂戴しました。これで、やれやれです。

 はぁー、一段落・・・するかな?

〜 三重塔に積もる雪と桜 〜
2010年3月30日(火)  No.2455

事情聴取
 拝観者かと思いきや、刑事さん。

 21日に高台寺の近くで捕まった賽銭泥棒が、捕まる前に真如堂に来たと自供したとかで、裏付け調査に。真如堂で犯行に及んだかどうかは自供していないらしいのですが。

 前科22犯で、すでに服役中。「あんな格好していたんです」と、向こうを通りがかった人を見て刑事さんは言いましたが、言われたほうはいい迷惑。

 賽銭箱のある場所などを教えて欲しいと言われたので、4か所ほど案内しましたが、その場その場で、「すみませんが、指を差してもらえますか」と言われて‘記念写真’。写真が調書に貼り付けられるのは見え見え。嫌な感じ〜。

 犯人は賽銭を盗っては、お風呂に入ったりしていたんだとか。でも、そんな程度で、どうしてこんなに熱心に裏付けを取るのかな? 22犯だから? 「真如堂の地元の○○署は、賽銭泥棒ぐらいではこんな熱心に調べませんよ。戸を破られても、調べないのですから」と訴えておきました。

 夕方から、時ならぬ吹雪。本当に変なお天気。

〜 雪降る境内。桜もビックリ! 〜
2010年3月29日(月)  No.2454

ウツギの定植
 午後過ぎから、久しぶりに植木屋作業をしました。

 「あっ、これ植えたいなぁ」と、ついつい買い込んでしまった苗木は20本ほど。早く植えないと、芽が動き出してきました。

 まずは、少し前に植えたミツマタを、「やっぱり、ここでは環境があわないなぁ」と、いったん鉢に移して、鉢で大きくすることにしました。

 次いで、ウツギの苗の定植。ウツギは、「初夏を涼しくさせる多彩な花を見せる樹。暑さ寒さ、日陰に強く、病害虫もあまりつかず、大気汚染にも強く、丈夫で育てやすい木です」とのこと。自坊にもウツギは3種類ほどありますので、今回はもっていない5品種を求めたのです。

 境内の土の状態は、場所によって大きく違います。柔らかくて、フワフワしたところもあれば、硬くて、石が多くて、スコップが刺さりにくい場所もあります。今日植えた場所は後者。ツルハシを大きく振りかぶって、土を掘り起こし、柔らかくなったところをスコップで。堆肥を混ぜて土を改良して、植え付けです。

 イタタタ…。この作業、結構腰にきました。

 他の職員さんたちと、「ボクたちが辞める頃には大きくなるかなぁ」などと話しました。数年後、数十年後の綺麗な境内のための作業です。

 3時にティータイムをして、また夕方から椿の剪定作業。花が終わったら、すぐにしないと、来年の花付きに影響するので、境内に20本ほどはある木を順次剪定していかなければなりません。1本の半分ほどしたところで、雨が強くなってきたので、今日はここまでぇ!

 やっぱり、植木屋作業は気持ちいいなぁ〜 アイタタタァ〜

〜 定植したウツギ 〜
2010年3月28日(日)  No.2453

薄氷が張る
 今朝は蓮の鉢に薄氷が張り、草や木の葉は霜で白くなっていました。バイクで走ると寒く、マフラーをしてこなかったことを少し悔やみました。

 でも、やっぱり春ですねぇ。景色の色が違います。

 市街地では、天皇陛下の移動に伴う交通規制で、信号が変わらず。警察官の手信号で、赤でも「進め」。赤で交差点に進入するのは、奇妙な感じでした。

 急ぎの書類があったので、法事の合間に事務所で作業。ワープロの文書の中に、別のファイルのデーターを流し込んで、多くの会社などに、それぞれの宛名の入った書類を作るというもの。

 最近の会社の名前の長いこと! 短い会社名は、「株式会社○○」ですが、長いのになると、「○○○○○○グループ・ホールディングス株式会社」や「○○○○トラスト・ホールディングス株式会社」。設定した差し込み部分に収まりきれず、何回もやり直し、紙を無駄にしてしまいました。

 5時頃、宅配便に集荷して貰って終了! はぁー、やれやれ。

〜 薄氷の張った蓮鉢 〜
2010年3月27日(土)  No.2452

春の空
 晴れ、時雨れ、霰、曇天と目まぐるしくお天気の変わる日でした。

 晴れていると思って、カメラを持って境内に出たら、いつのまにか時雨れ始めていたり。でも、明るい時雨れ空。春の色でした。

 季節の移ろいのスピードが増してきました。昨日出ていなかった芽が、今日は出ていたりと、いろいろなものから目が離せません。

 ここしばらく、雨や事務仕事で植木屋作業が出来ません。「あれもしなければ。これもしておかないと…」と気が急きますが、しばらく出来そうにありません。

 草木に「そんなに急がないで、待ってくれぇ〜」とでも言いたい気分です。

〜 桜を愛でる人たち 〜
2010年3月26日(金)  No.2451

よさんか!
 今日も冷たい雨。桜も花を開けずにいます。

 書院から本堂へ渡っていく回廊の付け根部分の樋から、ポタポタと雨だれが落ちていました。

 「今まで何ともなかったのになぁ…」と思ってよく見たら、棟が30センチほど落ち込み、今にも危険な状態になっていました。

 「えらいこっちゃ!」とすぐに大工さんに連絡をし、つっかい棒を立てたり、かすがいで固定したりの応急処置を職員さんと2人で施しました。大工さんは、頸椎の故障と糖尿からくる白内障で不調なのです。

 つい先日、来年度の予算を立てて役員に送りましたが、この補修はまったくの想定外。もし費用がかさむのなら、他の事業を止めてでもこちらを優先させなければなりません。

 夕方、防災工事の出入り業者から電話。昨日、速達で申請した書類を受け取ったお役所からこっそり呼び出しがあって、その書類に書いてあることをいろいろ聞かれたとのこと。早急に改善しなければいけないということをお役所側も認識したようですが、補助金を出すとは明言しなかったとのこと。もし、補助金が付けばこちらも工事をしなければなりません。これまた莫大なお金がかかります。

 エライことになってきました。せっかく予算を立てたのに・・・。

〜 大極殿跡の桜〜携帯にて 〜
2010年3月25日(木)  No.2450

一段落
 今日も1日ずっと本降り。桜の頃にこんなに雨が降り続くというのも珍しいのではないでしょうか?

 昨日は真如堂の事業や会計を協議する大事な会議の資料を出席者に事前送付。今日は文化財関係の補助金申請の書類を作成して行政宛に送りました。後者は、明後日が締め切り。今日やっと業者の見積もりがあがってきたのです。

 彼岸も今日で終わり。大事な書類も送り終えて、気分的にホッとしました。

 筆で字を書いたり、書類を作ったりという作業が続いたので、明日は久々に植木屋仕事をしてスカッとしたいところですが、明日もお天気はよくなさそう。取り寄せた苗がポットのままで置いてあるので、気になっているのですが。

〜 たくさん取り寄せたお気に入りの唐筆。1本262円! 〜
2010年3月24日(水)  No.2449

「虎」か・・・
 朝から晩まで雨。先日の黄砂はこの雨ですっかり洗い流されるでしょう。

 京都市内はあちこちで大渋滞。昨日までは観光客の車で渋滞していましたが、今日は連休分の荷物の集配、銀行などの輸送車、オフィースなどの引っ越し、雨のためのマイカー通勤などの車が都大路にあふれ、信号が変わってもまったく進まないということもありました。

 夜、遠方の檀家のご夫人から、「主人があと1週間と言われました。お葬式のことでご相談を… 何をどうしたらいいか、わからなくて…」と、電話がありました。

 「万一の時はこちらからお寺を紹介します。葬儀はその方にお願いしてください。わからないことは何でもご相談ください」などと申し上げ、いろいろ細かい打ち合わせをさせていただきました。

 「主人はそちらのお寺が大好きでしたから、娘とも、ぜひそちらに納骨したいと申しております」ともお話になりました。

 「御戒名ですが、何か、ご主人にふさわしいような字がありますか?」とお聞きしたら、「阪神のファンでしたから、‘虎’でしょうか。カラオケが大好きで、演歌をよく歌っていました」とお答えになりました。

 さて、電話を切ってからさんざん考えました。「虎」「カラオケ」「演」「歌」・・・「歌」「唱」・・・今日中には考えられそうにありません。

 ふさわしい御戒名を考え出して、すっかり覚悟が決まっている感じの奥さんに連絡をさしあげなければ。

〜 雨の中の三色桃 〜
2010年3月23日(火)  No.2448

哀愁のライブ
 振替休日とあって、今日も墓参の方がひっきりなし。

 お参りになった方の応対をして、水塔婆を書いて、またそれをお渡ししてという流れのはずが、塔婆を書きに机に向かったなり、次から次からお越しになる方の塔婆を書き続け、ほとんど応対に出られず。

 お昼ご飯も、‘隙’を見計らって急いで食べる始末。はぁー、今日もくたびれたぁー


 夕方、薄暗くなって、誰も来られなくなったのを見計らって、車で15分ぐらいのショッピングモールへ気分転換!

 ユニクロで、‘ドライ’をうたったインナーを求めた他は、特に欲しい物はナシ。吹き抜けの下の方から聞こえてくる音楽のほうへ目を向けると、JAZZのライブのイベントが行われていました。ギターのトリオです。

 なかなか軽快で、しばらく聞いていましたが、地下で演奏しているのを2階から見ているので、ちょっと臨場感に欠けます。そばに行って聞こうと、地下まで降りた時に、ライブは終わってしまいました。残念。

 上から聞いていた時も思ったのですが、聴衆は団塊の世代のような人がほとんど。近づいて見ても同じ。

 同じフロアの食料品売り場を一回りして買い物をして帰ろうとした時、ギターを弾いていた人がギターケースを持ってエスカレーターに乗り込みました。やはり団歌の世代の年頃で、ステージで演奏している時とは違って、ちょっとしょぼくれた感じでした。

 ライブは賑やかで楽しかったですが、その聴衆にも演奏者にも、‘老い’を感じました。やがてそう遠くない将来、それは我が身にもやってくると、切実に思いました。

〜 2階から覗いた地下のJAZZライブ 〜
2010年3月22日(月)  No.2447

つちふる
 彼岸の中日。

 昨日の雨はあがりましたが、朝からどんよりして天気。山が霞んで見えないどころか、境内もうっすら白くぼやけています。それに、なんとお日さまが白く見えます。ちょうど、子供の頃にやった、下敷きを通して太陽を見た時のようです。

 「あっ、黄砂だ!」 すぐにわかりました。

 職員さんたちは、「写真撮った!」などと、あたかも自分がその光景の第一発見者であるがごとく、自慢していました。

 さぁ、忙しいぞぉー

 8時前からお手伝いの方々が来てくださり、ちらし寿司の仕込み作業。9時半頃には檀家の世話役の方が来られて、受付態勢も整いました。まぁ、そこに至るまでが大変だったのですが…。

 「かばんがこんなになりました」とお参りの方が、白い跡の付いたかばんを見せてくださいました。少し時雨れてきて、黄砂の雨がかばんに注いだのです。後で外に出てみると、椿の葉っぱなどにも白い跡がたくさん付いていました。

 「今年は連休もあるし、混むお中日を避け方が多い。荒天の予報でもあったし」という予想通り、参詣者は例年の7割程度。法要が終わって、その場に浄斎の用意をするのがいつもなら大騒動なのですが、今年はすんなり。ちょっと拍子抜けでした。

 皆さんがお食事を済まされ、墓参に行かれて帰られても、お参りの方はまだ次々と来られ、ようやく2時頃に昼食。

 4時前に少し抜けて事務所に行き、帰って撤収作業。5時半頃までは、お参りの方がポツリポツリと絶えませんでした。

 昨日のあたたかさで桜は一気に開花。染井吉野もチラホラ咲きとなりました。枝垂れや縦皮は6〜7分咲。開ききる前のここ1〜2日が一番きれいです。

 明日も休日。また墓参の方が多いでしょう。

 でも、ちょっと一段落です。

〜 一気に咲いた縦皮桜。夕暮れ前 〜
2010年3月21日(日)  No.2446

枝垂れ桜の開花進む
 明日のお中日にお参りになった方々に振る舞う精進のちらし寿司などの仕込みに、10人ほどの皆さんが早朝よりお手伝いに来てくださいました。

 ちらし寿司は1斗8升分。中に入れる具を煮付けて刻んでくださるだけでも大変です。真如堂の中でもこんなことを続けているのはうちともう1軒だけ。本当に有り難いことだと思っています。

 今日も立ったり座ったり、経木を書いたり、参拝された方としゃべったりの連続。今日は更新がないだけ楽ですが、連日なので、やっぱり夜になるとヘロヘロ。早く横になりたいと思いつつ、なかなか叶いません。

 今年のお彼岸は曜日の関係か、参拝者が分散? 例年はこんなに忙しくないのですが・・・。

 気持ち悪いほどあたたかい日、枝垂れ桜の開花が一気に進みました。満開になって白っぽくなってしまうよりも、今の景色のほうが好きです。

〜 一気に開いてきた枝垂れ桜 〜
2010年3月20日(土)  No.2445

彼岸中の更新はキツイ
 彼岸2日目。今日もたくさんの方がお参りになり、立ったり座ったり、経木塔婆を書いたりで、腰は痛いは肩は凝るは頭痛がするわで、もうヘロヘロ。

 今日、「今日の散歩道」の更新をしてしまわないと、明日も明後日も出来ません。

 やっぱりカメラが使いこなせてなく、マニュアルもちゃんと読まずに写真を撮ったら、うまくいきません。相性が悪いのかも・・・。

 塔婆書きに追われる中、何とか更新を終えて、やっと寝られるぅ〜

 限界寸前でした。

〜 日の当たる馬酔木の花 〜
2010年3月19日(金)  No.2444

にらめっこ
 今日は彼岸の入り。

 最初の日にお参りしなければ気が済まないという人もいれば、お中日は連休になって混雑が予想されるので、それを避けて今日お参りするという人もおられ、結構忙しくなるのが予想される日でした。

 それなのに、ボクは朝からずっと事務所。午後から会計士と予決算の打ち合わせの予定があり、その準備に追われました。

 会計士から、決算予測と来年度の予算のデータが送られてきたのは夕べ。夕べは塔婆書きの追われていたので、今朝からデータに目を通し始め、ず〜っと数字とにらめっこ。

 今日までの収支で今年度の決算予測をして、火曜日には役員宛に書類を送らなければなりません。そんな時に、会計士さんは急遽入院。今日は事務所の人2人が代わりにやってこられました。こっちは、ボクも事務職の女性も共に腰痛を抱えて、何か動作をするにも「どっこいしょ」状態。

 でも、午後からの打ち合わせは順調に進み、週明けには何とかなりそうです。ちょっと一安心。

 帰ったら、また塔婆書き。これが腰に悪い。座っていられないので、早々に寝ちゃいました。明日は自坊の彼岸にかかりっきりにならなくちゃ!

〜 金閣寺垣の総延長60メートル。見積額は・・・ 〜
2010年3月18日(木)  No.2443

溶けて歪んで、はい、それま〜でぇ〜よ
 夕べ、お風呂上がりにビールを飲んでいて、手が滑ってコップが机の上に落ちて、ビールが少しキーボードにかかってしまいました。

 いつも他の人に、「パソコンの近くで飲み食いしたらアカン!」と口うるさく行っているボクとしたことが・・・。

 机の上はびしょ濡れでしたが、キーボードは手前が少し濡れた程度。普通に動作していたので大丈夫だと思っていたのですが、今朝起動してみると、仮名が漢字に変換できません。スペースキーも使えません。日本語入力の設定の問題でもなさそう。

 「ひょっとして…」と思い、キーボードを外して、石油ファンヒータの前に置いて、他の用事をしていました。しばらくして戻ってみると、キ、キーボードが・・・・・・溶けてる・・・・・。そんなに近くに置いていたわけじゃないのに・・・・・。

 触ってみると、矢印キーはフニャフニャ。Shiftキーも曲がって押せません。

 「あかん。これは使えない・・・。何で、これくらいで溶けるんやな!」

 仕方がないので、文字が判別できないほど使い込んだキーボードを引っ張り出してきて交換し、とりあえず朝一番の作業を済ませ、事務所へ。明日、会計士と予決算の打ち合わせをするので、今日はその準備で忙しいのです。

 途中で飽きたので、ちょっと除草剤の撒布作業。土塀の瓦に雑草が生えてきたのが、この前から気になっていたのです。

 また事務所に戻って、会計ソフトと睨めっこ。会計士に電話をすると入院中で、明日は代理の人が打ち合わせに来るとか。あっちもこっちも踏んだり蹴ったりやなぁ・・・。

 夕方、四条寺町までキーボードを買いに行き、あれやこれや試した挙げ句、880円のを購入。帰って早速付け替えましたが、何だか使いにくい。大きさもストロークもほとんど同じなのに、傾斜が違うみたい。仕方ないので、‘ゲタ’を履かせてとりあえず使うことにしました。

 何だか最近アクシデントが多いなぁ・・・。

〜 溶けて歪んだキーボード 〜
2010年3月17日(水)  No.2442

ラディシュ畑でつかまえて
 お昼を挟んで3時間ほどで生け垣の段下げの最終作業を終えました。これで、彼岸前の植木の剪定作業は一段落。さぁ、お彼岸準備にまっしぐら!

 ただ、腰痛が・・・ ハシゴの上での無理な体勢による筋肉痛ですから、一晩寝たら治るでしょう。


 事務所で決算作業をしていたら、携帯にメール。「無くした車のキー ラディシュ畑で発見!」

 「おおっ!」と思わず声が出ました。

 無くしたことすら忘れていた車のカードキー。それがラディシュ畑の通路から出てきたというのです。

 無くした日にラディシュ畑を耕したので、その辺りも何度も探しました。集めた落ち葉の山をひっくり返したり、人に渡した書類の中に紛れていないかと尋ねたりしたのですが、結局出てきませんでした。

 それが、今日、ほとんど丸くならなかったラディシュを引っこ抜いていた時に、その通路に落ちていたのが発見されたのでした。

 キーに付いていたキティーの根付けは泥だらけ。電子部品が入っているので、雨に濡れたりして当然動作しないだろうと諦めつつ車の側でスイッチを押してみると、「ピピッ!」と音がして解錠。鍵を閉める動作も普通と何ら変わりなくできました。

 「やったぁ!」 泥まみれの鍵が愛しくて愛しくて・・・

〜 ラディシュ畑での記念写真 〜
2010年3月16日(火)  No.2441

今日もまた
 今日も「やめられない とまらない〜 ♪」 ‘植木屋’が止まりません。

 生け垣の強剪定もそろそろ季節的に限界。新芽が出始めました。

 ウバメガシに登って、二股に分かれた主幹を両方チェーンソーで切り、切ったものをまた細かく切断。樫の生け垣も10メートル近く段下げ。

 小雨も降ってきましたし、適当にしておかないと、夜に塔婆を書く筆が握れません。今日の作業、ここまでぇ! あと一息です。

 おー、腰が痛い。

 夜になって雨も本降り。結構強く降っています。植え付けた木々にはいい雨です。

〜 ミーコと塔の手前の「花の木」の花 〜
2010年3月15日(月)  No.2440

止まらない…
 ‘植木屋’が止まりません。境内を見回したら、気になるところばかり。

 ずいぶん前に車止めのために置いた石が、今では不要な上に景観上もよくありません。自分で片付けようかとは思いましたが、人力で持ち上げられるものばかりではなく、腰を痛めること必至。石屋さんに依頼して、廃棄して貰いました。

 石屋さんはユニックを使って作業をするので、楽チンそう。なんと、大きなトラックの荷台一面の石が集まりました。頼んで正解でした。

 今日も新たな生け垣の段下げ作業。時期的にはもうそろそろ限界です。

 ボクが切りっぱなしにしたところを、職員さんが後片付け。「また、切ったんですか!」と言われつつも、止まりません。

 ノコギリの刃も替えて、ますます快調!

 さぁ、切るぞぉー

〜 先日瀕死状態だった猫も、のんびり日向ぼっこ。顔には傷跡が… 〜
2010年3月14日(日)  No.2439

縦皮桜の不調
 午後から、縦皮桜の整備作業をしました。

 数年前に植木屋さんが支柱を固定するために縛った縄がビニール製で腐らず、幹が太るにつれて食い込んでいるのを、先日、他の植木屋さんと発見。そのままでは形成層が締め付けられて、水分や栄養が上に行きにくくなってしまっています。

 最近、縦皮桜の枝がたくさん枯れ込むようになり、「どうしたんだろう・・・ 不調だなぁ」と心配していました。縄のことが不調の原因のすべてとは思いませんが、悪影響を与えていることは確実です。植木屋さんが「外しておきます」と言ったものの、1日も待っていられないので、今日、取り外しました。

 併せて、枯れ枝の剪定作業。5〜10センチ程度の枝を何本も切りました。残念ですが、花が咲いた時に枯れ枝が目立ってしまいますし、もう一度発芽する可能性はありませんから。

 芽吹きの季節は、芽吹き出来なかった枝がはっきりとわかる季節です。新しい葉が出てきたという嬉しさの反面、「ダメだったのか・・・」と落胆する季節でもあります。木々の世界にも生老病死、之有りという感じです。

〜 かわいい侘助の花 〜
2010年3月13日(土)  No.2438

40周年
 お彼岸に備えて、檀家総代の皆さんにお集まりいただいて会議を開きました。

 総代さんは6人おられるのですが、2人はご都合が悪くて欠席。お一人は遅れて来られたので、3人とボクとの会議となりました。かなりさみしい・・・。

 時間的に自由がきいてお寺に協力して下さる方というと、なかなか難しくて・・・。お勤めの方では時間的に無理ですし、自営の方も、なかなか融通がききませんので。


 夜、高校以来行きつけのジャズ喫茶へ、久しぶりに行きました。先日、開店40周年の葉書が来ていたので、お祝いに行きたいと思っていたのでした。

 夜なので花屋も開いてなく、近くのスーパーでイチゴを買って持参。店は、祝いの花が飾ってある他は、何も変わりがありませんでした。

 「蓋が古くなったので、ボトルを捨ててしまいましたよ」と言われるのも当然。今では1年かに2年に1度行く程度。ボトルを入れても、10年以上あるのですから、お店も堪りません。

 ボクの定番 IWハーパーをロックで飲みながら、マスターや奥さんとよもやま話。マスターも、もう68歳になられたとか。

 ボクが35年ほど‘通い続けて’いるお店の40周年。おめでとう!

〜 昔は‘ダルマ’。今はハーパー 〜
2010年3月12日(金)  No.2437

一段落
 午後から、購入した苗などの植え付けなどをして、これで作業は一段落。

 苗は春を待ちかねているでしょう。強剪定した枝から新芽が吹いてくれるかどうか、ちょっと心配ですが、あとは待つのみです。

 三重塔脇の枝垂れ桜は、もう蕾の先から花色が見えていました。あと1週間もすれば咲き始めるのではないでしょうか。

 今年は開花がかなり早く、入学式に桜がないことは確実。去年のように、長持ちしてくれるといいのですが・・・。

〜 日向ぼっこしながら、「もうすぐ桜が咲くね!」と話し合っている猫たち 〜
2010年3月11日(木)  No.2436

昼は植木屋、夜はパティシエ
 朝からの雨もあがり、昼前から急に晴れ間が出てきました。

 ここぞとばかり、またもや植木屋。今日届いた山吹や少しだけ残っていた玉簾の植え付けなどをしました。

 冬に戻ったような気温だったので、少し着込んでいましたが、動いているうちに暑くなり、1枚、また1枚、帽子も脱いで薄着に。作業が終わると、急に寒さを感じました。

 今日届いたミツマタもどこかに植えないと・・・ 植えるところを考えずに、「あっ、これいいなぁ」と注文するものですから・・・。

 夜は、ホワイトデーに備えて、「スノーボール」作り。もう何年も作り続けているので、手慣れたものです。オーブンで6回ほど焼きました。

 後はパッキング。夕方、バラエティーショップに行って買ってきたものと合わせて発送準備。今年は14日が日曜日なので、それまでに届けなければならず、ちょっと気忙しかったです。

 昼は植木屋、夜はパティシエの1日でした。

〜 廻る、廻る 〜
2010年3月10日(水)  No.2435

友あり、遠方より来たる
 冷たい雨の降る日、北山を見るとうっすら白くなっていました。

 夕方近く、西多摩から友人が訪ねてくれました。彼に会うのは10年ぶり? ご子息が、明日から比叡山での修行に入られるのを送って来られたのでした。

 彼とはいままでに4回程度しか会ったことがありません。もともとは、お互いにホームページを開いていたのがご縁。それから、彼の亡くなったお父様が京都大学に行っておられた時に真如堂の近くに下宿されていて、ボクの母が子供の頃にそこに遊びに行ったりしたこともわかり、急に距離が縮まりました。

 彼もお寺の世界ではアウトサイダー的な立場。2人とも、そういうボクたちが真っ当なのだと思っているのですから、風当たりも強いでしょう。

 「お十夜」も勤めておられ、99年には彼のお寺の「鉦張り念仏」の皆さんが真如堂を訪れ、鉦を打っての法要を奉修してくださいました。その時の記念にと送ってくださった‘うちわカエデ’の木と小さな石碑がいまも本堂の左前にあり、去年はその美しい紅葉で多くの人を魅了してくれました。

 彼のお寺で開かれている「極楽投げ銭コンサート」にも行ったことがありました。楽しいひとときでした。

 ボクの父も母も顔を出して、昔話をしたり。お互いにいろいろあったであろう10年。とても懐かしい旧友に会った感じの、しっとりした時間でした。

〜 うちわカエデの前での記念写真 〜
2010年3月9日(火)  No.2434

進化!
 「明日は雨。明後日も雨。今日は頑張らなくっちゃ!」と、腰痛を押して、かなり頑張りました。

 正面参道の生け垣に、銀木犀の小苗を30本植え付け、従来からあるウバメガシを剪定。本堂脇に、ピンクの馬酔木を植え付け。茶所前にカルミヤを植え付け。その他、あれこれ。

 植木屋さんも仕事に来てくれて、別の場所に生け垣を作ったり、木を伐採したり。去来の句碑の横に、ボクが取り寄せておいた「ロドレイア」という珍しい木も植え付けて貰いました。

 今日一日で境内は結構‘進化’したような心持ちです(実際にはほとんどわかりませんが)。

 さぁ、これで一段落して、お彼岸と来年度の予算の立案にかからないと!

〜 ほぼ完成! スッキリした正面参道 〜
2010年3月8日(月)  No.2433

腰痛
 午前中は腰痛も一段落でしたが、午後になるほど痛みが増し、何もするにも「ウッ・・・」という感じ。

 事務所の女性も昨日から腰痛で、ブロック注射をしてもらったとか。今日はコルセットをはめてご出勤。二人でじいさん、ばあさんみたいな格好で、事務所でそろりそろりと仕事をしました。雨も降っているので、外仕事が出来ず、ちょうどいい感じです。

 夕方、バーク堆肥を買いにホームセンターに行きました。

 今日・明日は、頼んでいた苗木がたくさん届きます。苗木の植え付け時にも使うバーク堆肥がちょうどなくなってしまい、先日来、買おう買おうと思いながら、雨だったり、ホームセンターの在庫がなかったりで買えず仕舞い。明日はお天気なので、もし腰痛が収まっていたら植え替え作業をしたいので、買いに行きました。

 小雨の中、1袋40リットル、約20キロの堆肥を5袋買い求め、帰りの車の中では何だか頸椎まで痛くなってきました。ちょっと無茶をしてしまったようです。

 今夜も早く寝ようっと!

〜 ちょっと重たかった・・・ 〜
2010年3月7日(日)  No.2432

小林君之碑
 朝から雨。最近、本当によく降ります。

 夕方近くから、腰痛がひどくなってきました。昨日は、大きな石を持ったり、木に登ったりしましたし、夜はずっと椅子に腰掛けっぱなし。ちょっと無理が続いているからかも知れません。

 外の作業がまだまだたくさん残っているのに、困りました。


 お寺の機関誌に載せるために、本堂奧横に建つ「小林君之碑」のことを調べました。
 
 小林祝之助氏は、第一次世界大戦にフランス陸軍航空隊に志願参加し、撃墜されて戦死した日本人パイロット。航空黎明期に、飛行家の道を志して莫大な費用をかけて航空留学し、夢半ばで命を落とした若者です。

 1918年、西部戦線コーブルにてドイツ機と戦って戦死しました。最後は、地上3千メートルの空中戦で、仲間のためにおとりになって被弾し、炎上した飛行機から飛び降りるという壮絶なものだったといいます。日本人として最初の空中戦の戦死者です。

 まだ飛行機すら珍しかった時代、この出来事は人々を驚かせ、真如堂の周辺に住んでいた幼馴染みたちがその業績を称えようと、寄付を集めて記念碑を建てたそうです。彼は哲学の道の側の大豊神社の宮司の長男でした。

 その小林君の碑が、どうして大豊神社ではなく真如堂の境内に建っているのでしょう? いろいろなことを調べると、人の営みの不思議さ、歴史の面白さを感じます。

〜 「小林君之碑」 〜
2010年3月6日(土)  No.2431

認知症?
 ほぼ毎月お参りの日を忘れている独り暮らしのおばささんが、今日はちゃんと用意をして待っておられました。

 ここしばらくのほとんど毎月、お参りの日を忘れておられ、ボクが仏壇の下の扉を開けて、木魚や鉦を出し、なぜか床の間に置いてある香炉や蝋燭立てを持ってきて準備をし、お経が終わったかと思えば、「すみませんが、細かいのがないので…」と言われて御布施のお釣りを出しているおばあさんが・・・。

 昨日、別に住んでおられる娘さんと一緒に大学病院に行って、認知症の検査をされたそうです。最初にいくつかの物を見せられ、ずいぶん経ってから、それが何だったかを言うという検査だったようです。

 「2つか、3つは答えられたのですが・・・」とおばあさん。「ボクがやっても、きっとあまり答えられませんよ」と本気で申し上げました。

 最近、本当に物忘れが激しいのです。今考えていたことを、すぐに忘れてしまいます。あれやこれや考えて、気持ちが散乱しているということもあるかも知れませんが、それにしても我ながらあんまり。心配です、自分自身が。


 昼前から思いっきり植木屋三昧。石を持ったり、剪定鋏を握ったり、エンジン式の刈り込み機を使ったりで、何だか握る力がなくなってしまったような感じです。今日もよく切り、刈りました。

 今日もまぁまぁよく頑張りましたぁ!

〜 きれいだなぁ、椿 〜

2010年3月5日(金)  No.2430

1日ウロウロ
 向日市、京都市、大津市をウロウロした1日でした。はぁー、忙しかったぁー

 大津は、また会議。出席者のほとんどが学者さんという会議。ご高説を長々と話される方が多く、時間がいくらあっても足りません。

 晴れていると外の作業をしたくなり、会議に出席していても時間がもったいないと思ったでしょうが、今日は雨。諦めがつきました。

 先日のシンポの記事が載りました。カラー写真付きで、結構大きな取り扱いでした。結構気楽に出席していたのに、真剣な顔をして写っている自分にちょっと驚きでした。

〜 今朝の地方紙に載ったシンポの記事 〜
2010年3月4日(木)  No.2429

マイ・ブーム
 今日も、月参り、法要、植木屋、事務仕事の1日でした。いま僧衣を着てバイクに乗っているかと思えば、次はもう作業服を着て、腰に鋏やのこぎり。

 職員さんに、「早変わりですなぁ」と言われました。


 正面参道の生け垣は、南側が完成。剪定も済んで、いい感じになりました。北側は、苗木が届くのを待っている状態です。

 最近、苗木を売っているサイトを見て、綺麗な木や面白い木があれば、「あっ、これはあそこに植えたらいいなぁ」「これを植えたら、きっと目を引くし、話題になるなぁ」などと思ってしまい、つい注文してしまいます。

 境内が綺麗になっていくのですし、それほど費用を掛けているわけではありませんので、まぁいいのですが。

 「最近、境内がスッキリしてきましたねぇ」「きれいになりましたねぇ」と何人かの方に言われて、ちょっとウレピィ〜!


 JR東海の人が青葉の頃に実施するスタンプラリーに協力して欲しいと来られ、いろいろお話を伺っていると、去年は多くのお寺で拝観者が2割減だったとか。真如堂で1.5割減だったというのは、まだいいほうかも知れません。

 今秋の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンの舞台は、お隣の黒谷さんだとか。黒谷の秋???

 黒谷から真如堂に来られる方も多く、今年は拝観者も増加方向に反転するでしょう。

 さぁ、ますます境内を綺麗にしておかなくちゃ!

〜 ついつい苗木のサイトなどを見てしまい・・・ 〜
2010年3月3日(水)  No.2428

晴耕雨読じゃないですが…
 通販で買った植木の苗木がどんどん届くので、植え付けが忙しくなってきました。

 今日は、正面参道の生け垣の隙間を埋めるために、「ハマヒサカキ」を補植。ハマヒサカキという樹種はいままで知りませんでしたが、強い性質だというのと、まとめ買いで安く買えたのとで選びました。写真で見たよりも、葉が小さかったぁ…。

 職員さんには、生け垣に使う竹を切ってきて貰うように依頼。2人がかりで、えっちらおっちら切ってきてくれました。ボクが執事になってから、おちおちゆっくりもできないですし、仕事は増えるし、気の毒なことをしているかも知れません。

 午後は大津・阪本で会議。パソコンを持て行くのを忘れたので、会議資料等を自由に見ることが難しく、ちょっと不便でした。お寺の会議も、それぞれがパソコン画面を見ながら会議をするようになってきているのですよ。まだほんの一部ですが。

 お彼岸も近づいて来ます。明るいうちは外作業。暗くなったら事務作業。相変わらず気忙しい毎日です。

〜 咲き始めた自坊の桜ん坊 〜
2010年3月2日(火)  No.2427

雨多し
 来年度の修理箇所の見積もりを出してもらうために、大工さんや左官屋さんと現場視察。大工さんや左官屋さん、瓦屋さん、植木屋さん、いろんな業種の見積もりが集まってきています。

 現場を見て回っても、出るのはため息ばかり。修復箇所があまりにも多すぎます。毎年やっても追いつきそうにありません。トホホ。

 午後しばらくの間、タマスダレの植え付けをしましたが、また雨にたたられて中止。あと20ポット。80〜100球程度を残して終えました。

 春に急かされるように、植木屋作業が続きます。

〜 今年の椿の花は痛んでいるのが目立ちます。どうして? 〜
2010年3月1日(月)  No.2426

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