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2009年6月の日記

夏越の雨
 半年が過ぎました。

 毎年のことながら、過ぎてみればあっという間。半年前のことなど、すっかり忘れてしまいました。

 「水無月」は食べましたが、茅の輪くぐりに行く気はナシ。祓いをするにも毎日でないと、半年に1度では溜まり過ぎ。いっそ除夜まで引き連れてまいりましょう。


 先日採って外の雨のかからないところに陰干ししておいたドクダミが、このところの雨続きですっかり湿気てしまって、カビが生えてしまいそう。

 時々エアコンをかけるボクの部屋のほうがまだ乾燥しているので、部屋に移して、鴨居から吊るしました。

 外ならまだしも、室内に干したドクダミは結構香り立ちます。今度晴れたら一気に乾燥させて、欲しいと言われた方に送ってしまおうっと!


 野良猫の子供は、トタン屋根を打つ雨の音に怯え、雨脚が強まる度に「ニャァー ニャァー」と泣きます。あまりに泣かれると気術なく、その度に抱っこしてやりますが、もうかなりなついてきて、撫でるとゴロゴロいうようになってきました。

 ブチャイクにも徐々に慣れてきた気がして、だんだん可愛く思えるようになってきてしまいました。

〜 僧衣にドクダミ香がうつりそう 〜
2009年6月30日(火)  No.2182

蓮、泥中より咲く
 朝の散歩で、蓮に出会いました。素晴らしい色、素晴らしい形です。

 蓮の花は、4日間で咲いて散っていきますが、この花は今日が初日でしょう。蓮に出会うと、元気が湧いてきます。


 午後から雨降り。そろそろ梅雨も本格化して来るのでしょうか? 今日は何の変哲もない平凡な1日で、ごく普通に過ぎていきました。


 夜、雨脚が強まり、窓の外から雨音と明珍の音が聞こえて来ました。

 やさしい音ながら雨音にかき消されることもなく、雨だれの間をすり抜けて聞こえてくるような明珍の澄んだ音。

 毎日、反省することばかり。そんな時の「チーン」という澄んだ音。その音に耳を傾けているだけで、心の中が浄化されていくような気にさえなります。ほんまかいな!

〜 黒谷・西雲院の蓮 〜
2009年6月29日(月)  No.2181

案の定、‘ブチャイク’が残る
 法事と少しの庭作業の他は、ひたすら塔婆書き。塔婆書きも結構進んで、いまは「た」。ほぼ半分書けました。

 腱鞘炎の手に、湿布をしたり、テーピングをしたりしながらの塔婆書きは堪えます。

 法事で来られた方が手に包帯を巻いておられたので、「どうされましたか?」と聞くと、腱鞘炎だとか。「どんな治療をされていますか?」と重ねてお聞きすると、ずっと鍼に行っているとのこと。

 「長くかかります。こっちの手は半年かかりました」とおっしゃるので、「それでは、鍼で治ったのか、自然に治ったのかわかりませんねぇ」と談笑しつつ、「そんなにかかるのか・・・」とちょっとブルーになりました。


 塔婆書きの合間、ひとり残された‘ブチャイク’を時々連れてきては遊んでやりました。

 朝、仔猫を貰いに来てくださった方が連れて帰られたのは、やはり‘シロクロ’でした。器量、性格からいって、当然の成り行きです。

 ひとり残された‘ブチャイク’は、さみしいのかよく鳴きました。2匹一緒にいる時は餌を横取りされたりしながらも、ピッタリと寄り添っていました。その相手がいなくなったのですから、さぞかし寂しいでしょう。

 鳴き声を聞いていると不憫に思えてなりません。しょっちゅう見に行っては声を掛けたり、敷物を洗って干したり。それでも不憫なので、抱っこして掌に載せた餌を食べさせたり、爪を切ってやっったり、できるだけスキンシップしてやりました。

 元来が臆病な質なので、そう簡単にはなつきませんが、少しは満足したのか、暗くなったら声も聞こえなくなりました。諦めて寝たのでしょう。

 しかし、何度見てもブサイクです。

 小学校の時には容貌が‘平均以下’と思えた同級生の女の子が、それから10、20年経った同窓会で会った時に、誰だかわからないほどの美人になっていて、まわりの誰よりも輝いて見え、ビックリした経験があります。

 この‘ブチャイク’も、ひょっとしたら・・・ないでしょうね。

 明日も可愛がってやろうっと。

〜 愛しの‘ブチャイク’ 〜
2009年6月28日(日)  No.2180

収録
 夕方、地元の放送局へ行き、ラジオ番組の対談の収録をしました。

 友人から、「何とか出てよ」と頼まれたのですが、特にいま何かアピールするようなことをしているわけではなし。「何、しゃべるの?」「まぁ、適当にしゃべってください」「まぁ、ほんなら行きますわぁ」というような感じで引き受けました。

 実は、この番組に出るのは2回目。2年ほど前にインドにお寺を建てているということについて話しました。この時は、テーマがはっきりしていたのですが・・・。

 パーソナリティーの手元に用意されていたのは、ボクのホームページの自己紹介のコピー。古〜い資料をベースにしばらく話をして、いざ本番。

 12分×2回分の対談はすぐに終わりました。でも、ボクにとってはもうとっくに終わったような古い話ばかりで、ぜんぜん新鮮なものではありませんでした。そういえば、最近は日常に埋没していて、‘おもしろいこと’をしていません。

 内容はどうであれ、どうか知り合いがあまり聞いていてくれませんように・・・。


 明日、仔猫のうちの1匹が貰われていくことになりました。2匹のうちで可愛いのはシロクロ。きっと、シロクロが貰われていくでしょう。

 仔猫たちも少し慣れてきて、ボクが仔猫たちを閉じ込めている浴室の扉を開けると、「ミャァーー!」と悲鳴のような鳴き声を上げて、餌を催促します。威嚇するような仕草はまだしますが、今日はボクの手のひらに載せた餌をガツガツと食べました。撫でても怒りませんし、だんだん可愛くなってきました。

 身を寄せ合っていた2匹も、明日からは離ればなれ。臆病でブサイクな子が1匹残って、身を縮めている姿が想像されます。うちで飼うことになるのかなぁ・・・。

 幸せにしてもらってね!

〜 いつもシロクロが前。その影に隠れるブサイク 〜
2009年6月27日(土)  No.2179

ほんまかいなぁ〜
 遠方への外回り、消防隊との消防訓練の打ち合わせ、電気工事の立ち会いなど、落ち着く時間のない1日でした。

 更新用の写真を撮る時間がほとんどなく、朝と夕方に撮った写真で、何とか更新。こういう時は諦めが早いので、案外短時間で出来るものです。


 昨日、修理に出した車のディーラーから、驚くべき内容の電話がありました。

 要約すると、「故障箇所はある程度特定できた。同じ部品を使っている車種に時おり同じ症状が出ている。一番の原因と考えられる部品が日本にはなく、よく売れているヨーロッパから取り寄せると7月20日頃になる。修理工場長と協議した結果、この部品を取り替えなかったら、どんな状況でエンジンが止まるかわからないので、お返しするべきではないという結論になった。修理が終わるまで待って欲しい」というもの。

 ひぇ〜〜 国産車なのに、ヨーロッパから取り寄せるのぉ!? 7月20日!! そんなことがあるの・・・。

 代車で借りていた試乗車は、同じ車種の古い年式の車と交代。直るまではその車とお付き合いすることになりました。

 ほんまかいなぁ〜

〜 仔猫。かわゆ〜い! 〜
2009年6月26日(金)  No.2178

大原に紫蘇を求める
 梅干し用の紫蘇を調達しなければと思っていたら、大原の「里の駅」で、21日から販売し始めたとのこと。量が多いので、昨日、予約をしておきました。

 予約電話を受けてくれたのは、小学校の同級生。まさに偶然でした。

 彼女は里の駅の仕事が忙しくて、この前の同窓会は欠席だったのですが、予約の時の担当者が「里の駅の○○です」と同姓を名乗られたので、「ひょっとして…?」と尋ねると、まさに本人でした。

 昨日、犬の散歩に境内に来ていた同じく同級生にそのことを言うと、「私も毎年買いに行くねん。大原の紫蘇は本当に綺麗な色になるよ」とのこと。柴漬けの産地だけのことはあるのかな。「じゃぁ、一緒に買ってきてあげるわ」と彼女の分も買ってくることになりました。


 大原までは30分足らず。野菜、お餅など、大原産のものが生産者別に並んでいて、朝10時過ぎなのに結構混雑していました。
 残念ながら同級生はお休みだと聞いていましたが、「これは忙しいわぁ。休日はもっと大変だろうなぁ」と、同窓会に欠席したのも頷けました。

 トマト、胡瓜、茄子などを先に買い求め、予約しておいた紫蘇15束と、同級生用に4束を買い、車まで2往復しました。

 紫蘇15束はすごい量。これを下処理して漬けるのかと思うと、ちょっと気が遠くなりそうでした。紫蘇の香りで満たされた車を走らせ、同級生宅へ4束を置き、自坊へ。

 台所でパッキングを解かれた紫蘇は、なおさら大量でした。葉を1枚1枚取って、ある程度溜まったら塩もみをして、梅干しの樽へ入れるという作業を、これでもかというほど繰り返しました。

 苦労の甲斐はありました。「大原の紫蘇は色が違う」との言葉通り、樽の中の紫蘇は実に美しく発色し、美味しそうな香りを漂わせていました。

 さぁ、美味しく、綺麗に漬かってよぉ!


 夕方、車をガソリンスタンドに入れた途端にエンジンストップ。何回か始動作業を繰り返してようやくエンジンがかかりましたが、ハンドルが重たくて、なかなか回せません。パワステが効いていないようです。

 やっとの思いで、給油機の前に車を着け、セルフで給油。再スタートしたら、ハンドルは軽くなっていました。

 突然のエンジンストップにパワステ不調。またいつ止まるかと不安な気持ちで、ディーラーへ入庫。テスター診断の結果、不良箇所があるとのことなので修理を依頼し、試乗車を代車に借りて帰宅しました。

 止まったのがスタンドの中でヨカッタ・・・・・。

〜 大原の紫蘇畑 〜
2009年6月25日(木)  No.2177

仔猫、なつかず
 今日は月参り1軒と少しのデスクワークの他は、ひたすら水塔婆書き。ようやく、「き」まで来ましたが、まだまだ先は遠いです。

 ずっと座って書いているので、だんだん腰が痛くなってきました。う・・・・。


 野良猫の子は、うちに来て5日経つというのに、ほとんど慣れてくれません。今でも、少し手を近づけたりすると、仔猫なりに牙をむいて威嚇します。ただ、ボクが見ていても餌を食べるようになってきました。

 時おり親猫が窓の外へ来て泣きます。それにあわせて仔猫も泣きます。その声が哀れで、思わず「放してやろうか・・・」とひるみますが、放したらもっと哀れなことになりかねません。ここは我慢です。

 捕まっていない野良の仔が、今日は茶所のところで親猫たちと寝そべっていました。親猫は、シロクロ×2、クロ、ブサイクの4匹。仔猫の姿は3匹。あとまだ3匹いるはずです。

 親子で寝ている姿は実に平和。仔猫たちの仕草も実にかわいいものでした。

 野良猫対策、まだまだ先は長〜いです。

〜 風呂場に監禁状態の仔猫/茶所の猫 〜
2009年6月24日(水)  No.2176

ドクダミ
 今日も30度を超える気温となりました。湿度も高めですが、まだ辛抱出来ます。だんだん梅雨が本格化してきた実感が湧いてきます。


 草引きのついでにドクダミを抜き、水洗いして、束ねて干しました。

 先日お目にかかった方が、ドクダミをお茶にして飲んだり、エキスを頭に掛けて発毛剤代わりにしているのでぜひ欲しいとおっしゃっていたので、収穫したのです。体にいいとは聞きますが、臭いし、手間もかかるので、自分のためならば収穫しないのですが・・・。

 結構たくさんの束が出来ました。きっと喜んでいただけるでしょう。


 早くから始めたお盆の水塔婆書きですが、苗字の「あ」から書き始めて、まだ「お」。遅々として進みませ〜ん。

〜 軒下に吊されたドクダミ 〜
2009年6月23日(火)  No.2175

痩せた・・・
 最近、何人もの方から「痩せられましたね」と言われることが重なりました。

 顔はあまり変わっていないけれど、胸板の厚さやお腹の出っ張りが、僧衣や衣服を着ていても明らかにわかるほど落ちたというのです。

 「何かされましかたか?」とダイエット法を聞き出そうとする人もおられますが、もちろん何もしていません。自分でも意識しないうちに、自然に痩せたのです。

 夕食に、よりあっさりした物を食べるようになったかな? 睡眠時間が短いのかな? などと、原因についていろいろ考えてみますが、特定できません。「悪い病気だろうか?」と「痩せましたね」と言う人に問い返してみても、「そういう痩せ方ではない」という応え。

 五十肩や手の腱鞘炎が快復せず、力仕事を控えているというのも、胸などの筋肉が落ちた原因としては考えられます。特に腱鞘炎は少しもよくならず、小銭などを手に持っていて落とすこともあるほどです。

 太るよりは痩せるほうがいいですし、特に気にしているわけでもありません。ただ、もうすぐまたお盆がやってきます。エネルギーをお腹に蓄えておかないと!!

〜 こんなものも飲んでるのに「あんコーヒー」 〜

2009年6月22日(月)  No.2174

アブナイ!
 今日の法事は、横浜、東京、滋賀など、他府県の方ばかり。前泊されて法事に臨んでおられる方も少なくありません。ますますしっかり勤めなければと、‘気合い’が入ります。

 夜は友人宅での‘ホームパーティー’。ケーキとワインを買って、初めて市営地下鉄東西線に乗りました。

 車内は、日曜日の夕方というのに、「これでは赤字になるはずやなぁ」というほどガラガラ。

 向かいに座っていた女性の‘船漕ぎ’が、人が少なくなるにつれて次第に大きくなり、ピーク時は傾斜角45度ほど。「あっ! 倒れる!」と思う寸前で、また元へ戻るの繰り返し。見ているだけでも酔いそう・・・。

 ヒヤヒヤしながら見ていましたが、降りる駅のコールがかかると、サッと立ち上がって降りていかれました。すごい!!


 気のおけない仲間とのパーティーは夜遅くまで盛り上がりました。

〜 倒れそうな女性 〜
2009年6月21日(日)  No.2173

今日も猫団子
 仔猫たちは1日中、‘猫団子’状態。母親が違うのに、危機に面して、肌を寄せ合っているのでしょうか? ひょっとしたら、父親は同じかも知れません。

 近づくと、シロクロの子は歯をむき出して怒りますし、向かって来ようともします。まだまだ信頼関係にはほど遠い感じ。

 でも、トイレを入れてやると、ちゃんとそこでウンチもしています。お行儀はいいのかも知れません。


 夕方、友人と新しい庭を見ながら、長い時間しゃべりました。

 風が強かったので、明珍の風鈴が頻りと鳴っていました。栴檀葉の菩提樹の花が、風に煽られてパラパラと散ってきました。鴬もよく啼き、あまり見かけない鳥が大きな水鉢で代わる代わる水浴びをしていました。

 久々に庭を堪能しました。


 友人が帰ってしばらくした後、茶器などを片付けに行ったら、仔猫が3匹、庭の苔の上で戯れていました。

 その姿は何とも愛らしいのですが、庭を遊び場にされてはたまりません。網戸を開けて出ると、仔猫たちは一目散に逃げ、あっという間に姿をくらませました。さすがに野良の子です。

 可愛いですが、残された仔猫はあと6匹。マイッタナァー。

〜 風呂場の猫団子 〜
2009年6月20日(土)  No.2172

またもや仔猫の母となる
 昼食を食べに自坊に帰ってきたら、門の下でシロクロ猫の親子が昼寝。何と大胆な!

 玄関までやってくると、シロクロの仔猫が1匹、こっちに気付いて、困った顔で固まっていました。仔猫が逃げだそうとするのが早いか、ボクが早いか!? ここは人生経験の差が出て、見事捕獲!

 仔猫の臭いの何のって!! 饐えた臭いがプンプンしています。おまけに怒り散らして、ボクの持っているカメラのレンズフードにかじり付いています。それにしても、絶えられない臭さ!

 何とか逃がさないように捕まえて、浴室に放り込みました。浴室は、最近、猫の飼育場と化しています。使っていない浴室なのでいいのですが・・・。

 午後から事務所に行こうとすると、またシロクロが仔猫3匹と一緒に寝そべっていました。ボクを挑発する気か!?

 事務所に行くと、職員さんが別の仔猫を捕まえて来てしまいました。ブサイク’の子供でした。「今日はもう‘満室’だから」と言っているのに・・・。

 仕方なく洗濯ネットに入れたまま自坊に連れ帰り、また浴室へ。浴室は猫の飼育所かいな・・・。

 シロクロの子とブサイクの子は、親が違うにも関わらず、恐怖と不安にさいなまれて身を寄せ合っていました。それにしても、ブサイクの子は輪を掛けてブサイク。もらい手があるでしょうか?

 野良の仔猫が人間に慣れるまで、またしばらくは猫の母です。なーにやってんだか。

〜 風呂場の仔猫たち 〜
2009年6月19日(金)  No.2171

東京2日目
 4時頃、父が動き始めました。トイレかと思いきや、また静かになり、また起きたと思ったら、シェーバーでヒゲを剃っている音がしてきました。起きるのかなぁと思いつつ、しばらくして隣のベッドを見たら、また寝ていました。

 起きてもすることがないので、結局2人とも6時過ぎまで寝ていました。

 7時にもう1人の執事と一緒に3人で朝食のバイキング。ツインは朝食付きプランだったのですが、シングルはそういう設定がなく、朝食はオプション。何と2700円! ランチ並み!

 部屋に帰って、ボクはもう一眠り。気が付けば、父はテレビにかぶりつきで、国会中継を見ていました。


 葬儀1時間前に式場に入り、式場のセッティングと打ち合わせ。

 葬儀、火葬場での回向、収骨の時の回向、そして式場に戻っての繰り上げ初七日。2日間のお勤めは無事に終わりました。

 予定よりも少し早くすべての予定が終了したので、東京駅へ向かう車中、携帯で新幹線のチケットを変更。年会費だけ無駄に払っていたこのシステムも、久々に使いました。

 東京駅で、職員の人たちへのお土産に「東京ばな奈」を買い、ほとんど寝続けて京都に帰り着きました。

 父は相当くたびれたのでしょう、居眠りして何度ももたれ掛かってきました。椅子を倒して眠ればいいのに、真っ直ぐ座った状態で居眠りしているものですから・・・。


 京都は大雨があがった後だったようです。庭の水やりを免れて、ラッキ!

〜 高い朝食 〜
2009年6月18日(木)  No.2170

東京の夜
 ほぼ2年ぶりの新幹線! 初めてのN700系! 何年ぶりかわからない東京! ホテルは赤坂プリンス!

 東京について、先ずはチェックイン。赤坂プリンスは何だか古びたホテルで、期待はずれ。ネット予約で、かなり安く取れたので、まぁいいか…。

 先にホテルに送り届けておいた荷物を持って、青山葬儀所へ。ここもテレビで見ると大きな施設のように見えましたが、それほどでもない感じ。おまけに藪蚊がいっぱい! 担当の葬儀社は丁寧そうでも細やかさに欠ける印象。ブツブツ。

 今日は、真如堂にとっても大切な方のお通夜。貫主と執事2名でお勤めさせていただきました。

 ホテルに帰って、ボクは貫主(父)とツイン。ホテルに慣れない父のためにも同室のほうがいいという意見を受けてそうしたわけですが、生まれてこの方、父と同じ部屋に泊まった記憶はありません。シングルのほうが気楽でいいのですが・・・。緊張するなぁ・・・。

 特に話すこともありませんし・・・。

 バスタブに湯を溜め、浴衣やバスタオルを用意して、父に入浴を勧めました。「サッカーの中継があるはずなのに、チャンネルがわからない」とボヤキながらも、父は入浴。短時間で上がって来ました。

 入れ替わりにボクが入浴。「きっとサッカーを見ているのだろうなぁ」と思いつつ、風呂からあがってみると、父は電気を点けたままで、サッサと寝ていました。電気の消し方はわからなかったのでしょう。

 まだ9時前。ちょっと近所をウロウロしてみようか、テレビでも見ようかと思っていましたが、これでは寝るしかありません。

 眠たくもないので、ネッドフォンで中島みゆきを聞きながら、次第にまどろんでゆきました。

 つまらない久々の東京の夜でした。

〜 N700系の車内。他に写真がないので 〜

2009年6月17日(水)  No.2169

声を出す
 夕べのテレビ放映の影響で、本堂前の菩提樹付近には普段よりもたくさんの人がお越しになっていました。

 テレビを見た翌日に見に来るという意気込みがすごい! 暇なだけではできません。

 でも、せっかく来られたのに一瞥だけで帰られるような、あまり花などに興味がなさそうな人もおられ、ただマスコミに煽られただけという印象も免れません。

 お寺には実にいろいろな方が来られます。静かに菩提樹を愛でてくださるような人は大歓迎ですが・・・。


 午前中は、東山の某門跡寺で行われた昭和天皇の皇后である香淳皇后の御忌法要に出仕。午後は葬儀。

 1日中、声を出していたよう感じがして、少々疲れました。。。

〜 菩提樹を愛でる人たち 〜
2009年6月16日(火)  No.2168

仔猫を飼いたい
 大阪に貰われていったクロが、新しい飼い主さんに気に入られて可愛がってもらっているというのを聞いて、何だか泣けてきそう・・・。クロよかったねぇ。

 うちに来た時には威嚇するような素振りを見せていたクロも、貰われていく頃には後追いしたり、撫でてやったらゴロゴロいうほどなついて、とても可愛くなってきていました。

 いまでも、クロが見せてくれた可愛い素振りを思い出します。そんな素振りを新しい飼い主さんにもご披露しているのだろうなぁと思うと、幸せそうで、本当にうれしいです。

 さくらは相変わらずボクを避けて相手にしてくれません。ボクも仔猫を飼いたいなぁ・・・。

 残された野良の仔猫は8匹。早くしないとどんどん大きくなります。次なる仔猫捕獲&親猫避妊大作戦の開始です! 


 墓地管理所に蓮の花が咲きました。

 早過ぎる開花のせいか、蓮本来の美しさに欠ける気もします。蓮はやっぱり盛夏の頃がいいですねぇ。

 夕方、NHKのローカルで、真如堂の菩提樹が紹介されました。何時間もかかって写していたわりには、パッとしない映像でした。花に対する愛情が足りないんだよなぁ・・・ブツブツ

〜 墓地管理所に蓮 〜
2009年6月15日(月)  No.2167

手配
 早朝、東京から訃報が入り、葬儀に伺うことになりました。

 ホテルや新幹線を手配したり、現地の葬儀社と打ち合わせをしたり。現地に送る袈裟なども選ばなければなりません。

 この前新幹線に乗ったのは、一昨年の夏、北アルプスからの帰り。ホテルに泊まったのは・・・思い出すことが出来ないほど前。久々の「お出かけ」です。

 ホテルは父と同室。一人では心配なので・・・。シングルでのびのびしたいけど・・・。父と同室なんて初めて。緊張して寝られないかも知れません。

 さぁ、来週も超忙しいぞぉー

〜 ちょっと代わってよ! 〜
2009年6月14日(日)  No.2166

菩提樹の芽吹き
 今朝は朝から剪定作業。間違って切ってしまったくちなしの花の香りが甘く漂って、贅沢な想いをさせてもらいました。

 今日は朝から昼過ぎまで外回りと法事がぎっしり。2時前にようやく昼食。ヘトヘトで、マッサージ椅子に座ったら居眠りをしてしまいました。


 室内で冬越しさせたインド菩提樹に、4月初旬頃、「あたたかくなってきたので、もういいかなぁ?」と思って、水をやりました。

 「もういいかなぁ?」というのは、昨年、冬を越したと思った3月頃に水をやったところ、一気に枯れてしまった経験があったのです。今年は少し遅い目に水をやろうと、4月を待って水をやりました。

 ところが、水をやった後、また元気がなくなり、木の先端の芽が枯れてきたり、葉の艶がなくなってきてしまいました。

 「今年もやってしまった・・・ もうダメかなぁ」と思いつつ、一気に枯れる様子ではないので、そのまま水もやらずに置いておき、霜の心配がなくなった頃に屋外に出しました。

 その後、インド菩提樹は枯れるでもなく、新芽を吹くでもない同じ状態でずっと来ました。

 捨てるに捨てられず、やがては枯れるのだろうと放っていたところ、1週間ほど前から新芽を出し始めたのです!
 何だか、今を盛りに咲き、芳香を境内に放っている本堂前の菩提樹が、この木に「生気」を送ってくれたお陰で再生したかのような感じさえします。

 このインド菩提樹は、お釈迦さまが悟りを開かれた時の菩提樹の直系という由緒正しき聖木です。

 待って待って、「やっぱりダメか」と諦めていた聖木の芽吹きは、本当にうれしいものでした。新芽がなおさら美しく見えます。

 過保護になったり、肥料をやり過ぎないようにしないと・・・。

〜 芽吹いたインド菩提樹 〜
2009年6月13日(土)  No.2165

菩提樹フェチ
 今朝は6時半頃から除草剤撒きと剪定。外回りから帰って、剪定の続き。そして、昨日残した梅5キロを、また梅干しに漬けました。夜は、更新やら塔婆書き。

 考えてみたら、毎日16〜17時間、寝ている時以外は何かをしています。

 これって、ちょっと働き過ぎじゃないでしょうか? 坊さんがこんなに忙しいなんて思っている人はいないでしょうね。

 それでも、気分には結構余裕があったりして・・・。ボクって変かな?


 菩提樹がほぼ満開になりました。

 菩提樹の花、好きです。花が好きというよりは、菩提樹の「生きざま」のようなものが好きといったほうがいいでしょうか? (どんな生きざま?)

 今日は「今日の散歩道」の更新ということもあって、何度、菩提樹のもとへ行ったことでしょう。

 あ〜、この香り、ええなぁ〜。

〜 菩提樹の花 〜
2009年6月12日(金)  No.2164

梅だらけ
 朝、6時頃から梅拾い。また、夕方にも梅拾い。バケツ10杯以上になったのではないでしょうか?

 人に差し上げたり、送ったりした後、梅干しと梅シロップにしましたが、まだ残っています。

 ボクは、とりあえずいつもの塩分8%の減塩梅干しを11キロ漬けました。夜遅くまで、梅との取っ組み合いが続きました。

 実はまだもう1本、梅の木があるのです。今日の倍とはいいませんが、まだ梅の収穫が見込めます。うれしい悲鳴が出てきそう・・・。


 茶所の前に、朝顔を植え付けました。今年は真っ青な「ヘブンリーブルー」と青と白の混じった「フライングソーサー」の2種類です。

 去年は5月10日に定植していますが、今年は咲き出す時期を遅くしたかったので、1ヶ月遅れとなりました。

 7月から11月にかけて、訪れた人たちを楽しませてくれるでしょう。

 猫たちが、せっかく植えた苗の上で昼寝をしないように気をつけなくちゃ!!

〜 梅、梅、梅 〜
2009年6月11日(木)  No.2163

明珍
 大好きな「明珍」の火箸の風鈴。長い間のうちに、部品が足りなくなってしまっていました。

 一応修理して、盛夏を待ちかねて吊したものの、音はいいのですが、何となく不格好。

 明珍の新品を通販で手に入れる方法は、地元産のお酒とのセット販売しかない様子。そこで、オークションで入手することにしました。

 新品がいくらするのかわかりませんが、セットからお酒の値段を引いて計算すると、6500円程度。オークションでもそれ以下を狙いましたが、その値段では落札できませんでした。

 試みること3回目にして、ようやく落札。落札価格は7000円でした。ちょっと高いけれど、仕方ありません。

 昨日届いていたのを、今朝、客間に面したところに吊し、古いものは自室の前に移動しました。

 時々、「チーン」と澄みきった音で鳴るのが何ともいえません。この音を雰囲気一杯に聞くために限っては、盛夏が待ち遠しく思えます。


 今日・明日は企業研修で、合計300人にレクチャーをしなければなりません。一所懸命しゃべっていたら、酸欠になって倒れそう・・・。

 夕方近く、貫主のお伴で、曼殊院と青蓮寺を訪問。それぞれ御門跡のご署名・ご捺印を頂戴しました。せっかく行ったのに、応接室に行っただけ。霧島が綺麗だったろうに・・・。

〜 やっと入手した明珍の風鈴 〜
2009年6月10日(水)  No.2162

ネタ
 待ちかねていた菩提樹が咲き出しました。

 昨日の夕方、遠目に見た時に木の様子が違ったので、きっと咲いているに違いないと、今朝一番に見に行ったら咲いていました。

 もうしばらくしたら、香り立ってくるでしょう。


 東京で文筆や講演を生業としている女性の友人が、クッキーを送ってくれました。

 添えられた手紙には、「ブログのネタに困った時は、お使いいただけるかなって?思い、送ります」と記されていました。

 今日はまさにネタに困った日。書くべきことは、これといってありません。

 でも、これをどうネタに使えばいいのか・・・あっ、こうして書いているのだから、使ったことになるのか!

 きっと彼女もネタに困る時があるのでしょう。身につまされる思いで送ってくれたのでしょうか? 

 ネタをありがとう! さぁ、食べちゃおう!

〜 ネタのクッキー 〜
2009年6月9日(火)  No.2161

臭いもの
 高校時代に寮生活を共にした先輩2人との宴席。以前はよく一緒に飲み食いしたのですが、最近はトンとご無沙汰。京都在住ではなく、お互い忙しくて、なかなか会えなくなりました。

 会話はなぜか沈み気味。お酒の量もすっかり減って、「薄めに作って」「水でいいです」

 「50歳を越えて、これから先、どうする? 将来、何を目指す?」という話になりましたが、3人とも、ちょっと悲観的。

 「ある程度のポストに就いてしまったので、これから先、回りが処遇に困るだろう」とか「年金貰って、南の島で暮らしたい」という先輩たち。

 ボクは「この前、晋山式したばかりじゃないの!」と言われつつ、「早く誰かに後を譲って、山小屋の主人になりたいなぁ。坊さんやってるよりも、そのほうが人助けかも知れないし、坊さんの世界は、ややこしいから、もういいかなぁ・・・」と述懐。

 「元気を出すために、餃子を食べよう!」と、餃子の出前を頼み、一口餃子が100個届きました。
 ボクは翌日のことを考えて「食べない」と言っていたのですが、あまりもの量の多さと美味しそうなきつね色に惹かれ、1つ、また1つ。

 「1つ食べたら、10個食べても一緒や!」と10個を皿に入れられ・・・。食べてしまいました。

 それぞれがホテルに帰るタクシーに乗る中、ボクは少し離れた24時間開いているコンビニまで行って、ブレスケアの錠剤を求めました。

 さすがに歓楽街のコンビニ、アルコール臭やにんにく臭を消す製品が10種類ほど並んでいました。高いほうがよく効くかも知れないと一番高いものを半信半疑買って、帰りのタクシーの中で1粒。「ん〜 効くのかなぁ・・・」

 気の置けない仲間と会って、我が身を振り返った夜でした。

 あ〜 いつか、次の日のことなど考えず、思いっきり餃子を食べたい!

〜 だれる猫 〜
2009年6月8日(月)  No.2160

結婚式
 今日は姪の結婚式。自坊での法事の先約があったので、披露宴からの出席となりました。

 赤ちゃんの時はよく遊んであげた姪も、もう30歳手前。結婚相手が見つかるか心配していましたが、急に結婚が決まり、今日となりました。

 幸せいっぱいで、無邪気な笑顔の本人に比べ、弟は何だか体調不良。姉が嫁ぐのがそんな悲しいのかなぁ・・・。


 仔猫も1匹嫁いでいきました。近所の方の仲介で見に来てくださった方が、グレーの子を連れて帰ってくださいました。グレーは雌だと思っていたのですが、雄だったようです。

 体を寄せ合っていたグレーがいなくなり、ひとり残されたクロが不憫。

 シャワーをしてあげたら、気持ちよさそうにおとなしくしていました。大暴れしたさくらとは随分違います。クロはどれほど汚れていたのでしょうか、体を洗った風呂桶のお湯は黒ずんでいました。

 爪も切ってあげました。これも、割とおとなしくしていて、さくらとは大違い。

 さくらとのお見合いもさせました。さくらは昨日ほどは嫌がらず、鼻を突き合わせて匂いを嗅いでみたりしていました。

 だんだんクロに愛着が湧いてきてしまいました。クロは、とりあえず次の飼い主候補者が見つかるまで、うちに投宿します。

〜 キャンドルサービス 〜
2009年6月7日(日)  No.2159

かき氷
 友人達との呑み会の席で、その店の向かい、先斗町の突き当たりにある店のかき氷が美味しいという話になりました。

 その話は今までに何度も聞いていたので、一度行って見たかったのですが、居酒屋の女将に尋ねると、すぐに席の空き具合を見に行ってくれて、「今なら空いています! もう閉まってしまうから、すぐに行ってください!」と勧められました。

 まだ盛夏には至らぬ夜の9時過ぎ。こんな時間にかき氷の店が開いていて、しかもいつも並んでいる人がいる。今日、席が空いていたのはラッキーだったという女将の説明に、「ホントかなぁ」と疑念を挟みました。

 店に行ってみると、5席ほどのテーブルは1つを除いて満席。空いている席に座り、宇治ミルク金時や黒蜜ミルク金時などを注文。しばらく待たされた末に出てきた氷は、綿飴が口の中で溶けていくような、何ともいえない舌触りでした。

 かき氷をお店で食べるなんて、40年ぶりぐらいかも知れません。しかも、オッサンばかりで・・・。

 食べている間にも客の入れ替わりがあり、店の奥から「氷がなくなった」という会話が聞こえて表の戸が閉じられた後も、その外で「あー、閉店だって!」「閉まってる!」という声が聞こえてきました。

 昨今の雑誌に載ってブレイクしたような新参の店ではない、昔から地元の人に愛されている人気のお店なのだということがわかりました。

 長い間一度は食べてみたいと思っていたこの店のかき氷。やっと念願が叶いましたが、お酒に金時氷とは、ちょっと糖分の摂りすぎかな?


 仔猫たちは元気にご飯を食べて、2匹ひとかたまりになっています。仔猫のうちから性格の違いも歴然としていて、どちらをとっても可愛いです。

 飼いたくなってしまう・・・。

〜 黒蜜ミルク金時 〜
2009年6月6日(土)  No.2158

一夜の仔猫の母となる
 「猫を飼ってもいいかも…とおっしゃる方」が見つかったという朗報が、夕べ飛び込んできました。

 今朝一番、職員さんに「仔猫捕獲大作戦」の決行を指示!

 二手に分かれていた野良猫の子供たちは、いまは合流して茶所の縁の下付近にいるということが判明。即、捕獲にかかってもらいました。

 午後すぐ、グレーの仔猫を捕獲。夕べ連絡を下さったFさんと偶然境内で出会い、早速ご対面してもらっている間に、今度は真っ黒な仔猫が捕まりました。

 今日は引き渡せないのでどうしようかと協議した結果、ボクが一夜の宿を提供することになりました。Fさんはペットショップへ駆けつけて、子供用のミルクやほ乳瓶を買ってきてくださいました。

 段ボール箱に入れて自坊に連れて帰り、まずは授乳。さくらの時にさんざんやったのですが、すっかり忘れてしまっています。お湯でミルクを溶かし、頬っぺたに当てては温度を確かめて、いざ授乳。
 先ずはおとなしいグレーから。最初は口を開けませんでしたが、唇のあたりをミルクで湿らせてやると、乳首にかじり付き、口を動かし始めました。

 「おおー、飲んでる!」と思ったのも束の間、ほ乳瓶を退いてみると、乳首の先がありません。噛みちぎられたのです。慌てて仔猫に吐き出させ、次なる手。

 お鉢に溶きミルクを入れて、頭を押さえて口を浸けてやりました。でも、一向に飲みません。そればかりか、鉢の中にお尻ごと入るわ、段ボール箱から脱走するわで大騒動。これも失敗。

 そうこうする間も、クロは口を開けて唸り、こちらを威嚇します。さすがに野良猫の子供。性根が据わっています。

 夕方からの会議に出かけて、遅めの夕食を済ませ、段ボール箱の中を覗いたら、もぬけの殻。近くのボクの部屋に入っていったら、影がサッとうごめきました。影はデスクの下に潜り込み、パソコンの本体の裏側に隠れました。

 「はい、みっけたぁ!」と1匹を捕獲したものの、もう1匹がいません。「ニャァー!」という声を頼りに探すと、デスクの袖の5センチほどの隙間に入り込んでいました。手も入らないところなので、ドライバーで机の腰板を外して救出。埃だらけになっていました。

 段ボールは断念。「逃げ出せない場所は・・・」と考えて、バスタブの中に入れることにしました。時々シャワーに使いますが、普段は使っていないバスタブに、毛布、湯たんぽ代わりのお湯を入れたペットボトル、ミルク皿などを入れて、ニャンコたちを置きました。

 仔猫たちは、最初こそ飛び出そうとしていましたが、歯が立たないことが分かったのか諦め、ようやく静かになりました。これで一安心。

 「さくらはどういう反応を示すだろうか?」とバスタブに入れてみましたが、毛布の匂いを嗅いで、不安そうな声を出すだけ。仔猫はじっとさくらを観察していました。困っているのは明らかにさくらでした。

 さくらは猫と一緒に暮らしたことがありません。網戸越しで他の猫と会ったことはありますが、あまり興味はなさそうでした。きっと、自分が猫だという自覚はないのでしょう。さくら撤退。

 しばらくして見ると、ミルクが少し減っていました。ちゃんと飲んでいるようで、これで一安心。寝ずの番をする必要もなく、ゆっくり眠れます。

 仔猫は日曜日に見に来てくださることになりました。仔猫ちゃんたち、ちゃんと愛想を振りまいて、飼って貰うんだよ!

 疲れたけれど、楽しい仔猫騒動でした。

〜 バスタブでちょっと休憩 〜
2009年6月5日(金)  No.2157

御命日
 今日は伝教大師のご命日。京都の天台宗の寺院が集まって、毘沙門堂で法要が行われました。

 始まる前に、先日盗難にあった毘沙門天像を拝んだり、庭園を拝観したりしました。今までに何度も訪れていたのに、拝んだことも見たこともありませんでした。

 最近は他のお寺へ行くと、「何かいいアイデアはないだろうか」とか、「これは修理が大変だなぁ」とかいうことを、すぐに考えます。

 毘沙門堂は真如堂よりも年間拝観者は少な目。建物もたくさんあって、本当に大変だろうなぁと、しみじみ感じました。


 午後は、借地に建っている相続人のいなくなった家を取り壊すための下見。お年寄りがひとりで住んでおられたのですが、凄まじい量の「物」が2階建ての家にギッシリ詰まっていて、呆然とするような光景でした。

 会計の調べ事をしたり、蔵の壁が壊れていると聞いて見に行ったり、バタバタ落ち着かない日でした。

 あー 植物園にでも行って、のーんびり昼寝がしたいなぁ〜

〜 毘沙門堂にこんな庭があったんだぁ 〜
2009年6月4日(木)  No.2156

植木屋さん、御難
 朝、塔頭の植木の剪定に来ていた植木屋さんが高所から落ち、下にいた植木屋さんも巻き添えで怪我をしたとかで、救急車や警察が来て大騒ぎ。

 お二人とも骨折で済んで、まだ不幸中の幸い。ボクも高いところに登ることが多いので、他人事ではない気がしました。


 夕べは、寝入ってからイタズラ電話が4回かかってきました。

 以前から、時々思い出したようにかかってきますので、もう慣れっこ。でも、安眠を妨害されるのは腹が立ちますね。

 どんな人がかけているのでしょう? 夕べは精神状態がよくなかったのかな?

〜 猫ちゃん、のんびり 〜
2009年6月3日(水)  No.2155

塔婆当番始める
 朝7時頃から、昨日壊された鍵2つを修理しました。ホームセンターで安〜いセキュリティーグッズを買ってきて取り付け、守りアップ!?

 セキュリティー会社の社長さんがお見舞いに来てくれて、先日来京都で仏像盗難が続いたのは、警察がちゃんと捜査をしなかったかただと憤って話されました。さもありなん。
 ボクが警察をよく言わなかったのはもちろんのことです。

 ついでに、いろいろなセキュリティー機器を勧めて帰られました。ぬかりないなぁ。


 今夜から、お盆の経木塔婆書きを始めました! 6月1日に始める予定が、1日遅れを取りました。

 筆を持つ手がやっぱり痛い・・・。昼間、草刈りや侘び助の剪定をしたので、なおさらかも知れません。ちっとも治る暇がありません。

 トホホ・・・。

〜 傷だらけの賽銭箱 〜
2009年6月2日(火)  No.2154

泥棒
 葬儀・初七日が終わって、ちょっと回り道をしていたら、携帯にセキュリティーの侵入警報が発報したという自動メッセージが入りました。

 境内のお堂に泥棒が鍵を壊して侵入。いま、鍵を直しているという2報が入りました。「鍵を直すより先に、警察に言わないとあかんよ」と、通報してもらい、帰宅を急ぎました。

 また携帯に電話。発信元は警察。巡査が真如堂に電話したものの、事務所が閉まっているので、ボクの携帯に転送されて来たのです。
 「総門まで来たけれど、どこへ行けばいいかわからないので、誰か迎えに来て欲しい」という内容でした。
 「通報してから30分近くも経って、何を今ごろ言っているんだ! 緊急の事件だったらどうするの!? 境内を探せばすぐにわかるじゃないか!」と喉まで出ました。

 帰って現場に着くと、2人の巡査が他の執事の説明を聞きながらチンタラ調べていました。

 巡査は「ガチャガチャやって、南京錠が外れたのでしょう」と言うので、「そんなことは絶対にあり得ない。バールでこじったんだ。ちゃんと跡があるじゃないか!」と、エエ加減さに腹が立ってきました。「戸が開いたので警報が鳴ったのでしょう」と言うから、「お堂の中に入らないと警報は鳴らない。そんなこと言ってないで、入って試してみたら!」と次第に劇高気味。

 警察はいつも「何かあったらすぐに連絡をください」と言うのに、いざ何かあると、邪魔くさいから出来るだけ事件にしないでおこうという姿勢がありありと見えます。警察のそういう体質は今までに何度も経験しているので、「想像で言ってないで、ちゃんと調べたらどうなんだ!」と、ほぼキレました。

 散歩をしていた人が、「本堂の賽銭箱の鍵も壊されているよ」と教えてくれたので見に行くと、鍵がひん曲がってちぎれていました。それを見た巡査は、もう逃れられないと器物損壊の調書作り。不法侵入はどうなるの? やっと取り調べをするために刑事の応援を要請しました。

 かなり時間が経って来た刑事や鑑識が、足跡を採取したり、写真を撮ったり。さすがに刑事は要所をつかんで調べていましたが、「日本の警察は初動捜査でかなりのミスをしているだろうなぁ」と、今日の巡査の対応を見て痛感しました。

 終わったのは8時過ぎ。通報してすぐに来てくれて、四の五の言わずにちゃんと調べていたら、こんな時間にならなかったのに・・・。真っ暗な中、野良猫たちがいちゃいちゃしている傍らで、蚊に食われながら、鑑識作業や証拠写真撮りが行われました。

〜 櫨の花。いい香り! 〜
2009年6月1日(月)  No.2153

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