今日は檀家総代をしてくださっていた2人のおばあさんの法事がありました。お二人ともボクが生まれる前からお寺にお越しになっていて、ボクが物心ついた以降の記憶にはしっかりと残っている方々でした。 ボクがお寺を手伝い、お家にお経をあげにいくようになってからは、なおさら親しくお話をさせていただきました。
ボクが子供の頃、行事などがあると、檀家総代さんたちがご夫婦で来てくださって、ご主人方は檀家の対応などを、奥さん方は台所の手伝いをしてくださいました。 行事が一段落すると、ご主人方はテレビのある部屋に来て大相撲観戦。お酒も入って、大騒ぎ。酔って寝転んでいる人もおられました。奥さん方はたいてい和服姿で、車座になって甘いものを食べながらおしゃべり。こちらもずいぶん賑やかでした。今から思うと古き良き時代です。
そんなことを思い出して懐かしさに浸りながら、読経をしました。悪ガキだったボクが住職となって、そんな方々の法事を執り行っているのは、不思議な気分です。何だか見守られている気がして、あたたかいものを感じました。
住職1年目が今日で終わり、明日からは2年目に入ります。時節を一巡りして、ようやく地に足が着いてきた気がします。時間の使い方も少し板に付き、余裕も出てきました。ちょっとは住職らしくなってきたかも知れません。
今までは必死でやってきただけでしたが、2年目はいろいろ工夫をして内容を深め、ボクらしいお寺にしていきたいと思っています。
さぁ、明日からも頑張ろう!
〜 石が二つ? 〜
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2009年1月31日(土)
No.2032
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