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2008年8月の日記

近頃流行るもの
 近頃、境内で流行るもの・・・看板作り。いま、真如堂の職員さんの間では看板などを作るのがちょっとしたブームになっています。

 道標、進入禁止、土足厳禁、本堂内での参拝を勧める看板など、古くなっていたものを更新したり、新規に作ったり、たくさんの掲示や看板が作られました。ラミネート加工の機械も大活躍です。

 これから秋が深まるにつれて、境内を訪れる人も増えていきます。ところが、急坂を登ってきて境内にたどり着いても、本堂前の説明の駒札だけ見て、境内をさっと通り過ぎていく人も少なくありません。「いったい何をしに来られたのだろう」と思います。

 せめて本堂へ上がって御参拝いただきたい。本堂は有料だと思われているのだろうかということから、掲示を新調。これまでも堂内での参拝を勧める看板はあったのですが、少し雰囲気を変えて、職員さんが作ってくれました。

 お寺としては、本堂に上がってくださり、お守りや護符などをお求めいただいたほうが経営的には有り難いのです。

 さて、効果のほどはいかに?

 もちろん、観光に来られた方が道に迷わないようにするための道標も充実しつつあります。親切でゆったりできるお寺を目指しま〜す!

〜 新調された本堂階段の掲示 〜
2008年8月31日(日)  No.1879

秋眠暁を覚えず
 「秋眠暁を覚えず」

 だんだん夜が明けるのが遅くなってきました。今まで目覚まし時計などに頼らず、明るくなると同時に目が覚めていたのが、だんだんと覚めなくなってきました。涼しくなって、ぐっすり寝られるようになったことも一因です。

 体は今までの習慣で5時前に目覚めるのですが、まだ少し薄暗く、時計を見て「あっ、あと15分ぐらいはいいかな」と思ってそのまま横になっていると2度寝してしまい、起きるのがすっかり遅くなってしまいます。

 2度寝すると寝坊することはわかっているのですが、睡眠欲には叶いません。

 朝の時間は貴重です。お勤め、食事、掃除、散歩、メールのチェック等々、やることがいっぱい。寝坊して30分ロスすると、どれかを削るか短縮しなければなりません。散歩をやめたり、掃除を手抜きする日が、最近は目立ってしまいます。

 今まで、さくらには朝食の時に缶詰の食事をあげていたのですが、最近はボクが朝食を食べる頃になっても寝ている2階から降りてきません。以前なら、勝手口で待ち構えていたり、猫とは思えないような足音を立てて階段を駆け下りてきたのに。

 さくらにとっても、「秋眠暁を覚えず」なのでしょうか?

 日が昇るのはますます遅くなる一方。目覚まし時計で起きるのは嫌ですが、仕方ないかなぁ・・・。

〜 思いがけず咲いていた移植し忘れたヘブン 〜
2008年8月30日(土)  No.1878

やぁーねぇー
 屋根の修理箇所と方法を相談するために、瓦屋さん、大工さんと一緒に、書院側の大屋根に登りました。

 屋根の上は景色もよく、そよ風も吹いて、実に気持ちいい!

 ところが、瓦の様子などを見て回るたびに、「ああ、ここも・・・こっちもか・・・」とため息ばかり。

 建て増しや移築を繰り返している書院の屋根は、複雑に入り組んでいます。屋根は単純なのが一番ですが、複雑な屋根はそれだけでもトラブルの原因。あちこち、トラブルになりそうなところが点在しています。

 先日来、雨が降る度にバケツを置かなければならない場所も、根本的に直すためには棟を葺き直さなければならず、到底資金的に追いつきません。瓦屋さんに向かっても、ついつい愚痴が出てしまいます。

 とりあえず、秋の紅葉シーズンまでに、穴が空いてイタチが出入りしている部分、雨水が瓦の下を伝って軒下から流れ落ちている箇所、そして拝観コース中の雨漏り場所を、早急に修繕して貰うことになりました。

 「いったいいくらかかるのだろう・・・」と心配ですが、もう躊躇しているわけにもいきません。時間的にもう限界です。

 また忙しくなる種が増えちゃったなぁ。

〜 猫は暢気 〜
2008年8月29日(金)  No.1877

一応の締めくくり
 8月を締めくくるのは登山。信州は諦めたものの、8月中に近くの山でもいいからどこかへ行きたいと思っていましたが、あいにく雨の予報続き。雨にたたられることが多いこの時期です。

 今日こそ山へ行こうと計画していましたが、雨が続いて足場も悪いので、出発してからも「どこへ行こうか」と考えながら車を走らせました。途中、大粒の雨が降ってきたかと思ったら、急に日が差してきたりと、目まぐるしいお天気の変化。「雨を押してまで登るほどの山はこのあたりにはないなぁ」と、高原の散歩をすることにしました。

 びわ湖バレイの新しいロープウエイに乗って、782メートルの高低差を5分で一気に登り切りました。最初はかすかに見えていた琵琶湖も、高度が上がるにつれてガスってきて、なーんにも見えなくなりました。
 121人乗りのゴンドラに乗っているのは、わずか5人ほど。こんな日に山へ行く人はあまりいません。

 山頂駅についても雲の中。視界は50メートルほどでしょうか。自分の行く手さえ定かではありません。

 舗装された道を進み、スキー場の芝生の上を歩いて、まもなく蓬莱山(1174M)の頂上へ。やはり何も見えません。またスキー場の芝生の上などを歩いて、谷を下がったり登ったり。途中には鹿の糞がたくさん落ちていて、鹿の群れがガサガサと移動する気配も見えました。

 ゲレンデにするために草などは刈り払われていますが、そうでない場所には、ヒヨドリソウ(フジバカマかと思いましたが)やトリカブト野草なども見られました。こんな人工的なところでトリカブトが見られるとは思っていませんでしたので、ちょっと感動しました。

 途中から強くなってきた雨に傘を差しながら、草に付いた雨粒に靴を濡らしながら、2時間ほど掛けてグルッと一回りしました。まったく歩き足らず、ようやくこれから山歩きモードという段階でしたが、今日はもう仕方がありません。

 帰りのロープウエイも、乗客はボクを含めて4人。やはり、下界は見えませんでした。
 帰りはお決まりの日帰り入浴。「あの山に行った時はこの温泉」と、セットで計画しているので、迷いはありません。比良山の登山口近くの新しい日帰り温泉に入浴。最近はどの温泉もカルキ臭くて幻滅ですが、汗を流して新しい服に着替え、身心ともに快適。これで600円はお安いです。

 一応、ボクの夏はこれですべて終わり。9月になったら、もう少し長い時間歩ける山に行こうっと!

〜 谷間に咲くトリカブト 〜
2008年8月28日(木)  No.1876

久々のトマト蕎麦
 遠来の友人との呑み会。ボクがここに書いたトマト蕎麦の記事を読んだらしく、どうしても連れて行って欲しいとのこと。

 トマト蕎麦だけではお酒も呑めないからと、行きつけのおばんざい屋さんで一杯呑んでから行こうということになりました。行きつけといっても、3ヶ月に1回程度しか行きませんが、あまり出かけることがないボクにとっては唯一の「行きつけ」。

 5時からの開店を待ちかねて5時に店の前に立ったら、まだのれんがかかっていませんでした。「休みかなぁ」と磨りガラス越しに中の様子をうかがっていたら、ガラッと戸が開いて、いつもは着物姿の女将が洋服で顔を出しました。

 パンク・ロッカーだという見かけよりも実年齢のほうが若い女将に、「今日、やってるの?」と聞くと、「ゴメン、今日は大将がお休みで、若い人が板場をするの。あと15分待って」と言われました。仕方がないので、「先にトマト蕎麦を食べちゃおうか」と蕎麦屋の前まで行きましたが、こちらものれんが出ていません。

 先斗町〜木屋町をぐるっと回って、再び行きつけの店へ。表の床机には毛氈が敷いてありましたが、のれんはまだ。もうくたびれたので、床机に座って、廻りの様子を見て楽しみました。

 5分足らずしないうちに再び表の戸が開いておかみがのれんを出したので、すぐに店に入り、ビールで乾きを潤しました。満願寺の焼いたのも美味。

 いろいろ勧められましたが、「今日はトマト蕎麦がメインだから」と、あまり食べられない事情を告白。女将もその存在を知っていましたが、まだ食べたことはないとか。大将の愛想が悪いとか、お店が綺麗ではないとか、トマト蕎麦の店の悪口をさんざん言った後、蕎麦屋に向かいました。

 蕎麦屋は先斗町と木屋町の間の路地の中。少々場末の雰囲気が漂っていますが、入れ替わりの激しい先斗町や木屋町通添いの店とは違って、古くから皆さんに親しまれ続けていて、大きな‘ハズレ’はないという安心感があります。

 店に似つかわしくない自動扉を入り、トマト蕎麦を注文。カウンター越しの調理場では、蕎麦を湯がいて、水で洗っているのだろうという光景が見えました。

 まもなく、冷たい蕎麦の上に、1センチ角程度に切ったトマトを載せて山芋を少しかけたトマト蕎麦が運ばれてきました。

 食べ始めてすぐは、トマトと蕎麦、タレがうまく絡み合っていませんでしたが、食べているうちに、トマトの酸味とタレの甘み、トマトを下ごしらえした時の油などがうまく混じり合って、だんだん美味しくなっていきました。

 もうちょっと欲しいなぁという量で蕎麦は終わり。「大騒ぎして食べるほどでもなかったかなぁ」という気もしないではないですが、久々に食べたトマト蕎麦はなかなか美味でした。

 こんなに書くほどのことでもないのですが・・・。

〜 トマト蕎麦の手ブレ写真 〜
2008年8月27日(水)  No.1875

ポテトチップス、満喫!
 山に行こうと開けておいた数日間のうちの1日。細かい事務仕事をしたり、彼岸の塔婆書きをしたり。でも、何だか何をやるにも中途半端な感じでした。

 夜、ボーッとしながら久しぶりにテレビを見ました。夜もほとんどは寝るまで自室で仕事をしているので、テレビを見るなんて久しぶり。

 ケーリー・グラントが主演。タイトルも知りませんでしたが、どうやらサスペンス映画っぽい感じ。

 ふと側を見ると、ポテトチップスの袋が見えました。地蔵盆のおやつかな?

 とても食べたくなって開封。バリバリ、バリバリと止まりません。テレビを見て、お茶を飲みながら、またバリバリ。

 「この塩気はよくないよなぁ」「油で胸焼けしてこないかなぁ」などと案じながらも、一袋食べてしまいました。

 後悔しつつ、ちょっと満足。チキンラーメンも誕生50年とか。これも食べてみたいなぁ。

〜 植え込みに潜むギャング猫 〜
2008年8月26日(火)  No.1874

デジカメ、買えず
 数日前に‘失せ物’になっていたデジカメは、事務所の書類の下から出てきました。

 「新しいのを買ったので」と貰ったこのデジカメ。悪くはないのですが、5年前に発売されたもので、ちょっと古い。当然、もちろん手ぶれレ補正もなく、画素数は4メガピクセル。白飛びも顕著。

 コンパクトなデジカメを買おうと、価格コムで値動きを観察し、「これが2万円になったら買おう」と決めていたのですが、いったん2万5百円まで値下がりしたものの、ジリジリと値上がりして、今じゃ2万9百円。高くなってから買うのは馬鹿らしいので、じっと待っていたら、数日前に後継機種が出てしまいました。それでも値動きなし。

 「今日の散歩道」の更新にあまり時間が取れなくなってから、カメラへの感心も少し薄れてしまいました。

 今使っているデジカメの主力機は6年前の機種。機能的には今のカメラとは比べものにならないのですが、とても気に入っていて、買い換えたいと思う機種が出て来ないため、そのまま。

 前にもこんなことを書きましたが、結局、そのまま何も変わっていません。買い換える必要は、それほどないのかも?

 今日も価格コムを覗こうっと。

〜 ヘブンちゃん、今日は5輪 〜
2008年8月25日(月)  No.1873

お地蔵さんずくめ
 地蔵盆の集中日第2日目。今日がピーク。

 朝8時、真如堂一山の僧侶が集まって、境内の地蔵尊をまつるお堂など7ヶ所を巡拝しました。

 今日、地蔵盆に伺う町内は7つ。9時半を皮切りに、午前中4つ、午後3つ。幸い、今日は雨が降ることもなく、順調に回れました。

 町は地蔵盆だらけ。正式な交通規制ではなく、町内が独自にバリケードをしたり、道路の真ん中にテントを張ったりして、通れなくなっている道が随所にありました。

 こうして回っていると、本当にいろいろなご町内があります。子供の多い少ないはもちろんですが、町内のムード、地蔵盆に臨む姿勢などもそれぞれです。

 ハプニングもありました。

 叩いている木魚のバチの先が弛んで飛んでいってしまったのです。もちろん、気が付いて、木魚なしで読経を続けたのですが、しばらくすると、斜め後ろに座っているご夫人のすすり泣くような声が聞こえてきました。「お子さんでも亡くされたのかな・・・」と思って心配していましたが、読経が終わった途端、吹き出されました。バチの先が飛んでいったのがおかしくてならなかったようです。

 別の町内では、読経を終えて、少し離れた場所で数珠回しをしていたら、通りがかった人が「燃えていますよ!」と声を掛けてこられました。係の女性2人と、ボクも鉦を叩きながら見に行くと、祭壇に垂れた蝋に火が付いて、白布などが燃えていました。慌てて水を掛けて消し、そのまままた数珠回しに復帰、などということもありました。

 持って回った数珠でしていただいた数珠回しはどこでも好評でした。ただ、1ヶ所だけ、「いや、結構です」と断られた町内がありました。大人5〜6人だけがお参りされているので、「子供さんはおられないのですか?」と聞くと、30人ほどもおられるとか。イベントの時だけ子供を集めて、お参りは役員だけでされているようで、本末転倒だと思いました。

 すべてが終わって、最後は自坊で1周忌の法要。走り回った1日でした。


 雑誌の記事の校正依頼などは、毎日たくさん事務所に寄せられます。

 先日来、いろいろなことをメールで聞いてきたり、紅葉時の写真を提供して欲しいと言ってきていた大手の旅行誌のライターから、自転車で走る想定で作った手描き風のマップに間違いがないか見て欲しいという依頼が来ました。

 見てみると、ないような道が書いてあったり、細い道が幹線道路と同じような太さで書いてあったりして、この通り自転車で走ったら確実に迷ってしまうというものでした。

 聞いてみると、実際には来たこともないイラストレーターがローマップ等の地図を見て作っているのだとか。記事自体も、来たこともないライターが、さも自転車で走ったように書いているのです。きっと、あちこちのブログを見て書くのでしょう。

 京都の観光雑誌などはこんなふうに無責任に作られるのかと、いかに‘気の長い’ボクでもさすがに腹立たしく、数回のメールのやりとりの挙げ句、「マップぐらいは貴社の責任で正確に作ってください」と突っ返しました。

 ‘美味しいお店’の紹介なども、お店からの広告料と食べに行ったこともないようなライターが書いた記事で作られて行くのでしょう。
 観光客の行列の出来る洋食屋が近くあり、今までも行列を見る度に「あんな店に長い時間並んで気の毒に・・・」と思っていましたが、ますます可哀想に思えてきました。

 エエ加減な取材は、どんどんカッとしていこうっと!


 お盆が終わり、地蔵盆も終わって、「夏が終わったなぁ」としみじみ思いました。

〜 参道に吊された地蔵盆の行燈 〜
2008年8月24日(日)  No.1872

地蔵盆の集中日第1日目
 地蔵盆の集中日第1日目。雨にたたられた日になりました。

 1つ目の町内は建物の中にお地蔵さんを移してまつってあったので、雨の影響はありませんでした。ただ、外に吊す予定の行燈が吊せず、建物内に置いてありました。

 数珠回し用の大きな数珠、焼香セットなど一式を持っていったので、町内の方に「数珠回しをされますか!?」と尋ねてみたら、ぜひともやりたいとのこと。子供1人、大人7〜8人で数珠回しをしていただきました。

 「来年もぜひさせてください」というリクエストもあり、やはり参加して貰うことが大切だと思いました。

 強くなってきた雨の中、バイクを少し走らせて2つ目の町内へ。ここは屋根付きのガレージの下で、かろうじて雨はしのげました。奧にまつられていたお地蔵さんは、実に端正なお顔にお化粧をして貰っておられました。
 お勤めと数珠回しをして次の町内に行こうと思ったら土砂降り。とてもバイクで走れないので、「ちょっと遅れます」と電話をして、小降りになるのを待ちました。

 次の町内は、道路脇のお地蔵さんの祠の前にブルーシートを張っただけの状態。着替えるところもなければ、ブルーシートが垂れ下がってきて、立っていると頭に張り付くような状態。
 お勤めをする横で、シートに溜まった水がザァーッと落ちてきたりと、大変な状況でした。

 それでも町内の皆さんが出て来られて、一心に拝んでおられました。子供の姿は一人も見えませんでした。

 夕方、もう1町内へ。車を置く場所を確保して下さったということなので、安心して車で出かけました。立派な木造のお地蔵さまでした。

 お勤めを終わってご飯をご馳走になっているうちに、激しい雨の音。とても外には出られそうにありません。少し小振りになったのを待って、車まで行きましたが、足下はずぶ濡れ。

 夜は小学校の同窓会の打ち合わせ。終わって店を出たら、また相当降っていた様子。歩いて帰る途中には雷がゴロゴロ。お風呂に入っている時には、「ズドォーン」と大きな1発。「落ちた」と確信しました。

 雨にたたられた日でした。明日は晴れてよ!

〜 端正なお化粧が施された地蔵尊 〜
2008年8月23日(土)  No.1871

彼岸準備、始める
 何だか急に秋めいてきた今朝。涼しさに、夕べは思わず窓を閉めました。

 涼しさほどには秋の気配は近付いていませんが、空の色や空気はすっかり秋。本堂前でたくさんのアキアカネが飛び回っているのに気が付きました。

 「今日の散歩道」の更新日。ゆっくり時間はありましたが、季節の移ろいを写真に表すのには、まだ少し難しく感じました。

 お彼岸まであと4週間。今日から、また水塔婆書きを始めました。お盆とお彼岸の間は、地蔵盆も入ってくることもあって、とても忙しい感じです。

 またしばらくは夜なべ仕事が続きます。

〜 ハラハラと落ち続ける桜の黄葉 〜
2008年8月22日(金)  No.1870

計画変更
 地図や本を見ながら、山行計画を練っていましたが、やっぱり時間が取れません。

 信州に行って山に登るからには、最低3日、予備日を考えれば4日は欲しいところ。でも、お盆でずっと事務所にも出てないし、お彼岸や晋山式も控えているし・・・そう考えると、それだけの休みを取ることはちょっと難しい。

 加賀・白山へ日帰りで行くか、滋賀県あたりの山に登るか・・・計画変更だなぁ。それでも十分楽しめそうな気がします。

 そうしようっと!

〜 秋めいてきた空 〜
2008年8月21日(木)  No.1869

楽しかったぁ!
 夕食を食べて、うたた寝をしかかっていたら、ポケットに入れていた携帯電話がブルブルしました。

 出てみると、作業所から。「今日、ビアガーデンやけど・・・忘れてたん!?」という声。「あっ、すぐ行く!」と電話を切って、なかなか来ないタクシーに苛つきながら、ようやく会場のホテルの屋上ビアガーデンへ。

 夕方に雨が降ったので、屋上は涼し〜い。もうすっかり秋の風。

 係の人に案内されて、広いビアガーデン会場の中の作業所一行の席にたどり着きました。8つぐらいのテーブルに分かれて座っていました。

 しった顔の人もいれば、初見の人もいます。メンバー、スタッフ、ボランティア、ドクター入り交じって、何が何だかわからない状態。

 スタッフの一人に、「忘れてたん!?」と言われ、メンバーにも「忘れてたんですって!」と突っ込まれました。

 お盆の最中にはこの宴会のことをしっかりと覚えていて、とても楽しみにしていたのですが、お盆と共に気が抜けて、すっかり失念。夕食もしっかり食べて、ちょっと一寝入りと思っていた矢先の電話でした。

 満腹だったので、とても食べたり飲んだりは出来ないと思っていましたが、意外と食べられ、中ジョッキー3杯飲みました。

 久々に会う仲間との語らいは実に楽しく、初めての人とも気さくに話せて、とてもエネルギーをたくさん貰った気がします。秋の水琴窟カフェを楽しみにしているメンバーも多く、今年も精一杯頑張ろうという気にもなりました。

 晴れ晴れした気分で帰りましたが、ちょっと飲み過ぎたみたい・・・。楽しかったぁ!
〜 何年ぶりかのビアガーデン 〜
2008年8月20日(水)  No.1868

ブラックボックス
 その前に大探しした行政の補助金の申請書控は、どこをどう探しても出てきませんでした。今日、正式な申請書類を提出したので、もう必要ないといえばそうなのですが、申請準備の段階からのプロセスの記録がわからなくなります。

 その前から、大事な書類が1つ行方不明。これは自室のどこかにきっとあるに違いありません。そういえば、銀行の通帳も1つ行方が知れません。

 ボクの部屋のどこか、事務所のどこか、あるいはその間の経路のどこかに、ブラックボックスのようなものがあって、そこにすべてが吸い込まれているのではないか、そう考えればこれらの事態はすべて合点がいきます。

 そのブラックボックスを覗いてみたら、「あっ、こんなところにあったのか」「これもあった!」と、次々と遺失物が出てくることでしょう。

 おみくじにも、「失せ物出難し」などとあるぐらい、昔から多くの人がこのブラックボックスに悩まされてきたに違いありません。

 ボクのブラックボックスはどこに存在してるのか、それが見つかれば、すべては解決するのですが・・・。

 困りました・・・。
2008年8月19日(火)  No.1867

葬儀へ
 兵庫県での葬儀に行くために、8時前に出発。今日も意外なほど空いていて、早く着きました。

 葬儀を終え、火葬場に行った後、ご遺族と食事。続けて依頼されている初七日まで、3時間ほど待機。その間に仕事をしようと、車に積んできたノートパソコンで、10月の晋山式の名簿整理などをしました。

 遺骨が帰って来られてお勤め。憔悴しきった89才のご夫人が心配です。本当に、子供思い、奥さん思いの、やさしいご主人だったようです。ボクには真似できないなぁ・・・。南無阿弥陀仏。

 予定よりも早く、5時頃帰宅。溜まっていたメールに返事を書いたり、細々としたことをいくらかはこなしましたが、今日も早く寝ようっと!

 昨日よりは、少し元気になってきましたぁー。

〜 また咲き始めてきたヘブンちゃん 〜
2008年8月18日(月)  No.1866

休みなし
 朝からぼーっとしていたら、電話。近所の町内の地蔵盆のお参りの催促電話。まったく頭に入ってなくて・・・すでに約束の時間よりも20分過ぎていました。

 大慌てで着替えて、僧衣の長い袖が風にたなびかないように、雨コートを着てバイクで大疾走! 暑い! 平謝りしながら読経をしました。参列者は大人ばかり。町内には1人しか子供がいないそうです。

 帰って、すぐに法事。

 昼食を食べたら眠たくて・・・。午後からは事務所にちょっと出勤。

 兵庫県での通夜へ夕方に出発。道が混んでいるかと思ったのですが、帰省ラッシュは一段落したのかな、普段よりもガラ空きでした。

 疲れが抜けません・・・。

〜 のんびり寝たいなぁ 〜
2008年8月17日(日)  No.1865

精霊送り
 朝9時からお檀家の法事。8月16日に法事をされるのも珍しいですが、朝9時というのも記憶にありません。懐かしい、小柄で痩せたおばあさんの法事でした。

 法事を終えて、夜の精霊送りの準備。行燈の中に据える蝋燭立てを作るために、コンパネを電動丸鋸で細かく切って、釘を打ち抜きました。
 午後からは、その行燈を本堂前の白砂の上に「大」の字型に並べるシミュレーション。職員さんと汗だくになってやりました。

 夕方に一雨ありましたが、すぐに上がって、行事には支障なし。6時半頃から行燈を並べ、7時15分に点火。本堂での回向も7時から始まって、参拝者の方もたくさんお見えになりました。

 今まで池の中でぐるぐる回っていた精霊船も、今年は陸に上がって万灯会。本堂から塔をバックにして見ても、逆から本堂をバックにして見ても、とても美しく、精霊送りの行事としてとても有り難く感じました。今後はこのスタイルが定着しそうです。

 8時半、行燈の明かりを消して撤収。長い、長いお盆の行事もこれで終わりです。

 職員さんを労ってビールを飲んでいただいた後、帰って「今日の散歩道」の更新作業。明日にしようかと思いましたが、明日やる自信もないので、勢いで作ってしまいました。出来たのは1時頃。アップしたら、久々に「1 日前の境内です 」とまでかかりました。

 2〜3日ゆっくりしないと疲れが回復しそうにありませんが、当分そんな時間も取れそうにありません。トホホ・・・。

〜 「大」の真ん中で何を思う人ぞ 〜
2008年8月16日(土)  No.1864

棚経、終了!
 棚経13日目。最終日。

 今日は、一乗寺以南の白川通界隈。どこからでも真如堂の森が見えるような距離。最終日でしかも近くということもあって、気持ちは楽でした。初めて、お昼も食べに帰りました。

 そして、5時前にすべての予定が終了。長い13日間でした。

 都合のつかなくなった家などもあり、この間棚経に伺ったお宅は224軒。車で654キロ、バイクで180キロ、合計834キロ駆け巡りました。

 何よりも助かったのは、バイクに替えてから、雨が降らなかったこと。雨が降っていたら、こんなに順調には回れなかったでしょう。10数年来という暑さは、「こんなもんだろう」と覚悟を決めていたためか、それほど苦にはなりませんでした。気力の問題だと、あらためて思いました。

 訪れた家々で交わす会話も楽しく、ホッとしました。でも、「こんなこと、あと10年、できるかなぁ・・・」とも思いました(体力的に)。

 とにもかくにも、住職になって初めての棚経、今日ですべて終了です!

〜 一乗寺に残された田んぼの緑 〜
2008年8月15日(金)  No.1863

お昼抜き
 棚経12日目。

 昨日の疲れか、なかなか調子が出てきません。7時過ぎから回り始めて、10時過ぎになって、ようやく上り調子。

 今日は真如堂の近くばかりですが、檀家宅同士の距離が短く、移動にも時間がかからないだけに、かえって休憩をとることができません。

 ご飯を食べる時間は予定に入ってなく、公園などで食べていたら顔がさすので、それもできず、結局4時半に帰り着くまで、食べられませんでした。

 でも、水分は家々でいただくので、空腹感はさほどなし。ゼリーなどを出してくださったら、「あっ、これでカロリー補給ができる!」とうれしく感じました。来年からは何か対策を考えなきゃ。

 疲れもピーク。夜は8時に寝てしまいました。

〜 京都市内に朝日が差してくる瞬間。朝の散歩の、黒谷・文殊塔より 〜
2008年8月14日(木)  No.1862

棚経’s Hight ?
 棚経11日目。今日が‘山’。

 朝7時前に出発して、1軒目のお宅には7時頃到着。脳梗塞で寝ておられる横の仏壇で読経。以後は、北大路通界隈を東から西へ拝み進みました。

 これまでお昼はご好意で出してくださったことが多かったのですが、今日は前住職の頃より最もハードな日だったため、お茶さえもお断りしていたらしく、もちろん食事はなし。

 行程表を見て、「あそこで食べようかな」と思っていたのは賀茂川の畔。近くのコンビニで、ネギトロわさびと鮭のおにぎり、ウィーダーインゼリーを買って、河原の木陰で食べました。送り火の一つ「舟形」も見えて川面を渡る風が爽やかなので、「来年もこの場所にしよう!」と気に入りました。

 朝のうちは重たかった体も徐々に快調に! 夕方からはますますハイ! まだまだいくらでも拝んで回れそう! エンドルフィン効果?
 ただ、夕方に向かうにつれて足の疲労は積み重なって、だんだんガタガタになり、仕舞いには20分座っているのがやっとでした。

 御室で最後の棚経を終えて帰る頃には、昼間とは打って変わってとても涼しくなり、快適なツーリングを楽しませてもらいました。

 自坊に帰り着いたのは6時半過ぎ。今日は12時間に渡って棚経に回っていたことになります。

 さぁ、残るはあと2日。真如堂近辺がほとんどなので、気も楽です。お願いだから、雨降らないで!

〜 今日のランチ・スペースから見た景色 〜
2008年8月13日(水)  No.1861

後半戦、スタート!
 棚経10日目。今日も1日中、バイク。

 最高気温は37度。そんな中を9時間ほど回るのは、さすがに厳しい。立ったり座ったりの繰り返しで、夕方には足もガタガタ。

 6時前に帰って、シャワーをして、軽く食事をして、宇治までお通夜に出かけました。
 棚経があるので6時には行けないと言うと、会場の都合で8時からになってしまいました。8時からなんて初めて・・・。

 明日は伺うことが出来ないので、異例ながら、前住職に行って貰うことにしました。

 帰路、筋肉痛の薬とビタミン剤を効果を疑いながらも買って、9時半過ぎに自坊へ。食事をして、すぐに休みました。

 もう意識朦朧寸前。でもここは気力の勝負!

 さぁ、明日が山だ!!

〜 朝日の中の百日紅 〜
2008年8月12日(火)  No.1860

折り返し
 棚経9日目。今日は1日中、バイク。

 夕べ遅くにコースを見直したところ、大きなミスを発見。朝一番に伺うお宅のほんの数百メートル先のお宅に、4時間ほど後に伺う予定になってしまっていました。時間的にかなりのロス。でも、もう修正するには時間がありません。この失敗を来年にいかすようにしましょう。

 今日の京都の最高気温は36.2度。暑い。日向に駐めておいたバイクのシートは、火傷するほど熱く、僧衣を通してその熱が伝わってきました。冬なら大歓迎なのに。

 7時半頃に出発して、9時過ぎまでは暑さもマシでしたが、10時を過ぎると一気に熱くなり、2時過ぎまでは過酷でした。でも、夕方には結構涼しくなり、‘残った暑さ’であることを実感しました。

 棚経も残すところあと4日ですが、軒数的にはやっと折り返し。明日・明後日、特に13日が‘山’です。

〜 夕方の墓地 〜
2008年8月11日(月)  No.1859

バイクのお陰
 棚経8日目。

 午前9時半から、本堂で真如堂一山の盂蘭盆施餓鬼大法要。日曜日とあって、墓参の方も多かったような・・・墓所では水をいれるバケツが足りなくなってしまって、バケツ待ちの長蛇の列ができていたそうです。

 自坊の檀家方で、今日お参りになったのは140軒ほど。多かったのか、少なかったのか・・・今までのデーターがないので、よくわかりません。

 世話方さんたちとお昼を共にさせていただいて、午後はバイクで棚経。今日から本格的にバイクで回ります。

 バイクは暑い! 道路の照り返し、照りつける日差し、車の熱気、とにかく熱い! これから6日間はバイクですが、先が思いやられます。

 バイクで比叡山に登る道をひた走り、大津市まで越境。山の中の道は涼風が吹いて本当に気持ちよかったです。

 その山中越(志賀越道)に、一般車が通れない道があります。山中町の旧街道です。いつもは生活ゾーンであるその旧街道ではなく、ぐるっと大回りする新しい道を通らざるを得ず、もう100回以上は走っているでしょう。

 ぜひとも通りたいと思っていた旧街道。そこには、一度お顔を拝したい石仏がおられるのです。バイクは通行してもいいということを聞いたので、ようやく念願叶って通ってみました。

 旧街道に入った途端、まるで時間の流れが変わったような景色に包まれました。何ともゆかしい、レトロな雰囲気。昔の街道や民家の雰囲気が色濃く残っていました。車ではなく、バイクで走ったのも、そんな空気を感じるのにはよかったのです。

 集落の真ん中あたり、街道に面して一段高くなった寺の門の脇に、高さ3メートル弱の石仏が座しておられて、すぐにそれが念願の仏であることがわかりました。

 北白川にある「子安観音(阿弥陀如来座像。鎌倉時代)」、志賀越道を大津側に降りたところに座しておられる「志賀の大仏(阿弥陀如来座像。鎌倉時代)」、その真ん中にあるのがこの山中町の西教寺の「薬師さん(阿弥陀如来座像。鎌倉時代)」。子安観音と志賀大仏にはお参りしたことがあり、残る山中町の石仏をぜひとも訪ねてみたかったのでした。

 迫力からすると他の石仏にはひけを取りますが、立派な仏様でした。

 バイクを止めて、携帯のカメラをかざしていると、自転車を押したお年寄りに、「ごくろうさまですぅー」と声を掛けられました。拝んでいる姿でもなかったので、ちょっときまりが悪かったです。

 満足した心持ちでまたバイクに乗り、さらに街道を下がっていくと、他にも寺や神社が数軒ありました。小さな集落にしては、ずいぶん多い感じです。それだけ、かつては人の往来も多く、また住民の信仰も篤かったのでしょう。

 また訪れたくなる、今の世の中と隔絶した雰囲気の漂う集落でした。

 暑いバイクではあります、そのお陰で、今日は大満足でした。

〜 山中町・西教寺の「お薬師さん」 〜
2008年8月10日(日)  No.1858

さくら、暑さに処してトドになる
 棚経7日目。今日は山科〜醍醐方面。

 土曜日ということで車が多く、幹線道路は結構混雑していて、予定よりも遅れ気味。どこかで取り戻そうにも、タイトなスケジュールなので叶わず、最後まで30分遅れで終始しました。

 留守宅の自坊も墓参の方が多く、バタバタしていたようです。夕方、墓地へ行った折、供えてあるボクの字になる水塔婆を見て、「今日お越しになったんだ」「へぇー、この人もお参りになったのか」と、妙な感動を覚えました。

 お盆の時期になると心配なのがさくらの熱中症。一昨年はお盆のピーク時に熱中症にかかって大変でした。

 さくらも歳を取って夏の処し方がわかってきたのか、去年は大事には至らず、今年も今のところはまずまずの調子。適当に涼しいところを見つけて対処しているようです。

 あー、ボクも涼しいところでトド状になって昼寝がしたいなぁ。来世は、深窓の猫でもいいなぁ。

〜 風呂のフタの上でトドになるさくら 〜
2008年8月9日(土)  No.1857

10年来の暑さって
 棚経6日目。今日は嵯峨野・嵐山・松尾・太秦方面。次第に車を駐めにくくなってきました。

 ラジオで、「最高気温が30度を超える真夏日が今日で39日間連続したことになり、ここ10年の最長記録を更新した」と伝えていました。

 「へぇ〜、そうなのかぁ。今年は例年よりも暑いのか」と改めて思いました。毎日覚悟を決めて出かけているので、「火もまた涼し」とはいいまでんが、「こんなものかな」とさほど暑いとも思っていました。ニュースを聞いた途端に暑く感じるから不思議です。

 夕方、ここ数日では一番早く帰って、更新の写真を撮りに境内へ。カメラを背中にたすき掛けにぶら下げながら、遠方の檀家の方々のお墓に供花と水塔婆をあげて回りました。
 塔婆を書いたり、更新作業をしたりと忙しかったですが、意外なほど淡々と事を進め、12時半頃には就寝。

 夕べは快眠。夜中にエアコンを消して扇風機にしたりということをせずに、ずっとゆるめのエアコンにしておくほうがいいみたい・・・。

〜 檀家宅の横をひっきりなしに通る人力車 〜
2008年8月8日(金)  No.1856

貧血
 棚経5日目。今日は京都の西南方面、桂〜向日市〜長岡京市。

 朝一番に真如堂の近所(錦林車庫側)の人たち向けの法要が本堂で営まれました。

 出仕僧の人数も少なく、ボクもソロパートがあったので、ちょっと張り切って声を出したのですが、しばらくすると目の前が暗くなってきて、このまま倒れるかと思いました。

 お昼は、2時前頃。コンビニでいなり寿司を買って、駐車場で食べました。ここのところ、昼食代が2〜3百円で済んでいます。今はまだ車だからいいですが、バイクになったらどうしよう・・・。カロリーメイトとウイダーinゼリーで間に合わせようかなぁ。

 3日から5日間に走った距離をトータルすると600キロ弱になります。よく走ったなぁ、よくガソリンを使ったなぁ。

 最近は早く寝ても、睡眠が浅く細切れで、何度も何度も目が覚めます。おまけに4時頃には完全に目が覚めるので、起きて仕事をしています。年寄りみたい。睡眠の質が問題です。

〜 立秋の今日、夕方には秋空のよう 〜
2008年8月7日(木)  No.1855

1/6
 棚経4日目。今日は宇治・城陽〜伏見区の一部、20軒。

 8時過ぎに自坊を出て、帰ったのは6時半。昼食は、2時半頃にコンビニのサラダ巻きを、信号待ちの合間に食べました。

 結構、過酷な1日でした。でも、移動の間に休憩できますから、まだ余裕かな。

 お伺いする家々でお茶をいただくので、1軒おき毎ほどぐらいにトイレをお借りしました。でも、尿意を催すのは大切なバロメーター。したくなくなったら、要注意。

 4日間で回ったのは、全棚経軒数のわずかに1/6。これからが本番です。

 こちらからすれば1/240ですが、先方にとってはOnly・One。1軒1軒おろそかにせずに、大切に読経しようと思います。

〜 撮るものがなかったので・・・宇治橋 〜
2008年8月6日(水)  No.1854

お化粧前に訪問
 棚経3日目。今日は大阪・枚方〜四条畷方面。

 薄暗いうちから、ウォーキング。体のこわばりを取るにはこれが一番!

 行くのにずいぶん時間がかかるだろうと思って早めに家を出たら、1時間足らずで8時頃には着いてしまい、お伺いする予定のお家に、「スミマセン、もう近くまで来てしまったのですが・・・」と電話。「えっ、まだ、お化粧もしていないのですが・・・どうぞ」と、言われるままに厚かましくお伺いしました。予定よりも1時間半近い訪問でした。誠にスミマセンでした。

 大阪の道は本当によく混みます。すぐ近くなのになかなかたどり着けません。国道沿いには、面白そうな大型店がいっぱい。着替えを持ってきたら行けたのになぁ。

 四条畷という町には、初めて行きました。ただ行って帰っただけなので、どんな町かはさっぱりわかりません。

 今日もまた100キロほど走って、2時過ぎにはいったん自坊に戻り、食事をして休憩。その後、バイクで近くのお宅に行こうとしたら、いきなりの土砂降り。事務所で仕事をして雨が上がるのを待ち、ようやく4時半頃に出かけました。

 今日もなかなか楽しかったです。さぁ、今夜も早く寝ちゃおうっと!

〜 雨後、樋にしがみついていたカエル 〜
2008年8月5日(火)  No.1853

人それぞれに物語あり
 棚経2日目。今日は静原〜大原と回って、峠を越えて滋賀県へ。堅田からずんずん上がって小松へ。下がって来て、蓬莱〜滋賀里〜近江神宮、琵琶湖を渡って草津へ。100キロ弱、約10時間の行程でした。

 途中でお腹が空いたので、コンビニで買った冷麺を車中で食べてから次のお宅へ伺ったら、お蕎麦と炊き込みご飯を出して下さり、またその次のお宅ではケーキを。いつも回っているコースなら、どこでお食事をご馳走してくださるかの見当付くのですが、今年は初めてのコースなので未確定。お腹がはち切れんばかりになりました。


 数年前、大津に転居されたおじいさん宅にも、初めてお邪魔しました。

 京都に居られた時は老老介護で、家の中も異臭がしていましたが、今日伺うと、おばあさんは老人ホームに入られ、おじいさんはケア付きマンションに入居されていました。
 京都に居られた時の様子から、どんな暮らしをされているかと心配していましたが、今日伺って安心しました。

 「ガソリン代も上がっているので、遠くまで来てもらうわけにはいかない。14日から白内障の手術をするので、お寺にも行けない」と手紙が来たのを、「どうせ前を通りますから伺います」と押しかけたのでした。

 おじいさんの服がどうも妙だと思って見たら、長袖を切って七分袖にしておられるのでした。切り口が真っ直ぐではなく、波打っていました。


 今日伺ったお家、ご家族、それぞれにいろいろな出来事があり、苦難があり、喜びがありました。

 暑い中のお盆の棚経は大変ですが、お家に伺って、暮らしぶりを拝見しながらそんなお話をすることにも大きな意味を感じた1日でした。

〜 大原の、柴漬に使う紫蘇の畑 〜
2008年8月4日(月)  No.1852

棚経開始!
 棚経開始! 今日から15日までの長丁場です。

 今日は、兵庫県の六甲山の北側から始めて、六甲山を越えて神戸市内へ、ずっと東へ帰って来て大阪北摂地域あたりに伺いました。件数は少ないですが、走行距離は250キロ程度。ドライブの合間に読経したという感じです。

 今までと大きく変わったのは、車にETCとカーナビが付いたことです。ETCは、一々お金を出さなくてもいいので、実に便利。カーナビは、まだ余り使っていないので、十分にその機能を発揮できていません。

 カーナビに「次、斜め左です」と言われても、高速道路や一般道が入り組んでいる分岐点では両方が左側に並んでいたりして、とっさにどっちに行けばいいか判断できず・・・今日は間違って阪神高速に入ってしまい、次の出入り口まで降りることも出来ずに、伊丹の飛行場まで行って、前をぐるっと一周して戻ったりしました。真下で見る飛行機は大きかったぁ。

 おまけに、カーナビは薄情。「目的地周辺です」と言って、住宅街のど真ん中で仕事を放棄されたら、それからどっちへ行けばいいか、わからないやん! 最後まで案内してえなぁー

 1年に1度お盆の時だけ伺うお宅ばかりなので、ついつい話が弾んで次第に遅れ気味に。自坊に帰ったのは6時過ぎ。11時間以上かかりましたが、体は楽です。

 帰りに事務所に寄って、失せ物書類を探しましたが、見つからず。デスクの上の書類と心当たりのあるファイルを、段ボール1箱分ほど持って帰りました。ぼちぼち探そうっと。

〜 夕陽の中の今日1日の‘お伴’ 〜
2008年8月3日(日)  No.1851

今日はブルーやわ
 お盆前の駆け込み仕事もほぼ完了。「さぁ、明日からはしばらく事務所へもこられないなぁ」と思っていたところへ、行政からの補助金決定通知。うれしい! 「これで、申請書を書いて出せばOKや!」と、以前提出したはずの仮申請書を探せども見つからず。いったいどこへ・・・。「自坊かな?」と、帰って探したけれどありません。

 仮申請と本申請の内容がチグハグでは受け付けてもらえないかも・・・。捨てるはずはないし・・・。すっかりブルーになってしまいました。

 今日はそんなことが多かったなぁ。通販で取り寄せたセンサー付きライトのハロゲン球のサイズが違っていた上に、取り付けネジを1つ紛失したり、お盆の準備のことで3度も同じことを尋ねて事務職員さんに怒られたり・・・。

 気が急いていて、大ざっぱになっているのかな。反省。

 明日からはじっくり落ち着いて、まずは安全第一。さぁ、長丁場だけど、頑張ろう!

〜 暑い夏の象徴、百日紅 〜
2008年8月2日(土)  No.1850

今日はライトマン
 9月末に完成予定の真如堂の小冊子の作成準備作業。お盆前の大方の準備を調えて業者に引き渡さないと間に合わないので、大急ぎの駆け込み作業がここ数日続いています。

 今朝も5時からパソコンの前に座って取っ組み合い。ラフを作って、10持から業者と打ち合わせ。

 イメージ写真っぽいものほとんど揃っているのですが、仏像や建物の写真が不足しています。ボクが今までに撮った膨大な写真も、リサイズしてしまっているものが大半で、使えません。
 また、ボクが文章を書くと、「あれも説明したい」「これも入れなきゃと」長くなってしまうので、‘材料’そろえてそっくり渡し、第三者の眼で編集して貰うことにしました。

 ボクは3日から2週間はまったく動きが取れなくなります。その前に、とにかく用意できるものはすべてお渡ししようと、打ち合わせ後は撮影やデーター準備に追われました。
 二科展の会員になっている写真の凄腕者の職員さんい、先日来、「ここのこういう写真をお願いします」と写真の撮影をリクエスト。今日も、ずいぶん以前にプロカメラマンに撮って貰ったご本尊の写真があまりよくないので、午後から撮り直しを発注。ご本尊を開扉した後、ボクはライトマンに変身。自坊に急いで戻って、パソコンで撮りたての写真を検証。「ちょっとセンターがずれていますから、もう一度!」と撮り直し。二人とも汗だくになりました。

 夜は、古い写真の中から使えそうな写真をほじくり出して、業者に渡すCD−ROMに焼き付け。全部で400メガほどにもなりました。

 文章はお盆の間にでも書いてメールで送れるので、さほど切羽詰まっていません。数日掛けてやりましょう。

 優先順位を考えて、「これは超急ぎ。それが済んだらこれ」という日々が続いています。お盆の棚経に入ると、デッドロックに乗り上げたようなもので、それらはストップ。それまで、明日1日の勝負です。

〜 10人ほどの植木職人さんが一気に来て、「涅槃の庭」の剪定も完了 〜

2008年8月1日(金)  No.1849

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