一年ぶりにお墓に参るために帰省。 来年は舅姑の年忌が重なるので親戚が集まっての法事になる。 なんとも、時間の経つのは早いものだと思う。
義兄は舅を送ってから、家を別の場所に建て 育った家は相続のこともあり売りに出した。 お墓に行った後 家がどうなったのかも確かめたかったので、 町の中をしばし散策した。
北陸新幹線が開通してから金沢は大賑わいだけれど、 それ以外の都市はさびれる一方。 旦那さんの育った街も 昔は特急も止まっていた街だけれど、 その日は町中を誰も歩いていなかった。 買い物に入ったスーパーもお客さんより店員さんのほうが多かった。
売りに出されている家はまだ昔のままの姿で、 そこに建っていた。
ダンナさんは近づいていかず遠目に見ているだけで、 早く場所を移りたそうにしてた。 自分が育った家がそこにあるのに、 もう自分の場所じゃない・・・ 辛かったんだろな〜と思った。
私たちは、墓に参るけど もう子供たちの時代になったらここに来ることはないんだろうな〜〜 と、思うと切なかった。
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