原作は百田さんだけど、神木くんと有村さんだったので見に行った。 飛行機事故で両親を失い自分だけが助かったことで、特殊能力を得てしまった青年の話。 事故現場の映像がかなりリアルで、私にはちょっと厳しかった。
死ぬ運命が決まってしまった人が透けて見えるようになるって、普通の精神状態じゃいられないだろうな。しかも、その運命を変えて助けてしまうと自分の寿命が縮んでいくって、どんだけ過酷なのさ。
ネタバレだけど、結論を言ってしまえば、有村さんの役もその特殊能力を持っていて、お互いが相手に生きて欲しいと願い、それぞれがそれぞれの選択をする。 エンディングは、三浦綾子の「塩狩峠」を想起させるものだった。 塩狩峠は、過去一泣いた小説だ。 そこまでではないが、後々まで記憶に残るであろう映画になった。
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