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2018年1月25日(木) 
 マチネの終わりに
平野啓一郎氏にしては珍しい恋愛モノ。
世界的なプロギタリストの男性と、戦場まで取材に行っちゃうような一線で活躍するジャーナリストの女性のすれ違いの恋愛物語。
ギタリストを愛する女性マネージャーのある行いにより、愛し合う二人はお互いを誤解したまま別々の人生を歩んでゆく。
後年、真実を知った二人は、その時ギタリストの妻になっていたマネージャーを責めるわけでもなく、それぞれの歩んだ人生を振り返る。
恋愛小説ではあるが、赦しがテーマのひとつであるようだ。
でも、そこまで赦せるかなぁ?私は無理そうだ。

2018年1月22日(月) 
 大雪です
夜8時だというのにこの明るさは、もう雪国ですやん!

4年前の大雪の時、母が雪かきをして手を痛めたと聞いて、「ほっとけばそのうち溶けるのに」と言ってしまった後悔は消えない。

2018年1月20日(土) 
 嘘を愛する女
前半は幸せそうなラブストーリーだったのに、彼の素性が嘘だったと分かったところからはミステリー、そして彼の過去が解明された場面は、ちょっとサスペンスだし、ちゃんと泣ける。
長澤さんも一生くんもいい芝居をしています。
何かの評論で、高橋一生は、ほとんど病院のベッドで寝ているけど、ちゃんと作品の中で存在感を出していると書かれたものがあった。
そうだろう、そうだろう。
一生くんが目当てだったが、これはもう長澤さんを認めないわけにはいかない。「追憶」での岡田くんの奥さん役も良かったし。

2018年1月8日(月) 成人の日 
 西加奈子「サラバ!」
久々の西加奈子は「サラバ!」 上下巻の長編だ。
登場人物は今回も癖がある。
父・母・姉・僕の家族と彼らを取り巻く人々と環境が特殊過ぎ〜とツッコミを入れつつも面白いのでずんずん読める。
私の人生とはかけ離れた生き方だが、こんなに違うのに共感できる部分が多くあることが不思議。
家族や友人たちとの関わり方においては、どんな人でも抱える感情は同じ部分が多いのかなぁと思ったりする。

2018年1月3日(水) 
 国立西洋美術館
大阪の北斎展に行かれなかったので、これは絶対行こうと思っていてダンナに言うと、興味があると言う。
二人で美術館って、初めてかなぁ?

当時、日本人には身近すぎてほとんど評価されなかった北斎漫画や浮世絵がひょんなことで海外に渡って注目を浴びたのがきっかけだからかどうか知らないが、著名な作品が海外の美術館に多く収蔵されている。
ドガやモネが日本画に影響を受けたことは知識として知っていたが、それ以外にも多くの画家が日本の影響を受けた作品を残している。
幕末から明治にかけて、鎖国していた時期も含めて、日本がこんなにも海外に影響を与える位置にいたことに改めて驚く。
「神奈川沖浪裏」は大英博物館所蔵のものが、非常に状態が良くシャープだと言われているが、ここで展示されたミネアポリス美術館の所蔵品も大変美しかったと思う。
作品自体があまりにもメジャーすぎて本物を見たことがあったのかどうかも分からないくらいだが、北斎のすごさを知って見てみると、良くできているもんだと思う。
北斎もすごいけど、彫り師と刷り師もすごいと思うんだが、名は残らないんだね。
想像以上に展示品が多くて、疲れたけど、大満足でした。
今度は、すみだ北斎美術館に行ってみようか。

[2018年1月 書込件数:5件] 1